プロ野球はセ・リーグ3位からクライマックスシリーズ(CS)を勝ち抜いたDeNAとパ・リーグ優勝のソフトバンクによる日本シリーズが行われています。
DeNAはCSファーストステージで2位阪神を2連勝で下し、ファイナルステージでは優勝の巨人相手に3連勝した後、2連敗しましたが最終戦に勝って日本シリーズ進出を決めました。阪神も巨人もレギュラーシーズン最終戦から日程が空いた影響からか、試合勘が戻らず打者の調子が上がってこなくて点が取れませんでしたが、それ以上にDeNAがファイナルステージ第4戦に敗れるまでは魔法にかかったように守備が固く、レギュラーシーズンでの「投手力・守備力が弱い」というイメージとは真逆の試合運びをしていました。第4戦では魔法が解けたようにミスが出て敗れ、第5戦も落としましたが、最終戦に勝って嫌な流れを止めつつ日本シリーズに向かうことになりました。
セ・リーグのCSはレギュラーシーズンで元々打てなかったチームがCSでも打てずに敗れたという印象で、今季の混戦セ・リーグを象徴するようなシリーズだったと思います。阪神も巨人も9月に広島が大失速で落ちていったことで今の順位が決まったようなもので、9月に最もうまく戦った巨人が優勝したに過ぎず、そのままCSを勝ち抜けるほど強くはなかったということだと思います(ここでは巨人を少し悪く言っていますがリーグ優勝の価値を毀損する意図は毛頭ありません)。CSの存在意義のひとつとして、直近で最も勢いのある強いチームを日本シリーズに送り出すという役割があると思います。ここを勝ち抜いたチームが今最も強いチームであり、日本シリーズを戦うに相応しいチームということです。それが今回は優勝チームの巨人ではなかったということです。
一方、パ・リーグのCSはファーストステージを初戦を落としながら勝ち上がった日本ハムを3連勝で下したソフトバンクの強さが際立つ結果となり、セ・リーグのファイナルステージを見るとソフトバンクには到底勝てないと思わされる充実ぶりでした。
そうして迎えた日本シリーズですが、蓋を開けてみればここまで3勝2敗でDeNAが日本一に王手をかけています。
横浜スタジアムでの2試合はソフトバンクが連勝し、ソフトバンクの強さが際立つ試合展開でしたが、初戦の9回裏に0-5からDeNAが3点取った攻撃が後々ソフトバンクにシリーズの流れを渡さなかった要因になったと思います。第2戦も3-6で敗れはしましたが、4回までで6失点して以降は5イニングを無失点に抑えており、これが次の試合に繋がっていくことになります。
場所を福岡に移した第3戦からはDeNAのいい部分が出始め、打っては4点、5点、7点と得点を重ね、守っては初戦の1回の1失点のみという、逆にDeNAの強さが際立つ展開になりました。DeNAの投手陣と守備陣が再び魔法にかかったようにソフトバンク打線を封じ込めているのがこの3連勝の原動力になっていて、横浜スタジアムに帰ってもこのまま魔法が解けないでいてほしいといったところでしょう。
今後の展望としては、初戦と第2戦に登板した先発投手を投入できるソフトバンクに対し、DeNAは先発投手の台所事情が苦しく、本格的な降雨が予想される来月2日の第6戦が中止になれば投手陣が一気に楽になるため、まずは天候に注目しつつ、ビジターチームが全勝している「外弁慶シリーズ」となっている今シリーズ初のホームチーム勝利をDeNAが挙げられるか、敵地で得た勢いを持ち込めるかに注目して楽しみたいと思います。
