今年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響から抜け出し、コロナ後の世界を歩んでいくスタートとなる年でしたが、同時に世界情勢の悪化を感じる年でもありました。
円安やロシアによるウクライナ軍事侵攻の影響で物価高が進んでいることを私自身も実感していますし、イスラエルによるパレスチナ・ガザ地区に対する攻撃など中東情勢の悪化が更なる物価高を招く可能性もあります。輸送コストの上昇が昨今の物価高の要因として挙げられますが、親イラン派による紅海を航行する船舶への攻撃が激化し、紅海を通れなくなるようなことがあれば、船舶による物資の輸送ルートを遠回りに変更せざるを得なくなり、その結果輸送コストの高騰を招き物価高を引き起こすということがあるからです。最近、当該海域では身代金を要求する海賊行為ではなく攻撃そのものが目的になっているようなので世界の物流にとってはかなりの不安要素となっています。来年は少しでもいい年になるように祈ります。
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プロ野球日本シリーズは阪神がオリックスを4勝3敗で下し、38年ぶりの日本一に輝きました。
両チームとも打撃力より投手力が高く、少ない得点を守り切って勝つイメージのチームですが、一方でビッグイニングの流れを作り出せるチームでもあります。一方、オリックスが最近の主流である選手と守備位置を固定せず流動的に戦うチームであるのに比べ、阪神は主力選手の守備位置と打順を固定することで選手の役割を明確にして戦うチームであるという部分では対照的なチームです。戦前の予想では両軍とも取れて3得点の僅差の試合をどう拾っていくかというものが大勢を占めていました。
迎えた第1戦は8-0でオリックスが勝利、続く第2戦は8-0で阪神が勝利という、戦前の予想に反して一方的な試合で幕を開けました。舞台を京セラドームから甲子園に移した第3戦、序盤のリードを守り切ったオリックスが5-4で勝ちましたが、後に岡田監督が日本一の要因に挙げた試合になりました。第4戦は4-3で阪神がサヨナラ勝利、第5戦は0-2で迎えた8回裏に一挙6得点を挙げた阪神が勝利し、対戦成績を3勝2敗として京セラドームに舞台を移しました。第6戦は阪神が先制するもオリックスが5-1で逆転勝利を収め、3勝3敗で迎えた第7戦、1点を争う緊迫した展開で飛び出したノイジー選手の3ランホームランで先制した阪神がその後も追加点を奪い、7-1で勝って念願の日本一を決めました。
今年の日本シリーズは1点の重みがより感じられ、どちらに転ぶかわからない展開が続いたこともあり、歴史的にも語り継がれるようなシリーズになったと思います。それは第6戦までの合計スコアが23-23と同点だったことにも表れていますし、総じて両軍の特徴がよく出ていたシリーズだったと思います。岡田監督がポイントに挙げた第3戦、1-5で迎えた7回裏に3点返し、最終回にも一打サヨナラの場面を作って負けた試合でしたが、この試合を1-5のまま終えていたら打線が止められた状態で反発力を発揮できずにそのままオリックスの勢いに呑まれたかもしれません。「個々の試合の流れがシリーズ全体の流れに繋がらない」と言われた今回の日本シリーズにおいて、岡田監督の言う「いい負け方」をしたこの第3戦はシリーズ全体の流れに影響を及ぼした試合だったということでしょう。
個人的にはプロ野球に興味を持ったきっかけが1985年の阪神の躍進で、そこから阪神ファンになってプロ野球自体を見始めた経緯があるので、今回の日本一は格別の思いがあります。球団初の連覇に向けて、今から来季を楽しみにしています。
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今月7日、パレスチナのガザ地区を実効支配するハマスがイスラエルへ攻撃を行い、それに対してイスラエルが反撃を行なったことにより、激しい戦闘状態になりました。
