今年もいろいろありましたが、特に北朝鮮情勢の動きが活発になってきた年だったと思います。ミサイル発射や核実験を繰り返す北朝鮮に対し、日本はミサイルが落ちてこないようにするなどの自衛策を打つしかないのが現状ですが、我々日本国民はJアラート(全国瞬時警報システム)の音がどうこう言う前に今置かれている状況(隣国がこちらの方向にミサイルを撃ってくる事態)について考えた方がいいと思います。
現状、北朝鮮は核兵器と大陸間弾道ミサイル(ICBM)の技術を現実的に手にしており、核弾頭を搭載したICBMをアメリカ本土に撃ち込む能力を現時点で有しているか、近いうちに手にすると考えられます。アメリカに届くということは欧州にも届くわけで、北朝鮮情勢についてはアメリカだけでなくヨーロッパ諸国を今よりも大きく巻き込んでより強い圧力を掛けられるかが鍵になるのではと妄想しています。
とにかく残された時間は少なそうなので、トランプ大統領が在イスラエル大使館をテルアビブからエルサレムに移設する方針を打ち出して世界中の首脳から批判を浴びたようなアレさを発揮して数歩踏み込んだ対応をしてくれないかなどと妄想しています。そんな妄想はともかく、来年は冬季オリンピックにサッカーワールドカップというスポーツの大イベントが待っているので、まずはそれを心待ちにしたいところです。
それでは皆様、よいお年を(遅過ぎ)。
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プロ野球は全日程を終了し、ソフトバンクがDeNAを4勝2敗で下して日本一を決めました。
第3戦まではソフトバンクの強さが目立ちましたが、そこからDeNAが本拠地で2勝を挙げ、福岡に再度乗り込む粘りを見せたことで今季も面白い日本シリーズになったと感じました。DeNAはセ・リーグの代表として恥ずかしくない姿を見せてくれました。
3位のチームが日本シリーズであれだけ戦えたのですから、来季はどのチームもより日本シリーズ進出の可能性を感じてクライマックスシリーズ(CS)争いをするでしょうし、上位で進出したチームがよりCSを勝ち抜くための準備に気を遣うことになるでしょう。パ・リーグに続いてセ・リーグでも3位チームの下剋上が起きたことで、より楽しみが増えました。最優秀選手(MVP)と新人王については、セ・リーグのMVPを除いて記録の面で注目されていた選手が順当に選ばれた印象です。 パ・リーグMVPに従来のシーズン最多記録47セーブを大幅に更新する54セーブを挙げたサファテ投手(ソフトバンク)、新人王にはともに新人のシーズン安打記録で話題になった源田壮亮選手(西武)と京田陽太選手(中日)が選ばれました。源田選手の155安打は新人安打記録で歴代2位、京田選手の149安打は同じく歴代4位で、2人とも守備の負担の大きいショートの選手であることがさらに注目を集めました。来季の2人の活躍が(2年目のジンクスが当てはまるかという点で)楽しみです。なお、新人安打の最多記録は1956年の佐々木信也氏(高橋ユニオンズ)の180安打だそうですが、この記録は出場154試合で作られた記録であり(この時代は2リーグ分立後の黎明期で、この年はパ・リーグが8球団・154試合制で行われていた)、現在の143試合制でこれを更新するのは困難ですが、果たしてこの記録が破られる日は来るのでしょうか?