さて、阪神は先述の通りCSファーストステージに連敗で敗退となりましたが、レギュラーシーズン最終戦前に岡田監督の退任報道が出て、そのままバタバタしているうちに終わった印象を受けました。
CSでは打線に総じて元気がなく、投手陣もレギュラーシーズンの疲れを引きずったかのように元気がありませんでした。岡田監督の退任が決まり、チーム全体の気持ちが落ち込んでしまったように見えました。ファーストステージ第2戦に敗れた後、CSの前に体調を崩していた岡田監督がグラウンドに姿を表すことはなく、選手によるファンへの挨拶やシーズン終了のセレモニーなどが行われることはありませんでした。岡田監督の退任会見も行われず、後味の悪いシーズンの終わりとなりました。
その後、藤川球児新監督の就任が発表され、今月中にコーチングスタッフも発表されましたが、ヘッドコーチ不在の影響がどう出るかであったり、藤川新監督の野球観が解説者時代の言葉から見えてこなかったりといったところが不安材料として挙げられます。それはそれとして秋季キャンプから春季キャンプの間に藤川新監督のやりたい野球が選手たちに伝わるでしょうから、とりあえず今から来季を楽しみにしておきます。
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今月も暑い日が続きましたが、下旬になってようやく過ごしやすい気候になってきました。
昨年の猛暑や大雨が米の不作の原因となっていたようで、米の流通不足が先月あたりから問題になっていましたが、今年の新米が流通するようになって米不足は解消されつつあります。しかし、米不足の時に上がった米の価格は依然として高いままになっており、昨年より約3割上がっているそうです。これは米農家に払われる仮渡金が今年になって2~4割ほど引き上げられていることも影響していてやむを得ない部分でもあります。私の家で購入している米も前年比33%値上がりしており、これ以上上がるとさすがに家計が厳しくなってきます。
農林水産省、ちゃんと管理して!
さて、プロ野球はペナントレース最終盤を迎え、巨人とソフトバンクがそれぞれ優勝を決めました。
クライマックスシリーズ(CS)進出争いに関しては、セ・リーグはDeNAがCSクリンチナンバー4(あと3勝1分け)、パ・リーグはロッテがCSクリンチナンバー1(あと1分け)としています。
今月は特に阪神の猛追と広島の大失速に注目が集まりましたが、特に広島は今月5勝20敗と4日まで貯金12の首位にいたチームが瞬く間に借金2の4位まで落ちてしまいました。大混戦となった今年のセ・リーグの中心にいたチームがまさかのCS進出すら危ぶまれる事態に陥り、改めて勝負事の怖さを感じました。阪神は今月14勝8敗と月間では1位の成績を記録しましたが、首位巨人と2ゲーム差で迎えた直接対決2連戦の2試合目に敗れ、そこから一気に巨人優勝への流れとなってしまいました。今年の阪神は先述の試合をはじめ、何試合かあった優勝への分岐点となる試合を落としていることが多く、それらの積み重ねが優勝に一歩届かなかった要因となりました。
最後は息切れしましたが、巨人との直接対決の前までは月間12勝4敗のハイペースで勝ってきており、最後まで連覇の夢を見せてもらいました。29日の勝利で2位を決めたことによって残りの2試合をCSに向けた調整に使うことができるのも大きいですし、とにかくCSまでに調子を整えて日本一連覇に向かっていってほしいと思います。レギュラーシーズンでは最後の最後で上回られた巨人を破って日本シリーズに進出できれば、その可能性は十分にあると思います。夢はまだ続いているぞ!
