What's Old


2015/12/31

 最近、JavascriptやCSSを改めて少しかじっているのですが、その影響からか今回のサイト更新時に以前からずっと気になっていた本サイトの旧式化が余計に気になりました。
 ご覧の通り、本サイトは元々趣味レベルのものなので、開設当時からそれほど高度なことはやっておらず、基本構造は開設時のままになっています。つまり、前世紀の産物で成り立っているわけです。タグを大文字にしていたのを小文字にしたり、少しだけJavascriptやCSSを追加したりといった小規模な変更は行なっているものの、このHTML5が普及しつつある時代にHTML4のままでやっています。
 私は基本的に面倒臭がりで、数年前からブログに移行してもう少しリアルタイムで軽く物事に触れられるようにしようかと思っていたりするのですが、ブログ開設が面倒なのでずっと今のスタイルを続けることに終始しているほどです。
 以前はWindows XP主流の時代にWindow 98を使い続けるなど、私自身が古い環境に身を置いていたこともあり、極力古い環境下でも正しく表示されるサイトであることにこだわりを持っていたこともありますが、今となってはそんなこだわりもありませんし、今の時代に例えばWindows 98のNetscape Communicator 4.5などを使っているような人はまず存在しないでしょうから、レイアウトの面でもう少しCSSに頼ってもいいのかなと思います。思うだけですが。
 あとは意欲が面倒臭さを上回ることを期待しつつ、この問題を華麗に先送りしておきます。

 この年の瀬にどうでもいい話題で恐縮ですが、それでは皆様、よいお年を(伝統的に遅過ぎ)。


更新情報


2015/11/30

 今月は初開催となる野球の国際大会・2015 WBSCプレミア12が行われ、MLBが選手派遣を拒否する中、NPBのトップレベルの選手で固めた日本代表・侍ジャパンは準決勝で敗退し、3位に終わりました。
 MLBの選手が不参加のため、この大会に力を入れていたのは日本・韓国・台湾のみとも言われていました。当然、戦力的には日本が群を抜いていたことは間違いなく、オープニングラウンドの5戦全勝という結果からもそれを窺い知ることができました。ただ、開幕戦だった韓国戦では快勝だったものの、残りの試合はいずれも終盤までもつれる展開で、決して楽な勝ち上がりではなかったことも事実です。それでも、一発勝負では何が起こるかわからない野球という競技の特性を考えると、接戦をものにできる勝負強さを身につけていく流れで大会が進んでいたことは、優勝を期待させるには十分でした。では、何が悪かったのでしょうか。
 まず、指導者経験のない小久保裕紀監督の手腕が疑問だった点と、首脳陣に同じく指導者経験のない人やキャリアの浅い人が多く、彼らがどれだけ小久保監督をサポートできるかという部分においても疑問だった点が挙げられます。NPBなどで采配を振るった経験のない小久保監督が采配を練習できる数は限られていますが、その貴重な機会である親善試合や強化試合でも選手の実戦経験や調整を優先し、勝つための采配を見ることはほぼなかったように思います。試合の流れを読み、的確な作戦や選手起用を行うための経験が絶対的に不足していた小久保監督と、それをフォローできる経験豊富で優秀なコーチの不足が、選手個人の能力に頼った試合運びや特定の選手にこだわった采配に見られました。
 次に、選手選考の失敗が挙げられます。『失敗』というのは結果論ではありますが、先発と抑えのみを揃えた投手陣は走者を置いたところで踏ん張り切れませんでした。結果的には走者を置いたところで抑えられるリリーフ投手を入れておく必要がありました。また、野手では代走要員や守備要員といったスペシャリストがいなかったことも問題視されました。これに関しては、登録人数の制限との兼ね合いもあり、スペシャリストよりユーティリティープレイヤーの方が使い勝手がいいのも確かなので、今後の検討課題になると思われます。ユーティリティープレイヤーという点では、かつての木村拓也選手のように内外野問わずどこでも一定以上のレベルで守れるような選手がいなかった、もしくは日本球界にいなくなったことは今後の課題のひとつとして挙げられるところです。
 選手起用自体の失敗について補足しておくと、短期決戦では調子の悪い選手がチームの勝敗に関わるため、その調子の悪い選手をどのタイミングで諦めるかということが重要になります。今大会ではリーグ戦の後に決勝トーナメントに入る流れだったので、リーグ戦の間に選手の調子を見極め、負けの許されない準々決勝以降では調子の悪い選手を使わないようにするのが鉄則だったと思います。それを小久保監督はリーグ戦で不安定な内容を見せていた松井裕樹投手など特定の選手を使い続け、それが仇になった形となりました。野球ファンならリーグ戦終了時点で松井投手はもう使えないと思われたでしょうが、小久保監督の頭の中は違ったということが残念でなりません。「情を優先する監督は短期決戦に勝てない」とよく言われますが、次回WBCに向けて小久保監督が情を切り捨てられるかも課題になってくると思います。
 余談ですが、今大会で個人的に最も気に入らなかったことは、予選リーグにおいて4試合終了時点で1位通過を決めておきながら、次の試合を普通に戦ったことでした。私の頭の中では、この5試合目は「勝敗を度外視し、主力選手を休ませながら調子の悪い選手に最後のチャンスを与え、決勝トーナメントで使える選手を見極める」ための試合でした。しかし、小久保監督はあくまで勝つことを主眼に置いたスターティングメンバーを送り出しました。どうも日本球界では「全勝しないと優勝ではない」という雰囲気が蔓延っているようですが、決勝までの全試合に勝ち続けるというのは容易なことではなく、勝ち続けていると「そろそろ負けるのではないか」という気持ちも出てくるものです。もし、負けても問題ない試合で負けたとしたら、そういったものを払拭することができる可能性があります。そう考えると、負けても何の問題もない5試合目は選手のコンディショニングに徹した選手起用をしてもよかったのではないかと思いますし、先述の通り私はそういう選手起用をしてもらいたかったです。

