2010年代の世界情勢は1930年代との類似性が指摘されてきました。
1930年代は後に第二次世界大戦に繋がっていった時代ですが、そのきっかけは1929年の世界恐慌でした。これにより世界経済が不況に陥り、各国が保護主義や自国第一主義を採り、自国の利益を追求する流れの中でファシズムが台頭、そして戦争へと発展していきました(抜けの多い説明なのはご勘弁)。
一方、2010年代は2008年のリーマンショックによる世界同時不況の影響を受けた時代です。これまではグローバリズムの思想が国際社会で共有され、例えばアメリカ国内ではテレビを生産していないなどという話があったように、コストカットなど利点があれば外国に依存することも当然になっています。そこにリーマンショックで起きた世界同時不況により、1930年代と同じ状況になりました。そしてそこからの流れはほぼ一致していて、結局同じことが起きると人間は同じような対処をしてしまうということです。
現在の世界情勢を見ると、まずアメリカが率先して自国第一主義を掲げ、TPPを脱退するなど保護主義を強めていますし、イギリスはブレグジットと呼ばれるEUからの離脱を目指しています。また、中国はアメリカと激しい関税引き上げの応酬を繰り返すなど貿易摩擦を繰り広げ、次世代の移動通信システム・5Gではアメリカを上回る動きを見せるなど覇権を握ろうとしており、ロシアは2014年に地政学上の重要地点であるクリミア半島を実質的に武力で併合するなど、今もいざとなれば強硬な手段を用いる国家であり続けています。これらは間違いなくナショナリズムの高まりがもたらした動きであり、第二次世界大戦を経験した現代の国際社会が実際に戦争を引き起こすことはないとは思いますが、少なくともすでに米中による『新冷戦』に発展するとみる向きもあります。来たる2020年代の見通しは不穏ですが、まずは来年の東京オリンピックを楽しみにしていきたいと思います。
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ラグビーワールドカップ2019日本大会は南アフリカが3回目の優勝を飾り、幕を閉じました。
3位決定戦はは両チーム合わせて8トライを記録する激しい試合となり、40-17でニュージーランドがウェールズに勝ちました。終始優勢に試合を進めたニュージーランドに対し、最後まで立ち向かったウェールズの闘志が熱い試合を演出していました。
一方、翌日に行われた決勝戦は一転して両チームがペナルティキックで得点を重ねる手堅い試合運びとなりましたが、スクラムで優位に立っていた南アフリカが後半の2トライで突き放して32-12でイングランドに勝ちました。戦前の予想では準決勝で優勝候補筆頭のニュージーランドに完璧な試合運びで勝利したイングランドが優勢とみられていましたが、南アフリカがイングランドに対して巧く試合を運んでいった印象があります。前半を劣勢で終えたイングランドは結局後半にも立て直せず、そのまま試合を終えることとなりました。試合後のメダル授与式ではメダルを首にかけてもらうのを拒否したり、すぐに首から外したりするイングランド選手が存在、エディー・ジョーンズヘッドコーチにも同様にメダルをすぐに首から外すなどの行為が見受けられました。これに対し、母国イングランドをはじめ世界中から非難の声が挙がりましたが、私としてはグッドルーザーでいることがラグビーのノーサイドの精神に則った模範的な態度だったと思うので残念です。
台風による試合中止やごく一部でのゴタゴタはありましたが、興行的には過去のラグビーワールドカップで最高の観客動員数を記録するなど大成功の大会と言われています。日本ラグビー協会は20年後に再びワールドカップを開催したい旨を打ち出していますが、日本代表が継続的に世界の中で存在感を示し続けられれば実現するかもしれません。 日本ラグビー界としては、流行語大賞にもノミネートされた『にわかファン』をどうやって真のラグビーファンにしていくかが肝要で、2021年のプロリーグ化計画を打ち出している協会の手腕の見せどころです。しかしまあ、本来であれば今すぐプロリーグが始まる流れになっているのが理想的ではありますし、これから2年もこのブームが続くとは思えないので、言っても仕方ありませんが出遅れている感はありますよね。
また、今月は2019 世界野球WBSCプレミア12が開催され、日本代表・侍ジャパンが初優勝を飾りました。