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今月の終わりは台風10号(サンサン)に振り回された10日間でした。
台風になる前からその動向が取り沙汰された台風10号ですが、22日の時点ではマリアナ諸島から北上してまっすぐ大阪方面に向かってきて、27日には強い勢力の台風になる見通しなので要警戒という予報でした。それが23日には進路が西側にずれて日本近海でくの字型に進路を変えて紀伊半島に上陸予想となり、24日にはすでに強い勢力に発達し、27日には非常に強い勢力になって日本に接近するということで、接近前からの大雨に注意という予報がされていました。この時点で史上最強クラスの台風がやってくるということで早い段階で新幹線などの公共交通機関が運休になるなど警戒を強めていましたが、実際には28日に屋久島付近と進路が更に西にずれており、予想がまったく当てにならない状況になっていました。その後、鹿児島から熊本に進み、四国を経由して紀伊半島の南を通過し、そこから一転北上するというつかみどころのない経路を辿っています。
九州に上陸する前には速度が非常に遅く、また非常に強い勢力を保っていたため、九州では暴風による被害、また九州をはじめとして広い範囲で強い雨を観測しました。上陸後は勢力を急激に落としましたが各地に大雨を降らせ、月明けには熱帯低気圧に変わる見込みとなりました。
最強クラスの台風ということで最大級の警戒をした結果、肩透かしを食らった地域が多かった印象ですが、実際に被害が出た時のことを考えると、警戒した結果被害が出なくてよかったと言えるのかもしれません。しかし、新幹線をはじめとした公共交通機関が止まるということは経済が止まるということであり、これを止めた結果台風が来なかったとなれば経済的損失が大きく、止める判断をどの段階ですべきかということについて考えさせられる台風でした。
先月から開催されていたパリオリンピックが11日に閉幕しました。
日本選手団は合計45個(金20・銀12・銅13)のメダルを獲得し、金メダル数でアメリカ・中国に次いで3位を記録するとともに、海外開催のオリンピックで日本選手団史上最多のメダル数を獲得しました。
細部には触れませんが、選手ファーストとは言い難かった大会運営の下、結果はともかくとしてまずは選手の皆さんが無事に帰って来られたことが何よりでした。今後のオリンピックが今回のような待遇で行われるようであれば、オリンピックの存在意義や存在価値そのものが見直されることになりかねないのではないかと思わせるようなオリンピックだったと思います。
選手の皆様、お疲れさまでした。
現在開催中のパリパラリンピックにおいても、まずは選手が無事に競技を行い、無事に帰って来られるように祈ります。
さて、プロ野球はいよいよ優勝争いの佳境に入っていきます。
セ・リーグは首位広島が貯金13で首位、2位巨人が0.5ゲーム差につけ、3位阪神は首位と4.5ゲーム差とやや苦しくなっています。以下、4位DeNAは3位阪神に2ゲーム差に迫り、5位中日は4位DeNAに6ゲーム差をつけられ、最下位ヤクルトはそこから3ゲーム差となっています。
パ・リーグは首位ソフトバンクがマジックナンバー17を点灯させており、2位日本ハムに10ゲーム差をつけています。3位ロッテは2位日本ハムと3ゲーム差、クライマックスシリーズ(CS)進出を狙う4位楽天は3位ロッテと3ゲーム差、5位オリックスは6.5ゲーム差と苦しく、最下位西武は首位から37ゲーム差、5位オリックスから見ても17.5ゲーム差と水をあけられCS完全消滅となっています。阪神は今月11勝13敗1分けと負け越し、勝負の9月に向けてのセットアップができませんでした。
長期ロードに出てから打線が一時の好調から落ち着いてしまい、打てなくて負けたり、打ってもそれ以上に失点して負けたりと苦しい試合が増え、勢いをつけることができませんでした。長期ロードを9勝13敗1分けと乗り切れずに勝負の9月を迎えることになりました。
知らぬ間に得点圏打率がセ・リーグで最も高くなっていて、得点圏に走者を置いた時に連打で大量点を取って主導権を握りそのまま逃げ切る、といった試合を多くすることができれば勢いも付いてくると思うのですが、ここまで59勝55敗6分けの貯金4と乗り切れないチームが残り23試合で10以上の貯金を上積みできるかは、現実的に考えて非常に難しいと言わざるを得ません。さあ、ここからが勝負!