 このように、次回WBCに向けて課題山積の侍ジャパンですが、候補選手に対しては来季の活躍を期待したいと思います。


 さて、ラグビーワールドカップ(W杯)での活躍で一躍注目度の高まっている日本ラグビー界ですが、国内最高峰のリーグであるトップリーグ(TL)において、チケットが完売しているにもかかわらず入場者数が以前と変わらないという事態が発生しています。
 これは日本ラグビー協会の失態であり、選手側のプロ意識に対して協会側のプロ意識が足りないことに起因する出来事ですが、そのことを協会側が認め、謝罪しているのがせめてもの救いです。
 競技人気をどうやってお金に換えるかということは非常に大事なのですが、不人気だった競技に急に人気が出た場合、従来のビジネスモデルでは対応できない可能性を統括団体がどれだけ考えているかが問われます。今回のTLのケースについては、従来通りにチームの親会社に対する割り当て分を大きくし、一般向けの割り当て分を小さくしたために、チケットは売り切れているのに企業割り当て分のチケットを持っている人が会場に来ないという事態になっているわけですが、それをどのように改善していくのか、また改善できるのかできないのかに注目していきたいところです。
 「鉄は熱いうちに打て」ということを考えると、即座に企業割り当て分を廃止もしくは大幅減にすべき事案だと思うのですが、改善される頃にはラグビー人気が下火になってたりするんじゃないかという気もします。

 日本のスポーツ界がアメリカ並みの集金力を持つことをこっそりと願っています。


更新情報


2015/10/31

 ラグビーワールドカップ(W杯)2015は決勝を残すのみとなりましたが、日本代表は1次リーグで3勝を挙げたもののプールBを3位で終え、決勝トーナメント進出を逃しました。
 中3日で臨んだ第2戦、スコットランドに敗れたものの、初戦の南アフリカ戦に続いてサモア、アメリカにもそれぞれ勝利し、開催地イングランドの地元紙に「W杯の損失」「今大会最大の遺産」「最も勇敢で最も運が悪いチーム」などと評される戦いぶりでした。特に、最終戦の前には1次リーグ敗退が決まっていたものの、「3勝して日本に帰る」という強い気持ちでアメリカに勝ったのは圧巻でした。
 こうしてW杯史上初めて1次リーグで3勝を挙げて決勝トーナメントに進めなかったチームとなった日本代表ですが、『ブレイブブロッサム』の愛称に相応しい勇敢な戦いぶりで世界の注目を集めたことは間違いなく、代表の帰国後もラグビーブームの様相を呈しています。これを4年後の日本開催のW杯に繋げられるかが今後の日本ラグビーの行く末を左右することになるだろうことを考えると、今後の日本ラグビー協会の取り組みが重要になってくることと思われます。
 まずは退任するエディー・ジョーンズヘッドコーチに代わる人事が注目されるところです。


