2006年12月の独り言。
日記というほど頻繁には書けないと思いますので。


2006年12月30日(土) MOI

見に行ってきました。

フジテレビの底力を見ました……!

今までの連盟主催のアイスショートは全く違う演出。フジテレビが本気になるとここまでするのかと、別の意味で巨大な力に背筋が寒くなりました。さすが紅白にぶつけた番組にしているだけあります。フジテレビ、本気です。
で、いいか悪いかと訊かれれば、ぶっちゃけた話、いい!んですよ。

具体的にどんな演出だったかといいますと、オーケストラの生演奏、そしてソプラニスタ、岡本知高さんとのコラボ。去年のMOIやジャパンオープンみたいな単独ライブではないんです。スケーターを取り込んでしかもその格を高めてしまう、妄想が現実になったようなアイスショーでした。

今回初めて母と姉のチケットを用意して見に行かせたのですが、このショーにしたのはちょっと失敗でした。
だってこれが基準に思われたら色々な意味で困ります!

2006年12月28日(木) 全日本・リンクサイドの光景

女子ショートの放映を8時20分頃から見た時点で演技を離れた面での感想ですが。

外国人コーチ、増えましたねえ……。

昨日の放映でモロゾフが来ているのを見てぶっ飛びましたが、今日の放映でもラファエルコーチがしっかり映っているではないですか!そりゃ真央ちゃんと舞ちゃんのコーチですからいない方がおかしいわけですが、それでも全日本のキス&クライにいるということに驚かずにはいられません。
この分だとリニチクコーチやリード組のコーチも来ているかもしれませんね。あれ、リニチクコーチは去年はいらしてましたっけ?(←生観戦でキス&クライをほとんど見ない人)
中部ブロックでもいたということでしたらシュイナールコーチは確実にいるでしょうし、あとまだ誰かいそうな気がします。
去年の独り言でこういうことを書いたのに、まあ時代の流れとは早いものです。



……お父さん元気かな……(泣)。

2006年12月27日(水) 全日本男子ショート結果(注:近畿ブロックがわかる人のみわかるトークです)

ちょっと―――!!!(大絶叫)
ということで結果がこちら

試合の結果というのは人によって絶叫ポイントが違ってきますが、私の絶叫ポイントはこちら。
10 北  垣  達  矢
12 田  村      拓
北垣君と田村君がフリー第3グループに入ってる―――!!!

今年の近畿ブロックは全体的なレベルの高さに驚きましたし、全日本の順位予想もこっそりしていましたが、この二人がフリー第3グループに入ってくるとは思いませんでした!生で試合見たかったです…(泣)
知る人ぞ知る近畿ブロックのメンバー。遅すぎる面がありますが、この際語らせていただきます!

まずは北垣君。
彼のトリプルジャンプはなんとトウループ、サルコウの2種類だけ。ここ数年、全日本男子ショートベスト12でそんな存在はいなかったんじゃないでしょうか。
それでここまで上がってきた強みの一つはスピン。回る回る回る、そして軸がぶれない。ぐにゃぐにゃとした体の柔らかさは感じませんが(きれいなドーナツスピン持っているんですけどね)、スピンの質は全日本上位…いや、私は織田君の次にいいと思っています。
そして演技をずっと見ていくと、限られたエレメンツを最大限に駆使していて、うまいなあ…という感じ。PCSからも推測していただけると思いますが、器用であり、また演じることもできる。タンゴがよく似合う、線の細い、少女漫画みたいな綺麗な男の子です。
(いや織田君と同級生なんですけど、本当に「男の子」と言いたくなる外見なんです…)
そして演技のメモ取り人泣かせのダブルアクセルは必見。後ろ向きの体勢でエッジを外側に傾けてからいきなり前向きになって跳ぶのです。何回だまされてルッツと書いてその後メモを書き直したことか…(^^;)。


そして田村君。
確認は取れていませんが、彼はノービス、ジュニアを通じて国際大会へ派遣されたことがないんじゃないでしょうか。だとすれば、今回の全日本男子ショートベスト12でそういう存在は彼だけです。
今の選手は野辺山合宿である程度選抜され、全日本ノービスからジュニアへの推薦、全日本ジュニアから全日本への推薦など早いうちから鳴り物入りのコースをたどる人はたどります。おそらく彼はそういうコースから外れた状態でここまで上がってきた存在ではないでしょうか。
(田村君のジュニア以前の戦歴は本当に知らないので、ツッコミ所があったらご指摘お願いします)
正直言えば初めて近畿ブロックで彼を見た時にはコメントに困る存在でした。全日本フリーでも第1グループで、近畿の選手でなかったら存在を覚えていなかったと思います。
それがここ2、3年でスピードがつき、トリプルアクセルをマスターし(全日本でこれは大きい!)、演技も洗練されて衣装もかっこいいのを着て。第1グループから第3グループまでこつこつ順位をアップしてきた選手もそうそういないと思います。(逆は多いんですけどね…)
ショートのケルトミュージック、ラストのストレートラインステップは圧巻。

製氷の後のフリー第3グループは一気に空気が変わります。テレビカメラも入ることで…入るのか?まあ舞台が変わるのは明らか。二人とも硬くなってしまわないことを願います。がんばれー!