2回目の開催となったプレミア12ですが、基本的にオフシーズンに開催されるため、MLB所属選手の参加はなく、各国代表もNPBやマイナーリーグ、メキシコなどの独立リーグ所属選手で編成されていました。アメリカ代表はドラフト上位のトッププロスペクト(若手有望選手)と経験のあるベテラン選手とのミックスチームで、主にトッププロスペクトに経験を積ませる大会という位置付けでした。
日本代表はシーズン終了時に故障や疲労を考慮して一部の主力選手を呼びませんでしたが、追加で辞退者が出たため日本シリーズを戦っていたソフトバンクと巨人の選手が追加招集されました。戦力構想の変更を余儀なくされた稲葉篤紀監督ですが、基本的には不調の選手の調子が上向くのを待ちながら、ポイントとなる場面では的確な選手起用をするなど、我々ファンを心配させながらも概ね上手くチームを回していたと思います。すべての采配が当たるなどということは有り得ないことを考えると、アメリカには負けたものの最終的に優勝に導く中で押さえるべきところは押さえていたと思います。スーパーラウンド最終戦と決勝が韓国との連戦になり、消化試合となったスーパーラウンド最終戦では序盤に大量点を奪い、相手選手のデータを取りながらリードを守り切って勝利、続く決勝戦では初回に先制を許すと素早い継投で相手の攻撃を断ち、2回に逆転して7回に追加点を挙げる理想的な展開で僅差の試合を逃げ切りました。総じて日本の投手はレベルが高く、肝心な場面ではほぼ抑えていた印象があり、最後は投打が噛み合った形が見られたのはよかったと思います。
来年の東京五輪を睨むと、MLBはシーズン中なので選手の派遣は恐らくないでしょうが、NPBはリーグ戦を中断して臨みますし、マイナーリーグの選手は出てくるでしょうから今回のプレミア12よりもレベルは上がるでしょう。そうするとやはり連打で点を取るのは難しいのでバントや足を使った細かい野球が必要になります。それを高いレベルで実践できるかが勝負で、自慢の投手陣で僅差の試合をものにする方向性は変わらないと思います。後はそういう野球ができる選手を集め、選手の調子を見極めながら的確な選手起用を行い、チーム全体の調子と雰囲気を上げていけるかどうかが問題です。
ともかく、今回のプレミア12の優勝で稲葉監督に成功体験ができたことは大きいので、東京五輪に向けても変わらずやっていただきたいと思います。
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現在開催されているラグビーワールドカップ2019日本大会において、日本代表・ブレイブブロッサムズが予選プールで4戦全勝し、初の決勝トーナメント進出を果たしました。
ティア1の強豪アイルランドに歴史的勝利を挙げた次の試合、サモア戦では2度の決勝トーナメント進出を誇る相手に食い下がられるも順調に得点を重ね、試合終了直前に4トライ目を挙げボーナスポイントを獲得して勝利しました。日本代表はアイルランド戦よりコンディションを落としていたのか、フィジカルを武器とするサモアの圧力を受けて反則を犯す場面も見られましたが、試合終盤に決勝トーナメント進出に向けて後のないサモアの猛攻に遭いトライを許すと、そこから2トライを挙げる猛攻を見せました。日本の最後のトライは、ボーナスポイントを取らないと決勝トーナメント進出の可能性の絶たれるサモアが試合終了のホーンが鳴った後にプレーを切らずにトライを狙ってきたことにより生まれたもので、後半32分のトライを含めて日本の先輩格の意地を見ました。この日のサモアはスコットランドに完封負けを喫したチームとは思えない強さでした。
3試合を終えて引き分け以上なら決勝トーナメント進出となるプール最終戦でしたが、台風19号の直撃により開催が危ぶまれていました。実際にプール戦2試合が中止になりましたが、決勝トーナメント進出を決めたいスコットランド側から法的措置を仄めかして試合開催を強く求める発言があり、ワールドラグビーから遺憾の意を表すコメントが出されるなど試合前から揉め事がありましたが、なんとか開催が決まりました。遺恨ムードの中始まったスコットランド戦、開始早々にトライを許し先制されましたがその後3トライを挙げて折り返すと、後半開始早々に4トライ目を挙げボーナスポイントを獲得、21点差になってからスコットランドの猛反撃を受けることとなりました。