2011年はいつも以上に色々な出来事が起こり、それもよくないこと、思い出すのが辛いことが多い年になりました。1年を振り返る際、いつもは少し茶化しながら物を書こうかという気持ちがどこかにあるのですが、今年に関してはそれも憚られる思いです。
年末にはいつも「来年はいい年になりますように」と書いている気がしますが、今年に関してはその願いも空しく響いた感じがします。
様々なことを考えさせられた2011年を踏まえ、せめて来年は一時の平穏が訪れるように祈るばかりです。
さて、厳しいことばかり並べてても気が滅入ってしまうので、個人的に少し明るい話題を。
第91回天皇杯全日本サッカー選手権大会において、明日行われる決勝がJ2勢同士のカードとなりました。
その片方、京都サンガF.C.は昨年のJ1から降格し、今年は大幅な若返りを図って一時期はJ2で19位に沈むという低調ぶりでしたが、リーグ戦最後の10試合で6連勝を含む8勝2敗と終盤に調子を上げ、天皇杯でもJ1の鹿島アントラーズや横浜Fマリノスを破って決勝まで駒を進めました。
サンガと対戦するFC東京は昨年の最終戦でサンガに敗れてJ2降格となったために、サンガに対する思い入れは強いようで、今年のJ2リーグ戦でも2試合とも大勝しています。
サンガと関わりの深い京都府南部地域に住んでいる私としては、是非ともサンガに頑張ってもらいたいところですが、FC東京との因縁を考えると相手の方がモチベーションは高いかもしれません。
結果はともかくとして、サンガが若返りを敢行し、それが結実してきているという過程にこそ、注目したいところです。ここの部分が決定的に足りない、どこかのプロ野球チームに縦縞を横縞に変えてでも見習わせたいですよね、ホンマ。それでは皆様、よいお年を(例によって遅過ぎ)。
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今年のプロ野球は東日本大震災の影響で半月ほど日程が後ろにズレましたが、20日の日本シリーズ第7戦をもって全日程を終了しました。
クライマックスシリーズではそれぞれ優勝チームが勝ち抜く結果になりましたが、敗退したチームもレギュラーシーズンにはない執念を持った戦いぶりが目につき、好試合が多かったように思います。
リーグ優勝チーム同士が戦うことになった日本シリーズですが、セ・リーグを制した中日が投高打低のチームであったのに対し、パ・リーグを制したソフトバンクはフレーオフ制度導入以降、一度も日本シリーズに進出できなかったことから補強を繰り返し、充実した戦力で投打ともに12球団一の成績を残しており、私の注目は専ら中日投手陣がソフトバンク打線を抑え、ロースコアの展開に持ち込めるかどうかという点でした。
実際に、中日投手陣はよく我慢してロースコアの展開に持ち込むことが多く、第6戦まではホームチームが負ける『外弁慶シリーズ』となっていましたが、第7戦でホームのソフトバンクが勝ち、私が密かに期待していた『外弁慶シリーズ』完遂とはなりませんでした。
振り返ると、ソフトバンク打線が爆発した場面はありましたが、中日打線が爆発した場面が全くなく、その差が出た形になりました。また、たいてい負けた方のチームには「逆シリーズ男」と言われる不振の選手が出てくるものですが、中日の谷繁元信選手がポストシーズン43打席無安打に終わり、レギュラーシーズンでは谷繁選手が5番を打つようになってから加速していった印象のある中日打線は、それに引っ張られるように日本シリーズにおける7戦シリーズの記録でワースト記録を更新するような低調ぶりに終わりました。
ただ、ソフトバンクの圧倒的有利とみられた前評判からすれば、中日の健闘は光るものがありましたし、決して派手ではありませんでしたが面白いシリーズだったと思います。落合監督、8年間お疲れ様でした。しばらく休養して、是非ウチの監督をやって下さい(ダメ)。
さて、巨人のアレについてですが、日本シリーズに被せてくるタイミングで記者会見を開いたり、その時の言葉の使い方が大仰で微妙にズレていたりして、何がしたいのか見えにくいですが、同じようなことが他球団で起きないとも限らないので、球団経営の構造や課題なんかを見直す契機になるのではないかと思っておくことにし、これ以上の言及は避けておきます。
