2009年10月の独り言。
日記というほど頻繁には書けないと思いますので。

2009年10月31日(土) 中国杯感想

さて。
雪ちゃん、宏博兄さん復帰戦優勝おめでとう!

二人が復帰を証明して以来、途中経過に関してはよほどのことが起こらない限りここでは話をしないと決めていました。スタート地点にも立っていない時点でいちいちとりあげると、最終目的を見失うようでよくない気がしましたので。
二人がエレメンツを取り戻し、さらに最高レベルに対応するのに苦労しているとか夏に宏博兄さんが膝を痛めてやばかったとか雪ちゃんが足を痛めたとかそのせいでスケジュールが目標より遅れ気味とか本当は読んではいたのですが、口にするとマイナスの空気がふくらむようで嫌だったのです。(注:うちのHPにそんな影響力はありません)
1試合やりきった今、やっと口にできます。
おかえりなさい!

しかしまあ、本当にこの人達も……。

単純に復帰を喜んでいればいいものを、二人がオリンピック優勝を目的に掲げている以上点数を分析せずにいられないのがファンの性です。何が号泣物かってTESが獲れているということでしょう。レベル追いついているじゃないですか!
二人の場合、中国杯の勝負やPCSはこの先の指標になりえないでしょうし。

そしてパンちゃん、トン君、丹ちゃん、ハオ。ラストチャンスだからね。
私は申&趙組のファンですが、同国の後輩2組が上回ってほしい気持ちもあるのです。

2009年10月28日(水) ロステレコムカップ感想

シーズンに入ってプルシェンコ、コーエン、雪ちゃん達(順番不明)が立て続けに競技への復帰を証明していましたが、プルシェンコが一番実現の可能性が低いと読んでいました。トリノの時点で精神的に余力がないと思っていましたし、体がボロボロな状態であることも読んでいましたので。
それが、まあ。
あのGOEの概念が吹っ飛ぶようなクワドのランディング!
いや本当ごめんプル。悪かった!低く見積もりすぎててごめん!!
ところでジョニーちゃんの髪型はシニアデビュー当時を思い出させて懐かしかったです。そして本当にロシアでの人気がすごい…。もう日韓中露のファンでサミットオフ会をするべきだと思います。(実はやってたりして)

美姫ちゃんのフリーは衣装の露出度が低くて一安心。シズニー貫禄ついたなあ。アナスタシアが髪の色を地(?)に戻して髪を切って垢抜けて、こちらも一安心。
(いやジャンプは安心じゃないですが)真央ちゃんはなんとかこのフリーのままでいってほしいところです。
フィギュアスケートはプロ野球レベルの長期戦。GPSなんてまだ序盤。
大体今のメディアってスポーツに限らず短期間で結論や結果を求めすぎるんですよね。

2009年10月24日(土) エリック・ボンパール杯感想

家のテレビ事情の関係により、1週間遅れでエリック・ボンパール杯の放映を見ることができました。
とはいってもほとんどヨナちゃんに持っていかれてしまいましたが。

いえメディアの煽りや点数を抜きにしても、あの状態の彼女を見てしまったら仕方のないことだと思うのです。「あなたシーズン序盤にこんなに仕上げて大丈夫!?」と、定番のセリフを言ってしまいます。いえ彼女は前からシーズン序盤から飛ばす人ですけれど。
そしてJapan Openの時に「タラソワさんあなた男子に作るつもりでこのプログラム〜」と書きましたが、ヨナちゃんのフリーもある意味男子向けなのではないでしょうか。いやエレメンツではなく、表現が。
だってあのフリーですね。
ジェフリー・バトルさんが滑っている姿を重ねて思い浮かべることができましたもの。

ヨナちゃんのフリーをジェフリーが滑っても違和感がありませんが、真央ちゃんのフリーをヤグディンが滑っても違和感がないと思いました。オープニングなんて、あれをそのまんまヤグディンさんがやったらどうなることやら。ウィルソンとタラソワ、二人のスケート哲学がヨナちゃんと真央ちゃんという優れた体現者を通じて正面切って対峙している状態なのかもしれません。
いやヨナちゃんのコーチはオーサーですが、パパは自分がつぶれずに娘を見守るのが役目ですから。
(どうでもいい注釈:エルビスの兄弟子であることからブライアン・オーサー氏の事を「オーサー兄ちゃん」と書いてきましたが、バンクーバー四大陸で現地の新聞を読んで彼の認識が「ヨナちゃんのパパ」に変わりました。以後、このサイトでは彼の事を「オーサーパパ」と書くことになります。)