 さて、プロ野球は全日程が終了し、ソフトバンクがヤクルトを下して日本シリーズ連覇を成し遂げました。
 今年のクライマックスシリーズ(CS)は、終わってみれば優勝チームがその力を存分に見せつけて日本シリーズに駒を進める結果となりました。セ・リーグでは1stステージで3位阪神が2戦目を取る健闘を見せたものの、予想通りの展開で2位巨人が勝ち上がり、ファイナルステージでヤクルトが巨人に対して初戦こそ敗れるもその後を3連勝で勝ち上がりました。一方、パ・リーグでは3位ロッテが1stステージで2位日本ハムを2勝1敗で下し、2005年・2010年と5年周期で日本一に輝いていることから、2010年に続く下剋上に望みを繋ぎましたが、ファイナルステージではソフトバンクの圧倒的な力に3連敗を喫しました。
 いずれも盤石の強さでCSを勝ち上がってきたヤクルトとソフトバンクでしたが、今年のセ・リーグにはまともに優勝争いができたチームがないに等しく、極端に表現すれば優勝したヤクルト以外はどこも同じという有様だったので、圧倒的な選手層を誇るソフトバンクに太刀打ちするには力不足でした。
 日本シリーズを振り返ると、ヤクルト・山田哲人選手の史上初1試合3打席連続本塁打の離れ業によって勝利を手繰り寄せた第3戦以外、ソフトバンクの選手が躍動する姿しかほぼ見られませんでした。単純に投手の投げる球の強さや打者のスイングの強さ、足の速さや肩の強さといった能力に差があるように見受けられました。ヤクルトの投手は常にソフトバンク打線の圧力を感じながら投げていて、警戒しすぎて四球を出し、走者を溜めてから痛打を食らう場面や、ヤクルトの打者がソフトバンク投手陣の球に力負けして強い打球を飛ばせない場面が多かった印象が残っています。
 それにしてもソフトバンクは強かったですね。レギュラーシーズン90勝というのは強いチームでもなかなか到達できない数字ですが、それを達成しているチームだけのことはあるという強さでした。就任1年目の工藤監督が自らの経験や考えをもとに上手く采配を振るってきた結果だと思います。どんな巨大戦力を与えられていても監督の質が伴わなければすべてがぶち壊しになる、というのは一昨年のイングランドの某サッカーチームの某監督を見ればわかります。ちなみにその某監督、今年はスペインで一昨年と同じような叩かれ方をしているそうで、人の器というものは簡単に変わるものではないという好例になっているような気がします。
 話が逸れましたが、今後5年ほどは打倒ソフトバンクとして11球団まとめてかからないといけないような気にさせられる、それほどまでのソフトバンクの圧倒劇でした。

 阪神は和田監督の後任として金本知憲新監督を立てて変革を求め、金本新監督を知る2003年、2005年の優勝メンバーが続々とコーチとして加わっています。そして掛布雅之DCを二軍監督に据えました。
 新コーチの中には、コーチ経験のない人もいれば、以前コーチをしていた時に結果を出せなかった人もいますが、金本新監督の掲げる『情熱のある人』の条件に合致しているはずですから、その情熱をもって秋季キャンプからみっちりと選手を鍛えていただきたい所存です。

 ともかく、これまでとは器の違う監督が来たということで、これはもう期待せずにはいられません。
 まずは将来に希望の持てるチームを!


