2005年4月の独り言。
日記というほど頻繁には書けないと思いますので。



2005年4月29日(金) 続・なんちゃって更新
うわ、独り言9日も放ってたんですね私(^^;)

えー、2月から3月にかけて独り言でずっと書いていた四大陸日記、今の時期にこのコーナーで続けるのも何なので、観戦記のコーナーにページを作ってそこでちょこちょこ書いていくことにします。書き加えた時だけこちらにお知らせを出しますね。
というわけで、現在の最新版はこちら

2005年4月20日(水) しゅぇしゃ い ほんぼーしゃ
FSUにペトロワ組のインタビューの英訳がアップされています。ファンの方は必読。
いろいろ突っ込んだ質問の中、「スポーツの世界に友情はありえないと思っていますが?」の質問に中国ペアと仲がよく、雪ちゃんと宏博兄さんにはこの前の北京GPFでレストランに招待されたというエピソードを話していました。
この時のティホノフさんの雪ちゃんと宏博兄さんへの呼び方が"Xiusha and Hogbosha"。アレクセイ→アリョーシャ、マリア→マーシャというようなロシア名の愛称への変換は知っていましたが、外国名(非ロシア語名)にも「〜sha」をつけて愛称というか、ロシア語調(?)で呼ぶことがあるんですね!さしずめ日本語での「〜ちゃん」、「〜君」のようなものなのでしょうか。
ロシア語版「雪ちゃんと宏博君」かと考えると、つい顔がほころびます。ティホノフさん本当にいい人だー(ToT)!!

今度の中国杯ではレストランでの打ち上げでこの2組にドロタさん&マリウス君が加わってほしいところです。


2005年4月15日(金) モスクワ滞在 雑感
気温&天気
この時期のモスクワは最高気温−1℃、最低気温−9〜10℃だった。
どんな体感かというと、「寒い」というより「冷たい」。じっとり肌にまとわりつく日本の空気と違い、防寒をして皮膚を覆っているとダイレクトに寒さを感じることはなく、時間がたつと体全体が底冷えをしているのに気づく状態。逆を言うと皮膚をそのままさらしているとすぐに痛くなり、死活問題かも。手袋は必需品(というよりないと何もできない)、帽子やショールがあった方がいい。
モスクワ滞在期間中晴れていたのは1日だけで、後はずっと雪が降っていた。ただし傘がいらないさらさらのパウダースノー。夜の間に雪が凍って固まるということもなく、雪の積もっている道をショートブーツで歩いてもそれほど困ることはなかった。さすがに階段はちょっと怖かったが…。

金銭
ガイドさん曰く「空港の銀行のレートはよくない」との事だったが…どうなのだろう。空港なら日本円で換金できそうだが、私が泊まったホテルはドルオンリーの様子。
金銭レートは1ルーブル=約4円。金銭感覚をそろえるなら1ルーブル=約15円が目安だろう。海外旅行では実際の金銭レートよりむしろ金銭感覚のレートの方が重要な気が最近している。
(参照:地下鉄10回券=105ルーブル、駅で売っている具なしのパン=11ルーブル)
したがって会場で売っていたパン(30ルーブル)やぬいぐるみ(200ルーブル)は少々お高く、パンフレットとロシア選手の紹介冊子が250ルーブルと150ルーブルというのは現地価格的にも内容的にもかなりのぼったくり。でもここで1000ルーブル札が崩せたので感謝。

地下鉄
改札口は地下1階か地上でホームは…地下4階ぐらいだろうか?エスカレーターは日本の倍ぐらい速度があり、また角度が急で高齢者への配慮の文字はない。杖をついて歩くようなお年寄りはまず乗れないと思うし、実際にそのような人は見かけなかった。
ホームは天井が高くて歴史を感じさせる凝った内装だが、結構暗い。電車の中も暗いせいか狭い印象があり、またガタガタいう音が大きい。この辺りは北京の地下鉄に似た感触で、何やら懐かしかった。
世界選手権である以上試合の終わる時間が夜の11時を越えてしまうのだが、最寄り駅のスポルチーヴナヤ駅から乗る1番線はスケート帰りの観客でいっぱいになり、安全。私はクレムリンの隣に宿をとったので安全だったが、何分深夜なので乗り換えた先で明暗が分かれるかもしれない。宿の手配は慎重に。