あと、3年ぶりに復活したアジアシリーズで日本勢5連覇を逃したソフトバンクですが、ベストメンバーで臨まなかった姿勢自体は、過去のアジアシリーズ出場チームの多くにも共通するものがあったと思います。他のどのチームも勝ちたい気持ちを出して全力でぶつかってくる中、日本のチームだけベストとは言えないチーム編成で臨んで常に勝てるほどレベルの差はないだろうし、勝負はそんなに甘くないはずです。こちらの件に関しては、それこそアジアシリーズを戦う上での意識を見直す契機にしてもらいたいものです。
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- 「NONSENSE CHAT」について、これまで使用していた「ゆいちゃっと」のスクリプトがかなり旧式化しており、今後の更新も見込めないことから、新たにKENT WEB製の「COMCHAT」を導入しました。
とりあえず最低限のカスタマイズだけしてありますが、気が向いたらスクリプトの改造をする予定(未定)です。- 「コンテンツ紹介」の一部情報を更新しました。
今月27日に開催されたプロ野球ドラフト会議において、東海大学の菅野智之選手に対する交渉権を日本ハムが獲得したことについて、議論が巻き起こっています。
巨人の原監督の甥である菅野選手は、今ドラフトの目玉『ビッグ3』として挙げられていた投手で、幼少時から巨人の選手が近くにいる中で育ってきたという環境から、巨人入りを希望していました。巨人もまた、昨年12月から今年のドラフトでの1位指名を公言し、伯父の原監督との血縁関係や、祖父で東海大学系列野球部総監督の原貢氏の野球界における絶大な影響力を背景に、単独指名による菅野選手獲得を目指していました。そして、ドラフト前の予想では、巨人による菅野選手の単独指名がほぼ確実視されていました。
ドラフト前に「巨人以外ならメジャー行き」などの報道もあり、他球団による指名は事実上無理という『雰囲気』の中、日本ハムが強行指名に踏み切りました。さらに抽選の結果、交渉権も獲得することとなりましたが、これらの瞬間には会場から大歓声があがりました。
巨人はここ2年、その年の目玉選手の単独指名に成功しています。一昨年の長野久義選手の時には、過去に巨人以外から指名された2度のドラフトで入団拒否をしていることを背景に、昨年の澤村拓一選手の時には元巨人投手で中央大学の高橋善正監督との結びつきの他、ドラフト当日に読売グループの新聞に「巨人以外ならメジャー」と報道させ、事実上他球団に手を引かせました。そこに今年の菅野選手の囲い込みがあり、3年連続で巨人の「ドラフト破り」を許しては、ドラフトの形骸化を招いて日本球界がおかしなことになるという危機感がファンの間にも広がっていたと思います。それが日本ハムの菅野選手指名や交渉権獲得の時の歓声や拍手に出ていたのではないかと思います。
そもそも、ドラフト制度は一部の人気球団や金持ちの球団に有望な選手が偏らないように、戦力の均衡化を目的として導入されたものであるはずです。基本的には選手は球団を選べませんが、選手側の球団選択権を残そうと逆指名制度や希望獲得枠などの制度が設けられたこともありますが、裏金の温床となることが発覚し、結局今の抽選制に戻っています。本来の目的を果たすだけなら、抽選くじ引きの形を採らない完全ウェーバー制が最善のはずですが、実際には球団側の思惑やFA制度の関係から実現には至っていません。
一方、選手側には指名された球団への入団を拒否する権利があり、今回の場合、菅野選手が日本ハムへの入団を拒否することも自由です。「人権蹂躙」とか「憲法違反」とか、周りの大人たちが感情論をぶちまけていますが、菅野選手にはそういう人たちに惑わされず、後悔のない選択をしてもらいたいと思います。たとえその選択が入団拒否であったとしても、それを原因に叩かれるべきではありません。
最後に、もし菅野選手が巨人に入れる運命であったのなら、巨人が当たりくじを引いていたはずです。今回、巨人に当たりくじが行かなかったということがどういうことなのか、日本ハムを批判している人たちには考えてもらいたいと思います。個人的には、野球の神様が巨人に「そんなことしてたらダメだ」と言っているように思えるのですが、ともかく今回のような『雰囲気』はあってはいけないし、そんな『雰囲気』のないドラフトを期待したいところです。