更新情報


2015/ 9/30

 プロ野球はレギュラーシーズン残りわずかとなり、大混戦だったセ・リーグはヤクルトにマジックナンバー1が点灯、パ・リーグはソフトバンクが早々と優勝を決めています。<
 パ・リーグは日本ハムの2位も確定し、西武とロッテのクライマックスシリーズ(CS)進出争いを残すのみとなっています。セ・リーグの大混戦がプロ野球史上類を見ないものであったのと同時に、パ・リーグもまた史上稀に見る独走劇を演じたシーズンとなりました。ソフトバンクがいくら巨大戦力を有すると言っても、それを効果的に使えなければこれほどの大差で優勝することはできないはずであり、そういう意味では就任1年目の工藤監督の手腕が光ったシーズンでもありました。今のNPBの監督で投手出身は工藤監督だけとなっており、オフシーズンの新監督選びの際には投手出身者が見直されることもあるかもしれません。
 片やセ・リーグは今月中旬まで混戦が続いていましたが、首位に立っていた阪神が落ち、巨人も今一つ調子が上がらなかった中、投打のバランスの整ってきたヤクルトが一気に抜け出していきました。阪神や巨人が連敗で勢いに乗っていけなかったのとは対照的に、ヤクルトは8月20〜21日の連敗が最後となっていて、優勝争いに重要な「連敗をしない」チームになっていきました。元々打撃は今季のタイトルを争う選手が並んでいるほど強力で得点力があり、投手陣も故障から復帰した館山、移籍2年目のアンダースロー・山中といった投手が先発ローテーションで奮闘し、勝ち試合ではロマン→オンドルセク→バーネットの外国人投手リレーが機能することで、勝てる試合をしっかり拾っていけたのではないかと思います。特にバーネット投手は昨年までとは見違えるほどの安定感を見せていて、今季のセ・リーグの抑えでは間違いなく一番の投手です。他方、優勝を争った阪神・巨人・広島は得点力に不安があったのが何よりも厳しい部分でした。巨人は下旬の連勝でヤクルトを追いかけるさすがの勝負強さを発揮しましたが時すでに遅く、阪神は得点力の低下が投手陣に必要以上のプレッシャーを掛け、大事な試合ではたいてい先に失点し、主導権を握れないまま負けるパターンに陥っていました。広島に至っては勝率5割に到達したのが今月中旬になってからで、今季の大混戦でなければそもそも優勝争いに加わっていない状況でした。マジック1のヤクルトがそのまま優勝を決め、CSでも勝ち抜いていくのではないかという気配ですが、CSでの経験が他チームに比べて劣るだけに、そこを勢いでカバーできるかが注目点です。

 さて、阪神については上でも少し触れていますが、やはり最後の最後に勝負弱さが出てしまいました。9月を終えてリーグ最低の464得点にリーグ2番目に多い542失点、得失点差は実に-78というアンバランスなチーム成績がそのまま表れた結果になってしまいました。
 今季は9月まで優勝争いができたので、昨季より半歩くらいは進歩しているのかもしれませんが、もう3年連続で同じことを繰り返している和田監督の退任が遂に決定しました。無論、チームの勝敗にとって最も重要な要素は試合に出場している選手たちの活躍であることは間違いなく、試合中の監督の采配で勝敗が左右されるのは年に数試合がいいところということはあるのですが、特定の戦力にこだわり、特定の選手たちがどんなに不振に陥っても試合に使い続け、その一方で自分の頭に入っていない若い選手については、せっかく一軍に上がってきてもほとんどチャンスを与えないまま二軍に降格させたり、ミスをした時に特に厳しい対応をしてみたりと、今季もまた何の変哲もない和田采配が繰り返されました。時には主力選手に対して厳しい姿勢で臨む原監督とは雲泥の差を感じます。シーズン序盤に調子の上がらなかったメッセンジャー投手が5月に二軍降格した後に調子を取り戻したことや、ストライクゾーンを巡って審判と戦っていたマートン選手が新外国人野手の獲得を機に調子を取り戻していったことを考えると、場合によっては主力選手に対しても厳しい姿勢を示すことが必要だったのではないかと改めて感じます。来季、新監督になってその辺がどう変わるかに注目したいところです。
 数字の上ではまだ自力2位の可能性もあれば、4位に転落する可能性もあるので、まずは10月の残り2試合を見守り、CSに出ることができれば過剰な期待はせずに応援していきたいところです。