この最初の軍事衝突により、イスラエル側で1300人以上、パレスチナ側で1100人以上の犠牲者が出たことにより、イスラエルはハマスに連れ去られた人質の解放とともにハマスの壊滅を目的とした地上侵攻を早い段階から打ち出しています。
現在、イスラエルの激しい攻撃によるガザ地区の被害が特に報道されており、パレスチナ人だけでなく当初は頭に血が上っていたイスラエル人の間でも『まずは停戦』の動きがありますが、国連の安全保障理事会では停戦に向けての決議が進んでいません。
この問題の歴史的経緯は非常に複雑なため言及は避けますが、まずは地上侵攻が避けられる形での停戦と民間人の犠牲者が出ないことを祈るばかりです。
プロ野球は阪神とオリックスによる日本シリーズが行われています。
阪神はクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ勝者の広島にファイナルステージで3連勝の4勝0敗(アドバンテージ1勝を含む)で勝ち抜き、オリックスはファーストステージ勝者のロッテにアドバンテージを含む4勝1敗で勝ち抜いてきました。
戦前の予想ではやや阪神有利とする論評が多かった気がしますが、3年連続日本シリーズ進出のオリックスの経験、特に昨年の日本シリーズの2敗1分けからの4連勝で日本一を決めた実績を考えると個人的には簡単にはいかないと思っていました。
現在、オリックスが2勝1敗でリードしていますが、阪神としては2試合連続で流れを手放すような試合展開になっているので、試合の流れを掴むような試合運びをしてもらいたいと思います。そろそろ1985年を塗り替えてくれ!
ところで、先月触れたラグビーワールドカップ2023の日本代表ですが、アルゼンチン戦に敗れて決勝トーナメント進出を逃しました。
2015年のワールドカップから強豪国に対する番狂わせで世界的に注目を集めてきた日本代表ではありますが、前回2019年の日本大会では地元開催のアドバンテージを活かして決勝トーナメント進出を果たしたものの、今回は再び強豪国との差を見せつけられる結果となりました。相手によって多くの選手の入れ替えを行う強豪国と比べ、日本はほぼ選手を固定して戦うため、疲労の分散がしにくい欠点が前回の時点で指摘されていましたし、今回はバックスの陣容が前回を越えられていなかったとする評論もありました。代表チームにおいて過去の代表選手より優れた選手が必ず出てくるわけではないことが難しくさせる部分であり、今後は育成力も問われると思います。
もっとも、サッカーにおいても2002年地元開催のワールドカップで決勝トーナメントに初進出した後、2006年ドイツ大会でグループリーグ敗退するなど、ワールドカップ2大会連続で決勝トーナメントに進出したのは昨年のカタール大会が初めてのことだったので、ラグビーはようやく真の強豪国への道の入口に立ったところなのだと思います。これから10年、20年かけて強豪国に上り詰めていくのを楽しみにしています。
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今月も暑い日が多く、猛暑によって農作物にも被害が出ています。
猛暑による高温障害や雨不足による生育不良、高温が原因の虫の異常発生による被害など、農作物への被害がただでさえ物価高で苦しい家計を圧迫することになるかもしれません。
私の体感でも真夏並みの暑さを感じる日が多かった印象ですが、徐々に涼しくなってきたのでこれから過ごしやすい気候になってくれればと思います。
さて、プロ野球はレギュラーシーズン終盤に差し掛かっており、阪神とオリックスがそれぞれリーグ優勝を決めています。
セ・リーグは阪神と11ゲーム差の2位広島を3位DeNAが1ゲーム差で追い、さらに5ゲーム差にクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性がなくなった4位巨人、そこから11ゲーム差離されて5位ヤクルト、最下位脱出を狙う中日がヤクルトと1ゲーム差と現実的な位置につけています。