会場
北京首都体育館と似ている…と書くとわかる方が限定されてしまうのだが、「体育館」という感じの建物が本当によく似ている。だだっ広いスペースはあるが、店などブースは少ししかなかった。
外の門で1回、建物に入る時に1回荷物チェックはあったが一眼レフカメラ程度の荷物の持ち込みは問題なし。ただし席がセクションごとに分けられており、別のセクションの入り口から入ることができず、席も区切られているので移動ができない。男子フリーの時は知り合いの方々とセクションが別だったために、ちょっと寂しい観戦になった。まあそれが別の出会いにつながったわけだが。
外の寒さとは裏腹に会場はかなり暖かい。トイレのキャパは明らかに足りないのだが、冷えるということがないので製氷ごとにトイレに行かずにすみ、トイレで困るということはなかった。(むしろ製氷と同時に観客がトイレに殺到するほど会場が寒いのは日本くらいかもしれない…今のところ。)
あ、トイレはちゃんと水洗で扉も閉まります。


きりがないのでモスクワ話はここまでにしておきます。


2005年4月14日(木) 普通の日記
今日は中学時代の友人2人と京都府立植物園へお花見に行ってきました。始めは平安神宮へ行くつもりだったのですが、京都駅ビルにあった桜情報を見て急遽変更したのです。
ソメイヨシノは散り始めでほんのそよ風にもはらはら散っていく状態。何種類かあるしだれ桜がちょうど満開でした。京都府立植物園は敷地が広いので、シートをひいて花見をする人あり、油絵を描く人あり、写真を撮る人ありと思い思いに過ごしているのんびりとした空間がありました。
彼女達は私のHPを見てくれていて、満開の桜に「写真とらへんの?」

いや確かに考えないでもなかったのですが、あえて今日はやめました。
だって一度カメラモードに入ろうものなら、対象物をじっと見て固まる。10cm刻みで次々角度を変える。いきなり座り込むor距離をとるために走る…と、完全にMyワールドに突入してしまうのです。友達と一緒にいる時にそれはあかんやろ。
上の内容を簡単に説明すると、「写真に夢中になっているM(私)を見て楽しむから。」
おい……(^^;)


しかしまあ、違う進路を行っても住む所が変わっても「三つ子の魂何とやら」。お互い変わりませんねえ。


2005年4月12日(火) フィルム一本勝負!
ここ数日間36枚撮りリバーサルフィルム1本限定で、南天満公園と吉野で桜の写真を撮っていました。今日は吉野に行ってきたのですが、実は電車で40分の距離に住んでいながら桜の時季に吉野へ行ったのは初めてだったりします(^^;)下千本と中千本はそろそろ散り始め、上千本が見ごろでした。
とはいっても今日はずっと雨が降っていて霧も出るという悪条件。霧と桜なんていうモチーフもありですが、果たして一脚でどこまで撮れるものやら…南天満公園での三脚の使いにくさにしびれを切らして今回は一脚にしたのですが、それが完全に裏目に出てしまいました。
三脚ならしっかり固定さえしていればどれだけシャッタースピードが遅くてもどうということはなく、手持ちでもぶれないシャッタースピードの限界がある程度わかっているのですが、それがわからないのが一脚…。一番遅いので1/4秒というシャッタースピードで撮った写真もあるのですが、どう映っているのか冷や冷やものです。(写真詳しい方はこれを読みながら失笑されているかもしれません…^^;)
現像期間は一週間。ああアナログ写真の宿命よ。