2006年12月18日(月) ファイナルの雪ちゃんと宏博兄さん

あのー。
この人達、誰ですか?


私、こんなとんでもない人達のファンを長年やってたんですか!?

っつーか、私今まで何を見ていたの!?!?


荒れた試合の多かったGPファイナルでしたが、そんな中二人は圧倒的な点数を稼いで優勝、おめでとう!BSで演技を見ることができたのですが、あまりの何かに呆気に取られています。
先日生で見たNHK杯での二人よりテレビ画面の方がよりカリスマ性を感じるという、なんとも不思議な状態でした。ここの所二人を生で見すぎて焦点がぼやけていたのでしょうか。ある程度遠い視点から見た方がより捕らえられるものがあるということなのでしょうか。トリノで二人のことを「比翼の鳥、連理の枝」と思っていましたが、そんな楚々としたものでは済まされません。

強い。強すぎる。
世界チャンピオンやオリンピックメダルの称号に収められない、伝説物の強さ。
今までで一番地味なメークで一回り小さくなったような体つきで、ある意味肩の力が抜けているようにも見えるのに。
何なんですかこの人達は。ファンとしてのアイデンティティがちょっと崩れていく気分です。悪い意味ではないんですよ。

行かなかったことを後悔はしていませんが、もしこの二人を現地で見ていたら何を感じとって帰ってきたのだろうと思います。
エルビスといい、なんでラストシーズンにこんな展開になるのよー!


ということで、世界選手権でのタイス用の花束のバージョンアップ決定です。もうイメージも決まりました。クリスマス仕様の今のうちにラッピンググッズそろえなきゃ!
(バレンタイン仕様の2月前半もラッピンググッズが豊富になる時期なので、懲りたい方は買いだめされることをお勧めします♪)

2006年12月11日(月) スケート小ネタ二つ。

久々にスケーター達が出てくる夢を見ました。
「現役を退いたシングルスケーター達同士で組んでアイスダンスに挑戦をする」というテレビ番組を見ているという夢です。日本テレビ系列の人気番組「芸能人社交ダンス部」と同じノリと考えていただければ。
全日本クラスの元スケーターが集められ、その中には本田君やプリンスのショーに出ている女性スケーターが二人含まれている状態。課題がチャチャチャと決められていて、「チャチャチャといえばこの組でしょう!」とばかりにボーン&クラーツが指導者役として登場。
(なんでこの二人なんだろう…でもチャチャチャといえばどの組なんだろう……。)
ここで終われば普通の面白い夢ですんだのですが、続いて出てきたエルビスがとんでもないオチ担当でした。デモンストレーションでSASUKEばりのセットに挑戦するエルビス…どうよそれ……っていうかどうよ私の潜在意識……。(←夢とはそういうものである)


もう一つ。
10月からうちの会社に入ってきた人が、あの神崎君と面識がある人だということが判明しました。ちゃっかりサイン入り写真と一緒に撮ったツーショット写真を携帯で撮ってるし!
確かに彼は京大で理系ですが、全く考えなかったつながりです。「サインもらってきてあげましょうか?」なんて言われましたが、滅相もない!HPで言いたい放題言っている身としては、逆にスケーターに近寄れません。

2006年12月1日(金) NHK杯二日目・その4

ペアフリー前の製氷中、ショートサイドの某さん達の席に遊びに行っている間に雪ちゃんと宏博兄さんがジャージ姿でキス&クライの近くに出てきているのを見つけた。珍しい!雪ちゃんが縄跳びの縄を持っていたので、ウォームアップ中の気分転換だろうか。
観客席から誰もちょっかいをかけていなかったのでほっとする。


ペアフリーの2組目、Kemp&King組の演技の時だっただろうか。カメラ持ち込み禁止の会場にあるまじき光が目に入った。元にあったのはメディア関係を示す青いベストの人が持つ300mmズームレンズのついた初心者向け一眼レフ。
ふざけんな!!