さて、今月中旬には新しい国際大会としてアジアプロ野球チャンピオンシップ 2017が開催されました。
この大会は日本・韓国・台湾のプロ野球機構が主催する3ヶ国の対抗戦で、24歳以下もしくは入団3年以内(オーバーエイジ枠3名)の選手で争われる大会です。若手選手に真剣勝負の国際大会の経験を与え、さらなる成長を促す場になります。
日本代表は初戦の韓国戦で中盤から主導権を握られる苦しい展開から延長タイブレークでサヨナラ勝利を収めると、次の台湾戦では危なげない試合運びで完勝、決勝の韓国戦では初戦とは打って変わって投打に圧倒して勝利、初代王者の座に就きました。稲葉篤紀新監督のデビューとなった大会で結果を出したことは3年後の東京オリンピックに向けて期待が持てますし、今回のメンバーの何人かは東京オリンピックに出場することを考えれば、彼らにとっても良くも悪くもいい経験になったものと思います。
この大会はアジア諸国によるアジアチャンピオンシップへの第一歩という位置づけもあるようですが、アジアシリーズのようにその存在が形骸化してしまわないように願っています。
プロ野球はクライマックスシリーズ(CS)を終え、日本シリーズへ突入しています。
今季のCSは雨に祟られてグラウンド不良状態で試合を行なったり、試合中止が続いて日程に余裕がなくなったりしたため、いろいろと物議を醸したシリーズでした。といっても、問題になったのはセ・リーグだけで、パ・リーグはメットライフドーム、福岡 ヤフオク!ドームといずれもドーム球場で開催されたため、雨天でも問題はありませんでした。
今回問題になったのは複数ありました。台風の接近と日程が重なった甲子園でのCS1stステージ第2戦において、レギュラーシーズンであれば試合中止になるような大雨と劣悪なグラウンド状態の中、9回まで試合を行なったかと思えば、マツダスタジアムでのCSファイナルステージでは同様の状況でコールドゲームや試合中止となったことについて、試合挙行・続行の判断を行うセ・リーグ統括の判断に統一性がなかったことや、広島のレギュラーシーズン全日程終了が10月1日と早かったため、18日から始まるCSファイナルステージまで試合間隔が空きすぎ、試合勘が完全に戻らないままCSを終えてしまったことがありました。後者に関しては4試合目が2日連続中止になってしまったため、試合勘が戻りつつあったところに水を差された不運な部分もありました。
私としては、いずれにせよ決められたルールの範囲内でのことなので、不公平だとか雨が降ったから阪神が負けたとか、そういったことは言えません。あの土砂降りで水が浮きまくって泥状態になっていたグラウンドでDeNAの選手は打ちまくったわけで、純粋に阪神の選手よりDeNAの選手の方が集中してプレーできていた、あるいは勝ちたい気持ちが上回ったということだと思います。事実、あの試合をきっかけにDeNAは勢いに乗り、ファイナルステージでは広島相手に1敗のみの4勝2敗で日本シリーズ進出を決めているわけです。あの状況で9回までやった判断については今後に向けて一考の余地はあると思いますが、試合自体は両チーム同じ条件でやっていることであり、ルールの上でも問題ないわけですから受け入れる他ありません。試合後、セ・リーグ統括が試合開催について説明していましたが、そこで受けた意見や批判などがいろいろあったでしょうし、それがファイナルステージでのコールドゲームや試合中止の判断に結びついた可能性はあります。日程についてはレギュラーシーズンの日程を見直す必要があると思います。全球場が屋外だった時代と違い、今はドーム球場が相当数あり、昔よりも日程を早く消化することができます。今季であればCSの日程を1週間前倒しすることはできるはずで、来季以降の日程にも注目しなければいけないでしょう。なお、今年のCSは1stステージにおいてセ・パ両リーグで3位チームが勝ち上がるという史上初の出来事が起きました。ファイナルステージにおいては、セ・リーグは前述の通りDeNAがその勢いで広島を下し、パ・リーグは連敗スタートだったソフトバンクが逆転で日本シリーズ進出を決めました。
現在、日本シリーズは第3戦を終えてソフトバンクが3連勝し、日本一に王手をかけています。
正直なところ、シーズン94勝の強者であるソフトバンクに対し、DeNAがリーグ3位のチームであることを露呈するプレーがあり、地力の差に如何ともしがたいものがありますが、DeNAには最後まで誇りと意地を持って戦ってもらいたいと思います。
