現在、FIFAワールドカップ2026が北米3か国の共同開催で行われています。
FIFAランク18位の日本はグループステージで1勝2分けの勝ち点5を挙げ2位となり、決勝トーナメントに進出しましたが、決勝トーナメント1回戦でブラジルに1-2で敗れました。今回から参加チームが32か国から48か国に増えたため、決勝トーナメント1回戦敗退という前回と同じ結果ではありますが、今回は前回のベスト16を下回るベスト32という結果になってしまいました。もっとも、単純比較はできないので前回を下回ったと言えるのかははっきりとはわかりませんが。さて、日本代表のグループステージの戦いは前回からの進歩を感じさせるものでした。第1戦のオランダ戦で2-2の引き分け、第2戦のチュニジア戦で4-0の勝利、第3戦のスウェーデン戦で1-1の引き分けと無敗で通過しました。特に日本代表がこれまで苦手としていた第2戦をワールドカップ日本代表史上1試合最多得点で勝ったのは、これまで日本ができなかった「強豪国の勝ち方」を初めてできた試合になりました。また、日本代表の苦手なパターンに持ち込まれた第3戦では終盤劣勢になったものの、勝ち越し点を与えることなく引き分けで試合を終えることができたのもまたひとつの進歩の形でした。
決勝トーナメント1回戦で対戦したブラジルは「ブラジル代表史上最弱」と言われているチームで、グループステージでの試合内容ももうひとつ調子が上がっていないと評されていました。その相手に対して前半は互角に渡り合って先制しましたが、後半に相手が戦術を変更してくると途端に劣勢になり、それを覆せないままアディショナルタイムに失点するという悔しい結果となりました。後半に関しては前線の枚数を増やしてディフェンダーからクロスを上げるという日本代表の苦手な空中戦に持ち込まれ、クロスを跳ね返した後のセカンドボールを拾ってからキープすることができずに一方的に攻められていた印象でした。ブラジル代表としては「史上最弱」でも一般的に見れば好選手の集まりであり、日本代表は個の力で完全に崩されていて太刀打ちできませんでした。このレベルの戦いになると個の力の不足を決定的に感じました。
日本代表としては怪我人が出てベストメンバーで戦えなかったことや決勝トーナメント1回戦でいきなりブラジルと当たるくじ運の悪さなど、不運に感じる部分は確かにありました。しかし、ブラジル戦やスウェーデン戦で見られた相手が戦術変更してきた時に対応できない姿は、選手の責任だけではなく監督の戦術修正能力の問題でもあります。森保監督の唯一と言っていい欠点はこの戦術的な部分で、世界で名将と言われる監督との決定的な差でもあります。そしてそれは森保監督個人の問題ではなく日本人指導者全体の課題でもあります。ヨーロッパのクラブを率いてタイトルを獲得するような日本人監督が何人も出てきて、その中で日本代表監督を選べるようになることが必要ではないかと思います。我が代表チームは選手と反りが合わない外国人監督を排除するチームですから、日本代表の選手たちに合わないかもしれない世界的名将を連れてくるよりも日本人監督の方が上手くいきやすいでしょうし、それなら日本人監督が世界的名将になるしかない…という、遠い遠い夢物語を言うしかありません。
現実的な目標としてはFIFAランク10位以内とか、ワールドカップの組み合わせ抽選でポット1(最上位国)に入るようなランクに入り、それを維持することだと思います。何にせよ、日本代表の皆さん、お疲れ様でした。
確かに夢を見せてもらいました。
プロ野球は交流戦を終え、リーグ戦が再開されています。
今年の交流戦はパ・リーグの65勝39敗4分けで26の勝ち越しは史上最多となりました。順位でも4位の巨人と最下位の楽天を除けばパ・リーグが上位、セ・リーグが下位を占める結果となり、西武が14勝3敗1分けで初優勝しました。セ・リーグ全球団に勝ち越し、勝率.824は交流戦の歴代最高勝率を更新、パ・リーグ球団で唯一達成していなかった交流戦優勝も達成するおまけもつきました。阪神は5月を13勝12敗、6月を8勝10敗と藤川監督になって初めての月間負け越しとなり、この2か月は苦しい期間となりました。
交流戦では6勝12敗の9位と苦しみ、パ・リーグに力負けの印象もありましたが、リーグ戦に戻って4勝2敗とまずまずの結果が出ているので、勝負の後半戦に向けていい形を作り上げていきたいところです。
いかにも低迷している書き方になってしまいましたが、交流戦でそれほど差がつかなかったおかげでリーグ首位タイに留まれていますし、雨の影響で中止になった試合が多く、その分が9月以降に組み込まれるため残り試合が多いので、挽回できる機会は存分にあります。今月中止になった振替の試合で勝てば「不調の6月に試合をしなくてよかった」となります。最終盤の過密日程は懸念されますが、とにかくそこに期待しています。
更新情報
- 「NONSENSE LINK」(リンクページ)の一部コメント更新作業を行いました。