上千本の一部の道沿いに「さくら」が琴の音で流れていたのですが、聞いているうちにこの曲をすぐりんのエキシビナンバーで見てみたくなりました。アンコール用の別ナンバーとして。
この思い付きが気に入って大舞台で「浜辺の歌」ばりの衣装でしみじみと「ジャパニーズ」を披露している姿を想像していたのですが、アンコール用のエキシビナンバーなんて、優勝しない限りないでしょうが!
それも大舞台で披露ということは、オリンピックか世界選手権ですか!?いやそのちょっと。ごにょごにょ。


2005年4月11日(月) モスクワ世界選手権に派生した昔語り
既にオフラインで話していることなのですが、いい機会なので書いておきます。
昔の話で恐縮ですが、3年前の長野世界選手権でジェフリーを見ながらふと思ったことがありました。
彼のこんな表情も最近見なくなりましたね…。ジャッジはこの子を育てる気なんだと。

プレゼンテーションには純粋に表現力や芸術性を評価する面もあるでしょうが、それ以外にジャッジからのメッセージが含まれている気がします。望ましくないスタイル、表現についてはプレゼンテーションを低くすることで意思を伝えている。逆を言えば、ジャッジが求める望ましい姿というものがあるのだろうと思っています。

ジャッジはジェフリーをフィギュアスケートでこうあるべき指標と定め、育てていくつもりなのだと。

ジェフリーやランビエールのように少々ジャンプが弱くても他の要素が強い選手を推すことで、流れを変えようとしているのだと。カート先輩のクワド、エルビスのクワドコンビネーション以来加速度がついているジャンプ合戦の流れをジャッジが総出で修正にかかっているのだと。


カート先輩やエルビスが積み上げてきたものが同じカナダ人のジェフリーに否定される。それもまた味な展開かもしれない。ジェフリーは確かに今までになかったものをもついい選手なのだから―――
と、新しい時代の到来を感じていたものでしたが。


だからってこの二人が世界選手権でワンツーフィニッシュする展開になるなんて誰が思いますか!!しかもランビエールはクワドマスターしちゃってますし。
(いちおう解説:長野世界選手権の頃のランビエールはクワドはおろかトリプルアクセルも不安定だったのです。プログラムにも入れていなかったと思います。)


さてその世界選手権で銀メダルを獲ったジェフリーですが、"Canada curse"打破の対象になるのでしょうか。
"Canada curse"、昔語りついでに説明してしまいますと。
実はカナダ歴代チャンピオンのブライアン・オーサー、カート・ブラウニング、エルビス・ストイコの3人は「オリンピックの前年の世界選手権で優勝したもののオリンピックで金メダルを獲ることができなかった」という共通点があり、この事実が"Canada curse"という言葉で表現されていたりするのです。

「前年の世界チャンピオンで翌年にオリンピック金メダルを獲った」ということなら一応サレー組が達成していますが、ペアですからね。男子シングルとなるとまた話は違ってくると思います。
来シーズンのジェフリー関連の記事でこの言葉と関連付けた記述が必ず出てくるだろうと思います。銀メダルというのが微妙なところですが…。
ということでジェフリーファンの皆様、この辺についてもお気をつけてというか何というか。ここで書いても仕方がないのですが。ごにょごにょ。


2005年4月10日(日) モスクワ世界選手権 雑感
男子フリー最終グループ

ロシアコールの中ウォームアップで出てきた選手は5人。あのさらさらの金髪は当然見当たらず、一人少ないだけでリンクがかなり広く見えてしまう。
選手紹介もほとんど聞こえないロシアコール。「プルシェンコがいない!」という動揺のざわめきはなく、ロシアコールがだんだん小さくなっていく。ある程度小さくなったあたりで独特のぼそぼそ感のあるロシア語の長いアナウンスがやっと聞こえてきた。この時にプルシェンコの棄権が発表されたのだろう。
それがすんでからどこからともなく「ジェーニャ!」の声。すぐに同調し、最終的には会場全体がロシアコールと同じ音量のジェーニャコールに包まれた。