さて、阪神は先述の通りCS1stステージでDeNAに1勝2敗で敗退しました。
初戦は息詰まる投手戦の中、福留孝介選手の2ランホームランで勝ちましたが、打線の調子が最後まで上向くことなく雨の中でコテンパンにやられてそのまま押し切られた印象です。ここというところでのたくましさは昨年ファイナルステージまで進出しているDeNAの方が上回っていたように見えました。来季も続けてCSに出られるかどうかが今後強いチームになっていけるかどうかの分かれ目のような気がします。
最後は残念でしたが、レギュラーシーズン2位という結果は変わらないので、これを(過信ではなく)自信にして来季に備えてもらいたいと思います。
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プロ野球は大詰めを迎え、ソフトバンクが16日にパ・リーグ史上最速で2年ぶりの優勝を決めると、続いて18日には広島が2年連続のセ・リーグ優勝を決めました。
優勝争いという観点では両リーグとも独走状態でほぼ決まっており、いつ優勝を決めるかという部分に注目が集まっていましたが、いずれもプロ野球史上4位と6位にランクインするスピード記録となりました。今季の両チームの独走ぶりがこういうところでも表れています。
また、今季は広島とソフトバンクが独走態勢を築く中、セ・リーグの2位争いおよびクライマックスシリーズ(CS)進出争い、パ・リーグの2位争いが早くから注目されていました。
パ・リーグは優勝争いを展開していた楽天の急落と前半戦に調子の上がらなかった西武の急上昇によって両チームの差が急接近、激しい2位争いが展開されていますが、9月末現在では西武が2ゲーム差でリードしています。残り試合数が西武の4試合に対して楽天は9試合あり、自力での2位確保という点では楽天に分がありますが、果たしてどうなるのでしょうか。
一方、セ・リーグは早い段階で優勝戦線から脱落したDeNAと巨人の3位争いに不調で連敗の嵩んだ阪神が加わる形で2位争いとなっていきました。8月には阪神が首位広島に5.5ゲーム差と詰め寄ったところで2位争いでも大きくリードしましたが、9月に不調の時期がやってきて下との差が縮まり、DeNAと巨人にとっては希望の持てる展開となりました。その後、阪神が持ち直したこともあって30日に阪神が2位を確定、主眼は3位争いへと移りました。3位DeNAと4位巨人の差は0.5ゲーム差となっており、残りはDeNAの3試合に対して巨人は2試合、更に両チームの直接対決は終了しているため、両軍とも負けられない戦いが続きます。この戦いからも目が離せません。
余談ですが、現在巨人が10年連続CS進出中ですが、これはセ・リーグにプレーオフ制度ができて以来進出し続けているということでもあります。個人的には巨人にそろそろご退場いただく時機が来ているということで、是非ともDeNAに頑張ってもらいたいと思っています。もちろんCSを戦う上でDeNAの方が組みやすいということもあります。さて、阪神は9月に打線の調子の底が来てしまい、打てずに負ける試合が続くなど苦しい時期がありましたが、27日の横浜スタジアムでの3連戦初戦に0-4から追いついて引き分けたのをきっかけに打線の状態が再び上がり始め、どうにか2位を確定させました。正直な話、不調の時期には2位どころか3位すらも危ういと感じていましたが、杞憂に終わってよかったです。
そこはよかったのですが、8月に5.5ゲーム差まで詰めた首位広島との直接対決、上旬のマツダスタジアムでの3連戦で接戦には持ち込むものの投打が噛み合わず3連敗を喫し、この時点で、もっと言えば初戦に負けた時点で優勝の可能性が消えることとなりました。これまでチームを支えてきたリリーフ陣に疲れが見えていたのが残念でしたが止むを得ないことでした。今季の阪神は60試合以上登板が5人、50試合以上登板が6人と日本新記録となっていて、リリーフ陣の働きで今の順位を維持してきたことの裏付けとなる記録でもありますが、裏を返せば先発投手の頑張りが不足していたということでもあります。より長いイニングを投げられる先発投手をどれだけ作り出せるかが来季以降の課題として挙げられるところです。
ともかく、CS1stステージを本拠地甲子園で迎えられることになったので、10月14日の初戦に向けてしっかりコンディション調整をして臨んでもらいたいと思います。今年は夢の続きがあるぞ!