 和田監督、4年間お疲れ様でした。あともう少し頑張って下さい。


 ところで、現在行われているラグビーワールドカップ(W杯)2015において、日本代表が優勝候補の南アフリカに対して勝利を挙げるという歴史的快挙が成し遂げられました。
 私はラグビーにはあまり興味がなく、2019年に日本でW杯を開催するにあたって今年のW杯で世界を驚かせてやろうという意気込みを持って取り組んでいるというのは報道で見ていました。事前の親善試合でも強豪相手にいい結果を残すことも増えてきたことも知っていましたが、本番となればそう簡単にはいかないだろうと思っていました。しかし、基本的に力量の差が覆ることがないと言われるこの競技において、彼らは成し遂げました、「スポーツ界全体で今世紀最大の番狂わせ」とも「100年語り継がれる快挙」とも言われる偉業を。
 日本が南アフリカに勝てた要因は、日本代表の大会までの準備以外に、南アフリカが大会前の親善試合で低調な結果に終わっていて、自信を無くした状態で入ってきたこともあるにはあると思います。ただ、それ以上に日本代表の世界一を自負する練習量と研ぎ澄ましてきた戦術面、そして強豪にも怯まない闘志とどんな相手にも勝てる可能性を信じる強い精神といったものを作ってきた準備が大きかったことと思います。そうでなければ「強いものが勝つ」と言われる競技で世界最高の経験を持つ選手が揃うチームに勝つことはできないでしょう。実際にこの試合をテレビで見ましたが、強さ・速さ・運動量など選手のパフォーマンスは互角以上のものに映りました。その上で点差をトライ1つで追いつける程度に留め、相手を焦らせることができたことがよかったと思います。毎回ああいう試合ができればどんな相手にも互角に渡り合えると思わせる内容でした。
 ということで、次のスコットランド戦はライブでテレビ中継を見ましたが、戦前の予想通り、相手に自分たちのいいところを出させてもらえずに大敗となりました。点差ほどは力の差を感じませんでしたが、自分たちと相手の戦術が噛み合わなかった感じで、前に行く推進力などが足りなかったように思いました。試合後の選手たちのコメントからは中3日のコンディションというよりも戦術ミスといった声が挙がっていたので、次の試合では修正すべきところを修正して、切り替えていい試合を見せてもらいたいと思います。

 いろいろ状況が異なるので比べるべきではないのかもしれませんが、サッカー男子日本代表もあのくらいやってもらいたいと思いました。


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2015/ 8/31

 プロ野球は残り30試合を切り、相変わらず大混戦のセ・リーグに対し、パ・リーグも相変わらず1位と2位が独走していて、興味がすでにクライマックスシリーズ(CS)進出を懸けた3位争いに移りつつある気配です。
 パ・リーグについては、首位ソフトバンクがすでにマジックナンバー18を点灯させていて、9.5ゲーム差で2位日本ハム、そこから11ゲーム差で3位西武が続き、ゲーム差なしで4位ロッテ、楽天とオリックスはCS進出圏から8ゲーム以上離されて最下位争いという状況になっています。この状態では、今後の注目点はソフトバンクの優勝時期と3位争いくらいのもので、森脇監督を早々に休養させた(=解任した)オリックスと、三木谷オーナーの行き過ぎた現場介入による一連の問題から大久保監督の1年目での辞任に発展しそうな楽天に関しては、今季のことよりも新監督などの来季に向けた動向が取り沙汰されるのが目に見えています。
 一方、セ・リーグは一時期阪神が頭一つ抜けかけたのですが、肝心な試合をことごとく落とすなど、8月を終えて再び3位巨人まで1ゲーム差という混戦を演出する事態になっています。ただ、4位広島は4.5ゲーム差、5位DeNAと6位中日に対しては8.5ゲーム差と少し離れてきて、優勝争いを考えると広島までがギリギリといったところです。ただ、広島は阪神と9試合残しており、かつ阪神に9勝6敗1分けと勝ち越していて、優勝争いを最も左右する存在になることは間違いありません。

 阪神に目を移すと、高校野球開催に伴う長期ロードは12勝8敗と勝ち越しましたが、8月全体では13勝12敗とイマイチで、特に最終週は1勝4敗と完全に尻すぼみの状態になってしまいました。
 3.5ゲーム差で迎えた2位巨人との3連戦で3連敗したと思えば、残り試合を多く残す広島との3連戦を中止の後2連敗、続く長期ロード明けの2位ヤクルトとの3連戦を1勝2敗とするなど、ここのところの阪神には勝負強さが全く感じられず、さらに先発投手が大量失点するのをベンチが何の手も打たずに見ているだけの試合が数試合あり、首脳陣に対して物言いをつけたくなることがしばしばあります。
 阪神にとって幸いなのは、巨人もまた調子が上がらないことで、本来であれば首位を陥落していても不思議ではない状況だったにもかかわらず、今もなんとか首位にいることです。
 和田監督の続投方針が報道されてから調子が悪くなった感があるのは昨年を彷彿させますが、4年目にもなって選手交代のタイミングや人選の悪さが改善されていないので、たとえ優勝したとしても和田監督には辞任していただきたいという思いを禁じ得ません。

