今月もとにかく暑かった印象が残りました。
雨予報の出ていた数日以外は連日最高気温35℃以上、最低気温は25℃以上で、特に最低気温は27℃以上の日が多かった印象があります。実際の観測データを見ればもう少し低いのでしょうが、とにかく夜も気温が下がらず暑さを感じる日が多かったです。
この暑さによる農作物への影響が引き続き心配ですが、それよりもまず自分の体調の方に注意したいと思います。
プロ野球はいよいよ残り1ヶ月余りの勝負の時期を迎えています。
セ・リーグはマジックナンバー(M)7とした阪神が貯金を独占したまま首位、2位巨人は16ゲーム差で借金3、そこから1.5ゲーム差にDeNAが借金6の3位、4位広島が1ゲーム差でクライマックスシリーズ(CS)出場を狙い、5位中日も3位から1.5ゲーム差につけ、最下位ヤクルトは借金23に沈んでいます。
パ・リーグは首位ソフトバンクと2位日本ハムが1ゲーム差で激しく優勝を争っており、2位から8.5ゲーム差と離されて3位、そこから5ゲーム差に4位楽天、さらに3.5ゲーム差で5位西武が続き、最下位ロッテは借金24と沈んでいます。
セ・リーグに関してM7としている阪神が日本プロ野球(NPB)史上最速優勝記録である1990年の巨人の9月8日を更新できるかに注目が集まっています。一方、2位以下が勝率5割を切っている現状からCS開催の是非や条件などの意見が飛び交う事態となっています。CS進出争い自体はヤクルト以外の4チームが争う面白い展開になっているのですが、レギュラーシーズンで負け越しているチームに日本一になる権利を与えられることに抵抗感を示す人が多いということでしょう。
一方、パ・リーグは白熱した優勝争いを楽しむことができる状況ですが、CS進出争いについては残り30試合を切った時点で5ゲーム差をひっくり返すのは至難の業だと思います。優勝争いを繰り広げる2チームと対戦するチームの意地も見どころです。
レギュラーシーズンで借金を抱えたチームがCSを戦うことについては、個人的には上位チームが得られる収益などの観点から現行のままでも問題ないと思っています。勝率5割をクリアしていないチームにCS進出権が与えられない場合、今季のように2位以下が勝率5割未満になった場合に優勝チームがCSの試合を戦えないことになります。もう一方のリーグでCSが開催された場合、CSという緊張感のある試合を戦ってきたチームと試合間隔の空いたチームが日本シリーズで戦うことになり、その結果は2005年の阪神を見れば一目瞭然でしょう。NPB史上最速優勝を達成した1990年の巨人も優勝を決めてからの調整が難しく、日本シリーズでは西武に対して4連敗で敗退する結果となっています。つまり、CSという緊張感のある試合を1つでも多く戦うことが優勝チームの調整において重要な役割を果たすことになり、そこで敗退するようなチームであれば日本シリーズに出場してもいい試合をすることはできない可能性が高いことになります。
私は日本シリーズにはその時に最も勢いのある強いチームに出場してもらうによって白熱した試合が行われることが重要だと思います。その意味で、昨季のDeNAの日本シリーズ進出はセ・リーグでその時に最も勢いのある強いチームであることをCSの結果で担保しているので日本シリーズを戦うチームとして問題なく、レギュラーシーズンで貯金2だったDeNAが91勝を挙げたソフトバンクとどう戦うのかを楽しみにしていましたし、DeNAがソフトバンクを破って日本一になった時にはいい物を見せてもらったと素直に思いました。
ただ、日本一はリーグ優勝とセットでないとその価値に疑問符が付くのは確かですし、リーグ優勝に準ずる成績でなければなおさら大きな疑問符になることも理解しています。現行のルール・レギュレーションを変更するとすれば、勝率5割未満のチームに対する条件を厳しくする方向性にするのが落としどころだと思います。今季のような状況でCSを開催しないようなルール変更は一方的な敗者を生み出すだけです。さて、阪神は今月を16勝8敗1分けと優勝に向かって着実に白星を積み重ねました。
今月の阪神は投手陣の疲れからか失点が増え、勝負どころで点が取れずに苦しむ試合が多かった印象がありますが、大型連勝はできなくてもカード負け越しをしない安定した戦いぶりで勢いではない強さを感じさせ、長期ロードを14勝7敗1分けと大きく勝ち越しました。
今月はどのチームも得点数が増えており、今後もその傾向は続くでしょうが、ここぞという場面での集中攻撃と守備力の高さでもってNPB史上最速優勝を成し遂げ、その先の日本一へと繋げていってもらいたいと願っています。
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