今年の欧州6カ国対抗戦・シックスネーションズでイングランド相手に31点差をつけられながら引き分けに持ち込むなど『世界一粘り強いチーム』とも言われるスコットランドは直後にトライを返すと、5人同時に選手を入れ替えてすぐにトライを奪い、7点差に詰め寄りました。粘り強く意地を見せるスコットランドに対し日本も粘り強く戦い、その差を最後まで守り切って勝利を挙げました。この試合に関しては、とにかくスコットランドが粘り強かったのが印象的でした。ワールドカップの舞台で決勝トーナメント進出が懸かった負けられない試合でのティア1国の底力を見ました。そのスコットランド相手に勝ち切った日本代表は文句なく決勝トーナメントに進出するに相応しいチームでした。
予選プールを首位で通過したブレイブブロッサムズは準々決勝で南アフリカと対戦しました。南アフリカといえば前回大会初戦で日本が接戦の末歴史的勝利を挙げた相手ですが、調子の上がらなかったその時とは違い、今回は初戦でニュージーランドに敗れた後はいい内容で3連勝していて、前回の雪辱を果たすべく臨んでくるチームです。一方、日本代表は連戦から主力選手に怪我や疲労の蓄積が見られましたが、その主力選手がそのままスタメンに起用されており、苦しい戦いが予想されました。期待感は持っていましたが、試合はコンディションに優れる南アフリカが終始日本を押し込んでいた印象でした。日本は試合開始早々に先制トライを許すと、これまで優位に立ってきたスクラムでも押し込まれる場面が目立ち、徐々に体力を奪われていきました。前半は3-5と接戦に持ち込んでいましたが、後半に入ると前半の後半からの劣勢を修正してきた南アフリカに圧倒されました。日本も粘り強く戦ってはいましたが、じわじわと点差を開けられそのまま敗れました。南アフリカとの立ち位置の違いが明確に表れた試合でした。
日本と強豪国との違いは予選プールでの戦いにあると思います。日本はほぼ同じメンバーで固定して戦っていましたが、強豪国は主力選手がベンチ外の試合でも出場した選手で結果を出せることが最大の差です。日本は5人の選手が一度も試合に出場することなく大会を終えましたが、強豪国は登録メンバー31人全員が試合に出ています。ラグビーは消耗の激しい競技なので、試合で使う体力の分散をより考える必要があるでしょう。決勝トーナメントをいいコンディションで迎えるためには、今回試合に出なかった5人の体力が試合で使われなければなりません。日本が決勝トーナメントの常連になり、さらに上の結果を出していくためには、予選プールの上位2チームにはベストメンバーで勝ち、下位2チームにはそれ以外のメンバーで勝てる選手層の厚さが必要です。今回決勝トーナメントの試合を見て、強豪国にはさらに上のギアがあると感じました。日本代表の課題はそれを手に入れることでしょう。8年前に始まった強豪国への道をそのまま突き進んでいってもらいたいです。
大会は準決勝まで終えており、決勝と3位決定戦を残すのみとなりましたが、準決勝で大会3連覇を狙うニュージーランドがイングランドに敗れる波乱がありました。前回日本を率いたイングランドのエディー・ジョーンズヘッドコーチが非常にうまくやったと思います。試合開始直後に仕掛けてトライを奪いオールブラックスにペースを渡さず、相手のいいところを徹底的に封じ込めました。焦るばかりのオールブラックスの選手はらしくないミスを重ね、試合終盤には見え見えのオフサイドを犯すほど追い込まれていました。世界最強のチームは完全無欠に見えますが、追い込まれた時には他のチームと同じく焦りからミスを連発することがわかりました。イングランドの決勝ももちろん楽しみですが、ニュージーランドの3位決定戦も楽しみです。あんなやられ方をした直後の試合でどういうパフォーマンスが見られるのかに注目したいです。
プロ野球は全日程を終了し、レギュラーシーズン2位に終わったソフトバンクが3年連続日本一に輝きました。
セ・リーグはクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージで勝ち抜いた阪神をファイナルステージで巨人が4勝1敗(アドバンテージ1勝)で下し日本シリーズ進出、パ・リーグはCSファーストステージで楽天を下したソフトバンクがファイナルステージで西武を圧倒して4連勝で日本シリーズ進出しました。