 それはともかく、まずは阪神の優勝を願うことにします。


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2015/ 7/31

 プロ野球は後半戦に差し掛かっていますが、プロ野球史上類を見ない混戦を繰り広げるセ・リーグに対し、パ・リーグは1位と2位が独走状態という対照的な形となっています。
 セ・リーグは今月も混戦が続き、首位から最下位まで3ゲーム差やら4ゲーム差といった日や、全チーム負け越し状態になった日もありました。ただ、ここに来て少しずつ差が広がりつつあり、最下位の中日が首位から9ゲーム差、5位からも4ゲーム差と離され始めました。首位からのゲーム差が二桁になると気持ちが落ちてしまうという話を聞くので、中日がどこまで持ちこたえられるかが注目されるところです。さらに、オールスター時点で首位に立っていたDeNAが大失速し、瞬く間に5位に落ちました。こちらは首位から5ゲーム差、3位とは3.5ゲーム差という位置なので、0.5ゲーム差で上にいる4位広島とともに勝率5割を目指しながら優勝争いに踏みとどまりたいところです。

 どこのチームも決め手を欠く中、阪神が首位で7月を終えました。
 今月の半ばあたりまでは、首位と言っても借金持ちか勝率5割、ゲーム差もほとんどない状態だったので、順位があまり意味を持たない状況でした。しかし、ここに来て上位3チームが貯金を持つに至り、残り50試合程度となったペナントレースがようやく正常化してきた印象があり、ここからは貯金を増やしながら順位も気にしていく時期に入ってくると思います。
 先月途中までは打率や本塁打など部門別のチーム成績がリーグ最下位や12球団最下位という数字ばかりだった阪神ですが、7月終了時の数字を見てみると、打率・本塁打・防御率・失点がリーグ5位、得点・盗塁がリーグ最下位で、12球団で見ても失点を除いては10位から12位の数字が並んでいます。ただ、先月までの数字よりは改善傾向にあるので、優勝争いを繰り広げていくことができればもう少し改善するものと思われます。
 まだまだ混戦は続いていくでしょうが、どこが優勝争いから脱落していくかに着目しつつ、阪神が優勝争いの中心に居続けることを願います。


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2015/ 6/30

 プロ野球は交流戦を終え、リーグ戦が再開しています。
 今季から交流戦が18試合となり、ホームかビジターどちらかの3連戦が6カード、週に6連戦が3週間続くという形式に変更されました。これについてはセ・リーグ球団側の強い要望があったようですが、昨季までの最大4連戦で休養日を挟む形式による弊害は解消されました。土曜日に試合が行われないことがあったのは興行的に問題だと思っていたので、その点では好ましい変更ではありますが、別の問題点もあるでしょうし、難しいところです。
 それはともかく、交流戦では今年もパ・リーグのチームが強く、9位のオリックス以外は全チーム勝ち越し、逆にセ・リーグでは阪神が勝ち越し、広島が勝率5割で切り抜けた以外は厳しい戦いを強いられました。リーグ優勝に向けて交流戦が大事と言われますが、今年は(も?)交流戦の結果がペナントレースに大きく影響することはありませんでした。
 パ・リーグの強さの原因は、セ・リーグよりもスケールが大きい野球をしているからではないかという気がします。単純に投げる・打つ・走るという能力が高い選手が多いのがパ・リーグのチームであり、スケールが大きくなるような選手育成が採られているということなのかと思います。バットスイングひとつとっても、パ・リーグの選手の方が強く振れますし、思い切りがいい印象を受けました。育成方針そのものが違うのであれば、しばらくこの差は埋まりそうもありません。