パ・リーグはオリックスから15.5ゲーム差で2位ソフトバンク、3位楽天が1ゲーム差につけ、大失速の4位ロッテが0.5ゲーム差でCS進出を争い、5ゲーム差で5位西武、さらに5ゲーム差で日本ハムが最下位となっています。パ・リーグのCS進出争いは勝率5割の3位楽天を挟んで貯金2の2位ソフトバンクから借金1の4位ロッテまでが1.5ゲーム差と非常に僅差になっていて目が離せません。阪神は今月を15勝8敗1分けと終えましたが、史上3番目の早さで優勝を決めた14日までは11連勝で、その後は4勝8敗1分けとなっています。優勝が決まってからは選手のコンディション調整や試したい選手の起用などで毎試合ベストメンバーで戦っているわけでもなく、個人タイトルが懸かっている選手とそうでない選手で集中力に差があるなど、優勝を決めた後ならではの難しさの中で戦っているため、勝敗だけで言えばもどかしい試合が続いていますが、日本一に向けてはCSからが勝負なのでその時に状態が上がればいいという見方をしています。
現在はCSに向けて戦力の選別を進めながら調子を落としている選手の復調を待っている状況なので、残り2試合をいい形で終えてCSへの弾みにしてもらいたいところです。
余談ですが、現在フランスでワールドカップ2023が行われています。
プールDの日本代表は現在3試合を終え2勝1敗の勝ち点9で3位になっており、最終戦に勝てば予選プール2位で決勝トーナメントに進出できます。
日本代表はここまで初戦のチリ戦を42-12で勝利(4トライでボーナスポイントを獲得)、2試合目のイングランド戦を12-34で敗戦、3試合目のサモア戦を28-22で勝利という結果で来ています。
最終戦の相手であるアルゼンチンは世界ランキング9位の南米最強のチームで、世界ランキング13位の日本にとっては格上のチームになります。決勝トーナメントに進出するためには3勝以上を挙げる必要があり、そのためには世界ランキング上位2チームのうちのどちらかには勝つ必要がありますが、今大会では世界ランキング6位のイングランドに敗れているため、このアルゼンチン戦での勝利が絶対必要となります。
2015年イングランド大会では南アフリカに、2019年日本大会ではアイルランドとスコットランドにそれぞれ勝つ番狂わせを演じていますが、2023年フランス大会でも番狂わせを演じられるかが決勝トーナメント進出の鍵を握っています。
この注目の一戦、8日20時の試合開始を楽しみにしています。
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今月行われた第105回全国高校野球選手権記念大会において、慶應義塾高校が第2回大会以来107年ぶりの優勝を飾り、このことが良くも悪くも注目を集めました。
慶應高校が準決勝に進出するのが準優勝した第6回大会以来103年ぶりであり、この1世紀以上の時を越えた快進撃にメディアで大きく取り上げられるとともに、今大会の準々決勝進出校のうち3校を占めた「脱・丸刈り」の急先鋒としても大きく取り上げられました。テレビでは慶應高校や慶應大学出身の出演者が多く、慶應高校が勝ち進むとともにコメントを発していましたし、ネット記事においても同様の現象が起こっていました。
一方、試合では慶應高校のアルプススタンドに入り切らない大人数による応援が「うるさい」と話題になるなど、動員力も含めた応援の力も見せつける結果となっていましたが、特に問題になったのが決勝の仙台育英戦での応援マナーでした。守備の時の大声援や立ち上がっての応援、肩を組んでの横揺れ応援などが高校野球の応援に似つかわしくない、マナー違反だという意見が噴出しました。高校野球の応援については、応援歌やチャントは自校の攻撃中に限ること、自校の守備中は静かに見守ることがマナーとされており、応援エリアはアルプススタンドに限られているため、それ以外のエリアでは中立的な応援が求められます。無論、立ち上がっての応援は後ろの席の人の迷惑になるためマナー違反であり、決勝の試合中においても止めるように場内アナウンスされていました。今回の問題点はそういったマナーがアルプススタンド以外の観客に周知徹底されておらず、普段は高校野球を観に来ることのない慶應絡みの観客が結果としてマナーを守れなかったことが問題だったと思います。