この時若干(?)ブチ切れた行動を起こしたので、反転仕様でどうぞ。

幸い通路のすぐ横の席に座っていたので、階段を駆け上がって係員に注意してもらうように怒鳴り込みに頼みに行く。「あの人は許可をもらっていますから…」と困惑気味の係員に「カメラが問題じゃないんです、フラッシュが問題なんです!!」とたたみかける。ささやき声で怒鳴るということをできた自分をほめてやりたい。
係員に言ってもらったが、結局直接相手に言ってしまう。「え、光ってた?ごめんごめん。」と立ち上がったフラッシュをしまうおじさん。メディア関係者特有のぎらぎらした雰囲気がなく、インテリ系の仕事を定年退職してから新たな挑戦でカメラをいじってみたという風貌。
そもそも2階席で初心者用一眼レフを構えている時点で写真への関わり度合いや取材のスタンスは明らか、この人はおそらくメディア用のチョッキを着ているだけで生観戦の経験もない一般人だ。タウン誌か何かの取材でメディアとして入ることが認められただけの人だろう。

血相変えて詰め寄る女相手に逆切れすることもせず、「本当にごめんなさい、悪かった」と繰り返し謝ってくる。この人は知らなかっただけだ。わかってくれればいい。
ウサギを捕らえるのに全力を尽くした獅子どころか、ネズミを捕まえるのにマシンガンを連射したようなものだった。ちょっとやりすぎたか。



会場にいる係員はスーツを着ているだけで中身の多くはその実バイトである。室内競技の観戦マナーに関しては素人だ。観客のマナーの取締りの管理に関してはあてになりはしない…というのは4年前の長野世界選手権で思い知ったことだった。
マナーは主催者側の指導で左右できるものではない。観戦歴の長いファンが創り上げていくしかない。


観客の制御は観客がすればいい。
だが、観客の手が届かないメディアはどうすればいい?



しかしフラッシュ一つでここまで頭に血が上るとは思わなかった。もう光っていないのに落ち着くことができず、毛が逆立ったネコの状態で次のペアの演技が全く頭に入らない。暴言は言わないが(言わなかったと思う…たぶん)荒れたオーラを発しまくりで、隣の某さんにご迷惑をかけてしまった(^^;)
(しかし第一グループでこれだと雪ちゃん達の時にフラッシュ光ったら暴力沙汰起こしかねんな私…。)


皮肉なことに意識が戻ったのはオベルタス組のあまりの総崩れを目にしたかからだった。オベルタスがソロジャンプのコンビネーションをダブルにし、スロージャンプで転倒して派手に壁にぶつかってしまう。それから流れが狂ったのか、リフトで手がくい違い、スローループで転倒。元の実力がそうなのでそれ以外の技は魅せる要素があったが、こなすだけという感が漂って仕方がない。スラフノフが明らかに集中力が途切れた顔をしていて、コメントのしようがない演技だった。
オベルタスのジャンプ不調も深刻なようだが、スラフノフのあの投げ方では、どんなスケーターもスロージャンプを降りられない気がする。

演技が終わった後の様子も相手をいたわるのではなく、全てをあきらめきったような表情に見えてしまう。これなら険悪な空気を漂わせてくれた方がまだましだ。
オベルタス組、このまま解散してしまうのではないだろうか。

Vlassov&Meekins組(アメリカ)はいかにも若い二人だが、北米らしからぬ黒と銀の衣装にワルソーコンチェルト。ダブルアクセルのシークエンスやダブルルッツと点数に限度はあるが、挑戦していく意欲が伺える演技。軽く女性を抱え上げてからそのまま投げる、ドミトリエフオリジナルの技だったスローループも女性のお手つき程度で成功させた。
終わってからも嬉しそうだった二人。オベルタス組の時の空気の重さが少し解消されたように思う。

詩子ちゃん達は衣装は同じだがプログラムが変わっている。メディアインフォメーションではラストエンペラーのサントラ名が書かれていたが、後半にあるの座頭市じゃん。
詩子ちゃんがソロジャンプを転倒し、スローサルコウを転倒し、スローループでお手つき。リンクの中央でサーキュラーを描いていくリフトの流れがすごく綺麗だったのだが…これはカナダ国内戦も厳しいかもしれない。



2006年12月1日(金) NHK杯二日目・その3

真央ちゃんの演技中のカメラのシャッターの音に日本勢の時には全員そうなるのかとげんなりしたが、すぐりんのスパイラルの時に聞こえたのは拍手だった。拍手がシャッターの音を上回った…というか、それが本来の姿だろう。
すぐりんと真央ちゃん、メディアで伝わる認識はかなりの差がある。トリノ以降スケートファンの層がかなり入れ替わったが、この会場に集まる人達にはメディアに左右されない独自の認識があるようだ。外国人選手のアイドル的な人気で盛り上がりがちなNHK杯だったが、やっと日本のスケートファンと自国選手の間に絆ができたのだと思う。
白鳥並みに手こずるかと思っていたボレロはレポートをする必要がないぐらいのバッチリノーミス。すぐりん、仕上がり早い!