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サッカー日本代表が2018 FIFAワールドカップ(W杯)・アジア3次予選(最終予選)第9節でオーストラリアに勝ち、6大会連続のW杯出場を決めました。
今回の最終予選は初戦のUAE戦を落とし、苦しいスタートを強いられました。現在のような形式で最終予選が行われるようになった90年イタリア大会予選以降、初戦に敗れてW杯出場を果たした国はないという過去のデータがあり、当時から厳しい論調が飛び交っていましたが、その後の8試合を6勝2分と挽回してグループ首位通過を果たしました。
初戦に敗れはしましたが、日本が過去に最終予選を突破した大会でも1敗以上はしていること、今大会から最終予選に出場するチーム数が2つ増え、各グループ5チームから6チームに増えたことで試合数が2試合増えたことなど、過去大会より挽回できる機会が大きかったことも好材料ではありましたが、もう1敗もできないというプレッシャーの中で結果を出し続けた日本代表チームは素晴らしかったと思います。
これからW杯本選に向けてやることがいろいろあると思いますが、次は現実的な目標として本選1次リーグ突破を期待します。
さて、プロ野球は残り1ヶ月強となり、優勝争いやクライマックスシリーズ(CS)争いが本格化してくる時期になりました。
パ・リーグは今季優勝争いを繰り広げてきた楽天が月間18敗と失速する中、西武がじわじわと追い上げ、月末の直接対決で楽天を逆転して2位浮上となりました。優勝争いという点では首位ソフトバンクと10ゲーム差、CS争いでは4位オリックスが13ゲーム差をつけられていることから、見どころとしては2位争いに絞られるでしょう。
一方、セ・リーグは広島が4月から4番を務めてきた鈴木誠也選手の負傷離脱やリリーフ投手陣の登板過多による不調などで月間12勝13敗2分と負け越し、最大11ゲーム差あった2位阪神とのゲーム差を5.5まで縮められました。一度点灯したマジックナンバーも現在消えています。また、阪神と3位DeNAが4.5ゲーム差、DeNAと4位巨人が2.5ゲーム差と少しの好不調の兼ね合いで逆転可能な差になっていて、そのすべてが注目に値する展開となっています。阪神は夏の長期ロードを16勝10敗1分、月間17勝9敗1分と大きく勝ち越しましたが、広島と巨人には負け越している点が今後の不安として残ります。他方、計15試合あった中日とヤクルトに対しては各カードで確実に勝ち越しており、それがこの間の成績を形作りました。日程的に広島戦と巨人戦が連続しなかったことも有利に働いたでしょうが、今後は勝機を逃さずしっかり勝ち切ることが重要になってきます。
もっとも、11ゲーム差が5.5ゲーム差になったといえども、残り25試合とかでは縮まらないものですけどね…。まあ、先月終了時よりは面白くなったので、かすかな希望を持って楽しみたいと思います。
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プロ野球はシーズン後半戦に突入しています。
セ・リーグは広島が独走態勢を築き、パ・リーグは首位楽天と2位ソフトバンクが-0.5ゲーム差のデッドヒートを繰り広げる中、西武が9連勝中で3位の足場を固めつつある状況です。阪神は8連敗を脱した後、いい勝ち方をしてもそれが続かないという相変わらずのチーム状態ではあるものの、7月を12勝9敗と勝ち越して終えました。
いい状態が続かない原因としては、先発投手陣の中で安定感のある投手が少なく、投げてみないとわからない投手が多いことと、相変わらずミスが多いことが挙げられます。それによって下位に沈む中日やヤクルト相手でも同一カード3連勝を逃し、広島だけでなくDeNAや巨人相手でも3連敗を免れるのがやっとという状態になっています。
ここから勝負どころの時期に差し掛かりますが、首位広島と10ゲーム差であり、広島に少々の問題点があっても失速の気配がないことを考えれば、現実的に逆転優勝はほぼないと私は思いますが、少なくとも2位を確保するためには逆転優勝するくらいの気概は必要でしょうから、あくまで前向きにやってほしいです。同じミスでも消極的なミスではなく積極的なミスなら前向きになれるはずなので、アグレッシブなプレーを期待します。
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プロ野球は交流戦を終え、リーグ戦が再開しました。
今季の交流戦はパ・リーグが勝ち越し、ソフトバンクが最高勝率チームとなるなど、終わってみればパ・リーグが優勢となりましたが、首位と同率の2位に広島が入り6つの勝ち越し、阪神が2つ勝ち越して4位、DeNAと中日が勝率5割を記録し、残り1試合の時点までセ・リーグが勝ち越す可能性が残されていました。交流戦期間中に巨人が13連敗、ヤクルトが10連敗という大型連敗を記録していたのが大きく響いた結果となりました。