個人的には「生涯で二度とない」とばかりに盛り上がる慶應関係者が羽目を外し過ぎた結果という気がしますが、「うるさい」と言われた応援風景は恐らく大学野球での応援のノリをそのまま持ち込んだものでしょうし、守備時において自然発生的に声が出るのはある程度仕方がない部分もあると思います。しかし、立ち上がっての応援という明確な禁止事項は守るべきですし、アルプススタンド以外の観客による肩組み横揺れ応援については本来応援エリアではないという理由から自重した方がよかったかと思います。ただまあ、今回の件で応援の力の大きさが再度認識されましたし、慶應高校の動員力の高さがなければこれほど問題が大きくなることはなかったので、いろんな意味で慶應高校が凄かったということに尽きます。あの先頭打者ホームランが出た時点でもう慶應の雰囲気が出来上がり、それを相手にした仙台育英の選手たちは立派でしたし、いい経験になったと思います。この先、例えばプロになったら毎試合あんな雰囲気の中で野球をすることになりますし。
さて、プロ野球は残り30試合を切ってきました。
セ・リーグは一旦マジックナンバー(M)を点灯させた阪神が2位広島に5.5ゲーム差をつけて首位に立ち、3位DeNAが2位広島と5ゲーム差、3位DeNAから4位巨人が2ゲーム差、5位ヤクルトが11.5ゲーム差、最下位中日が15ゲーム差とCS争いは実質4位巨人までとなっています。
パ・リーグは首位オリックスが9年ぶりにマジックナンバーを点灯させてM20としており、9.5ゲーム差で2位ロッテ、さらに4ゲーム差で勝率5割の3位ソフトバンク、3位ソフトバンクから4位楽天が2ゲーム差、5位日本ハムが7ゲーム差、最下位西武が7.5ゲーム差と残り試合数を考えるとCS争いは4位楽天まででしょう。阪神は今月を18勝7敗、4週間に渡った長期ロードを18勝5敗と大きく勝ち越し、貯金を大きく増やすことに成功しました。16年ぶりの10連勝に加えて6連勝と勝てる試合をしっかり勝ってきており、最後は3連敗で終えたものの、開幕から「勝負は9月」と口にしてきた岡田監督にとってはいい形で勝負の9月を迎えられたことと思います。
一方、マジック対象チームである広島が直近11試合を8勝2敗1分けと再び勢いに乗ってきて、一度点灯した阪神のマジックナンバーを消しました。阪神と広島の直接対決は7試合残っており、そこまでに何ゲーム差になっているか、そして直接対決の結果でどういう状況になるか、非常に楽しみになってきました。アレに向けて一歩一歩着実に!
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今年も暑い夏がやってきました。
今月の世界の平均気温は記録上最高になったそうですが、日本でも連日暑さに関する報道がありますし、私の住んでいる地域でも最高気温35度以上が珍しくない感覚です。
これからも暑い日が続きますが、適度な水分補給と塩分補給、そして適度なクーラーの使用など、熱中症対策を講じて乗り切りたいところです。
プロ野球はオールスター戦を終え、後半戦に突入しています。
セ・リーグは阪神が首位、今月10連勝を記録した好調広島が1ゲーム差の2位浮上、逆に調子を落としているDeNAが2位と4.5ゲーム差の3位、そこから0.5ゲーム差で4位巨人、リーグの借金を分け合っているヤクルトが5位、借金20に到達した中日が最下位となっています。