 さて、阪神は交流戦まではなかなか乗り切れずにいましたが、交流戦では4連勝で始まり、その後苦しみながらもどうにか貯金を確保することができました。最終週はソフトバンクに1勝2敗、オリックスに3連敗とどん底になりかけましたが、前週に2回中止になった日本ハム戦が次の月曜日に入り、そこを勝って終われたのが非常に大きかったところです。もし連敗のまま交流戦を終えていたら、リーグ戦再開後も重苦しい空気に包まれていたところですが、1つ勝ったことで気持ちを新たにリーグ戦に入れたのが、その後の連勝という結果に反映されていると思います。
 優勝争いという点では、交流戦前に首位だった巨人が交流戦で振るわず、それほど好調というわけでもなかった阪神が結果的に順位を上げてきて首位に立つという展開になりました。また、セ・リーグ勢の交流戦での不振が全チーム貯金なしという史上初の珍事を生み、ある意味全チーム借金生活という状況を期待したほどでした。一時は首位から最下位まで4.5ゲーム差となるなど、試合数を半分ほど消化した時点では驚くほど僅差なので、まだ全チームに優勝の可能性が残っているといっても過言ではありません。
 今後に向けて不安はたくさんありますが、まずはオールスターまでの前半戦をしっかり戦って首位固めをし、後半戦に繋げていってもらいたいところです。


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2015/ 5/30

 当サイトは本日で開設16周年を迎えました。

 特に代わり映えのしないサイトですが、今後ともよろしくお願い申し上げます。


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2015/ 4/30

 プロ野球は開幕から1ヶ月が経過し、全チームがホームとビジターで1カードずつ対戦し終えたタイミングとなりました。

 ここまでで特筆すべきなのは、それぞれ優勝候補だった広島とオリックスが借金7で最下位に低迷していること、そしてセ・リーグでのヤクルトとDeNAの躍進だと思います。
 広島とオリックスに関しては、開幕当初から故障者が非常に多く、ベストメンバーからは程遠い戦力での戦いを強いられたことがかなり影響しているでしょうが、それを差し引いてもこの時期に1チームだけ離された状態では今後の巻き返しも容易ではありません。故障者の復帰を待ちながら、新戦力の台頭や現存戦力の奮起で交流戦までにどれだけ巻き返せるかがポイントになると思います。
 一方、ヤクルトとDeNAは4月を終えて首位巨人と1ゲーム差の2位となっています。ヤクルトはチーム防御率1点台の投手陣が、DeNAはチーム得点数1位の打撃陣がそれぞれチームの成績を支えている形になっています。ただ、DeNAは大型連勝と大型連敗を繰り返す大味な展開、ヤクルトは4月を4連敗で締めて首位陥落と、このまま上位に留まり続けられるかどうかは不透明で、今後この2チームが優勝争いの台風の目になるかはもう少し見る必要があると思います。

 さて、阪神はというと、3連勝した開幕3連戦だけは好調でしたが、それからはじわじわと調子を落としていき、4月に入るといつしか5位が定位置になっていました。4月終了時点でも5位ではありますが、最大5あった借金を4連勝で1にまで減らし、5割目前に迫ってきたことで、上昇の兆しは出てきました。
 チーム状態の悪い時にはポイントとなる選手の不調がありましたが、打順の組み換えがある程度機能し、ゴメス・マートンの両外国人選手の復調待ちというところから、彼らが復調してきたことでチームも乗ってきた感があります。
 これまでの戦いでは打撃陣の不調もありましたが、特に投手陣が踏ん張り切れない試合が目立ち、チーム防御率が先日まで4点台を記録していたほどでした。上位をうかがうには投手陣の安定は絶対条件なので、いかにして失点をコントロールするかが今後の課題だと思います。
 まだまだ上とはそれほど差がないので、成績を残しながら交流戦までにどういうチームを作っていくかに注目したいと思います。


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2015/ 3/31

 プロ野球が開幕しました。

 今日の時点で4試合が終了し、セ・リーグでは阪神が3連勝の後1敗、パ・リーグでは西武が4連勝で首位に立っていますが、4月に入ってどう展開していくかが楽しみです。
 前評判では、セ・リーグが阪神・巨人・広島の3強、パ・リーグはソフトバンクとオリックスの2強という見方が多かったですが、戦前の予想通りにはいかないのがプロ野球、半年間の長い戦いをまったりと見ていきたいと思います。

 阪神については、オープン戦の時期に主力選手に故障者がほとんど出なかったことから、戦力的には優位とする予想が多かったですが、まずは自軍の戦力の見極めをしつつ、戦力的に優位と言われているうちに貯金を積み重ねていってもらいたいところです。