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プロ野球はいよいよ終盤戦に差し掛かり、セ・リーグは中日がヤクルトを猛追し優勝争いを繰り広げる一方、置いていかれた3位巨人と4位阪神がクライマックスシリーズ(CS)進出を争う展開になっています。パ・リーグは優勝争いという観点では29日までにM3としているソフトバンクがほぼ優勝を決めている状況ですが、2位以下の差はそれほど大きくなく、今月はオリックスと西武の好調さと、日本ハムとロッテの不調さの落差が大きく感じられました。
さて、阪神はというと、当初から懸念していたように、9月に入って失速し、9月9日からのヤクルト3連戦に3連敗した11日に事実上の終戦を迎えることとなりました。さらに調子の上がらないチームはCS争いすらままならない状況にまで追い込まれたように思えます。
今月の試合内容を見ると、まず、これまでチームを支えてきた先発投手陣が軒並み踏ん張れなくなり、序盤で試合を壊すことが多くなりました。一方の打線は、チャンスは作るもののタイムリーが出ず、チーム打率がリーグトップの割には、それが得点には結びついていない結果になっています。何にせよ、ここ数年はずっと秋にチーム状態が落ちている事実があり、この原因を追究しないと今後も同じことを繰り返すような気がします。
もっとも、今月の戦いで一番残念だったのは、真弓監督の采配に勝つぞという気持ちが感じられないことだったわけですが、これどうしたらいいんですかね?なんかもうサッカーの五輪予選とかの方が楽しみになってきます。落合さん、来て何とかして下さい(ダメ)。
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室伏広治選手、世界陸上男子ハンマー投げでの金メダル獲得、おめでとうございます!
さて、プロ野球は両リーグとも100試合以上を消化し、セ・リーグは首位ヤクルトが失速気味で、横浜を除いた2位グループとの差が縮まってきました。一方、パ・リーグは首位ソフトバンクと2位日本ハムの2強状態がずっと続いており、優勝争いとクライマックスシリーズ(CS)進出争いが別次元で展開されている感があります。
阪神は8月を12勝10敗2分と何とか勝ち越しましたが、恒例の長期ロードに限ると9勝9敗2分と五分の成績に終わりました。長期ロード中に調子を落とした時期があり、特に広島に3連敗を喫したのが大きく響いています。一方で、3カードあったヤクルト戦では8勝1敗と大きく勝ち越し、あと11試合を残す直接対決で有利に進められているのがプラス材料です。
今月の成績では巨人と中日が阪神を上回っているのが不気味で、近年の阪神がこの時期の戦いを苦手としていることを考えると、阪神としては秋に失速する傾向を克服しない限り、優勝どころかCS進出も逃しかねない状況となってきました。ゲーム差を見れば、2位もあれば5位もあるというくらい、2位から5位までの差は小さい状態が続いているので、9月は上位にしっかりついていって、10月勝負に持ち込むくらいの粘りが必要と見ています。我がチームはこのままでええんか?(暗黒時代に流れていた某CM風に)
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先日、京都府南部で110mm/hの雨が降り、最近よく言われるゲリラ豪雨とはこういうものかと思いました。今月は非常に強くて進路の変わった台風が来たり、その影響でしばらく涼しい日が続いたりしていますが、これから暑さが戻った時にどうなるかが少し心配です。
そんな中、今月の大きな話題となったのは、FIFA女子ワールドカップ(W杯)ドイツ2011において、なでしこジャパンことサッカー日本女子代表が見事優勝を果たしたことでした。
今大会を振り返ると、ターニングポイントはグループリーグ3戦目のイングランド戦で0-2の敗戦を喫したことだと思います。2試合で決勝トーナメント進出を決め、特に2戦目のメキシコ戦で4-0という大勝をしたことで隙が生じたところに、まだ決勝トーナメント進出を決めていなかったイングランドが必死にプレスをかけてきた結果、日本のパスサッカーが封じられる形となりました。この試合で得た教訓が、準々決勝のドイツ戦や決勝のアメリカ戦で、過去一度も勝ったことのなかった相手から勝利した原動力となったように思います。