一方、パ・リーグはオリックスが貯金18で首位、3ゲーム差でロッテが2位につけ、12連敗を記録したソフトバンクが首位から7ゲーム差の3位、一時期最下位に沈んでいた楽天が借金4の4位で3位と4ゲーム差、西武が4位と3.5ゲーム差の5位、一時期好調だった日本ハムが13連敗を記録して5位と3ゲーム差の最下位に沈んでしまいました。今月のパ・リーグは同時期に2チームが大型連敗をする珍しい展開が見られました。阪神は今月を11勝8敗2分けと勝ち越し、一時期の不調からは脱した印象があります。前半戦の最後までは打線の元気がなく、勝っていても勢いに乗ることはできませんでしたが、後半戦の最初を1勝1敗で乗り切ると、最終週の巨人・広島との6連戦を4勝1敗1分けと大きく勝ち越し、打線の調子の上昇とともにチームにも勢いを感じる締め方をしました。特に10連勝中の2位広島に2勝1分けと負けなかったことで、広島の勢いを止められたであろうことが大きいと思います。
その広島ですが、10連勝中9試合が3点差以内、7試合が2点差以内、そのうち3試合連続1点差での勝利と比較的楽な勝ち方をしていないので、これからその時の疲れが出る時期が来ると予想しています。これは5月に7連勝と9連勝を記録した阪神が6月に入って不調に陥った原因が疲れだったことがあります。勝ち続けているということは気を張り続けているということなので、連勝中は勢いで勝ててもそれが止まると連勝中の疲れが出てしまうものだそうですが、果たして広島がどこまで持ちこたえられるか注目したいと思います。これから始まる長期ロードですが、勝負の時はこのロード明けに来るので、チーム状態を上げながら無理せず戦ってもらいたいと思います。
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ウクライナ侵攻を続けるロシアで今月、民間軍事会社ワグネル・グループの創設者であるプリゴジン氏が武装蜂起を呼びかけました。
この『プリゴジンの乱』は当初目論んでいた政府高官や正規軍幹部の中にいるであろう現体制反対派の支持を得られず失敗に終わりました。モスクワへの進軍開始の翌日に進軍停止の合意がなされたことで、日本では「クーデターかと思ったら御所巻だった」など、室町時代の政治的謀略である『御所巻』がトレンド入りする騒ぎになりました。(御所巻:室町時代に諸大名の軍勢が幕府の御所を取り囲み、幕政に対して要求や異議申し立てを行なった動きのこと)
これによって、ロシア自体が一枚岩でないことや、この先現体制反対派に与える影響など、ロシア情勢で注目すべきポイントが出てきました。今回のワグネルやプリゴジン氏の動きに対して賛同するロシア国民が少なからずいるとの報道もあり、今後行われる大統領選挙の結果が注目されます。
さて、プロ野球は交流戦を終えてリーグ戦が再開されています。
交流戦は史上稀に見る混戦になり、11勝7敗で並んだ4チームのうち得失点差率(TQB)でDeNAの初優勝が決まりました。
余談ですが、以前は勝敗で並んだ時の順位決定に『前年の交流戦の順位』が用いられており、阪神がそのルールによって交流戦優勝を逃したシーズンがあったという記憶があるので、TQBという当該シーズンの交流戦内の成績で順位を決めるようになったのはいいことだと思います。阪神は5月を7連勝と9連勝を含む19勝5敗と球団の月間勝利記録に並ぶ快進撃を見せましたが、6月は8勝14敗1分けと反動が来たような不調になりました。特に交流戦中に悪い波が来て7勝10敗1分けの10位に終わりましたが、勝てる試合を落として投打の噛み合わせが悪くなり、打線の状態も下降線を辿るという悪循環の中で借金3に抑えられたのは前向きに捉えられますし、どん底の状態でも二桁の貯金を持って立て直せるわけですから、ファンとしても余裕を持って見守れる状況にあります。
リーグ戦再開後に一旦首位から陥落しましたが、まだシーズンの折り返し前の時点ですし、チームの戦力を整えながら月間で貯金3を確保していく戦いをしていけばアレは付いてくると思います。
一部の阪神ファンが「岡田辞めろ」と騒いでいたりもしますが、個人的には『解説者・評論家としてなら問題ないが、監督として言うのは問題になりかねない発言』がたまに見受けられるので、岡田監督には『要らんこと言わんと』自軍のことだけに集中してほしいと思います。
口は災いの元!
