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ACC NEWS  2008.12 NEWS page-1 2 3

【はじめに】
今年も残すところあとわずかとなってしまいました、カタログコレクターの皆さま、いかがお過ごしでしょうか?米サブプライムローンが発端となった金融不安は、全世界規模に拡大し、100年に一度の大不況となりつつあります。米自動車大手3メーカーの経営危機、また日本の各自動車メーカーも大幅に売上げが減少し、雇用問題も深刻化しています。クルマをとりまく環境は過去最悪の状況となりそうです。それを象徴するかのように、新型フェアレディZのカタログは、ハードカバーからソフトカバーへと変わりました。おそらく今後の日産車カタログはプレジデントを除き、全車ソフトカバー化されることでしょう。他メーカーも当分豪華カタログを振る舞うところはなくなるでしょう。今年は例年になく新車のリリースが少なく、特に前半は数えるほどしかニューモデルがありませんでした。秋以降ようやく各メーカー共いっきに新車投入を始めてきましたので、最新モデルを中心に10月位まで遡ってカタログ紹介をしたいと思います。今後の新車発表予定は、2009年1月にレクサスRX(ハリアーのレクサス版)、GT-RスペックV(GT-R LM登場の噂も有り)、2月に新インサイト、3月に欧州シビックタイプR日本仕様とトヨタ・SAI(新型ハイブリッド)、4月にマジェスタ(フルモデルチェンジ)、プリウス(フルモデルチェンジ)、インプレッサSTIスペックC、6月、レクサス・ISFバージョンRとされています。また、スカイライン・クーペの格納ハードトップ・ロードスターやパリ・ショーでお披露目されたレクサスIS250Cにも注目!暗い話題が多い中、せめてクルマ趣味には夢を失わないようにしたいと思います。(TEXT:TAKIMOTO)

【NEWS】
大阪交歓会が2009年3月28日(土)、3月限りで閉鎖となる森ノ宮青少年会館にて行われます。まだ当日の企画内容は未定ですが、最後の会館での開催ということで、やはり特別なイベントを検討中です。今回も大量のカタログ、プレスキット、書籍、DVDなどが無料放出。多くの皆さんのご参加をお待ちしております。なお、非会員の方の参加も歓迎ですが、当日入会し、その場で年会費(3600円)を納めていただける方に限ります。

●開催日時 2009年3月28日(土)13時〜17時

●開催場所
 大阪市中央区森ノ宮中央2-13-33 大阪府立青少年会館
      1階 第1グループ活動室

●交通案内
 JR環状線森ノ宮駅下車西へ500m。
      地下鉄森ノ宮駅下車2番出口より西 へ300m。
      いずれも右手に大阪城公園が見えます。
      クルマの場合は、道路地図、ナビ参照。
      中央大通り南側に面しています。
      有料駐車場有り。(1日最大1500円)

●問い合わせ 滝本会員 090-3717-7664


■大阪交歓会のご報告
11月3日開催の大阪交歓会では、多くの方に遠方から参加していただき、また多くの放出カタログご提供や差し入れをいただき、ありがとうございました。  

 

 

【新着カタログ紹介】

「IQに乗ると、IQが高そうに見える?」トヨタ・IQ
グッドデザイン賞、カー・オブ・ザ・イヤーと立て続けに栄えある賞を受賞した国産最小のコンパクトカー、トヨタ・IQ。3mを切る全長2995mm、全幅1680mmという狭小ボディに大人3人プラス子供1人という居住空間を実現した、まさに「日本人の技」が創り出したようなクルマだ。パワーユニットは、1リッター直3DOHC(ヴィッツ搭載のものと同じ)とCVTとの組み合わせで10・15モード23.0km/lの高燃費を達成。おそらく実用燃費でもガソリンエンジン車としては、最も良いと思われる。カタログの方も実に気合いが入っている。A4サイズ60ページという厚口カタログは、高級感のあるイメージ写真をふんだんに使い、特色銀を加えた多色印刷はグラフィックのクオリティが高く、従来のコンパクトカーとはひと味違う。欲をいえば、そこまでプレミアム感にこだわったクルマなら、変型カタログや小型ハードカバーなどひとひねりして欲しかったところだ。
●「ケイマンを超えるか!?」日産・フェアレディZ
 

スカイラインクーペに搭載されていた3.7リッターV6DOHC24Vを積み、6代目Zがデビューした。ニューZの進化のポイントは、100kgの車重の軽量化、最高出力のアップ(336ps)、ホイール・ベースの短縮(全長は旧型より65mm短い)、インテリアの質感の向上など上げればきりがないほど全てにおいてブラッシュアップされた。全体のフォルムは旧型を踏襲しているため、一見したところ区別がつきにくいが、リアフェンダーがまるでポルシェのように膨らんでいて実に迫力がある。旧型のラゲッジルームは真ん中に太いタワーバーが通っていたため、ゴルフバッグすら積めなかったが、新型では改善され、まともなスペースが確保されている。(ただし天地スペースは短い)メーカーの語るポルシェ・ケイマンを超える2シーター・スポーツカーの創出になったかどうかは別にして、少なくともケイマンの半額以下のプライスで買える本格スポーツカーとして、バリューの高いことは確かだ。カタログは250mmx250mm66ページ。ソフトカバー角表紙。ハードカバーでなくなったのは残念。しかし、グラフィック・デザインの質は高い。

 