また、今季の交流戦では、一昨年から採用されている「表彰に関する事項」について大きく取り上げられることになりました。一昨年から交流戦が同一シーズンでホーム&アウェー形式を採用しなくなったことから、勝ち越したリーグの球団に対してはその順位に応じて、交流戦の首位チームは「最高勝率球団」として賞金が贈られることになりました。過去2年間は最高勝率球団と勝ち越しリーグが同じであったために問題にはなりませんでしたが、今季は最高勝率球団と勝ち越しリーグが異なる可能性が現実的になってきて、現行の賞金分配方式に疑問を呈されることになりました。
具体的には、交流戦の賞金総額は3000万円、勝ち越しリーグの球団には1位から順に1000万/500万/400万/300万/200万/100万円が、それとは別に最高勝率球団に500万円が贈られることになっています。つまり、最高勝率球団と勝ち越しリーグが異なった場合、最高勝率球団よりも勝ち越しリーグの1位球団の方が高額の賞金を獲得できるということです。さらに、今季は広島が同率2位になったことで「交流戦で最も勝った広島が賞金をもらえず、6勝12敗と低迷したロッテが賞金をもらえる」という現象が起きました。ソフトバンクと広島が入れ替わったとしても、交流戦『優勝』の広島よりも2位ソフトバンクの方がもらえる賞金が大きいことになり、実質的な優勝チームである最高勝率球団の扱いが低すぎるのではないかという意見が聞かれました。現在の交流戦が「リーグ対抗戦」の色を強く反映していることからこのようなレギュレーションになっているのですが、交流戦の勝ち越しリーグが日本シリーズの開幕権を獲得することを考えると、賞金の分配については何らかの変更があってもいいのではないかという気がします。さて、阪神は現在8連敗中と暗闇の真っ只中にいます。
交流戦前の時期は確かに好調でした。ミスも少なくありませんでしたが、それを補える勢いがありました。「今年の阪神は点を取れる」と評価される程度には打線が活発なシーズンでした。大活躍のリリーフ陣が「MAKD」(マクド;マテオ・高橋聡文・桑原謙太朗・ドリス)と名付けられる事案が発生しました。交流戦に入ってからも変わらず好調を維持しているように見受けられました。同一カードの3連勝はありませんでしたが、負けてもいい試合をしていました。少し下降線を辿っていたとしても勝てば調子はまた上向いてくる、というくらいの一時的な停滞があったのは事実です。
しかし、リーグ戦再開後最初のカードがマツダスタジアムでの広島戦だったのが運の尽きでした。ここから勝ちを重ねてもう一度勢いをつけていきたいところで、今一番充実している広島に力の差を見せつけられたことで一気に落ち込んでしまいました。ノーゲームになった試合を含めて投打に力なく完敗したことで、浮上のきっかけをつかみ損ねてしまいました。特に打線の状態が深刻で、主力選手に好調な選手がほとんどいないために46イニング適時打なしを記録するなど、勝負どころでことごとく打てない状況になっています。広島戦の後は中日戦、ヤクルト戦と続いていますが、中日にせよヤクルトにせよ試合内容を見ると下位に低迷する調子の上がらないチームそのものといった印象を受けました。そのチームにも勝てないという事実が余計に悲壮感を煽ります。
幸いにして月が変わることもあり「月が変わればツキも変わる」といけばいいですが、ここまでくるとお祓いなり祈祷なりベンチに盛り塩するなり撒き塩するなり球場へ行く道を変えるなり、何かそういうことをやってでも打開したいところです。
巨人の13連敗中の試合を何試合か見ましたが、高橋由伸監督が打順を変えたりして何とかしようとしているのは伝わってくるものの結果は伴わない、という試合がいくつもありました。当時は「大変やな〜」と他人事で見ていましたが、いつかそういう時が来るとわかっていてもこんなに早くその時が来るとは思いもしませんでした。
まずひとつ勝とう…。
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当サイトは本日で開設18周年を迎えました。
今後もこのまま静かに続けていきますので、よろしくお願い申し上げます。
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プロ野球が開幕しました。
今年はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の後ということで、WBCで活躍した選手たちがシーズンでどんなプレーを見せてくれるのかという部分に特に注目が集まっていましたが、ここまでは主力として出場していた成績の上がらない選手が多く出ており、WBCの影響を指摘する声が多く聞かれました。影響の有無については評論家の間でも意見が分かれていますが、「調子のピークを早く持ってきたため調子はいいが結果が伴わない」という意見に私は賛同します。投手なら「調子がいいからこそ繊細さが失われて打たれる」、打者なら「WBC仕様の打撃から日本仕様の打撃に戻すための微調整の部分で苦労している」といったところだと思います。
