2004年8月の独り言。
日記というほど頻繁には書けないと思いますので。



2004年8月31日(火) 10年前からタイムスリップして来た人間の話
昨日不注意で右目のコンタクトレンズを割ってしまったので、今日買いに行ってきました。そのついでにメガネも買い替えることに。
実は私のメガネは10年もの。家の中でしかかけないので流行を気にする必要がなく(←気にしろよ!)、使えるからいいや…と使い続けているうちに10年たってしまったわけです。
10年前に買った時には値段が安めながらいちおうデザイナーの名前のついた売れ筋のデザインを買っていたのですが、いやあ、変わりましたねえ。
なにしろレンズの大きさが5分の3!
年配の男性がかけそうな高級ブランドのレンズはそこそこ大きいのですが、洋服のブランドが出しているそこそこの価格のレンズは軒並み小さくなっています。メガネの世界にスタンダード物はないのかな…と思って見ていくと、アラレちゃんがかけていそうな太い黒ブチのメガネはありました。
あとレンズの選択肢。10年前はプラスチック製のレンズとガラス製のレンズは「お好みでどうぞ」という感じだったのですが、今店員さんが推しているのは完全にプラスチック製レンズ。もちろんガラス製レンズも買えますが、そこまでのこだわりはありません。ずっとガラス製レンズを使っていたのでプラスチック製レンズを使ってみるのもいいだろうと思い、素直に店員さんお勧めのセットものを買いました。

店員さんは私のカルテ(眼科なので)を見て「よく10年もたせましたね」と言っていましたが、あと5年もたせたらまた大きいレンズが流行るようになっていたかもしれませんね。

2004年8月26日(木) ピアノを弾いてみる。
先日母が友人から映画「戦場のピアニスト」で流れるノクターンの楽譜のコピーを押し付けられ、もといもらってきました。私は高校卒業までずっとピアノを習っていて、その母の友人も私だったら弾けるだろうと渡したのだそうです。高校卒業以来10年以上ピアノを触っていなかったのですが、まあそういうことなら弾いてみるか…と、仕事が休みの今日早速練習してみました。
もっとも一時間の練習で弾きこなすことはできず、曲の雰囲気をつかむ程度ですが。

これ、弾くだけで泣けます。「シンドラーのリスト」と同系統。日本人である以上、泣くわけにはいかない曲と映画ですが。
右手で弾く主旋律が語っているのです。始めは淡々と、中盤に微笑ましいエピソードをはさみ、終盤で始めと同じ語り口で語ろうにも想いが堰を切ってあふれ出てしまい、1オクターブ高くなってしまう。
自分の中でどう弾こうかすっかりプランが出来上がってしまい、あとはそれに近づけるように練習するだけ。早く弾きたい、特に終盤。

ふと楽譜を見直すと。
その部分、表示がp(ピアノ、弱く弾くという指示)なのです……。

じっくり楽譜を見直してみると、一括してppppの弱音表示。盛り上がってはいけない、淡々とした中で表現しなければいけない曲なのです。想いが入るとつい音が強くなってしまうタイプの私にとってはかなりの難曲。
ピアノの先生に「○○さん(本名)の音には色気がない」と言われた高校生当時の私は、スケーターにたとえるならびゅんびゅん飛ばしてガンガン跳びまくるタイプ。それから耳も肥えて人間も少し丸くなったつもりでいましたが、人間そうそう変われるものではないんですね……。
演技のスタイルを変えることができるスケーターのすごさが改めてわかりました。

そしてこの曲をマスターして先生の前で弾いても、また「音に色気がない」って言われるんだろうな……。


もう一つ書くと、この曲は左手が死にます。
手が小さかったり指の短い方は地獄を見ること間違いなしです。

2004年8月23日(月) アテネオリンピック、雑談〜女子マラソン編〜
雑談とは少し外れますが、今日は女子マラソンの話を。
野口さん優勝おめでとうございます。土佐さん、阪本さんお疲れさまでした。

