昨年から続く米の価格高騰を受け、14日に政府が備蓄米21万トンを放出する方針を発表しました。
この21万トンという数字は俗に言う「消えたコメ」と同量であり、市場で出回る米が不足してから高値で売りたい業者などが持っている米を市場に出させて米の価格を下げようとする狙いがあります。
昨年の米不足から夏まで顧客に卸す量を確保するために例年より多く米を仕入れている米問屋もいれば、在日外国人に転売するために米を買っている外国人、米が値上がりしてから売って儲けようとする別業種の新参勢力など、さまざまな人たちが米を持っているとされています。これらの中でまともな米の保管場所を持っている人たちはどのくらいいるのかが気になります。恐らく、安直に転売で儲けようとしていた業者や個人は米の品質を落とさない保管場所を持っているとは思えません。
米の保管状態が悪いと虫が湧いたり色が変わったりと品質が悪くなり、到底売り物にならなくなってしまいます。私の家は一年分の米を玄米で買っているのですが、過去には米に卵を産む蛾が家中飛び回ったり、その蛾の幼虫が米の上を這い回っていたりすることがありました。近年は虫は避けられていますが、夏場になって精米してから時間が経った米が黒く変色することからは逃れられません。つまり、民家で普通に置いていた米は虫が湧いたり水分が抜けてしまった品質の悪い米になることは間違いないということであり、何のためにJAに米保管用の低温倉庫があるのか考えればわかることです。
すでに転売目的の外国人などから米が出てきていますが、それを買った人からは品質の悪さを指摘されています。品質の悪くなった米は最悪廃棄されることになりますが、日本人の主食である米を標的にした「転売ヤー」を撲滅するためにはやむを得ないのかもしれません(納得いかない気持ちは存分にありますが)。とにかく米の転売ヤーに「米は転売に向かない」と思わせることが必要だと思います。
現時点で「消えたコメ」が2万トン増えたという話もありますが、これから米の価格が下がるのか、そして秋に私の家が米を買う時に価格がせめて昨年並みになっているのか、今後の報道を注視していきたいところです。
プロ野球はキャンプを終え、オープン戦の時期となります。
ここまでの阪神は実戦での若手選手のアピールが目につき、その中から何人が残るか楽しみです。昨年は若手選手のアピール不足が顕著だっただけに、今年は本当に楽しみです。
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