What's Old


2009/12/31

 今年も残すところ1日となりました。
 2009年を振り返って最も印象に残っているのは、日本の経済規模が20年前の水準まで後退したとされていることです。
 今年は特に各業界、特に衣料品の値下げ競争が過熱していた感があり、そんなに値下げして大丈夫かと思うこともしばしばあったのですが、もともと頭打ちと言われていた経済規模に、数年前からの金融不安による不況が追い打ちをかけている状況下ではやむを得ない部分もあるのかもしれません。
 ただ、この現象が続くと間違いなくデフレスパイラルに陥って更なる不況を呼ぶものと思われるので、そうならないように祈るばかりです。

 さて、前回書き忘れたのですが、先月にはU-26以下プロ野球選抜チームと大学日本代表チームとの試合が行われました。
 プロ野球(日本野球機構;NPB)の2リーグ誕生60周年記念として行われた催しですが、これは現在まで埋まっていないプロ球界とアマ球界の溝を埋めるのに大きな役割を果たす可能性のある出来事だと感じています。試合自体はは1-1の引き分けで終わりましたが、試合後の関係者の反応は非常に大きいものがあったと思います。
 これを機に、プロ野球選手や経験者がアマチュア選手を指導できない、歪んだ状態が解消されるところまで進展することを願って止みません。

 それでは皆様、よいお年を。


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2009/11/30

 プロ野球日本シリーズは4勝2敗で読売ジャイアンツが制し、7年ぶりの日本一に輝きました。
 さらに、アジアシリーズの代わりに開催された日韓クラブチャンピオンシップも制しました。
 巨人ファンの方、日本一おめでとうございました。来年は寅年でもありますし、我が阪神タイガースが…とは「よう言いませんわ、怖くて」(オリックス・岡田彰布監督風に)というのが正直なところです。

 さて、シーズンオフの補強が各球団とも進んでいますが、中でも2年連続最下位に終わった横浜の積極的な補強が目立っています。ただ、ここ最近の低迷の要因は横浜球団の強化方針が定まっていないように思われることであり、今オフの補強が目に見える形で表れるどうかはわかりません。私個人の意見を述べますと、まず監督を1〜2年で変えるのをやめることから始めた方がいいと思います。また、オリックスにも同様のことが言えます。
 阪神に目を向けると、今オフ補強の最大の目玉となった前マリナーズ・城島健司捕手の獲得について、4年20億円という金額に見合うだけの効果があるかどうかを不安視しています。すべては結果論になってしまうのですが、もし城島選手がいきなり長期間戦線離脱する可能性もあるわけです。この年俸5億円が死に金にならないことを祈るばかりです。
 それはともかくとして、城島選手の活躍に期待します。


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2009/10/31

 プロ野球日本シリーズが今日から始まりましたが、今年のクライマックスシリーズ(CS)は第1ステージから印象に残る展開となりました。
 セ・リーグのCS第1ステージでは、レギュラーシーズン最終盤にCS出場権を勝ち取ったヤクルトが初戦に勝ち、第2ステージ進出に王手をかけながら、第2戦以降に新型インフルエンザ禍に見舞われ中日に敗退しました。ヤクルトは現行のルールになって初めてレギュラーシーズン勝率5割を切ってCSに進出したチームとなりましたが、そのチームを勝ち上がらせるほど野球の神様は甘くなかったと感じました。
 パ・リーグのCS第1ステージでは、レギュラーシーズン2位となり地元開催を勝ち取った楽天が3位ソフトバンクを圧倒する内容で2連勝し、第2ステージ進出を決めました。この時の楽天はレギュラーシーズン最終盤の勢いをそのまま持ち込み、本拠地の大声援をバックに不安要素をすべて吹き飛ばした格好となりました。
 セ・リーグのCS第2ステージは巨人が中日を相手に初戦を落としたものの、その後はリーグ優勝チームの力を発揮して3連勝し、アドバンテージ1勝を含めて4勝1敗で日本シリーズ進出を決めました。このステージでは第2戦で巨人が本調子に戻ったのが大きく、第3戦までは中日に先制を許しながらも安定した戦いぶりで勝ちを引き寄せたところなどは、レギュラーシーズンでの12ゲーム差がそのまま出ていたような気がします。
 パ・リーグのCS第2ステージは初戦がすべての明暗を分ける展開となりました。リーグ優勝した日本ハムに対して序盤から楽天の一方的な展開となったこの試合は、8回表終了時点で6-1と楽天5点リードで進みましたが、頼みの先発投手が途中降板した8回裏に3点を取られ、9回表に2点を追加して4点差で迎えた9回裏に同点となってからのサヨナラ満塁ホームランという劇的な逆転試合になりました。この絶対勝たなければならない試合を落とした楽天の選手たちの落胆は隠せず、第2戦を落とした時にはすでにこのステージの流れを取り戻すことはできませんでした。結局、楽天が勝ったのは第3戦の田中将大投手の完投勝利によるものだけで、終始日本ハムのペースで進んでいった雰囲気でした。今年限りで退任となった楽天の野村監督をして「ウチの選手に日本ハムのような野球をしてほしかった」と言わしめた強さでした。