決勝に進出するまでの流れを考えれば、逆境を撥ね返してきた日本が優勝するような流れだったと思うのですが、先行されても追いついてPK戦まで持ち込み、それを制した選手たちの精神力の強さには脱帽しました。大会の流れというのは最初から決まっているものではなく、試合が行われていく中で決まってくるものであり、その流れを引き寄せた価値ある優勝だったと思います。
大会後、選手たちを取り巻く環境は大きく変わったと思いますが、この現象が続いていくかどうかは未知数です。一部で国民栄誉賞授与の可能性を云々する報道があったりしましたが、それよりも女子サッカーの環境が大きく改善されることを願う次第です。
女子サッカー界では、オリンピックの方が参加国が少ないことから、W杯はオリンピックに次ぐ2番目に大きな大会という位置づけになっていて、W杯よりオリンピックを重視する国が多いそうです。9月には来年のロンドンオリンピックのアジア予選があるので、是非とも出場権を獲得してオリンピックチャンピオンを目指してもらいたいと思います。
さて、プロ野球は後半戦に入っていますが、今年は例年よりも試合消化が少なく、オールスターまでで80試合いかないくらいなので、残り試合の多さとこれからの過密日程を考えると、まだまだ波乱があってもおかしくないと思います。
阪神はオールスターまでを71試合で借金2とし、一旦5割に戻しましたが結局借金1で7月を終えています。数字だけで過去のデータを見ると、前半戦で貯金を独占したヤクルトの優勝はすでに揺るぎないものになっているようですが、じわじわと調子を上げてきた阪神が緩みなく戦っていけば、チャンスがまったくないというわけではないと思っています。ヤクルトとの直接対決が19試合も残っていることから、ここで差を縮められる可能性は残っています。ただ、最近の阪神は少し緩んだプレーが散見されるので、そこが改善されないとヤクルトの優勝は固いでしょう。何と言っても、ヤクルト以外のチームがことごとく自滅しているような状況ですから。
ともかく、8月の長期ロードを大きく勝ち越すような戦いぶりが求められるところです。
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今年もすでに暑い日が続き、早くも熱中症の話題が聞かれるようになっています。
また、諸般の事情から節電を余儀なくされる今夏も暑くなりそうで、早くも先が思いやられます。
さて、プロ野球は交流戦を終え、リーグ戦が再開していますが、今年の交流戦もパ・リーグがセ・リーグを大きく上回る結果となり、パ・リーグの方が良質な先発投手が育ちやすい事情からこの傾向は当分続くのではないかと思われます。セ・リーグの奮起を期待したいところですが、先発を中心とした投手力の差を埋めるのは一朝一夕にはいかないので、非常に難しいところです。
個人的には、交流戦もそろそろ試合数や日程の見直しを考えてもいいのではないかと思います。これまでのホーム・アンド・アウェー方式から、年ごとにホームもしくはロードのどちらかのみの試合とし、各カード3連戦でホーム9試合、ロード9試合の18試合とするなどの案が実行委員会の議題に上らないものかと思います。まあ、現在の変則日程に多少の違和感を拭えない人間の妄想ですが。
阪神については、交流戦の後半からようやく各選手の調子が上がってきて、ようやくシーズンを戦える雰囲気になってきました。あとは、この調子のいい時期に勝ち星を稼ぎ、調子の落ちてきた時に負けの数を少なくして辛抱できるかが問題です。幸いなことに、交流戦を終えて上位とのゲーム差がそれほどついていないので、まだまだ優勝のチャンスはあるものと思って見ています。もうね、あとは監督の問題よ…。
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当サイトは本日で開設12周年を迎えました。
なんとなく干支が一回りしてしまった印象ですが、これからもWeb世界の片隅に居続けたいと思いますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。
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先月の東北地方太平洋沖地震を発端とする東日本大震災による被害は、原発問題を巻き込んで甚大ではありますが、いよいよ復興に向けてのエネルギーを求める時期に来つつある感じがしています。