それにしてもすごい成績になりました。オリンピックに参加するマラソン選手は前評判が3人平等でも明暗がはっきり分かれていたものですが、3人全員入賞するとは。何しろ折り返し地点を過ぎて、トップ集団が崩れる最後の段階まで3人とも残っていたのです。私は特に誰のファンでもなく、3人とも残っていることを素直にすごいと思って見ていたのですが。

外国人のマラソンファンから見たら、日本女子は不気味だったでしょうね〜。

マラソンの中継はちょこちょこ見ていますが、先頭グループに複数の選手を送り込むような有力国の選手達は走り方に同じ癖があったり、1人のコーチについていたり、練習仲間だったりと何らかの共通点があることが多いです。でも日本代表の3人って、そういう共通点がほとんどないんじゃないかという気がします。
確かオリンピック直前での強化でも合宿というようなことはなかったと思いますし、ジュニア時代から国や連盟の補強の元に一括して強化された存在でもありません。全く別々の状況で育てられた存在であるにもかかわらず、この粒ぞろいの強さ。世界的に見て結構特殊な存在なのではないかと思えてきました。

ということで海外の陸上雑誌、ぜひ女子マラソンの日本勢を取材してみてください。取材しがいがありますよ、絶対!(というかオリンピック後外国のメディアにも取材漬けだったりして…)

2004年8月22日(日) MATがマットを買う日。
……さて私のHN、どれくらいの割合で「まっと」と読んでくださる方がいるのやら。

話を元に戻して、私は全く自覚がなかったのですが、ベッドのスプリングが全く効いてなくてぼろぼろだったらしいのです。(←自覚なし)もう20年近く使っていて製品的には十分寿命らしいので、今日母と一緒に買いに行ってきました。とはいってもマットの硬さの違いは感じられても寝心地に大差はないと思うO型気質(?)、店員さんの一押し的な製品を素直に買ってきたわけです。


実は19日から5日間夏休みに入っていまして、今日の夜ごはんは両親に付き合って赤ワインを飲んでいました。今日の晩ご飯のメニューの一つ、長芋のざく切り(味ポン+わさび和え)を食べながら思ったことですが。
日本酒は野菜料理でも肴になるが、ワインは動物性の料理でないと肴にならない。

医学的な面ではアルコールのつまみにはたんぱく質がいいのでしょうが、日本酒が相手だと不思議に野菜料理でもOKなんですよ。いや、味覚的な面で赤ワインに長芋って合わなくてねえ…日本酒だったらぴったりだったのでしょうが。こういう味覚的なところで自分は日本人だと思い、また日本人でよかったと思うわけです。野菜を取ろうとご飯のメニューを考えると、どうしても和食か中華になりますし。
今日の晩ご飯、かつおのたたきと玉子焼きということで、ビールには合ったのでしょうがワインを相手にするとどうもいまいち。仕方がないので冷蔵庫からチーズを出してきてちびちび飲んでいました。
ワインにはチーズが一番。別に誰からの受け売りでもなく、自分の胃袋(肝臓?)が出した結論です。

2004年8月19日(木) アテネオリンピック、雑談〜水泳編〜
今日もいくつもの「うまくいきますように」と「おめでとう!」と「お疲れさま」を贈りつつ。

世界水泳やパンパシフィックでもそうでしたが、テレビで放映される水泳の国際大会では「選手を応援する選手の姿」が多く映し出されていますね。
またこの選手達のノリがいいこと!国旗を振り回すのは入門編、騒ぐわホーン鳴らすわペインティングしてるわ国旗をマントにするわ。表彰式が終わって場内一周する他国のメダリストの写真をコンパクトカメラで撮るあたり、ほとんど一般人のノリのような(笑)このあたりの姿もこっそり楽しんでいます。
ついでに頭にちょんまげの鬘+日の丸扇子をつけていた北島さん、ノリも国際クラスのようで(笑)
そしてこのオリンピックで不思議なのが柔道との差。柔道の放映ではここぞとばかりに一般の観客や肉親を移しているのに、水泳ではほとんど映っていないのです。水泳だって人によっては応援団が行っていると思いますし、競技の性質からして思いきり盛り上がっている観客もいると思うんですけどね。
まあ水泳の観客席は50mのプールをぐるりと取り囲んでいるわけですから、柔道の会場の広さとは桁違いで、カメラマンも探し出すのが難しいのかもしれませんね。