いずれにせよ、WBCに出場した選手は日本球界の一流選手であることは間違いないわけですから、今は多少不調でもそのうち結果を残してくるはずですし、実際にその兆候が表れている選手も出てきています。シーズン終了時に笑い話になっていることを期待します。ここまでは、パ・リーグが昨季の上位チームがいずれも下位に沈む下剋上の様相を呈しており、特に楽天とオリックスの好調さが目立っています。一方、セ・リーグは広島が開幕から好調さを見せ10連勝を記録しましたが、その後は勢いが止まった印象で、中日とヤクルトは不調、それ以外の3チームは良くもなく悪くもなくといったところです。
特にパ・リーグが面白い展開になっていますが、日本ハムとソフトバンクに故障者が続出し戦力が欠けていたこともあるため、まだまだ巻き返しが期待されます。ソフトバンクは悪いと言っても貯金2の4位ですから悪くない滑り出しといえます。阪神は14勝10敗で2位につけていますが、エラーの数が多く、数字に表れないミスも数多くあるため、勝負どころで守備にミスが出て落とす試合が見受けられるのが気掛かりです。バントミスなども含めて、ミスの多いチームは勝てる試合を落とすことが出てくるので、連勝でチームが乗っていけるはずのところを乗り切れずに終わることが増えてくることが考えられ、上位進出を考えれば早めに改善しなければならない課題だと思います。
幸いにも広島以外のチームに絶対的な強さはまだ感じないので、まずは交流戦までに課題を改善できるように進めてもらいたいところです。
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今月は2017 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が開催され、アメリカが初優勝を成し遂げました。
日本は準決勝でアメリカに僅差の末敗れましたが、前評判の低さを考えれば勝ち上がり方も含めて日本野球のレベルの高さを改めて内外に示す結果と言っていいでしょう。日本代表・侍ジャパンの戦いを振り返ると、1次ラウンドは打線が奮起して投手を助け、2次ラウンドでは苦しい展開で投手が奮起して勝利を呼び込んだ印象があります。
1次ラウンドでは、初戦のキューバ戦で大勝しましたが終盤に失点がかさみ、不安の残る立ち上がりでした。続くオーストラリア戦で先行を許す展開となりましたが、ここで一度苦しい試合をひっくり返して勝ったことでチームに勢いと自信が生まれたと思います。
一方、2次ラウンドではオランダ戦、キューバ戦と接戦が続きましたが、投手陣の踏ん張りで終盤の失点をコントロールできたことが勝ちに繋がりました。特に牧田和久投手(西武)の快投がチームを救いました。最終戦のイスラエルとの試合では、相手に余力がなかったことも手伝って8回終了時に8-0という展開に持ち込めましたが、9回に前の2試合で精神力を使い果たした牧田投手を登板させ、余計な体力を消耗させたことはいただけませんでした。今大会では私が采配に疑問を持ったことはほとんどありませんでしたが、この継投だけは解せませんでした。こういった短期決戦の大会ではコンディショニングが重要なので、特定の選手に疲労が集中しないように注意する必要がありますが、その観点からも疑問の残る継投でした。
かくして初の無敗で決勝トーナメントに進出することになりましたが、ここで問題になったのは渡米後のコンディショニングとメジャーリーグの主流である動く球への対策でした。メジャーでは速球を小さく動かすことでバットの芯を外してゴロを打たせる投球が主流であり、その球種を総じてムービングファストボール(ムービングボール)と呼びます。日本ではカットボールやツーシームといった球種がお馴染みですが、これらは正確には『カットファストボール』『ツーシームファストボール』であり、ファストボールですから速球系の球種になります。日本ではこれらの球を「汚い(回転の)真っすぐ」と言って嫌う傾向があり、「きれいな(回転の)真っすぐ」であるフォーシーム(ファストボール)を投げる投手が評価される傾向にあります。つまり、日本国内のリーグではほとんど見ない球で、ボールや気候の違いで同じ投手でも動き方が変わるため、「アメリカでメジャーリーガーが投げるムービングボール」にどう対応するかというのが課題になってくるわけです。これは日本がフォーシーム主流のリーグである限り、永遠の課題になるわけです。アメリカでの練習試合では時差ボケの解消などコンディショニングに重点が置かれましたが、日本の準決勝の対戦相手がアメリカになったこともあってか一線級の投手と対戦することなく本番を迎えることとなりました。