日本シリーズは巨人の原辰徳監督が抜擢した若手選手たちが結果を残せず、主力選手にも不調の選手が複数出るなど、いいところなくソフトバンクに4連敗を喫しました。客観的に見てソフトバンクの方が戦力が充実していて選手層も厚く、巨人は弱い部分を埋めるのに若手選手を抜擢しないといけないほど選手層が薄く感じました。
今季はセ・リーグのチームの不安定さが目に付くシーズンで、巨人もその例外ではありませんでした。今季のチーム力でセ・リーグのチームが日本一になるのは無理があったと思います。セ・リーグのファンとしては来季、セ・リーグのチームが強いソフトバンクを倒して日本一になるところが見たいものです。阪神は3位でCSに進出、ファーストステージでDeNAを2勝1敗で振り切り突破しましたが、ファイナルステージで巨人に1勝4敗(アドバンテージ含む)で敗れました。
ファーストステージでは初戦に1-7から逆転勝ちしたことで次に繋がりました。阪神はDeNAには相性が良く、DeNAのラミレス監督就任以降はすべて勝ち越していて、ラミレス監督のコメントにも阪神に対する苦手意識が見えるものがあり、そういった目に見えない部分で阪神が優位に立っていたことも結果に影響したかもしれません。阪神は粘り強く戦った一方、レギュラーシーズン最終盤から踏ん張ってきた自慢のリリーフ陣が打たれることがあり、疲労の蓄積が目に見えて感じられました。
ファイナルステージでは第3戦で一矢報いたものの、総じてリードを許す展開が続き、力なく敗れた印象を受けました。こういった試合では敗退したチームは力なく見えるものではありますが、試合の主導権を握ることができず、それを跳ね返す打力があったわけでもないので、事実として力がなかったとしか言えません。第3戦も巨人のミスによる自滅で勝っただけで、実力で勝ったとは言えない試合でした。
CSではいいところも悪いところも出ての結果でしたが、弱いチームが弱いなりに考えて一戦必勝の短期決戦仕様を続けて勝ち取ったCSであり、弱いチームがこの舞台を経験できたのは大きかったと思います。
来季は実力でCSに出られるように秋季キャンプで力を伸ばしてもらいたいです。
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現在、ラグビーワールドカップ2019日本大会が開催されています。
第9回にしてアジア初開催、また強豪国とされているティア1以外の国での初開催となった今大会、開催国として臨む日本は初戦のロシア戦に難なく勝利、予選プール最大の難敵アイルランドとの第2戦に弾みをつけました。アイルランドは大会を世界ランキング1位で迎え、初戦でスコットランド(世界ランキング7位)を圧倒するパフォーマンスを見せていました。初戦では緊張もありやや低調なパフォーマンスも見られた日本代表でしたが、第2戦アイルランド戦では相手の持ち味である突進力を消して逆転勝利を挙げました。アイルランドは前半22分までに2トライ1ゴールの12点を挙げてリードを奪いましたが、その後は日本の粘り強い守備と速さに苦しみ、後半はほぼ防戦一方で効果的な攻撃もできずに終わりました。アイルランドとしては自分たちの強みであるスクラムやモールで優位に立てず、蒸し暑さから時間が経つほど足が止まるなど誤算続きの試合でしたが、7点差以内の負けで得られるボーナスポイント(BP)で勝ち点1を得ました。前回大会で日本が3勝を挙げながら予選プール敗退した要因がこのBPの差だったため、現実的な判断をしたということですが、この判断がどう出るかにも注目したいと思います。
アイルランド撃破で再び世界に衝撃を与えたブレイブブロッサムズですが、アイルランドにBPを与えたことで3勝1敗では決勝トーナメントに進出できない可能性があり、第3戦のサモア戦、第4戦のスコットランド戦にも高い集中力で臨んでもらいたいです。スコットランドとは前回大会でも対戦していますが、前回大会では日本が中3日の日程だったのに対して今回はスコットランドが中3日の日程になっていて興味深いところです。 今後も日本の試合に注目しつつ、強豪国の試合にも注目して見ていきたいと思います。
プロ野球はレギュラーシーズン全日程を終了し、順位が確定しました。
セ・リーグは巨人が5年ぶりの優勝、2位DeNAが3位阪神とクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージを戦うことになりました。広島は終盤の失速が響いて4位、終盤まで順位浮上の可能性のあった中日は5位に終わり、ヤクルトは最下位が早々に決まってしまいました。