Геня! Геня! Геня! Геня! Геня! Геня! Геня! Геня! Геня! Геня! Геня! Геня! Геня! Геня! Геня!
その「ジェーニャ」がいない中でウォームアップをする選手達。
呼び出そうとでもしているのか、それとも棄権に対する抗議の声なのか……。

この時の成江はほとんどジャンプを跳ばず、滑りまわっていたと思う。張民といい、足を引きずっている気がするのだが…昨日の宏博兄さんの印象が残っているだけかもしれない。実はトラウマなのか?>自分


ショートではトリプルアクセルも入ったノーミスの演技で感動させてくれたジェフリーだが、その流れのよさや表現で魅せるものの、ジャンプを2回転んだのは大きかった。トリプルアクセルを一つはきめて、壊滅的というほどではなかったのだが……。

成江のフリーの出来を見る第一ポイントは始めのクワドのコンビネーション。ここで4+3が入らなければ相当状態が悪いと経験的に思っている。しかしクワドサルコウをきめ、ガッツポーズも飛び出してキス&クライでは相当嬉しそう。張民といい、中国男子〜〜(泣)ここで意地を見せるとは思わなかった。
クワドもクワドサルコウもきめたが、いくつかミスしてコンビネーションは一つで、あまり点数が稼げる演技ではなかったのも事実である。ただあのウォームアップと比較したら、マイナスをプラスに変換した奇跡が起こったのかもしれない。

ジェフリーと成江はある意味予測済み。ジュベールは手堅く行ってくれるだろうと思いきや。

そのジュベールはとにかくジャンプがきまらず、身体的な状態というよりは何か精神的にトチ狂った様子。異様な空気の中での最終グループとはいえ、ここまでみんな崩れるなんて。
玉の緒が切れて飾りがばらばらに散らばっていくような、喪失感混じりの恐怖。
男子シングルが崩れていく―――!

プルシェンコの棄権で大量リードのランビエール以外は勝負としては面白くなるかもしれないと思っていたが、ここまで負の方向に走るとは思わなかった。これは力がぶつかり合う戦国時代ではなく、それ以前の無秩序の状態だ。
器をもち、まとめていく存在がやはり必要なのだ。プルシェンコはそれを満たす存在であり、間違いなく男子シングルの要を果たしてきた存在だったのだ。
こんなことを認識することになるとは……!

ランビエールは始めのアクセルがすっぽ抜け。あああランビ〜〜〜!!!続いて4+3をきめてくれた時には心底ほっとした。もう一つクワドをきめて駄目押し。アクセル以外にもミスはあり、鑑賞という点ではあまりいい演技ではないのだが、切れたネックレスをなんとかつなぎなおした印象、文句なしに今日のチャンピオン。ありがとうランビエール(泣)。

修正された空気の中で滑ることになったライサチェクはラッキーだったと個人的に思う。最終グループのメンバーの中では全体的に小ぶりな感が正直否めないが、持っているものを出した割合が一番高かったのは間違いない。さすがにメダルには驚いたが…まあわずかな数字でも順位がはっきり分かれるのが新採点の特徴であり、本来スポーツとはそういうものなのだろう。


表彰式が始まるまでの間にジェーニャコール。あんた達…表彰式の直前にそれはどうかと思うぞ。

表彰台に立っている選手のファンの方がこのエピソードを耳にしたり読んだりしたら、ロシアの観客への感情が悪化することと思う。実際この行為は彼らに対して失礼以外の何者でもない。当のプルシェンコがメダルを逃したのではなく棄権したということがある意味救いというか何というか。