そんな中、開幕が遅れていたプロ野球が12日に開幕し、また開幕直後に中断されていたJリーグが23日に再開するなど、自粛ムードに包まれていたスポーツ界が徐々に平常開催に戻ってきました。今年は、復興に向けての力を与えられるものとしてのスポーツの意義を、各競技組織が問われる年になりそうです。
さて、今年のプロ野球は東北・関東の電力事情に配慮し、試合開始から3時間30分を超えると新しい延長イニングに入らないという特別ルールが採用されました。これにより、延長12回までの逆算ではなく、試合時間を見ながらの選手起用が問われるシーズンとなりました。今シーズンは引き分けが増えることが確実であり、事実現時点でも引き分けの試合は増えています。
また、今年から審判のリーグ担当制がなくなり、両リーグの審判が入り乱れて判定が行われることや、従来よりも低反発の統一球が導入され、野球そのものが変わると言われている年でもあります。
まだシーズンが始まったばかりですが、この辺に注目してプロ野球を楽しみたいと思います。
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3月11日、東北地方太平洋沖地震が発生し、それによる津波などで現在までに1万人以上の死者が確認されています。
一連の大震災による犠牲者の方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々が少しでも心安らかに過ごせるよう願っています。また今回、この大地震をきっかけに東京電力の福島第一原子力発電所の事故が発生し、現在も事態収束の兆しが見えません。
この原発事故により、原発周辺に高濃度の放射線物質が撒き散らされたり、さらに離れた場所からも平常時より高い放射線量が観測されるなど、関東地方の電力供給量不足による計画停電と併せて混乱を招いています。
こちらは実質的に人災ですが、まずは原子炉の冷却が無事に完了することを祈るばかりです。
このような危機的状況の中、さまざまなスポーツやイベントが中止や延期となりました。
個人的には、過度の自粛ムードは必要以上に人々の気持ちを沈滞させるものと思っていますが、全国に及ぶ規模のイベントについては自粛も止むを得ないとも思います。
Jリーグが早々とリーグ戦の無期限延期を発表する中、プロ野球(NPB)は17日になってやっと今季の開幕について発表し、パ・リーグが4月12日、セ・リーグが予定通り3月25日の開幕とされました。その後、行政側から東北地方と関東地方の電力問題によるナイターの自粛などを要望され、セ・リーグが20日に開幕日を3月29日に、さらに強い自粛要請を受けて24日の臨時理事会でパ・リーグと同じ4月12日にし、細かいルールも先に一定の支持を得ていたパ・リーグに合わせる形となりました。
この流れだけ見ても明らかにセ・リーグの対応だけ浮いています。最初の会合の前まではいろんな意見があってもいいとは思いますが、一部の球団の思惑を止められない野球界の体質が何も変わっていないこと、この非常事態の中でもセ・パがバラバラであることを改めて露呈する結果となったことは間違いないでしょう。特に、最初の時点でセの暴走を止められない加藤コミッショナーには失望しました。この人も結局前任者たちと変わらない、与えられた権力を発揮しようとしない『最高権力者』であったと認識しました。プロ野球界が自身を「文化的公共財」と位置付けるのであれば、国民感情に寄り添う感覚を持つことが何よりも大事なのではないかと私は思います。少なくとも、計画停電で困っている東京都民の横で、一般世帯5000世帯分ともされる東京ドームで試合をすることが適切な行為であるか、他人から言われなくとも自分たちで気づいてもらいたいものです。
私としては、地震発生から2週間ではまだ状況が落ち着いていないであろうことと、1ヶ月は大きな余震を警戒しなければならないという考えがあり、4月12日開幕というのはそういう意味でも絶妙な時期だと感じました。復興への移行という観点ではまだ早いかもしれませんが、徐々に前向きな空気になってくることを信じて、情勢を見守りたいと思います。最後に、関西在住である私が、被災地域や計画停電の実態を的確に理解することは難しく、場合によっては上記内容で被災地域や被災者の方々に対する配慮に欠ける部分があるかもしれません。批判は受け止めますが、ご理解くださいますよう、お願い申し上げます。