「見えない所を濃くリファイン」マツダ・ロードスター
 
ロードスターがマイナーチェンジした。外観の変更点は、ヘッドライトがつり目になり、グリルの開口が大きくなるなど先代に比べメリハリのある顔つきとなった。実は外観の変更以上に、「より楽しくドライビング」するための見えない所での変更点が数多くあるという。私自身、未だにロードスターを所有した経験が無いのだが、クルマ好きとしては、死ぬまでに一度は(少し大げさか)所有したいクルマのひとつと思っている。カタログはA4サイズ48ページ。前期カタログに付いていたスリーブケースは、当然無くなった。

●「肥大しすぎた迷車」ホンダ・アコード
 
北米市場ではベストセラーカーのアコードがフルモデルチェンジし、日本にも投入された。新型車はセダンとツアラー(ステーション・ワゴン)の2種。エンジンは全て2.4リッター直4に統一された。セダンのボディサイズは4730mmx1840mm。ツアラーは全長がセダンよりさらに20mm長い。上のクラスのインスパイアが、レジェンドに匹敵する位デカくなったので、必然的にアコードもひとクラス上にアップした。シビックもそうだが、モデルチェンジを重ねるにつれ、どんどんボディが肥大し、アイデンティティーが迷走しているように感じる。フロントグリルのデザインの好みは分かれるところだと思うが、セダン、ツアラーともルックスはそれなりにまとまっている。個人的には、ツアラーのサイドとリアの眺めが好きだ。カタログはA4サイズ、セダン/ツアラーとも48ページ。「人生に、ロングツーリングの歓びを」のキャッチフレーズで、写真は南欧の海岸沿いを疾走するショットが多く使われる。
 
●「旧型踏襲は吉と出るか!?」ホンダ・オデッセイ
 
4代目となるオデッセイが登場。低全高スタイルでミニバンの常識を覆した先代をほぼ踏襲したデザインで、「ビッグマイナーチェンジか?」と疑りたくなる。しかし、内容はエクステリア、インテリアとも刷新されており、エンジンも先代と変わらないものの、DBW(ドライブ・バイ・ワイヤ)の制御や低燃費走行を支援する「ECONモード」の設定で、低燃費走行にはより配慮がなされている。カタログはA4サイズ56ページ。黒い表紙には、黒い厚盛りインクでSの文字(?)が印刷されている。カタログの内容に特筆すべきものは無い。

●「4ドアセダン登場!」
スバル・インプレッサ アネシス、インプレッサ
 
 
海外ではすでに販売されていたが、国内導入はないだろうと言われていたインプレッサの4ドアセダンが追加設定された。「アネシス」と呼ばれる4ドアモデルは、内外装の質感を高め、快適性と安全性を高いレベルで実現する。若者を対象とする5ドアHBに対し、高い年齢層にもアピールする内容になっている。エンジンは1.5と2リッターのNAのみ。アネシスの車重は、5ドアHBと変わらず、走りは軽快でスポーティだ。同時に5ドアHBインプレッサも一部改良された。インプレッサ アネシスのカタログは、A4サイズ32ページ。インプレッサはA4サイズ44ページ。
 
●「思わずスバルを応援したくなる!」
スバル・STI 20th ANNIVERSARY
こういう、コレクターが喜ぶカタログを作ってくれるのは、今やスバルだけになってしまったようだ。横開きの紙ケースの中にA4サイズ6枚のシートカタログが収まる。インプレッサSTIも誕生以来20年も経つのかと思うと、感慨深い。ケースの裏側には、STI20年の歴史が載っているのも嬉しい。クルマは300台限定、4,126,500円。

●「マルくなった新型キューブ」日産・キューブ
 
ユニークなリアの非対称デザインなどで好評のキューブがフルモデルチェンジ。新型は、ボディの角やサイドウインドウがよりマルくなり、コクピットもマルくラウンドするなど、全体的にマルさが強調されたデザインになっている。厚みのあるシートは実に居心地が良く、インテリアには癒し効果が満点。長距離・高速運転には向かないかもしれないが、日常の使用には、こういう快適空間のクルマが嬉しい。新型では、3列シートのキューブ3の設定は無い。カタログは250mmx250mm44ページ。カタログもなかなか楽しいグラフィックである。

●「よりゴージャスに!」日産・ムラーノ
 
斬新なデザインのSUVとして人気の高かったムラーノがフルモデルチェンジした。全体のフォルムは大きく変わらないが、フロントグリルの印象が大きく変わった。また、新型ティアナと同じプラットフォームへと一新し、エンジン&ミッションも進化した。日産が「スイートルーム」とうたうインテリアは、本アルミとソフトパッドを組み合わせた高級感と温かみを持つ、エレガントな空間に仕上がっている。カタログもやっと最近の日産カタログの正方形サイズになった。250mmx250mm角表紙46ページ。使われている写真は、どれも4次元空間のような幻想的な景色の中を突き進むムラーノである。

●「ランエボがついに300馬力に!!」
三菱・ランサー・エボX GSRプレミアム
 
ランサー・エボリューションXが今回の一部改良で、最高出力が300psへと高められた。これで308psを発揮しているインプレッサWRX STIとより対等に戦える準備が整った。また同時に、500万円超の豪華仕様「GSRプレミアム」も登場!この「GSRプレミアム」は、エンジンは変わらないものの、ドレスアップした外観、運動性を高めたショック&ブレーキ、HDDナビ、ロックフォードオーディオなど、これまでメーカーオプションであった装備が全て標準で付いてくる超豪華バージョン。カタログはA4サイズ角表紙58ページ。実車のスパルタンさが伝わってくる、なかなか良いカタログである。
 
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