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本日、当サイトは開設24周年を迎えました。
今後ともよろしくお願い申し上げます。今月8日に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染症法上の位置づけが『5類感染症』に移行されたことに伴い、コロナ禍からは立ち直りつつあります。
一方、ロシアによるウクライナ侵攻は収束の気配が見られません。
ロシア軍のウクライナ領土からの撤退を祈っています。
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プロ野球が開幕して1ヶ月が経ちました。
セ・リーグは首位DeNA、3ゲーム差の2位阪神までが貯金を持っており、勝率5割の3位広島以下、ヤクルト、巨人、中日は借金スタートとなりました。DeNAはここまで本拠地横浜スタジアムで9勝1敗と好調で、昨季同様本拠地での強さと勢いが目立っています。リーグ2連覇中のヤクルトは開幕5連勝といい滑り出しでしたが、低調な打線を投手陣でカバーしていたバランスが崩れ、今月下旬には7連敗を喫するなど借金2でのスタートとなりました。チーム打率2割を切っている打線が調子を取り戻した時を考えると怖いところです。
一方、パ・リーグはオリックスとロッテが首位で並び、1ゲーム差で3位ソフトバンクと4位西武が勝率差で並んでおり、5位楽天と最下位日本ハムでリーグの借金を分け合う形となっています。こちらは楽天と日本ハムの不調が目につきました。ベテラン選手の多い楽天と昨季最下位で若い選手の多い日本ハムではその意味も変わってくると思いますが、まずはこの2チームが優勝争いの鍵を握ることになるので要注目です。阪神はここまで13勝10敗1分けの2位とまずまずのスタートを切りました。
開幕4連勝と最高の立ち上がりでしたが、以降は投打ともに本調子とはいえない中を主に先発投手陣の奮闘で貯金3を作ることができました。投打の軸で不調な選手がいますが、その選手たちが復調していくのか、また不調なままだった場合にどうしていくのかに注目していきたいところです。さて、今季から各球団が選手に対する悪質なヤジや替え歌、SNSでの誹謗中傷などに厳しく立ち向かう姿勢をとっています。
以前から球場での口汚いファンのヤジや下品な替え歌などが問題になっていましたが、観客の声出し応援が解禁されたこのタイミングでそういったものを一斉に排除しようという動きが加速しているように思います。
悪い例として巨人の公式球団歌『闘魂こめて』の替え歌『商魂込めて』などがよく取り上げられていますが、阪神の応援の中で取り上げられているのは相手投手交代時の『蛍の光』の演奏です。これの問題点は『蛍の光』の演奏そのものもあるかもしれませんが(相手攻撃時には極力黙っておくべきという考え方の存在から)、むしろ演奏前に(○○投手として)「さよなら さよなら ○○~」というコールを2回入れることが相手投手に対する侮辱に当たるという解釈をされることにあると思います。演奏の理由が何であれ、相手から侮辱と捉えられる言動を応援と称して行うのは今の時代無理筋だと思います。
また、SNSにおける選手に対する誹謗中傷も数年前から指摘されていて、過去には投稿者が何気なく書き込んだ「死ね」というツイートに対して被害届提出され、投稿者が書類送検されるという事案がありました。これ以降はSNSでの誹謗中傷は犯罪という認識が共有されているはずですが、今季もSNSに悪質な誹謗中傷が書き込まれる事態が相次いでいます。テレビの前などオフラインで言うならまだしも、それを動画やSNSへの書き込みという形で選手本人に投げかけるのは明らかに度を超していますし、それが選手やその家族への安全や生命に関わることであれば余計に投稿者にはしかるべき措置が取られるべきだと思います。
厳しく取り締まってもやる人間はやると思いますが、少しでもこういったことが減ることを願っています。
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ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が今月開催され、侍ジャパンこと日本代表が2大会ぶり3回目の優勝を果たし、世界一の称号を奪還しました。
日本代表は東京ドームで開催された第1ラウンドで中国、韓国、チェコ、オーストラリアの順に戦いました。
中国戦は8-1の勝利でしたが初戦特有の固さが見られ、終盤まで点差以上に緊迫した展開になりました。