 さて、今年の阪神はシーズン最終戦でCS出場を逃すという結果に終わりました。特に最後の2試合はCS出場権を争っていたヤクルト戦でしたが、そこでの両チームの選手起用の差がそのまま試合結果に出たかのように思われました。この2試合は実質的にCS第1ステージの予行演習みたいな位置付けで間違いなかったと思うのですが、そこで相手のやりやすいように運んだ真弓監督と、相手のやりにくいように運んだ高田監督の采配の差がすべてでした。この2試合に関しては、同じ負けるとしても采配面でもっと勝ちに対する執念を見せてもらいたかったところです。この2試合でのヤクルトの執念がCS第2ステージに届きかけたところまでいったことを考えると、私としては真弓采配が残念でなりませんし、仮に今年CSに出ていたとしても、中日に2連敗して帰ってくる結果になったとしか思えません。
 残念な結果となった今年の阪神ですが、またオフシーズンから真弓采配やフロントの選手補強に対してぼやきながら応援していく所存です。


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2009/ 9/30

 プロ野球はレギュラーシーズン終盤に差し掛かり、セ・リーグでは巨人が優勝を決め、中日が2位を確定させてクライマックスシリーズ(CS)進出を決めました。
 阪神は9月13日に3位に浮上し、その後一時陥落するも今日再び3位に浮上しました。その間、前半戦分の悪かった巨人に5カード連続勝ち越して対戦成績を11勝11敗2分とし、同一リーグの他5球団全てに勝ち越す完全優勝を阻止しましたが、一方で3位浮上後には思い通りの展開に運べず敗れる試合も目につき、今年の乗り切れないチームを象徴するかのようでした。
 CS争いは10月に持ち越しとなりましたが、阪神の残り5試合のうち3試合が0.5ゲーム差で4位につけるヤクルトとの直接対決となっており、残り試合がヤクルトより少ない阪神としては特に重要になってくるところです。

 また、パ・リーグにおいては日本ハムが優勝に向かって着実に歩を進める一方、3位楽天が2位ソフトバンクに0.5ゲーム差と迫っており、CS進出に大きく前進しています。4位西武は楽天と5ゲーム差をつけられており、残り試合を考えるとCS進出は絶望的な状況になってきました。
 パ・リーグはまだ優勝が決まっておらず、CS本拠地開催権と合わせてまだまだ見どころが残っています。個人的には楽天の2位の可能性に注目したいところです。

 最後に、巨人の優勝胴上げの時、私の見たところバックスクリーンの方を向いている選手が1人もいなかったところに、今年の巨人の強さの一端が顕れているように感じました。表面的には、全選手がチームの優勝のために心をひとつにしていた証しというところですが、そのように選手を束ねた原監督のWBC効果もあったのかと勝手に思っている次第です。