一方真央ちゃんのフリーはニュースで言うほど悪くないというのが正直な印象でした。Japan Openから詰めてきたのがうかがえましたし、去年のエリック・ボンパールに比べたらかなり仕上がっていると思います。

2009年10月13日(火) 近畿ブロック

近畿ブロック、今年は見に行くことができました。3年ぶりですよもう!たっぷり満喫してきました。会場近くに宿を取るぐらいに(笑)。
2日目(11日日曜日)は男女ジュニアと選手権のショートがあったのですが、終了予定時間がなんと22時30分なのです。会場は臨海スポーツセンター、場所は南海本線羽衣駅からさらに乗り換えのいる高師浜。ラストまでいると終電に間に合う人の範囲が限られます。奈良県某地在住の私は無理でした。大阪府内に住んでいても帰れない方はいたことでしょう。
なにしろジュニア女子のエントリーが42人、7グループ。選手権女子が3グループ、選手権男子もエントリー7人、2グループと3年前から1グループずつ増えています。
グループが増えればウォームアップや製氷も増えます。そりゃ終了時間も遅くなるというものですね。
結果や演技のレポートは他のサイトで見られていると思いますので、ここではブロック大会ならではの小ネタを書くことにします。


今回の臨海スポーツセンターはジャッジ席が観客席側に移り、反対側に電光掲示板が設置されて演技時間や点数が見られるようになっていました。おかげでタイムオーバーかどうかがすぐにわかるという、なかなかスリリングな観戦環境です。
「セーフ?」「セーフセーフ」「間に合った」というコメントを連発し、村元哉中ちゃんの改心のショートに盛り上がるものの演技終了後「2:51」の表示になった瞬間「あああ(もったいない)〜〜!」とへこむ四人組。
おまえらどんだけマニアやねん(関西弁)。
(いや「演技を見ながら時間表示も見える」という状態って新鮮だと思いません?)

「ここかと思えばまたまたあちら♪」
某コーチのお話。
ウォームアップ終了後自分の生徒の本番まで、観客席の上部通路とリンクサイドの間を2往復ぐらい場所移動していらっしゃいました。私の隣の人に話しかけに来た時には内心かなりびびりましたよ(笑)。
ウォームアップが終わってから本番までコーチは選手と一緒にいると思っていたのですが、結構移動しているものなんですね。

「観戦ポイント新ジャンル」
近畿ブロックといえば選手と同じぐらい気になるのが本田先生と田村先生。
本田先生はジュニア女子をメインに見ている様子でした。最終グループに教え子が3人いて、リンクサイドにつきっぱなし状態。対照的に田村先生の教え子はほとんどがシニア。
ということは。
新人コーチはノービスやジュニアの生徒を教えるところから始めるのでしょうか。
そうして数年間やってきて、生徒が大学生になった状態の田村先生。井上はるかちゃんをはじめとする醍醐組は田村先生の生徒一期生という見方もできますね。

「まったり。」
ジュニア男子は9人が2グループに分かれて滑るのですが、第一グループの選手を第二グループの選手が応援していました。ウォームアップとか関係ないの??逆に第二グループでは第一グループの選手が盛り上がる様子が見られました。
某フィギュアスケートの雑誌(多分Days)で「全日本で女子はロッカールームから目も合わさずに緊張感がすごいのに、男子はウォームアップ直前まで結構普通にしゃべっている」という内容の文を読んでいましたが、その原型を見た気がします。


2009年10月10日(土) Japan Open感想・2(Carnival On Ice)