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2015/ 2/28

 サッカー日本代表のハビエル・アギーレ監督が八百長問題により更迭され、後任の監督人事について報道が過熱しています。
 その中で、新聞や週刊誌の噂話や妄想レベルの記事が外国のメディアに引用され、それを日本のメディアが引用し、それをまた外国のメディアが引用し…ということが短い間隔で繰り返されることで既成事実化してしまうという記事を目にしました。
 これは今の時代だからこそ起こっている現象で、インターネットの発達したこの現代社会では情報の見極めが重要であることを再認識する必要があり、今回のサッカー日本代表監督人事の報道合戦はそのきっかけになる出来事だと思いました。
 メディアは本来、情報を正確に伝える義務を負っているものと思いますが、スポーツ新聞や週刊誌の記事の中には、自分たちの新聞や雑誌を売るために書かれた正確な情報ではないものが少なからず存在します。今回はそういう記事がどこかで発表され、それがネットを介して遠く離れた国で引用されることで起こったことで、我々はその記事の信憑性を判断するのに、情報源をよく確認する必要があることに気を配らなければならないと改めて感じました。
 考えてみれば、難儀な時代になったと言えるのかもしれません。

 あと、日本サッカー協会の役員はアギーレ監督の任命責任を『給料の自主返納』という形で取ろうとしていますが、給料の自主返納は正式な処分ではなく、彼らの経歴に傷がつくことはありません。同じやるなら自らに減給処分を科した方が世間の理解も得やすいはずですが、それができないから「自分たちに甘い組織」と言われるのでしょう。


 さて、プロ野球はそろそろキャンプを終え、オープン戦が本格的に始まる時期になりました。
 最近は実践の数を増やすために、国内の他球団や沖縄でキャンプをしている韓国のチームと練習試合を行うことが増えてきていて、若手選手のサバイバルに使われています。
 阪神でも若手選手がこういう練習試合でアピールをしていますが、このチームは他球団に比べてチャンスの少ないチームなので、開幕までにどのくらいの選手が残るのか見物です。
 西岡剛選手に「チーム内競争が本当にないチーム」と言われるような現状について、監督やコーチをはじめ、球団フロントはどのように感じているのか疑問です。
 まあ、そこに疑問を感じていないからこんな状況になっているのでしょうけど。

 和田監督に期待するのは酷というものでしょうから、あまり期待せずにシーズン開幕を待ちたいと思います。
 あと、和田監督といえばキャンプ中に高血圧の症状で一時離脱したという話がありましたが、健康には気をつけていただきたいと思います。


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2015/ 1/31

 今月はサッカーの大陸選手権大会であるAFCアジアカップ オーストラリア2015が開催されました。
 日本代表は4年前の前回大会で優勝しており、連覇の懸かる今回はメディアの注目度も非常に高かったと思いますが、結果はベスト8に終わりました。
 今回の敗因としていろいろ挙げられているとは思いますが、私が一番気になったのはターンオーバーをしなかったことで、メンバーを固定して戦った結果、4試合目に疲労の蓄積によるパフォーマンス低下を招いてしまいました。個々の試合での課題はそれぞれありましたが、相手との力の差があったグループリーグの時点で思い切ったメンバーの入れ替えをしていれば、疲労を分散すると同時に使える選手と使えない選手の見極めもできたはずですし、若い選手に経験を積ませることもできたはずで、世代交代の意味でももったいなかったと思います。
 また、今回のベスト4に入ったのは、いずれも育成年代で好成績を挙げてきた国であり、近年は育成年代でほとんど世界を経験できていない日本はアジアの中でも苦しい立場に追い込まれた印象を受けます。
 右肩上がりの成長が続くことはまずあり得ないので、ここで一旦これまでの強化方針などを見直し、変えるべきところは変える必要があるのではないかと思うのですが、日本サッカー協会もそれなりに問題のある組織と言われているので、変革は無理と思われるところが残念です。


 さて、いよいよプロ野球のキャンプインの時期を迎えます。
 年々キャンプ情報などに興味がなくなってきていますが、自分のやりたい程度には情報を追っていこうと思います。
 今年は阪神球団創設80周年に当たるので、なんとか優勝と日本一を果たしてもらいたいところですが、果たしてどうなるでしょうか?


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2015/ 1/ 3

 新年あけましておめでとうございます。
 本年もよろしくお願い申し上げます。


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