ただその場にいた限りでは、陰湿なものは何も感じない。ただ「ジェーニャ」を求め、呼んでいる。いや単に手拍子を打ってコールに参加するという行動を楽しんでいる。そういったある意味無邪気なものが感じられる。悪気はない。礼儀を侵しているのではなく、そもそも彼女達(女性がほとんどなのでこう書く)にそのような礼儀の概念がないのだ。表彰台の選手のことはおそらく考えていまい。
そう思えるのはなぜなのだろう。

ロシアの会場に身をおくことで、知ることのなかった何かを感じ取っている。
何かわからない不思議なものを秘めた人達が、そこにいる。
氷から一気に沸点に達する勢いと熱さは、いわゆる「共産主義のイメージ」とはつながらない。
一つの社会システムが何代にも渡って受け継がれている民族の性質にそうそう影響を与えるものではないのではないだろうか?
実質72時間しかロシアに滞在しなかった私が書くのもおこがましいが、見識の浅さは読めば明らかなので書きたいように書かせていただいた。私よりロシアに詳しい方の筆を待ちたい。


…と、ほのぼののんびりモードでたらたら分析していられるのは、結局自分の中でロシアとつながっているものが何もないからなのだ。これがカナダでのエルビスコールだったら私にとっては身内の恥さらし。ナショナリズムに結びつけて、どうしようもない気持ちになっていたに違いない。



表彰式にランビエールはぴょんぴょん跳びはねながらの登場。チャンピオンの威厳ゼロ(爆笑)!いやでもかわいいからよし。新しい時代に新しいタイプのチャンピオンの誕生ですかねえ。
いかにも初顔合わせという様子の初々しい挨拶。しかしこのメンバー、誰が仕切るんだ?

真っ先にリンクサイドのカメラマンの所へ行って写真撮影体勢に入ったのはライサチェク。さすがメディア慣れしているアメリカン(笑)。あとの二人もそれに習うが、どうも流れがスムーズでない。

写真撮影の合間にカメラマンの隙間からランビエールにスイス国旗が渡されると、もともとはしゃぎモードのランビエールはもう止まらない。始終控えめな様子のジェフリー、メダルを持ってポーズをとっているライサチェクをおいてさっさとヴィクトリーランに走ってしまう。
(注:この写真はランビエールのオフィシャルサイトにも提供しています。)

ジェフリーはとりあえず続いた先でカナディアン応援団からメープルリーフを渡され、国旗を持ったワンショット写真の撮影成立。ライサチェクも笑顔で滑りまわっているが、誰か星条旗貸してやれ!応援団もいるのにアメリカンは気が利かないな〜。
こんな感じでほぼ別行動だったカメラマン泣かせのヴィクトリーラン。カメラマンの方々に合掌。


2005年4月8日(金) モスクワ世界選手権 雑感
男子フリー
・張民〜よりにもよって第一滑走引くなんて〜〜(泣)四大陸の状態の悪さがそのまま出たショートとウォームアップ。しきりに足を気にしていた気がする。ところが本番ではクワド+2トウ、クワドサルコウ+2トウをきめてしまう。張民―――!四大陸でも意地のクワドサルコウという感じだったが、ああああんたって人は〜〜〜(泣)

・……まさか世界選手権の男子フリーで眠くなる日が来るとは思わなかった……。この試合で初めて見る選手達の演技がさっぱり頭に入ってこない。疲れている。やっぱり。

・リンデマンは今回路線を変えてクリムキン系のちょっと妙な演技。ミスもあったが4+3も入ってまずまずの出来だったのでは。キス&クライでの一瞬の表情にちょっとドキッ。童顔の彼だがたまにものすごく男っぽい表情をするのだ。そりゃもう25ですし。

・ディネフは珍しく正統派フラメンコの曲。独特のリズムにすぐに拍手がつくところが日本の観客と似ていると思うわけで。しかしいまいちスカッとしない演技。ショートで第4グループで滑るぐらいなのだから、予選の演技はよかったのだろうと思うのだが……。