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いつの間にか梅雨も明け、暑い夏がやってきました。
今年の梅雨は近畿地方で平年より13日間短かったようですが、雨の日はそれなりに多かったように感じました。一方、現在開催されているパリオリンピックにおいて、日本時間27日未明に行われた開会式の演出や、選手村での食料不足、トライアスロンのスイムが行われるセーヌ川の水質問題など、開幕早々様々な問題が噴出しています。
開会式の演出については、フランス革命で断頭台にかけられたマリー・アントワネットの生首が歌う場面や、レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画『最後の晩餐』を連想させる場面が物議を醸しています。
前者は血しぶきの舞う中を生首の女性(演者は男性)が歌っているという絵面がそもそも子供たちに見せられるようなものではありません。あの場面は子供たちに恐怖を与えこそすれども楽しみや喜びを与えるようなものではありません。実際に開会式の録画を幼い子供と見ていたらあの場面で子供が泣き出したというコメントを見かけましたし、あれを見て喜ぶような子供は将来が心配でしかなく、子供の健やかな成長を促すようなものでは決してありません。
後者はドラァグクイーンと呼ばれる人たちによるパフォーマンスで、中央前面に身体を青く塗ったほぼ全裸の男性がポーズをとっている場面が、イエス・キリストが処刑前夜に十二使徒と晩餐を共にする場面を描いた『最後の晩餐』を想起させたことによって保守派のキリスト教信者から反発を受けました。これによってアメリカの通信会社がパリオリンピックからの広告の撤退を表明し、IOCが謝罪の声明を発表する事態にまで発展しました。問題の場面は『最後の晩餐』ではなくギリシャ神話の神・ディオニュソスが元ネタであるとのことですが、『最後の晩餐』を想起させた時点で失敗ですし、他にも開会式で韓国を「北朝鮮」と紹介したり、韓国の国旗を中国と間違えたり、サッカー日本代表戦において日本の3文字の国名コードを『JPN』ではなく『JAP』とし、差別用語との指摘にも耳を貸さなかったりと、フランスという国の意識の現状が垣間見える問題が数多く起こっています。選手村での食料不足については一部の炭水化物や肉が極端に不足しており、食が重要なアスリートから不評を買っていますし、セーヌ川の水質が基準を満たさずにトライアスロンのスイムの練習が中止になる中、31日にぶっつけ本番で実施し、体調不良を訴える選手が続出しています。いずれのケースも選手ファーストとはほど遠く、環境活動家の自己満足とフランスの体裁を保つために選手を犠牲にしている印象を受けます。
開会式の件も含め、いきすぎたポリティカルコレクトネス(ポリコレ)や環境・LGBTQなどの活動家に権力を持たせるとこうなるという好例になったと思いますし、ああいうのが標準になった世界は息苦しそうな感じがします。ともかく、選手の皆さんが無事に帰って来られることを祈ります。
プロ野球はオールスターを終え、後半戦と呼ばれる勝負の時期に入っています。
セ・リーグは首位巨人から1ゲーム差の広島が2位、1.5ゲーム差の阪神が3位、4位DeNAは3位阪から4ゲーム差と少し離され、さらに3.5ゲーム差で5位中日、最下位ヤクルトは1ゲーム差で5位中日を追っています。クライマックスシリーズ(CS)進出争いを考えると4位DeNAまでが現実的なラインだと思います。
パ・リーグは首位ソフトバンクが30日にマジックナンバー42を点灯させる(翌日消滅)独走状態で、2位ロッテとは10ゲーム差、3位日本ハムは2位ロッテと2ゲーム差、さらに2ゲーム差に4位楽天、5位オリックスは4位楽天から5ゲーム差、最下位西武はそこから12.5ゲーム差、首位とは31.5ゲーム差と苦しい戦いが続いています。CS争いは4位楽天までが現実的で、連敗中の5位オリックスが昨季の強さを取り戻せばあるいは…というところです。阪神は今月を14勝8敗と大きく勝ち越し、通算48勝42敗5分けの3位で首位巨人と1.5ゲーム差まで詰め寄りました。
オールスター前の20日に今季5度目の勝率5割となりましたが、オールスター前最後の試合となる翌日に打線が爆発して大勝し、オールスターが明けてからも負けなしの6連勝で今月を締めくくりました。それまでは打てずに苦しみ、たまに打っても次の日には貧打に逆戻りというのを繰り返していたのですが、オールスター直前の試合から昨季のような繋ぎの打線が目を覚ましたと言って差し支えないと思います。待ちに待った打線の奮起がここに来てようやく見られるようになり、勢いをつけて長期ロードに出ることができます。岡田監督が見据える長期ロード後の「本当の勝負時」をいい形で迎えるために、まずは好調を維持したまま長期ロードを戦ってもらいたいと思います。一気に楽しみになってきたぞ!