準決勝は結論から言えば打てなくて負けました。失点はいずれもエラー絡みでしたが、慣れない天然芝の球場で尋常でない重圧の中でのプレーですから、残念ではありますが責めることはできません、メジャーリーガーを並べた強力アメリカ打線を6安打2失点に抑えても、得点がソロホームランによる1点だけでは勝てるものも勝てません。アメリカでメジャーリーガーの投じる150km/hのムービングボールは日本で見る外国人投手のそれよりも変化量が大きく、結局最後まで対応できずに終わりました。日本投手陣の質のいいストレート(フォーシーム)はメジャーリーガーにも通用していただけに、相手投手陣の球を最後までとらえられなかったことは致命的でした。点差は1点でしたが、それ以上に大きな差を感じた敗戦でした。1つの守備のミス、配球ミス、投げ損ないが致命的であることを改めて印象づけられました。
前回と同じ準決勝敗退という結果ではありましたが、前回とは内容がまったく異なる結果でした。前回は山本浩二監督の下、「目標はまずアメリカに行くこと」と言い続け、日本ラウンドでは危なっかしい戦いでギリギリのところで勝ち抜けた印象、そして渡米後には激励に訪れた当時の侍ジャパン経験者の日本人メジャーリーガーたちに「元気がない」と言われ、準決勝でプエルトリコにボール球を振らされて敗退という流れでした。「まずアメリカに行くこと」という目標は謙虚と言えば聞こえはいいですが、目標を低く設定してしまうとそこから先がなく、選手たちが渡米後に「元気がない」というところからアメリカに行けて一息ついてしまった感じがしました。一方、今回は最初から選手がヒーローインタビューなどで「目標は優勝」「世界一を取り返す」と公言し、チームとしてのまとまりや雰囲気の良さが存分に感じられました。一戦ごとにチームが成長していった感じもありましたし、準決勝も前回よりは惜しい試合でした。チームの雰囲気作りという点では小久保裕紀監督が上手く持っていったことが見て取れますし、采配面でも始まってみれば手堅く試合を進めていった印象で決して悪いとは言えませんでした。結果論で「あれは采配ミスだった」ということはできますが、結果論だけで語るのは公平ではない気がします。また、采配ミスも勝てば問題にされないということもあります。
大会が始まってからはよくやったと評価したい小久保監督ではありますが、大谷翔平選手(日本ハム)やキャプテンを務めていた嶋基宏選手(楽天)の辞退を巡る騒動の中で「怪我をしていても少しでも可能性があるならそれに懸ける」という方針だったようで、結果として大谷選手の辞退は日本ハム球団から発表され、小久保監督がその事実をその会見で初めて知る事態になっていました。また、嶋選手はキャンプ中の負傷で3月に入っても試合に出場できず、大会直前になって辞退する結果になりました。ここで問題になるのは小久保監督の判断の遅さもあるのですが、侍ジャパンの組織としての問題と、代表合宿に代表に選出された選手しか呼ばなかったことです。侍ジャパンが代表選手の辞退という案件に対して経過を小久保監督に報告していなかったというのは、小久保監督に対するサポート体制に問題があったということになり、次回までに解決する必要があると思います。また、前回までは代表合宿に代表候補の選手を呼び、そこでふるい落としにかけていたと思うのですが、今回はその手法を採らなかったことで故障などで辞退者が出た場合に代替選出された選手に負担がかかることになります。今回、嶋選手の代わりに選出された炭谷銀仁朗選手(西武)は一昨年のプレミア12に出場していて違和感なくチームに溶け込んでいたので大きな問題にはなりませんでしたが、急に呼ばれても困ることは想像に難くなく、次回以降に改善されるべき点だと思います。特に意思疎通の部分をしっかりしておくことが重要で、前もって必要なことは伝えられているべきだと思います。例えば代表合宿で急に「本来と違うポジションもやってくれ」と言うのではなく、前もってそれを伝えておけば所属チームのキャンプ中に少しでも準備ができる、といったようなことです。今回のWBCも非常に楽しませてもらいました。
侍ジャパンの選手・首脳陣・スタッフの皆さん、お疲れ様でした。
これからシーズンが始まりますが、WBCの疲れを取り除きながらまた頑張っていただきたいと思います。
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プロ野球はキャンプ終盤からオープン戦の時期へと移ってきています。この時期は若手選手のアピールの時期なので、ここでどれだけインパクトを残せるかが彼らにとって非常に重要になります。ここでどういう名前が挙がってくるかを楽しみにしている次第です。
頑張れ、侍ジャパン!
