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【新着海外カタログ紹介】
●「VWから特別な1台」VW・パサートCC
 
新たなトレンドとして、各メーカーともリリース、あるいは今後販売の計画がある4ドアクーペの市場に乗り込んだのが、パサートCCだ。名前だけ聞くと、いわゆるクーペ・カブリオレかと勘違いしてしまうが、こちらは「コンフォート・クーペ」と呼ぶらしい。エンジンは、2リッター直4ターボと3.6リッターV6の2種。伸びやかで流麗なスタイル、実用的なリアシート、ナパレザーが奢られた瀟洒なインテリア(V6)、前方の車両や障害物をレーダーで検知するフロントモニタリングシステムの採用など、プレミアムカーとしての条件は全て満たしているといえる。価格の方もライバルというか、同カテゴリーのメルセデスCLS3.5リッター910万円に対し、パサートCCの3.6リッターが602万円だから相当リーズナブルな買い物だ。カタログは日本語版で302mmx227mm角表紙48ページ。
●「戻ってきた子猫」ルノー・トゥインゴ
 
日本では2002年以降正規販売が行われていなかったため、忘れ去られた感のあったトゥインゴが久しぶりに日本市場に投入された。本国では、2007年にデビューから14年(!)を経てフルモデルチェンジが行われていた。先代に比べ一回り大きくなったとはいえ、全長3600x全幅1655x全高1470mmはやはりコンパクトで、リアシートに大人が座るのは辛い。ラインナップは1.2リッターに5段2ペダルMTと1.2リッターターボに5段MTの組み合わせの2種。カタログは日本語版で、230mmx230mm20ページ。

●「極厚カタログで登場!」
マセラティ・クワトロポルテS
 
 
最初手にした時、そのあまりのぶ厚さに驚いた!マセラティのカタログといえば、ビトルボ時代はわずか数ページの薄物カタログばかり。90年代後半の3200GT/クワトロポルテ時代になって、ようやく3〜40ページのカタログが作られるようになった。それが今や100ページを超えるカタログへと進化した。それでもフェラーリと差別化を図るために、ハードカバー化はできないのであろう。なお、日本語版カタログは無く、ディーラーでは英語版カタログを配布している。カタログはA4サイズ横開き106ページ。

●「よりグラマラスに、アグレッシヴに!」
プジョー・308/308SW
 
モデルチェンジを重ねる毎に、よりどう猛な顔つきになってくるのが最近のプジョーだ。(ライオンだから当然か?)ちょっとやり過ぎではないかと思うくらいのデザインだが、クルマのデザインとは半年もすると見慣れてくるのが不思議。308は5月から日本で販売、9月にSW(ワゴン)が加わった。共にパワーユニットはターボチャージャー付き1.6リッターでPSAとBMWが共同開発したエンジン。207GTに採用されたものと基本的に同じだが、大きく改善されている。SWは3列シート7人乗り。2列目、3列目のシートを取り外すことが可能で、その場合1,736リッターという広大なラゲッジスペースを生み出す。また広大なガラスルーフは、最近のフランス車のトレンドとなっているようだ。カタログは、日本語版。「308」のカタログサイズ260mmx210mmm角表紙32ページ。「308/308SW」は40ページ。

●「日本車にもドイツ車にも乗りたくない人に!」
シトロエン・C5
 
先代C5は、日本での評判は芳しいものではなかった。実はどうもヨーロッパでも反応は同じだったようだ。今度の新C5はどうか?ちまたの評判は、やけに良いようである。まずそのエクステリアは、特にクルマの後半部分においてドイツ車っぽいデザインテイストを感じるが、全体としては、スポーティでまとまりのあるスタイリングだ。インテリアは、C6同様上質で、現代的。違和感を感じる所は無い。要するに、従来のシトロエンは独創性にこだわるあまり、突飛なデザインやメカニズムを採用してきたが、今度のC5は、世界に通用する品質とデザインで勝負をかけてきたということだ。カタログは日本語版。A4サイズ角表紙36ページ。

●「またまた古い名前が復活!」
VW・シロッコ
 
初代シロッコは、1974年、ゴルフ1と同じジウジアーロのデザインによりデビューしたスペシャルティクーペ。直線的なラインを持つ、いかにもスポーティなデザインは当時の若者(私も含め)の憧れであった。そのシロッコがついに今年復活した。フロントデザインはワッペングリルに別れを告げ、水平基調に。リアフェンダーはグッと膨らみを持たせたグラマラスなデザイン。写真で見る限り、ちょっとのっぺりとした印象がある。是非実物を見てみたいところだ。日本導入は未定だが、セールスにあまり期待できないクーペは、消極的にならざるをえないだろう。カタログは英語版。A4サイズ48ページ。

●「気合いを感じる新JCW」
ミニ・ジョン クーパー ワークス
 
新型ミニでも、ジョン クーパー ワークスがラインナップに追加された。このモデルは、限定版ではなく通常モデルとのこと。先代のジョン クーパー ワークスのカタログは薄物だったが、今回は210mmx210mm角表紙42ページと、厚口カタログで登場した。印刷もコーティング仕上げのミラーコート紙を使用し、追加モデル専用としてはなかなか良いカタログである。
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