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今年も気づけば梅雨入りとなりました。
今年の梅雨入りは記録的な遅さで、四国・九州・沖縄を除く地方は6月下旬にまで梅雨入りがずれ込みました。
一方、今年の梅雨明け予想は軒並み平年並みとなっており、平年よりも少し短い梅雨となりそうです。
プロ野球は交流戦を終えてリーグ戦再開の時期となっています。
交流戦は楽天が13勝5敗で初優勝を飾り、上位6チームをセ・パ3チームずつが占めました。また、パ・リーグが53勝52敗3分けで勝ち越しました。阪神は5月を10勝13敗1分け、6月を9勝12敗1分けで今月を終えて34勝34敗5分けの勝率5割、首位広島と4ゲーム差の4位でシーズンの折り返しを迎えることになりました。
基本的に投高打低の状態が続いており、点が取れないながらも投手が踏ん張って勝ちを拾う試合が多く、何とか貯金を持って上位に留まり続けることができていましたが、徐々に投打の噛み合わせが悪くなり、先制点を奪えずに先に失点して負ける試合が増えてきました。
特に30日のヤクルト戦、5-1とリードして迎えた8回裏にブルペンの投手の準備不足から5失点し逆転され、9回表2アウトから本塁タッチアウトで試合終了となり、試合後の囲み取材で岡田監督がコーチ陣を叱責するコメントを残したことが物議を醸しています。リリーフ投手の準備不足や3塁ベースコーチの判断の悪さが度々解説者に指摘されることがあり、個人的には以前から気になっていたところではあるのですが、今回はそれが原因で勝てる試合を落としたため、岡田監督の不満が一気に噴出したのかなと思いました。気持ちはわからなくはありませんが、事後処理を適切に行わないとチームが立ち行かなくなってしまうような強い言葉だったと思います。
この状況、岡田監督がオリックスの監督時代に休養になる前のことがなんとなく思い出されます。当時のことはオリックスのことを熱心に追いかけていたわけではないため、それほど事態を正確に把握しているわけではありませんが、私の印象では「コーチ陣に対する不平不満を記者にぶつけて誰も止められない状況」だった記憶があります。チーム内の情況まで当時と同様に発展してしまえば取り返しがつきません。
幸いにして勝率5割で後半を迎えられるので、今回の件がいい方向に向かうことを祈るばかりです。昨年の今頃ここに記した「口は災いの元!」が1年の時を経てシャレにならなくなっているのがなんともはや…
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本日、当サイトは開設25周年を迎えました。
気づけば四半世紀になりましたが、今後ともよろしくお願い申し上げます。
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プロ野球は開幕から1ヶ月が過ぎました。
セ・リーグは貯金6の阪神が貯金1の2位巨人に2.5ゲーム差をつけて首位、勝率5割の中日が3位、4位広島が借金1、同率5位にDeNAとヤクルトが借金3で並んでいます。
一方、パ・リーグはソフトバンクが貯金12とスタートダッシュに成功し首位、3.5ゲーム差で日本ハムが貯金5の2位につけ、オリックスが借金1の3位、借金3のロッテと楽天が同率4位で並び、西武は借金10と出遅れ最下位スタートになりました。
パ・リーグに開幕ダッシュに成功したチームと明らかに失敗したチームがあるのに比べ、セ・リーグは全チームが借金3までに収まっていて、悪いスタートを切ったチームはないと言っていいと思います。
セ・リーグで気になるのは開幕から好調を維持して一時期は貯金6の首位を走っていた中日が今月終了時点で5割に逆戻りと調子を落としていることで、ここからどれだけ踏ん張れるかが注目されます。
一方、パ・リーグで気になるのは貯金12のソフトバンクの勢いがどこまで続くかということと、チーム打率.201と貧打で昨年の中日よりも援護率が悪いと注目されている西武の得点力の行く末です。いつまでも好不調が続くわけではないので、ソフトバンクが息切れした時にどうなるか、また西武が月間に貯金3ずつ積み上げていくような戦いをしていけるのかを(ほぼ結果だけになると思いますが)注目したいところです阪神はここまで15勝9敗3分けの首位と上々のスタートを切りました。
開幕から3週間はオープン戦の不調を引きずるように調子が上がらず、開幕シリーズは負け越しスタート、その後も勝率5割に復帰するものの引き分けを挟んで3連敗もあり、14試合目で借金3と苦しみました。途中、10試合連続2得点以下で安打もなかなか出ない試合が続きましたが、この10試合を4勝4敗2分けで乗り切り、2桁安打を記録した試合から打線の状態が上向いて引き分けを挟んで7連勝を記録するなど上昇気流に乗ることができました。
昨季の4月終了時点が13勝10敗1分けで貯金3だったことを考えれば今季は上々のスタートですし、あれだけ不調だったにもかかわらず大きく負け越さなかったことがこの成績になっている要因であり、それを支えたのは盤石の投手陣でした。
「打線は水物」と言われるようにいつも打てるわけではありませんが、打線が投手陣の負担を少しでも減らせるように頑張ってもらいたいです。普通にやったらええんよ!