そしてどうでもいいツボ、水泳編。
選手入場の時のドラムのリズム、「Racing(02−03シーズンのヤグのショート)」の出だしではないでしょうか?単に似ているだけなのかもしれませんが。
あと、表彰式後の場内一周の曲、題名がわかりませんがフィギュアスケートでしょっちゅうかけられている曲ですね。

2004年8月17日(火) アテネオリンピック、雑談
連日日本選手の好成績で盛り上がっているアテネオリンピックですが、成績や選手の姿以外のもので私のツボにはまったことを少し。

柔道の会場がおもしろそうなんですよ!
シドニーオリンピックでもそうでしたが、選手の肉親だけでなくて一般の応援団も結構カメラに映っていますよね。国旗を持つ人あり、コスプレする人もあり。
今回は日本人応援団だけでなく、各国の応援グループもこまめに映し出されていて、会場の雰囲気が想像できます。小さいグループがそれぞれもりあがる、応援合戦状態になっているのではないでしょうか。
(日本と韓国以外は比較的少人数のようです)
各国の個性が出るんですよね。量で押す日本勢、ワールドカップやシドニーオリンピックのノリが健在な韓国勢、フランス勢を見ると長野オリンピックやニース世界選手権を思い出します。今日のハイライトは男子のポーランド選手とブラジル選手の対戦。国名をコールしあう、まさに応援合戦と化していました。私は息を詰めて流れを見ていて、技が決まった時にだけ叫ぶタイプなので、ああいう応援の仕方は新鮮に映るのです。
あの空間で外国のファンとワイワイ言えたら楽しいでしょうね。あまり柔道はわかりませんが、あの会場にはもぐりこんでみたいです。

アテネオリンピックの柔道といえばもう一つのツボ。どういうわけか、一部の外国選手の帯に黄色(金色?)で名前がカタカナで刺繍されているのです。
始めはアルゼンチンの選手だったので、日系の人となじみがあるか、日本人の指導を受けたことがあるのかな…と思っていたのですが、ロシアの選手にもそれを見つけたのでこれはないだろうと。じゃあなんで刺繍されているのだろう…と考えているうちに思いついたのが、去年大阪で開催された世界選手権。
大会側が記念品か何かのサービスでやったのではないかと思いました。「あなたの名前を日本語で刺繍します」なんて持ちかけたら、乗ってくる外国人は結構いると思います。

2004年8月7日(土) 今週のエルビス
先週はサンバレーのショーに出演していたエルビスですが、今週はミシガン州Muskegonの連盟主催のサマーキャンプで1週間、9歳から17歳の選手を相手にコーチをしているそうです。元記事はこちら。 選手やコーチのいろいろなコメントが載っていますが、いろんな面にいろんなものをもたらしている、大きな存在のようです。
個人的に一番ぶっ飛んだコメントは連盟のお偉いさんの「コーチとしてはまあセレブの活動みたいなものだから、選手達がサインをもらって写真を撮れれば…と思っていたけど、選手はたくさんのことを学んでいるし、私自身も多くのことを学んでいる」というもの。

先月のフェクトーの日記といい、引退してからかえってカリスマ性が上がってないか……?