韓国戦は13-4と大勝しましたが、3点を先制された直後に4得点して逆転、その後も得点を追加する理想的な展開の試合でした。
チェコ戦は10-2の勝利でしたが、初回に先制され技巧派の相手先発投手に手こずりましたが、逆転後は危なげない試合運びでした。
オーストラリア戦は初めての先攻での試合でしたが、初回に先制後4回までに7点を奪いましたが、その後追加点を取れず7-1での勝利となりました。
終わってみればチェコ戦の後に首位通過が決まりましたが、どの試合も負けられない国際大会特有のヒリヒリした感覚が見ているこちらにも伝わってきて面白かったです。
今大会から導入された準々決勝では台湾ラウンドを2位で通過したイタリアを9-3で下し、アメリカで行われる準決勝進出を決めました。
過去2大会でいずれも敗退している準決勝は実質中3日の強行日程でしたが、第1ラウンドでアメリカを下しているメキシコを相手に6-5でサヨナラ勝ちしました。この試合は常に先行を許す苦しい展開でしたが、最後はここまで不振の村上宗隆選手が決め、決勝に向けて最高の雰囲気と勢いが生まれたと思います。
決勝のアメリカ戦では一転して投手戦となり、先制ホームランを許した直後に逆転し、4回終了時点で3-1の試合を逃げ切って3-2で勝利しました。この決勝では一歩間違えたら一発を食らう怖いアメリカ打線をソロホームラン2本に抑えた投手陣が特に光りました。
今大会を振り返ると、NPB所属の日本人選手のレベルが上がっていることが証明された大会でした。過去の大会よりホームランを打てる打者や150km/h後半の球を投げる投手が揃い、これまでの小技や足を使った攻撃だけでなく長打で点を取ることができ、細かい制球力勝負だけでなく力勝負で相手打者を打ち取ることができる、新しい形の日本代表チームでした。NPB所属の選手たちがMLB所属の選手相手に互角以上に渡り合い、パワーでも引けを取っていなかったことが驚きであり、発見でした。
個人的に今回のMVPは栗山英樹監督だと思います。昨季時点でMLBに所属していた大谷翔平選手とダルビッシュ有選手を今回のような非常に高いモチベーションで参加させることができる人は栗山監督だけですし、日系アメリカ人メジャーリーガーのラーズ・ヌートバー選手を招集できたのも栗山監督の「日系メジャーリーガーが必要」という思いがなければ実現しなかったはずです。今回外国で生まれ育ったメジャーリーガーに門戸を開いたことが次回以降に必ず生きてくるはずですし、その意味でも英断だったと思います。
ヌートバー選手についてはメジャー経験2年の大きな実績のない選手だったので一部の評論家が不要論を展開するなど懐疑的な見方もありましたが、蓋を開けてみれば誰よりも気持ちを前面に出してプレーする、チームに献身的な選手であり、侍ジャパンの切り込み隊長として存分な活躍を果たしました。一方、日本代表チームに地震の所属するセントルイス・カージナルスの「ペッパーミル」パフォーマンスを持ち込み一大ブームを巻き起こすなど、グラウンド内外で多大な影響を与える存在でした。そんなヌートバー選手は打球の平均速度がMLBの上位10%以内に入る選手で、MLB公式から今季ブレイクする有望株に挙げられている次世代のスター候補です。次回大会にも日本代表での参加を希望していますが、そちらにも注目です。日本代表チームの皆さん、おめでとうございます。ありがとうございました。そして、お疲れさまでした。
さて、プロ野球はいよいよ開幕を迎えました。
WBCでの日本優勝の余韻が冷めやらぬ中、31日現在開幕戦を終えていますが、特に30日に行われた日本ハムの新球場・エスコンフィールドHOKKAIDOの初公式戦となる日本ハム-楽天の試合はわくわくしながら見ていました。
2023年の開幕を新球場とともに迎えたシーズン、どんな戦いが繰り広げられるのかを楽しみにしたいと思います。阪神は開幕戦を苦しみながらも勝ち、15年ぶりの復帰となった岡田彰布新監督の初陣を飾りました。
序盤に下位打線で先制点を取り、追加点を挙げて5-0とするも一打逆転のピンチを作った場面では昨季の開幕戦が頭を過りましたが、そんな試合を勝ち切ったことは非常に大きく、昨季との違いが感じられました。
まだ始まったばかりでチームがどう変わったかはわからない部分が多いですが、まずは岡田監督の野球を堪能したいと思います。
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ロシアによるウクライナ軍事侵攻が始まってから1年が経過しました。