友加里ちゃんは出てくる時の表情が引きつっていた。その表情の通り中国杯よりはいいがいまいち乗り切れない演技。ジャンプはなんとか乗り切ったが、スピンでバランスを崩して足をついてしまう。(フリップがダブル判定になるんじゃないかと思ったが、セーフだったようだ)
大丈夫だろうか…。せっかく去年いい波が来ていたのにそれを手放すような展開になってほしくない。

Liangは濃いグレーのオールタイツの衣装にテンポが速くてダイナミックな曲と、自分に合ったスタイルを見つけてきたようだ。アメリカの選手はスタイルが迷走する心配をあまりしなくてすむのがありがたい。
3ルッツ+2トウはきめたがフリップで転倒。きつい表現だがNHK杯女子シングルはこの時点で競技が終了したと言える。

Martinovaは蛍光の水色と銀というロシア2軍の定番衣装。Otonalとはまあチャレンジャーな。おでこ具合がブティルスカヤに似ているような…。最後のアクセルがシングルになったが、3ルッツ+2トウ、3フリップとダイナミックにきめてきた辺りは将来を期待したい所。
そういえば長身で金髪の女子シングル選手を見るのは久しぶりのような気がする。というより、この試合アジア系が半分以上占めているんだよな。

2006年12月1日(金) NHK杯二日目・その2

女子ショートのウォームアップが始まって気がついたのだが、リンクサイドのカメラマンの数がすごい。ショートサイドがぎっしり埋まっている。カメラマン同士ですさまじい場所争いになっていそうだ。アイスダンスから入っている人達がその場所をキープできることを祈る。某50番台さんがんばれ!
しかし菅原さんはどこにいらっしゃるのだろう?

彩華ちゃんには濱田先生はもちろん、田村先生までついている。田村君がこんな形でNHK杯に帰ってくるとは。久しぶり!
しかしその彩華ちゃんはトリプルがきまらない。方丹ちゃんはサルコウとループを跳んでいる。ルッツ、やめたの!?この年頃の女子選手は本当に難しい。そして真央ちゃんに意外な印象をもった。
ショートプログラムのウォームアップは順位がばらばらの選手が集まる。トップクラスの選手はただ滑っている姿だけでも際立って見えるものなのだが、それがない。
国際大会での彼女を生で見るのは初めてだが、独特のカリスマをもっている選手なのでウォームアップで埋もれるとは思わなかった。ルッツ+ループはポンポン跳んでいるので大丈夫とは思うが……。
スケートアメリカでのよくない印象が強くなる。真央ちゃん、大丈夫?

彩華ちゃん、本番に強い!ダブルアクセル、3トウ、3サルコウ+2トウとノーミスで来るとは思わなかった。
ODを引きずったようなラ・クンパルシータ。丁寧なポーズが醍醐スケートクラブの女の子の流れを汲んでいるようだが、その中でも彼女はパワフルな方かな?

年齢の影響が出ていそうなHawker。トルコのKarademirはマリポサのスケーター。膝の曲がり方に独特の癖があるが、本当にジェニファーに似ている。

真央ちゃんはやっぱりというかジャンプをあっさりときめ、スパイラル、一つ目のポジション…で会場にシャッター音が響き渡る。
確かにスパイラルは魅せ場の一つかつ撮る難度が低い上に、一つ目のスパイラルはカメラマン達のいるショートサイドからは距離はあるがいい角度。でも下手な拍手並みのカメラのシャッター音っていうのもどうよ!?このショートは会場を穏やかな空気に引き込むいいプログラムなのに、興がそがれる。
冷めかけたところに後半のスピンで目が覚めた。まーおーちゃーんーーー!?回転が速くなる方向でバージョンアップをしてくるとは思わなかった。
本番に強い人パート2。すみません参りました!