時間がないので大ちゃんと美姫ちゃんモロゾフの二人に絞ります。

大ちゃん。
(注:大ちゃんがよすぎてぼやきモードに入っています)
まーた腕によりをかけてたらしこみに来ましたよこの男は……。
彼がこのプログラムをノーミスで決めた時のNHK杯の会場が怖いです。関係者の皆様、全日本とNHK杯は会場のバナー貼りを禁止して手持ちのみに制限した方がいいですいやむしろ制限してください。悪いことは言いません、女性ファンの勢いをなめてはいけません。瞬間最大風速は絶対真央ちゃん超えますから!!
二つ目のステップシークエンスがストレートラインでなくサーキュラーというところがあまりないパターンで粋ですね(宮本賢ちゃんの肩ポン)。これをジャッジ側で見たら…卒倒するファンの方いるんじゃないでしょうか。粋を通り越して小憎らしくなってきました。


美姫ちゃんモロゾフ。
(注:モロゾフに切れています。)

もーろーぞーふ〜〜何考えてんねん〜〜〜〜〜〜
胸にクモって!目元にサソリ(ですよね?)って!モロゾフあんた遊んでるだろいやどこかぶっ壊れたかブチ切れたか。
あんなでかい虫がはり付いてる衣装、
女の子に着せたらかわいそうでしょう!!

虫がだめな子だったら泣くよ?男でもハードル高いよ?アイスダンスでも着ないよ!!
観戦する立場でもあのクモが駄目なので、美姫ちゃんのショートは見られないという人がいるんじゃないでしょうか。

かといって合ってるか合ってないかと言われると合っていないわけではないのですから、なんともはや。純粋に曲を解釈した表現として考えればあの世界はあり(フィギュアスケートでなかっただけ)ですし、曲自体は美姫ちゃんに合っていますし、彼女は少々の衣装でも着こなしてしまうパワーがありますし…。
つまりクモがかわいそう過ぎるだけで、中身は嫌いではないんです。

なんだかんだいってモロゾフも人は選びますし、美姫ちゃんがいじり甲斐のある外見なのはわかりますが、内面がついていけるか心配です。とりあえず虫は大丈夫なのでしょうか。某ライターさんにインタビューで訊いてほしいところです。
せめてフリーは心理負担が少なそうな衣装にしてあげてモロゾフー!あ、クレオパトラだから無理か…。(肌色面積高そうだ)

2009年10月10日(土) Japan Open感想・1

地上波放送の感想を書いていたら今週中には間に合わず、結局BSで放映された今日までかかったという代物です。脳内のアウトプットのスピードが遅すぎていけませんね。
我ながらツッコミが厳しすぎるのでオンライン用に言い替える作業が大変なんです。



コンテスティ
どこかの先住民族をモチーフにしていそうな衣装とプログラム。左胸の人の象形といい、オリンピック合わせでカナダの先住民族へのトリビュートですか!?去年のカウボーイネタといい、開催地からネタをゲットしている…なんてまさかね。
両親がフランス人とイタリア人のスケーターというのは思考回路が似るんでしょうか……。
世界選手権ではもっさりした印象でしたが、シャープな動きもいけて踊れるタイプの様子です。体も絞ってきたような?

本田君
エキシビションでボーカル入りは何度か見ていますが、本田君の競技版アランフェスはやっぱり特別ですよねえ……。ここ何回かのプロアマ試合で一番いい演技だったんじゃないでしょうか。
やっぱりアランフェスは特別ですよね……。

ジェフリー
何か前より体締まってないですか!?正確に言うと、下半身が締まって上半身の厚みが増えて全体的なバランスが変わった気がします。童顔ですけれど体は壮年男性になっていっているんですね。
もともと試合のフリー用に作っていたプログラム。しっかり3+3をきめていますし、なんでプロ転向したんだという気持ちになります。まあ、アマチュアのプレッシャーから逃れたからこその状態なのだろうとも思うのですが、オリンピックも十分射程距離に入りますよね…。

ランビエール
ネーベルホーンからの連戦お疲れ様でした。全体的に鈍くてあまりいい印象ではないのですが、スケジュールを考えれば無理もないのでしょう。
とはいええらく体が分厚くなってないですか?長めの髪のせいでしょうか。
シーズン初めとはいえちょっと気になりました。

小塚君
スタート位置につく時の仕草にフィギュアスケート独特の所作が入っていたのに驚きました。上半身といいますか、腕の動きの間が布袋さんの独特のサウンドとマッチしていい感じです。
ただ髪の色が宝塚の男役並みに浮き上がっているのが気になりました。そんなに薄くはない、街でざらで見かける程度の色なのですが…何なんでしょう。上下黒の衣装と顔立ちのせいでコントラストが際立つのしょうか?