・ゲイブル……クワドが跳べないんだね……。

・第3グループ第一滑走のヴァン・デル・ペレンが気持ちいいくらいジャンプを跳んで目を覚ましてくれた。ロビンフッドに戻したのね。

・大ちゃん〜〜〜(泣)

・グラジエフに大歓声。私はこの時点で既にプルシェンコの棄権を知っていたので、別の視点でこの光景を見てしまう。観客やグラジエフ自身はプルシェンコの棄権を知っているのだろうか……。
前日までのロシア勢の出来のよさに「地元開催のプレッシャーというものがないのか!!」と叫んでいたが、さすがにグラジエフも第3グループは堪えた様子。始めのクワドはきめたがだんだん調子を落としていった。
結構順位が落ちたんじゃないだろうか?ロシア男子の枠はどうなるのだろう。


グラジエフの得点発表がすんでもロシアコールが続く。
プルシェンコの棄権が発表される瞬間は、もうすぐ。


2005年4月3日(日) 追加:芸能人社交ダンス部
この番組を見ていたフィギュアスケートファンはかなり多いと思います。

(ぼそっ)彩さんの写真撮りたい……。

そう思った写真撮りは私だけではないと思うのですが、いかがでしょう。
いや小池さん&ゴルゴ組も好きなんですけどね。


2005年4月3日(日) モスクワ世界選手権 雑感
オリジナルダンス
・メキシコのチームがフリーに進めないとは思わなかった。25位、惜しい!四大陸と世界選手権の壁はここまで厚いものなのか……でも観客には受け入れられていたので、それはそれでいいかもしれない。来年だ。

・楊芳ちゃん達は四大陸からきっちり仕上げてきた様子。

・木戸さん達がすごかった!前半がすごい分後半でどうしても息切れの間がぬぐえないのだが、四大陸よりその落差が少なかったように思う。そして何より渡辺さんがノリノリ!演技中か演技終了後に彼女の笑えるエピソードがあったはずなのだが思い出せない…すみません、JSportsの放映で確認してください(←おい)

・その木戸さん達を含めた15−17位ぐらいの組の争いは確かに見ごたえがあった。ODで木戸さん達が一気にジャンプアップしたのは他の組にミスが重なったこともあるのだが、これは本当にフリー次第。そして今の木戸さん達ならこのクラスで十分戦える。

・デンコワ組のオーラが消えていた。いったいどうしたの!?

・コンパルソリーの結果を見ていない状態でモスクワ入りし、そして会場にはスターティングオーダーやリザルトがない。ということで、コンパルソリーの結果は会場の電光掲示板で見ないとわからず、上位10組は確認しながら見ている状態。大方予想通りのものの、5位がわからない。どこ??

・そんな状態で最終グループ、デュブレイユ組の演技。リフトの割にスケーティングが弱い印象があったのだが、今日の二人はえらくきれいに流れている。こんなにスケーティングがいい組だった!?えらく器が大きくなっちゃって…!と思いながら掲示板を見ると、コンパルソリー5位。結果だけを見れば意外に思える展開だろうが、滑りだけを見ているとそれもありだと思う。もっともこの時の二人はミスが重なって順位を落としてしまったのだが……。

・今シーズンのナフカ組のODは好き。本当に好き。ほぼ課題曲の「Sing, sing, sing」と「fever」で、特にアクがある振り付けではないのにそれでも使い古しの印象がない。生で見られてよかったです。はい。


モスクビナコーチの殿堂入りのセレモニーとオクサナ・グリシュクの誕生日祝いのセレモニーがあった。コートのせいで一瞬おめでたかと思ったぞ、パーシャ。(注:私が知っているのはパーシャ時代がほとんどなのです)


2005年4月2日(土) モスクワ世界選手権 雑感
書きたいことが山ほどありますが、その他にも書かなければいけないことが山ほどあるので色気も何もあったものではないですが箇条書きを交えてたらたらと。