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2009/ 8/31

 今月に入って、新型インフルエンザが再び流行の兆しを見せ、日本でも死者が出るようになりました。
 基本的に、インフルエンザウィルスは高温多湿の環境下では活動が鈍るとされていましたが、実際にはエルニーニョの影響で例年より気温が上がらなかったこともあるのか、この夏の時期に感染が広がっています。
 秋冬に来るとされている第二波に向けて、日本では新型インフルエンザ用のワクチンが不足する事態が予測されており、より一層注意が必要と思われます。


 さて、プロ野球は残すところ1ヶ月余りとなり、優勝争い、クライマックスシリーズ(CS)争いともにヒートアップしてきました。
 パ・リーグは首位日本ハムが新型インフルエンザの集団感染で主力選手を欠いた時期がありましたが、2位ソフトバンクも思うように追い上げられず5.5ゲーム差がついています。また、CS出場権争いは楽天が西武に3ゲーム差をつけ、現在のところ優位に立っています。野村監督が「今年は『不思議の勝ち』が多い」というツキと勢いをCS出場に結び付けられるかが注目です(補足:野村監督は「負けに不思議の負けなし」「勝ちに不思議の勝ちあり」とよく口にする)。
 一方、セ・リーグは首位巨人に一時は1.5ゲーム差まで縮めた中日がここに来て巨人に3連戦3連敗を喫するなどして4ゲーム差となり、CS出場権争いではヤクルトがリリーフ陣の不調から勝ち星を伸ばせず、4位阪神が5ゲーム差と詰めてきました。さらに2ゲーム差で5位広島が続くという展開になっています。恐らく中日との直接対決を制している巨人の優勝の確率は高いでしょうが、他の5球団が一丸となって巨人を叩く展開になれば面白くなると思います。

 さて、阪神は8月を12勝10敗と今季初めて月間勝ち越しを決め、チームの雰囲気はかなり盛り上がってきました。しかしながら、連勝を伸ばしていくには重要な試合を落とすことが多く、今季は5連勝がまだないという状況です。勝てる試合をしっかり勝つことはかなりできている印象ですが、同時に勝てる試合に持ち込めずに負ける試合がちょくちょくあり、それが大型連勝を阻んでいる要因と思います。ただ、巨人相手でもしっかり勝ち試合に持ち込めるチーム状態ではあるので、残り32試合で借金8を完済して余りある成績を収めれば、直接対決を9試合残すヤクルトの調子に関係なくCS出場は実現できると思っています。
 勝負の9月、連勝街道を期待します。


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2009/ 7/31

 プロ野球はオールスター戦を終え、いよいよ後半戦に差し掛かってきました。
 オールスター休みに入った時点で、阪神は首位巨人から18ゲーム差、3位ヤクルトからも13.5ゲーム差の5位で、現実的にクライマックスシリーズ(CS)出場も厳しくなってきました。前半戦は主力選手の不調や故障が響いてチームが乗り切れないままシーズンが過ぎ、借金14という結果に終わりましたが、後半戦は心機一転、ここからスタートのつもりで目の前の試合に勝つことに集中することで、CS進出の可能性を手繰り寄せてもらいたいと願っています。
 「いい時には20試合を17勝3敗とかでいく時もある」(岡田前監督談)のも確かですが、長期ロードのある8月が終わった時の成績次第では、いよいよ若手選手の育成という方向性も出てくると思います。ここ数年は特に野手で若手の伸び悩みが深刻で、今の主力に取って代わる選手を見出せないシーズンが続いているので、もしCS進出の目も完全に断たれた暁には、思い切った選手起用を期待したいところです。
 後半戦3連勝スタートしたことから、まずはCS進出の可能性に期待します。

 一方、パ・リーグを見渡してみると、1位日本ハムと2位ソフトバンクの優勝争いに、3位西武と4位楽天のCS圏争いというゲーム差ですが、3位から最下位まで30日現在で9.5ゲーム差ということで、オリックスとロッテにもCS圏へのチャンスは残っています。
 個人的には、昨年日本一に輝いた西武が来年以降も強いチームの雰囲気を残せるかという部分に注目していきたいところです。