2004年8月5日(木) 海遊館とは大阪にある巨大水族館のこと。
昨日の日記に書いたとおり、甥を連れ出して海遊館で遊んできました。
一通り中身を見てから隣にある天保山ハーバービレッジ内にあるファミリーレストランでお昼ごはん。しかしこのファミレス、メニューがハンバーグとスパゲティとカレーのバリエーションに和食が申し訳程度についているという、見事にお子様をターゲットにした店。甥はハンバーグを、私はグラタンのセットを頼み、グラタンなんて久しぶりだ…と思いながら食べている時にふと思ったこと。

10数年前にイタリア料理がブームになって定着したのは、子供の時に外食ぐらいでしかスパゲティやグラタンが食べられない世代、「特別な食べ物」だった世代が大人になって世界が広がった時に本場のスパゲティ=パスタに出会い、ここぞとばかりに食べて幼い時の憧れを普段のものにしたからなのでは……。
……ファミリーレストランとおしゃれなイタリアンレストランが、一本の糸でつながっているように思えてきました。こんな考え方をしてしまう自分が結構空しかったです。


大阪の中心部から少し離れたところにある海遊館ですが、USJから直通の船で10分程度で行けるという実は思わぬ穴場だったりします。館内には英語、中国語、韓国語のパンフレットがあるなど意外に外国からの客を意識したつくりになっています。実際に外国から観光客が来ているようで、日本語のできる韓国人のお姉さんに海遊館への方向を訊かれたりもしました。韓国語をかじっていたのですが、「気にしないで」は覚えていたのですが「どういたしまして」を全く覚えていなかった(テキストで見たこともなかった)のが思わぬ盲点。
そして大阪港駅で何気なく耳にした白人グループの会話。
"USJ, strange because there are so many "GAIJIN"."
あんたら、そら行った所が悪いわ……。(関西弁)

2004年8月4日(水) 話題を変えて。
野辺山エキシビが終わり、あれこれレポートや掲示板を感謝しながら拝見しています。いろいろ新プログラムの内容が明らかになる中、本田君のフリーが鼓童ということで平常心ではいられない状態です。
あれやこれやと考えながら、ふと思いついたこと。

頼むから衣装に文字は入れないでね。

いや、さすがにそれはないと思いますが(笑)。杞憂にするために心配事は早めに口にすることにしたので。

2004年8月4日(水) 叔母の立場
月曜日から上の甥だけが家に来ています。
姉夫婦は共働きで甥は小学4年生。学童保育の対象ではないので、ずっと一人で家にいることになってしまうのです。夏休みにそれはまずいだろうということで、今週中は私の家で預かることになりました。
なのですが。

一人だけを長期間預かるのは難しいですね……。


いつも遊びに来る時には甥っ子たちは二人で遊んだり、姉夫婦+私と母と車でどこかへ出かけたりして過ごすのですが、今回は一人で来ているので遊ぶ道具が限られ、しかも一緒に遊ぶ相手がいない。車がないのであまり出かけられない…ということで、少しずつひずみが出てきています。

母が面倒を見ているのですが(父は役に立たないのです)、日に日に母が消耗していくのがわかります。甥は甥なりに要求不満があるようなのですが、かといって行き過ぎたわがままを許すわけにはいきません。祖父母が孫に甘いのは孫が可愛いのもありますが、叱ったり注意をしたりするパワーがもうなくなっているからではないだろうかと思います。

母や姉にいろいろ言いたいことがあるのですが、かといって叔父や叔母が強く主張するのは親戚内のトラブルの元なんですよねえ……。所詮自分の子供や孫ではないのですから、干渉するわけにはいきません。
私母親になったら厳しくなるんだろうなあ……いやそれを通り越すかも。


とりあえず明日は休みなので、海遊館に甥を連れ出して半日遊んできます。そうでないと母がもちません。
まあ甥が社会人になったら一緒に飲むのが夢なので、その第一歩としておきますか。

2004年8月2日(月) 賞味期限
日記のネタってその日のうちに書かないと終わりですよね……。

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