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今年も花粉症シーズンが到来し、私の目や鼻もいよいよスギ花粉に対する過剰反応を見せてきたところです。
今年は比較的花粉飛散量の少なかった昨年と比べて多いところでは10倍の花粉が飛ぶと言われていますが、昨年特に少なかったと言われている近畿地方ではまさにその10倍の地域であろうと思われ、これから花粉飛散量のピークを迎えるにあたって戦々恐々です。さて、プロ野球はキャンプシーズンを過ぎ、オープン戦の時期に差し掛かってきました。
今年はセ・パ両リーグ同時開幕ということで、近年よく見られた「パ・リーグが開幕しているのにセ・リーグはオープン戦をしている」ような、どこか不自然な状況が解消されています。私としては来年以降も同時開幕が続くことを願っています。セ・リーグに人気が集中していた時代と違って、今はパ・リーグの方がむしろ盛り上がっているのではないかと思わせるような状況にあるので、開幕をずらさなくても注目は十分集められるでしょうし。
今年は特に日本ハムに入団した斎藤佑樹投手をマスコミや一部ファンが追い掛け回す「佑ちゃんフィーバー」で盛り上がっていますが、阪神に目を向けると一部の若手選手が生き残りをかけてアピールを続けていて、その中の1人でもいいから新しい選手がレギュラーの中に割って入ってきてもらいたいものです。ただ、1月にロッテから小林宏之投手をFAで獲得した影響で、その分の補償をロッテ側から求められるのが3月までズレ込むという事態になっており、今目立っている選手をFA補償として持っていかれる可能性があることに対して非常に残念な部分もありますが、その時はその時です。プロテクトされているであろう選手で差し上げたい選手がいないわけではないのがまた、やるせなさに拍車をかけるわけですが…(ドクロ)
ともかく、来月25日の開幕メンバーがどのようになるのか、阪神に関わらず楽しみです。
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- 「NONSENSE LINK」(リンクページ)の一部コメント更新を行いました。
年明け早々から続く寒さで、日本海側を中心に大雪による被害が度々話題になるかと思えば、霧島山系・新燃岳の噴火で農作物など多方面に及ぶ被害を出していたり、宮崎を中心に鳥インフルエンザが全国的な広がりを見せるなど、今年は自然の脅威を見せ付けられている感があります。
そんな中、今月はサッカーAFCアジアカップ2011がカタールで行われ、日本代表が2004年中国大会以来の優勝を果たしました。
今回は開催時期が半年早く、天皇杯などの関係で日本代表チームの準備期間が十分に取れなかったこともあってか、予選から楽な試合がなかっただけに、試合を重ねるごとに成長の跡を見せていたように感じました。そこに至るまでの過程として、ザッケローニ監督の控え選手に対する声掛けや、試合の流れを読んでその時に必要な選手を起用する的確な采配などが取り上げられています。多少の誤算はあったとはいえ、これほど選手起用が当たって結果に結びつくというのは、やはりザッケローニ監督が「持ってる」のもあるのではないかと思いたくもなるというものです。
ここまで無敗のザックJAPANですが、7月にはコパ・アメリカ(南米選手権)という真剣勝負の国際大会が控えており、日本代表の戦いぶりが今から楽しみです。
さて、プロ野球もいよいよ明日からキャンプインを迎えることとなりました。
今年もいよいよ野球が始まるという気持ちですが、一方で阪神がここ数年、優勝という観点では絶望的な結果を残していることによる沈んだ気持ちも拭い切れていません。
さしあたっては、実績のない若手選手のアピールに目を向けながら、ゆっくりと野球に対する気持ちを盛り上げていきたいと思います。
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新年あけましておめでとうございます。 本年もよろしくお願い申し上げます。
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