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2009/ 6/30

 今月行われたFIFAワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の最終予選で、日本代表が世界で最初に本選出場を決めました。
 さて、「W杯ベスト4を目指す」としているサッカー日本代表ですが、アジア地区で最も世界に近いとされるオーストラリア相手に勝ち切るような試合展開ができないのが現状です。壮行試合などでいい内容の試合が見られるのは確かですが、それが継続的に行えないところは3年前と変わっていない部分ではないかと思われます。
 個人的には、ここ最近で一番よいとされる内容のサッカーを常に行えるのでなければ、来年のW杯では一次リーグ突破が現実的な目標であると思いますが、それはそれとして本選での健闘を祈る次第です。


 一方、プロ野球は開幕から3ヶ月が経過し、交流戦を終えてリーグ戦が再開したところとなっていますが、阪神は6月終了時点で26勝35敗3分の5位と低迷しています。
 今年の阪神は、1985年の日本一達成時に道頓堀川に投げ込まれて行方不明になっていたカーネル・サンダース人形が発見されるという出来事から、我々ファンとしては「カーネル・サンダースの呪い」が解かれることを期待したものですが、いざ蓋を開けてみると2001年以来の借金10を記録するなど、開幕から何をやっても乗り切れないチームの姿にもどかしさを感じる日々が続いています。カーネル人形はまだまだ我々に試練を与え続けているようです。
 それはともかく、数字が示すように阪神の現状がここ数年にないくらい落ち込んでいることは確かであり、こういう時こそ真弓監督の采配をぼやきながら応援していきたいと思います。

 で、今年のオールスターは阪神から何人出るの?(ドクロ


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2009/ 5/30

 当サイトは本日で10周年を迎えました。

 自分で作ったCGIスクリプトを使ってみたいという動機から始まり、それがそれなりに今まで続いてきたのがこのサイトです。
 これまでは、いろいろなものをできるだけ変えないように続けてきましたが、10年経ってサイトの形式やコンテンツの意味などが変化した部分もあり、自分自身の変化も含めて今後はそういった変化に対応していくことも必要かと考えております。

 ということで、今後とも当サイトをよろしくお願い申し上げます。


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2009/ 4/30

 先日、新型の豚インフルエンザウィルスが発見され、それによるヒトへの感染および死者が出たという出来事が発表されました。それからわずか1週間ほどで、世界保健機関(WHO)の警戒レベルが世界的大流行(パンデミック;爆発的感染)の一歩手前のところまで引き上げられました。
 数年前には鳥インフルエンザが世界的に流行し、このウィルスがパンデミックを引き起こす可能性が高いとされていましたが、現在ではこれによる死者はほとんど出ていないらしく、専門家の間ではパンデミックが起こるとすれば別のウィルスであるとされているという話を聞いたことがありますが、今回の豚インフルエンザウィルスの発生で、それが現実味を帯びてきたように感じます。
 今回の新型インフルエンザウィルスは、ヒト・鳥・豚のインフルエンザウィルスが混合してできたものと言われていますが、これに対するワクチンができるまでの間は、感染を防ぐようにするしかありません。個人個人が気をつけていくことが肝要だと思われます。


 さて、今年もプロ野球が開幕しました。
 今年からユニフォームが変わったチームが多いので、個人的には新しいユニフォームを見ることも楽しみのひとつになってます。
 4月を終わった時点で、セ・リーグは真ん中の4チームが勝率5割前後で固まり、パ・リーグは楽天が単独首位に立って最下位までのゲーム差が4という小差になっていて、いずれもまだまだこれからという展開になっています。
 阪神は4月を5割で終え、最低限の結果は残っているので、これからチームの形をしっかり作っていってもらいたいところです。初采配となる真弓監督に不慣れな面が見られる部分がありますが、シーズン半分も過ぎれば慣れるでしょうし、そこから優勝争いに加われるような位置にいてもらいたいと思います。