会場の盛り上がりと投げ物の雨はかつてのミスターNHK杯といい勝負。でも階段を駆け下りる人はいないな…と思っていたら、カメラマン達がキス&クライの写真を撮るべく駆け出していた。
おいおい。

落ちつかない空気の中出て行く方丹ちゃん。心配していたのだが、ルッツがきまった!セカンドジャンプが1トウになったが、ここ2、3年の彼女から考えたら喜ぶべきこと。
サルコウもきめ、演技の後半から笑顔が見えてきた。久しぶりに見る彼女の笑顔は少し大人びて見える。彼女もそろそろ二十歳近くだもんね…体の変化も落ちついたのだろうか。
真央ちゃんに引っ張ってもらった形になったのかもしれない。



2006年12月1日(金) NHK杯二日目・その1

某さん方との待ち合わせは11時だが、写真を焼き増しするために早めに宿を出る。
10時を過ぎた長野駅周辺はラッシュも過ぎて日常の顔…と思いきや、金曜日なのにキャリーを転がしている人がそこかしこにいる。京都と同じ、根っからの観光の街なのだろう。
駅前のデパートにも東急にもカメラ屋がなく、結局善光寺通りにある店にフィルムを預けた。

行ったことがない人がいたので昼ごはんと観光をかねて善光寺参り。
善光寺通りを通して歩くのは三回目になる。一度目は長野オリンピック、二度目は長野世界選手権の時でどちらも夜行バスを降りたその足で行っていた。
おかげで善光寺通りを歩いているだけでも回顧モードになってしまう。変わったものと変わらないもの。四年前と八年前と。通りに面した店に貼られている色褪せた長野オリンピックのシンボルマークが、八年経ったことを実感させる。

それにしても。
数々の勝負が繰り広げられてきた長野だが、善光寺は応援がらみの祈願をするには一番離れている寺だったりするんだよなあ……。(確か極楽往生)
今までは早朝の善光寺しか見ていなかったので、人の多い善光寺は初めて。お年寄りの団体がいたりと金曜日ではあるがなかなか賑わっている。たむろしている鳩さえ福々しい。「牛に引かれて善光寺参り」の世界がわかったような気がする。
しかし門が修理中でシートに覆われていた。ちょっと待て(笑)まあ、ある意味貴重な物が見られたか。

長野に来たらおやきとそばは外せないでしょう!ということで囲炉裏で焼いたおやきとそばを堪能し、その間に花束を作ってもらう。某さんが雪ちゃん達のプレゼント用のぬいぐるみに気合を入れていたので、私は花束に走ることにしたのだ。タイスは久々に花束心を刺激されるプログラムと演技なので、花束のイメージはすぐに浮かんだし。
白のトルコギキョウとカスミ草にラッピングペーパーとリボンは鮮やかな青。本当はラッピングに入れたい素材があったのだが、花屋さんの店構えではこれが限度だった。



ODは赤と黒の艶であふれるタンゴだが…まずBBSから再掲。

せんせー、デュブレイユさん達前の人達の演技を待っている間に
通路でチークダンス踊ってましたー!!

…あー、真相はといいますと。
こう向かい合って立って自分の右手を相手の心臓の位置に当てて
空いた左手で自分の胸元の手を握りこんでいる状態。
二人の集中のやり方なんでしょう。音楽が流れている成果微妙に体が揺れていたと。


言っておくけど私、一般人立ち入り禁止区域に入って覗き見したんじゃないからね!席から普通に見えた光景なんだからね!ああもう、見てるこっちが恥ずかしいわ!!
おかげでPratt組の演技がほとんど頭に入らなかった。すみません…>Pratt組
そのデュブレイユ組はデュブレイユさんが花嫁衣裳から普通の赤のドレスに衣装をチェンジ。密度や演技の展開の仕方がODというより何かフリーの縮小版に思えた。

その次の滑走になった渡辺さん達は、ようやく順位に見合った衣装になったことが一安心。ゆるいテンポのミッドラインステップに鳥肌が立った。会場に大きな拍手が沸く。
今までこの二人の演技にこれほど大きな拍手が起こったことがあっただろうか。常連の外国人選手との絆ばかりが強かったNHK杯のアイスダンスで。
二人はここまできたのだ。

しかし渡辺さんかっちょええ………!(木戸さんすみません)かわいらしい印象の渡辺さんだが、01−02シーズンのタンゴ+フラメンココンビネーションの時も格好よかったので、意外にこういうタイプと相性がいいのかもしれない。
点数が出るのを楽しみにしていたのだが、意外な点数に会場のテンションも下がる。もうちょっと出てもいいんじゃないだろうか。

グレゴリー組はラ・クンパルシータとタンゲーラという、ベタ王道過ぎて誰も使わないだろうという曲の組み合わせにすとんと入り込んできた。
タンゴにもODにも見えないパンツスタイルのホフロワ組とこのグレゴリー組。2位争いは超前衛派と超保守派という対決が面白い。

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