アボット
コーチを有香さんに変えることでイメージチェンジしたのではなく、彼が軸に持っているものを強化したという印象を受けました。有香さんに見てもらいたいと直感的に思ったようなコメントを読んでいましたが、なるほど。アボットと有香さんって相性よかったんですねえ。
しかしこの論理で行くと小塚君とアボットのスケートが似ていることになるのか???


ベアトリサ・リャン
彼女綺麗になりましたね〜。東洋物でないところにキャロルコーチとなじんできたのが感じられましたが、いかんせんトリプルが一つも跳べなかったというのが残念なところです。ここ数年ジャンプの精度が下降線をたどってはいましたが。
しかし久しぶりの有香さんの駄目だし、容赦ない時は容赦ないですね…。疲れが一気に足に来たとばかり思っていたのですが。

グレボワ
えらく思いきった髪の色の抜き方を……(黒→プラチナブロンド)えらく手足が細くなってジャンプがちょっと気になりますが、華やかなスペイン協奏曲に衣装と色々チャレンジしているのが感じられました。
来日ではしゃぎモード、ちょっとたどたどしい英語で一生懸命に話している様子がかわいかったです。2007年東京世界選手権での印象がよっぽどよかったのでしょう。また日本においで♪

友加里ちゃん
火の鳥ということかオールタイツに上半身に鳥、スパンコール大増量と思いきった衣装できました!デザイナーを変えたのでしょうか。先シーズンからだいぶ細く見えるのに二度びっくりです。
演技中の柔らかい笑顔がすっかり身についた彼女ですが、このプログラムはきりっとした表情でいいんじゃないでしょうか。そっちの路線の彼女も好きなんです私。
転倒で発生した肩のアクシデントはインタビューによると亜脱臼だった様子です。亜脱臼といえば持病と化して対策を重ねたらしい千代の富士(すみません昔の話で)。今回限りであることを祈ります。

ロシェットさん。
あなた仕上がりよすぎです。まだGPS始まる前の10月ですよ?大丈夫!?

いえいい演技だったのはする方も見る方もいいものですが、フィギュアスケートのシーズンはプロ野球にも似た長期戦なだけに、あまり早く仕上がってしまうと逆に心配になってしまうのです。ファン歴が長いと変に頭が凝り固まっていけませんねえ…自分でも好きではないんですけれどねこのマイナス思考。
彼女への好意ゆえの心配ですので、悪い方向にはとらえないでくださいね。

レピスト
タンゴでもシンプルで軽やかな音のアレンジで来たのが彼女の彼女たるところでしょうか。世界選手権からえらく貫録がつきましたね。
終盤のステップのあたりからプラス方向の何かをじわじわ感じました。滑れば滑るほどうまくなる、上り調子の状態にいるような。解説で有香さんがふれていたのを聞いて、心の中でガッツポーズをとったのは私です。

真央ちゃん
チャンピオンメーカー・タラソワの戦略は「オリンピック1つ前のシーズンには死ぬほど難しいプログラムを滑らせ、オリンピックシーズンのプログラムは難度をやや下げる」という認識を持っていましたが……。
……3拍子の制約がない替わりに、別の意味で死ぬほど難しそうなプログラムですよねこれ……鬼とは言いませんけど、タラソワさんあなた男子に作るつもりでこのプログラム作ってませんか!?
真央ちゃんを見ていると、タラソワコーチとの関係は師弟というより二人して「いかに難しいプログラムを滑るか」という命題に取り組んでいるような気がします。創作する者と演じる者の対決でもあり、高みを目指す者の共闘でもあり。
カルミナ・ブラーナにも似た最終兵器の印象があるこの曲、バンクーバーでの滑走順が楽しみです!


ところで気合が入りまくりの女子ですが、これでシンプルな衣装かつ曲の人が一人オリンピックフリー最終グループに来たらある意味一人勝ちするんじゃないでしょうか。

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