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2009/ 3/30

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で侍ジャパンこと日本代表が連覇を果たしました。
 私は正直なところ、WBCが始まる前にはここまで理想的に展開していくとは思いませんでしたが、侍ジャパンのメンバーがそれぞれの想いを持って試合に臨み、戦いの中でどんどん結束力を高め、チームとして完成されていったことに脱帽すると同時に、素直に感動を覚えました。  この流れを、来月に開幕を迎える日本プロ野球に持ち込んでもらいたいと思います。

 一方、WBC自体に価値を見出せない人や、WBCで優勝した日本野球のレベルを短絡的に世界一と結びつける人も少なからずいることと思います。
 WBCは3年前に第1回大会が開かれ、今回が2回目という歴史の浅い大会です。さらに、ここまではメジャーリーグ(MLB)が主催しており、3月に開催されることをはじめとして、組み合わせの不可解さなどの問題を抱えていることも確かです。しかし、昨年の北京五輪を最後にオリンピックの正式種目から外された今、野球の魅力を全世界に伝え、野球という競技を世界に広げていく活動としては、WBCは最も大きな影響力を持つものであると私は思っています。そして、WBCがこの先順調に歴史を積み重ねていけば、その「歴史ある大会」の第1回大会と第2回大会の優勝国が日本であるという事実が後世に残っていくわけです。それだけでも今回の優勝は大変意義のあることではないだろうかと思っています。
 だからといって、私は日本プロ野球(NPB)のレベルがMLBを超えているとは思いませんし、韓国プロ野球(KBO)のレベルに劣っているとは思いません。もし、1年間のリーグ戦を戦えば、MLBはNPBを上回るでしょうし、NPBはKBOを上回るでしょう。ただ、一発勝負あるいは短期決戦で勝負する場合には、それぞれのレベル差は簡単にひっくり返るようなものであり、それが野球というものであることだと考えます。  ともかく、ここは素直にWBC連覇の歓喜に酔いしれましょう。

 次回のWBCは2013年3月に開催される方向で検討されています。NPBの加藤良三コミッショナーが日本の公式球をMLBのボールに近づける提案をしていることを含めて、今後の展開を見守りたいと思います。


 さて、昨年4月から放送されていたアニメ『絶対可憐チルドレン』が終了しました。
 アニメ化してよくなった部分もあれば、悪くなった部分もあると思いますが、ともかく絵が動いて声がつくだけでも非常に価値のあることであり、また必要以上に力の入った部分も多く見られて十分楽しめる内容でした。
 関係者の皆様、お疲れ様でした。


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2009/ 3/21

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は昨日までに2次ラウンドを終えて、侍ジャパンこと日本代表を含む4チームが準決勝進出を決めました。  今回の対戦形式は、2次ラウンドまでを2敗すると敗退が決まるダブルエリミネーション方式、準決勝からは通常のトーナメント方式が採られています。これによって、1次ラウンドから決勝まで同じ相手と最大5回戦う可能性があり、現に日本と韓国が2次ラウンドまでに計4回戦っています。
 さて、侍ジャパンの戦いぶりの感想ですが、1次ラウンドはスモールベースボールと呼べる内容の試合運びはほとんど見られませんでした。この時点で実戦の少なかった選手たちに対してできるだけ自由に打たせて実戦勘を取り戻させるためと言われたりもしていますが、それはともかく個人的には不安の残る内容であったことは確かでした。
 2次ラウンドに入り、1次ラウンドよりも細かい野球をする傾向が見えましたが、最後の韓国戦以外は先発メンバーもほぼ固定で、比較的動きが乏しかった印象を受けていました。強打を誇るキューバに対しては、日本の誇る投手力を武器に2試合連続完封勝利を挙げ、2敗している韓国に対して勝負どころで点の取れなかった打線の調子が上がってきたことは、今後にとって好材料であり、昨日の韓国戦では先発メンバーを含めベンチが動き、それに対して選手が応えるといういい流れが確立されてきたので、準決勝以降に大いに期待のできる雰囲気になってきました。
 準決勝はアメリカ戦ですが、今大会のアメリカは故障者続出で数字の上では投手陣の調子が上がっていません。しかし、2次ラウンド敗退の危機に瀕した時に逆転サヨナラ勝利したように、ここぞという場面では力を発揮してくる強さのあるチームです。どこが相手でも当てはまるのですが、まずはピッチャーがしっかり流れを作り、その間に先取点を奪って自分たちのペースで試合を運べるかが鍵になってきます。
 いよいよ最も面白い試合が始まります。侍ジャパンの健闘をより一層祈り、応援したいと思います。