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プロ野球が開幕しました。
オープン戦では昨季最下位の中日と小久保新監督率いるソフトバンクが同率首位となり、2連覇の後の5位低迷からの巻き返しを図るヤクルト、今江新監督率いる楽天が続く結果となりました。
現在、開幕3連戦を終えて3連勝のチームも3連敗のチームもありませんが、中日のみ2敗1分けと未勝利のスタートとなりました。開幕カードで1つは勝っておきたいことを考えると中日以外は悪くないスタートを切れたのではないかと思いますし、中日も次のカード頭で勝てればそれほど問題はないのではないかと思います。阪神はオープン戦で3勝14敗1分けと断トツの最下位に終わり、選手の仕上がりや投打の噛み合わなさ、野手の新戦力のアピール不足などが目につきましたが、岡田監督はそれほど意に介していない様子でした。
開幕カードの巨人戦では初戦、2戦目とも先制機にミスや相手のファインプレーで無得点に終わった後に失点、打っては2試合連続完封負けと厳しいスタートになりましたが、3戦目で0-0の8回表に3ランホームランが飛び出し、9回にもダメ押し点を挙げて今季初勝利を完封で飾り、開幕3連敗を阻止することができました。開幕戦で先制し、そのまま勝てていればオープン戦の悪いイメージを払拭できていたと思いますが、3戦目で勝てたことでようやく暗いムードを吹き飛ばせたと思います。
もし開幕3連敗となっていれば一昨年の開幕9連敗が頭を過るところでしたが、これで選手も普通に試合ができるでしょうし、こちらも普通に試合を見ることができます。
今季は昨季とは違って苦戦が予想されますが、借金を3くらいまでにしながら徐々に調子を上げていってもらいたいところです。4月を終えて借金3なら御の字というくらいで見ていこうと思います。ところで、昨季まであった特例ルールが気になって調べてみたところ、今季からは新型コロナウイルスに関する特例は撤廃され、代わりにインフルエンザも含めた『感染症特例』として常設される感じになっていました。これは予防接種による体調不良にも適用されるとのことで、アフターコロナの取り組みとしてはいいものだと思います。また、出場選手登録やベンチ入りの人数も昨季からの引き続きになっており、この辺の運用はサッカーの交代枠と同じく一度広げたものを再び狭くするのは難しいのかなと思いつつ、選手の健康への配慮という点でいいことだと思います。
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ロシアによるウクライナ軍事侵攻は開始から2年が経過しました。
攻勢を強めるロシア軍に対してウクライナ軍は東部ドネツク州の要衝アウディーイウカからの撤退を発表するなど、一時期の反攻に打って出ていた時期に比べて明らかに戦況がよくありません。欧米からの支援が当初発表されたものより小さくなっていることや兵士不足などがあり、ウクライナ国民の厭戦ムードも漂ってきています。国民が「領土を奪われた状況での停戦」を望んだ場合、ゼレンスキー政権は厳しい判断を迫られることになるかもしれません。
一方、ロシアは国民が生活の上で戦争の影響をあまり感じておらず、戦争や政権に対する反対運動もすぐに鎮圧されてしまう状況にあります。来月に行われる大統領選挙に立候補した反戦派の候補を排除したり、収監されていた反体制派の指導者・ナワリヌイ氏の死亡が確認されるなど、プーチン政権が倒れる様相がありません。プーチン政権の基盤が盤石なら当面はロシア軍優位の戦況が続きそうな気配です。
プロ野球はキャンプを終え、オープン戦の時期になりました。
今年は新監督を迎えたチームが3つありますが、やはり巨人の阿部慎之助新監督が大きく取り上げられていました。2年連続Bクラスを受けて弱点だったリリーフ投手陣の補強や守備走塁の意識向上など、どうチームを再建するかが注目です。
