今月はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が開催されました。 侍ジャパンこと日本代表は1次ラウンドを4戦全勝の1位で通過しましたが、マイアミで行われた準々決勝でベネズエラに敗れ、史上初めて準決勝進出を逃しました。
今大会はメジャーリーグ(MLB)所属選手やその傘下の所属選手が史上最多となり、前回までは少しレベルが落ちると言われていた投手陣においてもMLBの主力投手が多く参加し、前回よりもレベルが大きく上がっていた大会でした。
そういった状況で日本代表は当初予定していたリリーフ投手陣に故障者が出て代替選手に先発投手を招集するなどアクシデントはありましたが、東京ドームで行われた1次ラウンド初戦の台湾(チャイニーズ・タイペイ)戦を13-0の7回コールドゲームで勝利すると、続く韓国戦を8-6で逆転勝利、3戦目のオーストラリア戦を4-3で勝利、最終戦のチェコ戦を9-0で勝利し、プールCを首位で通過しました。
10日に行われたチェコ戦後すぐに渡米し、日本時間午前10時からという強行日程で行われた準々決勝ベネズエラ戦は両チーム先頭打者ホームランで始まり、勝ち越された後、一時は5-2とリードしましたが、5回に2失点、6回に3失点を喫し、8回にも1点を追加されて5-8での敗戦となりました。
準々決勝に関しては、個人的には継投の遅さや勝負どころでの代打や代走といった選手交代の判断に物足りなさを感じていました。ただ、これは内部事情がわからない一介のの野球ファンの感想でしかなく、投手に関しては先発投手を多く入れている都合上登板日を決めないと負担が掛かりすぎてシーズンに影響しかねない事情があったでしょうし、メジャーリーガーに関しては投手の球数など選手の起用について所属チームから注文がつけられるとのことで、井端監督の思い通りの選手起用ができる環境だったのかもわからないので、結果として振るわれた采配が井端監督のできる最善だったと思うしかありません。
一方、日本代表敗戦後の報道を見ると、1次ラウンド終了時点での日本代表の評価が大会前よりも低下していたらしく、そういう意味ではこの結果は妥当なものとも言えるかもしれません。「前回よりもリリーフ投手陣が悪い」「日本代表にしてはミスが多く出ていた」と言われると確かにその通りで、他の決勝トーナメント進出国の投手陣を見ていると今回の投手陣でベネズエラやアメリカなどの強豪国の打線を抑えるのは難しかったと言わざるを得ないほどの差を感じました。
今回の準々決勝敗退という結果は日本野球機構(NPB)に様々なものを突きつけることになると思います。ピッチクロックの導入や飛ばないと言われるNPB球などの問題に向き合わないと国際大会では結果を残せず、ひいては野球人気の衰退や野球人口の減少を招くことになります。無論、制度の導入にあたってはNPBや実行委員会だけでなく選手会にも一定の責任が生じます。
これから実行委員会や選手会が国際野球大会の標準となるであろうMLB採用ルールをどのように扱うのかに注目していきたいと思います。やっぱり国際大会で勝つ日本代表の姿が見たい!
さて、プロ野球はオープン戦を終え、開幕を迎えました。
ここまでヤクルトとソフトバンクが4連勝と最高の滑り出しをしていますが、特に新監督を迎えたヤクルトの勢いが本物かどうかに当面は注目したいところです。一方、阪神は開幕戦を落としたものの、以降3連勝で3勝1敗のスタートとなりました。
ここまでは勝つべき試合を勝てているので今年も楽しみです。
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