また、来月にはいよいよ4回目となる2017 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が開催されます。すでに日本代表である侍ジャパンの壮行試合が行われており、強化試合を経て3月7日に初戦を迎える流れとなっています。壮行試合の内容を見ていると不安になる部分が多々ありますが、本番までに仕上げてくれるものと信じて応援したいと思います。
今回のWBCで優勝することを念頭に置いた時、私が最も不安な点は小久保裕紀監督の経験の浅さに他なりません。NPBでの監督経験のない人を監督に据えたことで、監督として経験を積んでいないと得られないであろう勝負勘、勝敗の分かれ目となる重要な場面を肌で感じ取り、適切な采配を振るう能力というものに対して疑問視せざるを得ない状況を侍ジャパン自体が作り出してしまっている気がしてなりません。その不安は一昨年に行われた2015 WBSCプレミア12において優勝候補の本命に挙げられながら準決勝で敗退したことにも表れています。
今回も「左の先発投手がいない」「内野手が少なく外野手が多い」「内野手に複数のポジションを高いレベルで守れる選手がいない」などの選手選考の偏りが指摘されており、小久保監督の采配面での不安も払拭できていませんが、優勝すればそういった問題点はすべて吹っ飛んでしまうのも事実です。いろいろ言われてはいますが、ここから勝てるチームの雰囲気を作っていき、是非ともいい結果を残してもらいたいと願っています。
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アメリカのトランプ新大統領が就任早々やらかしています。
選挙戦の頃から過激な言動と行き過ぎとも思われる公約で注目されていましたが、まず当選するわけないと思われた当初の予想からあれよあれよという間に当選してしまいました。
あんなアレ(←適宜皆さんの連想される適切な言葉に置き換えてください)な人が大統領になって大丈夫なのか、いや実際に就任したら少しは変わるのではないか、どちらに転ぶのかと思っていたところ、蓋を開けてみたら自らの正しさに対する妄信と公約を実行に移す猛烈な行動力で瞬く間に一部の国からの移民を入国禁止にする大統領令を出し、世界中から猛反発を受ける始末。こうなるともはや誰のために仕事をしているのかわからない状態になっています。
国際的な影響力の小さい国であれば、少々アレな人がリーダーになっても国際的にそこまで問題にはなりません(当然部分的には問題になります)が、それが超大国アメリカとなると大問題となります。今のこの瞬間がすでに世界の損失に繋がっていくのではないでしょうか。
ただ、こういう事態が起きた時に国民がこぞって反対の声を挙げていくところがアメリカのすごさで、一部の高官も自らの正義に則って反旗を翻しています。今後、かなり近いうちにも事態が急変する可能性が感じられるので、こっそりと注目していきたいところです。
いくら頭が良かろうが、IQが高かろうが、世界の現状を学習・理解せずに大統領職を務めようというのは、やはりアレとしか言いようがありません。トランプに投票した有権者が現状を見てトランプがアレだと思えないほどアレでないことを祈ります(わかりにくい表現)。
さて、今月はテニスのグランドスラムのひとつである全豪オープンが開催され、男女シングルスでは決勝進出者が全員30代という史上初の現象が起きました。
これが起きた背景として、昨年、男子ではアンディ・マリー選手、女子ではアンゲリク・ケルバー選手がそれぞれ自身初の世界ランク1位に上りつめましたが、その反動が来たところがあったのではないかという部分と(これは特に私の推測)、特に男子では世界ランク2位のノバク・ジョコビッチ選手が昨年後半から精彩を欠いていること、そして今年の全豪のコートが速く、高速コートの得意な選手に有利に働いたことが挙げられると思います。もちろん勝ち上がり方や試合中の負傷の影響なども当然あります。
男子は、そこに怪我からの復帰となったロジャー・フェデラー選手、ラファエル・ナダル選手というかつて一時代を築いたレジェンド級の選手が休養十分でシーズンに入ってきて、全豪オープンではいずれも素晴らしい内容のテニスで激闘を勝ち上がり、「10年前の黄金カード」を決勝で実現させました。決勝では両者が持ち味を存分に発揮し一進一退の攻防を繰り広げ、ファイナルセットのワンチャンスをものにした35歳のフェデラー選手が30歳のナダル選手を破り、7年ぶりの全豪優勝および5年ぶりのグランドスラム制覇を果たしました。
女子に関しては、私自身は試合をほとんど見ていないので詳しく語るのは避けますが、強力なサーブを武器にするビーナス・ウィリアムズ(36歳)、セリーナ・ウィリアムズ(35歳)の姉妹が決勝で対戦し、妹のセリーナが姉を破って優勝、世界ランク1位奪還を果たしました。この2人を比較した場合、パワー中心のビーナスに対してパワーとテクニックを両方兼ね備えたセリーナの方に分があるというのが一般的な見方かと思われます。
そろそろテニスファンの人に怒られそうなので、女子ダブルスで穂積絵莉/加藤未唯組がベスト4、車いすテニス女子・上地結衣選手がシングルス初優勝、ダブルスでは準優勝と活躍したことを記して終わります。
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