話は変わりますが、昨季からの巨人のユニフォームには背中に名前がなく、個人的には新しく出てきた選手を背番号だけで判断しないといけないのは不親切だと思います。『FOR THE TEAM』の精神の体現もわからなくはないですが、今の時代の流れにはそぐわない気がします。2002年に阪神がビジターユニフォームで背番号のみのデザインを採用していましたが、選手たちから「名前ではなく番号で呼ばれる」などの声が挙がり1年で廃止された経緯がありますが、巨人の選手たちがその辺のことをどう思っているかが気になります。さて、阪神についてはオフに補強らしい補強をせず、基本的に現有戦力のレベルアップで臨んでいますが、若手選手の突き上げに関しては野手に不安が残ります。今チャンスをもらっている選手はどんどんバットを振ってアピールしてもらいたいところですし、投手に関しても何人残れるかわかりませんがどんどんアピールして岡田監督を悩ませてもらいたいところです。
個人的には今季は昨季のようにはいかないと思っています。昨季の疲れもあるでしょうし、相手の研究や戦力の上積みもあるでしょう。2021年に優勝したオリックスが翌年の前半戦で苦しんでいたのもあり、見る方としては多少苦戦する心積もりでいた方が精神衛生上いいというのもあります。
最後に頂点に立っていればいい戦いなので、まずは交流戦までに今季はどういうチームで戦うのかを楽しみに見ていきたいと思います。
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令和6年能登半島地震の被害の大きさが明らかになってきました。
阪神淡路大震災を引き起こした兵庫県南部地震のマグニチュード(M)7.3を超えるM7.6(最大震度7)の内陸型直下地震でしたが、能登半島の先端にある珠洲市周辺では2020年12月以降に群発地震が発生していた中でのことであり、この4分前のM5.5(最大震度5強)に引き続いて起こった地震でした。
今回は地震による建物の倒壊や地割れ、土砂崩れや火災だけでなく津波による被害もあり、大津波が来る前の水が引いている場面や津波が陸上に押し寄せてきている場面などが撮影された動画もありました。直下地震における津波発生は1923年の関東大震災を引き起こした大正関東地震が想起されますし、今回のような大規模な地震ともなるとその津波の高さもかなりのものになることが実証されました。
今回の被害の様子を見ていると、関西在住の身としては阪神淡路大震災が思い起こされます。阪神淡路大震災は発生から今年で29年となりましたが、報道を見ていると未だにあの震災の中を生きている人も少なくないと感じましたし、家族や親戚を直接亡くしていなくても受ける苦しみや辛さがあることも知りました。今回の能登半島地震についてもそこは全く変わらない部分ですし、被災者の方々が心の平安を早く取り戻せることを祈るばかりです。
それはさておき、今回の能登半島地震の復興の道筋は見えませんが、避難に関しては1次避難から2次避難の段階になってきました。まず身体の健康を取り戻すために2次避難をするのが合理的とは理解していても、地元を離れたくないという人たちの気持ちもわかる故に難しいところです。
さて、プロ野球はキャンプインの時期となりました。
今年もまた新しい選手の出現を楽しみにニュースを追ったり追わなかったりするわけですが、個人的には阪神の連覇を期待して新戦力や選手間の競争に注目したいと思います。
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令和6年能登半島地震の発生により新年をお祝いする気分になれないため、新年の挨拶を控えさせていただきます。
この度の地震により亡くなられた方々に深く哀悼の意を表するとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
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