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2009/ 2/28

 2月に入り、プロ野球がキャンプインするとともに、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の話題が連日メディアに取り上げられるようになってきました。
 昨年は北京五輪で惨敗を喫した日本代表ですが、今回はまた意味合いが違う大会です。五輪では不参加だったメジャーリーガーが多数出場するということで、選手もより挑戦者としての心構えを持って臨めるのではないかと勝手に推測する次第です。
 代表選手の編成については、レフトのスペシャリストがいないことや、中継ぎ専門の投手が極端に少ないことなど、不安がないと言えば嘘になる部分はありますが、選ばれた選手がそれぞれの持ち場で力を発揮してもらいたいと願っています。
 ここで、個人的な着目点をいくつか挙げておきます。

  1. すべての選手が同じ方向を向いて戦えるか
  2. 普段と違うポジションを任される選手が普段通りに力を発揮できるか
  3. 日本代表が掲げる「スモールベースボール」を選手が徹底できるか
 1.については、昨年の北京五輪で私が最も欠けていたと思っている部分で、目の前の試合に集中して全員で取りにいくことができるかが、ラウンドが進むごとに重要になってくると思います。そのためには、アジア予選をいい形で勝ち進むことが近道です。プロ選手がまとまる条件は「チームが勝っていくこと」、これに尽きます。
 2.については、先述したレフトの守備をはじめ、普段先発ローテーションで回っている投手が中継ぎに入った時に連投がきくかといったところが挙げられます。普通のプレーを普通にすることが難しくなる状況もあるでしょうし、その時に不慣れなポジションが仇にならないように祈るばかりです。
 3.については、割と攻撃的な選手が多く、普段は自由に打っている選手がどれだけ「繋ぎ」を意識して打席に入れるかが鍵になってくると思います。同じ凡退するとしても、そのアウトに意味を持たせられるか、あるいは打ち損じる可能性を頭に置いて狙い球や打球の方向を絞れるかなど、見どころは多分にあります。
 最後に、WBCのような国際大会に出場するプロ選手は、プロでありながらある種のアマチュア的な精神性を要求されるものと私は考えています。全員がそれを持って戦っていることを感じられれば、私としてはそれ以上のことはありません。連覇とか意識せずにやってもらいたいと思います。


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2009/ 1/31

 年明けからテレビ画面の右上に「アナログ」と表示されている皆様、こんにちは。
 こちらは、アナログ放送しか映らないテレビを使用している溶解ほたりぃHGが管理運営する NONSENSE です(挨拶)。

 テレビ放送の完全デジタル移行まで2年半となり、いよいよ民放各局の放送でも画面の右上に「アナログ」と常時表示されるようになりましたが、この表示が以前から同様の表示をしているNHKと比べて大きく、場合によっては非常に目障りで仕方がありません。  このように、日本でも移行に向けて着々と動き出しているわけですが、アメリカのハワイ州では1月15日から本土に先駆けて完全デジタル化が完了され、地上デジタル放送対応のテレビを買い求める人たちが電器店に押しかけたそうです。
 日本では2011年7月24日に予定されていますが、直前になって慌てないよう、今から準備しておくことが必要だと改めて感じました。

 ところで、2月17日に予定されていたアメリカ本土のテレビ放送完全デジタル化については、4ヶ月延長されて6月12日とする方向で話が進められているそうです。
 日本でも場合によっては期限が延長される可能性を感じさせる事項として、ここに挙げておきたいと思います。


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2009/ 1/ 2

 新年あけましておめでとうございます。
 本年もよろしくお願い申し上げます。


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