他国に対する軍事侵略という国際法違反を犯しているロシアに対し、西側諸国はウクライナに対して戦況を見て武器や兵器の支援を徐々に解禁している状態です。これは西側が直接派兵して世界大戦に発展するのを避けたいことと、最初からウクライナに大きな戦力を与えてロシアを圧倒させるとロシアの核兵器の使用を招くことを避けたいという意図があります。つまり、ロシアの出方に合わせて支援内容を決めていることになり、一気に戦争が終わるようなことは考えられません。
国際法を無視して好き勝手に振る舞うロシアに対し、様々な制約を自らに課して事に当たっている西側諸国(特に欧米)という図式になっていてもどかしさを感じるところですが、一歩間違うとロシアが縛りをかけている核兵器の使用に踏み切られることになるので、どうしても慎重にならざるを得ません。
停戦への落としどころを考えても、少なくとも何らかの成果(=領土の獲得)がないと国民に対してこの戦争を正当化できないロシア側に対して、クリミア併合以前の領土の回復を目指すウクライナ側というそれぞれの立場を考慮すると、現時点ではまったく現実的とは思えません。
一刻も早くロシアの支配地域におけるウクライナの主権が回復されることを祈ります。
プロ野球は一部を除いてキャンプが終了し、オープン戦に入っていく時期になりました。
今年も新戦力や若手選手の名前がいろいろ飛び交っていましたが、どれだけの選手が残れるか注目していきたいところです。
阪神に関しては、岡田監督がじっくりと腰を据えて落ち着いたチーム作りをしている印象を受けています。課題の守備力や長打力がいきなり大きく改善するわけではないでしょうが、若いチームがこれから大きく成長する礎を築けたキャンプであってほしいです。心配なのは外国人選手が軒並み上がってこないところで、スロー調整を続けて調子の上がらない投手陣と怪我で離脱して状態の掴めない野手陣のどちらも不安を拭えません。一方、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表チームも動き出しており、合宿の後2試合の実戦を行いました。
現時点ではダルビッシュ有選手を除くメジャー組が合流しておらず、そのメジャー組の鈴木誠也選手の怪我による辞退がありましたが、代替選手を含めてフルメンバーの集まった侍ジャパンの活躍が今から楽しみです。
3度目のWBC優勝をもちろん期待していますが、直近の2大会はいずれもアメリカに行ってからの初戦となる準決勝敗退に終わっていることを考えると、個人的には準決勝を乗り越えられるかどうかが鍵だと思います。頑張れ、侍ジャパン!
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ロシアによるウクライナ軍事侵攻はウクライナ各地へのミサイル攻撃や無人機による攻撃が繰り返し行われている中、欧米が最新型の戦車をウクライナに供与することを発表しました。実際に戦場に投入されるのはもう少し先の話になりますが、予定ではウクライナが求める300両以上の数が確保できるようです。
一方、ロシア軍は欧米による戦車供与発表後、これに反発するようにウクライナ各地に対してミサイル攻撃を加えるなど、報復とも取れる動きを見せています。また、東部ドネツク州ではロシア軍が攻勢を強めているとのことで、ウクライナ側としては供与戦車の到着まで何とか持ちこたえたいところです。
ウクライナ側は戦車の次に戦闘機の供与を望んでいますが、アメリカ側はそれに応じない構えを見せています。アメリカなど西側の戦闘機はウクライナ軍で使用している旧ソ連製の戦闘機とは設計思想が大きく異なっているため、パイロットの訓練に6~10ヶ月を要するそうなので、仮にアメリカからの戦闘機供与が実現しても実践への投入はかなり先になることが予想されます。
さて、今年もプロ野球のキャンプインの時期となりました。
今年は球場での声出し応援が解禁されるなど、コロナ禍からの回復を感じさせるシーズンになるでしょうし、今から楽しみです。
さらに、今年は3月にワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が6年ぶりに開催されるので、その意味でも楽しみです。
各選手とも怪我のないようにキャンプを送ってもらいたいと願っています。
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新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
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