男子ショート
・グラジエフのカルメンがすごかった。うまい具合に兄弟子二人を50%ずつ受け継いでいる印象。

・ジェフリーのショートは新採点のイメージを覆すショート。これだけ静かな曲で滑りきるとは…!これは点数出るわ。というより、私がジャッジなら点数出します。

・大ちゃんは4+3、3アクセルをきめた時点で目力(めぢから)を通り越した険しい表情。ノーミスで済ませたものの、どうしたの!?という印象。キス&クライですぐに靴を脱いで脚を冷やしていた。大ちゃん〜〜〜(ToT)

・最終グループのウォームアップに成江はTシャツで出てきていた。衣装は!?!?何やら予選の採点ミスで順位が変わったらしいのだが…。

・ランビエールのステップが圧巻。ウォームアップの時は「Геня! Геня!」一色だった会場に「Stephane! Stephane!」コールをひき起こし、次の滑走がプルシェンコだったにもかかわらずジェーニャコールを一瞬沈黙させたランビエール。あっぱれ。


女子予選
・四大陸選手権で輝いていた選手達の輝きがほとんど消えていたのが悔しかった。こんな程度ではないのに……。輝いていても世界選手権ではかき消されてしまう程度のものだったのか、世界選手権には四大陸選手権にはない圧力があり、その中で力を発揮するにはそれ以上の力が必要なのか……。

・前の滑走だったリアシェンコの曲がかかってしまい、かなり待たされたコストナー。3+3も3連続もなかった(多分)が、1ミス程度だったのはすごい。

・ミシェル、世界選手権でその練習着もどきの衣装はなかろう……(^^;)衣装と同じくまったく迫力が感じられない演技。(だったのでフリーの演技には驚いた)

・美姫ちゃんはやはり体が重く、コーエンは珍しくミスを取り返し、すぐりんは四大陸ほどではないもののきっちりまとめ、スルツカヤは一人別世界、しーちゃんは精彩がなかったというのはフリーとまったく同じ展開。逆を言えば予選の時点で勝負の行方が現れていたといえる。

・……どーでもいいが、地元開催のプレッシャーというものはないのか!!<ロシア選手


ペアフリー
・具体的なミスはなかったと思うが、玲奈ちゃんの動きや表情が何か冴えなかった。ボールドウィン、がんばったね。

・対照的だったのが詩子ちゃん。動きのテンションは二人そろっていてペアらしくなっているのだが、エレメンツを成功させていくにつれ詩子ちゃんがノリノリ。終盤には爆発笑顔!気がつけばノーミス、改心の演技。

・トン〜〜〜(泣)トン君ががんばりました。本当にがんばりました。

・ハオ君の動きが冴えないと思っていたら、スロージャンプでよろけるわ終わった後腰を押さえるわ…痛めていたのね。

・雪ちゃん達の棄権が発表された時点で会場は「海外からのゲストつきロシア国内選手権」に突入。

・序盤のトトミアニナの表情に呆然。あなたいつの間にそんな女王キャラになってたの!!呆然としていて演技そのものの具体的な印象がないのだが、終わった後顔を覆ったトトミアニナの姿に我に返る。大変なシーズンだったんだよね……。雪ちゃん達とは別の面で、世界選手権までぎりぎりの状態にいたのだろう。

・2位が決まった時点でティホノフさんがペトロワさんを抱き上げて喜んでいた。まさにテレビドラマや映画の世界。この組には戦友モードが入っているので今シーズンの復活は嬉しい限り。表彰式でも一番嬉しそうだったのが彼。ニース世界選手権といい、この人はしみじみさせるような喜び方をするのだ。
表彰台の挨拶で丹ちゃん、ハオ君を迎えた時のペトロワさんの暖かい表情も応援人としては嬉しかった。ありがとう、おめでとう。

・トトミアニナ組に今までになかった貫禄を感じた。彼女達は今回の連覇でようやく「ペア王国・ロシア」のチャンピオンの列に並ぶことができたのではないかと思う。


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