一方、パ・リーグは優勝の決まった日に全順位が決まるという史上初の珍事があり、西武が2位ソフトバンクを振り切って2連覇、3位に楽天が入り、終盤までCS進出の可能性のあったロッテが4位、日本ハムは8月の大失速が響いて5位、オリックスが最下位になりました。西武は昨季はCSでソフトバンクに敗れており、今季はリベンジなるか注目です。さて、阪神はCS進出の可能性が首の皮一枚で繋がってからの6連勝で逆転CSを決めました。
阪神がCSに進出するためにはCS進出ラインが勝率5割付近に落ちてきてくれるのが前提で、その上で阪神が勝率5割ラインに到達するには残り10試合くらいの時点で2敗までしか許されないくらいの条件でした。正直、それまでの調子を考えれば10試合で6勝4敗くらいがやっとという印象だったので、私は諦めない姿勢を見せてほしいと思う反面、現実的には無理と思っていましたが、特に負けられなくなってからの試合では矢野監督の采配に執念が感じられましたし、それに選手も応え続けていました。それだけでいいものを見せてもらいましたが、広島が最終6試合で1勝5敗と失速したこともありCS進出が転がり込んできました。
阪神ファンとしてはアレですが、巨人を止めることを考えれば今季巨人に勝ち越している広島がCSに行く方が面白くなると思っていました。DeNAも途中までは巨人に勝ち越していましたが結局負け越しており、巨人にとっては阪神が出てきてくれた方が戦いやすいだろうと思います。横浜スタジアムでのファーストステージを勝ち抜けることができれば、阪神には2014年の再来を期待したいと思います。CSで巨人を倒してこそ、広島の代わりにCSに進出した価値があるというものです。
ともかく、思いがけずポストシーズンの楽しみができたので、この際思い切り楽しみにしたいと思います。
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プロ野球は残り20試合前後を迎え、勝負の時期に差し掛かっています。
阪神は打撃不振で守備力にも問題があるソラーテ選手を二軍に落としつつ、4番で不振に喘いでいた大山悠輔選手を4番から外し、後にスタメンから外すなど打線のてこ入れをしながら、10勝10敗1分けに終わった長期ロード後半には今季初の5連勝を記録するなど瞬間的によくなりましたが、点が取れないか守備が乱れるかして負ける印象は拭えません。逆に言えば、点が取れて守備が乱れなければ12球団随一のリリーフ陣がほぼリードを守り切れるので勝てています。不調で二軍落ちしていたドリス投手の代わりに抑えを務めた藤川球児投手が安定感を見せているのが大きく、セットアッパーを務めてきたジョンソン投手が体調不良でベンチ入りメンバーから外れても一軍に戻ってきたドリス投手や岩崎優投手などでその穴を埋められるようになっています。
セ・リーグは巨人がマジックナンバー16を点灯させています。今月初めの巨人戦で3連勝するなど好調を維持していたDeNAは一時0.5ゲーム差まで詰め寄りましたが中旬に失速、振り返れば一度でも追い抜くことができなかったのが痛いところでした。DeNAとともに好調だった広島は今月同一カード3連勝がなく、2勝1敗と1勝2敗の繰り返しで勢いに乗れないまま後退、気づけば2位DeNAとは2.5ゲーム差、4位阪神とは3ゲーム差という位置で自力優勝が消えました。ただ、巨人はここまでこの上位2チームとは負け越していて、クライマックスシリーズ(CS)に向けて面白い材料になっていると思います。
パ・リーグは首位ソフトバンクが下旬になって5連敗と失速、逆に2位西武が5連勝と調子を上げ、ゲーム差なしの接戦になっています。3位楽天とは4.5ゲーム差、3位と最下位までは4ゲーム差とCS進出争いはまだまだわからない状況になっています。一方、8月10日まで2位につけていた日本ハムはそこから3週間で最下位に転落してしまいました。球団ワーストタイの月間20敗を喫した日本ハムですが、『月が変わればツキも変わる』といきたいところ。
長年の功労者である鳥谷敬選手が事実上の戦力外通告を受け、今季限りで阪神を退団することが決まるなど、チームとしては寂しい話題も出てきていますが、CS争いではチャンスはあるので最後まで諦めない姿を見せてもらいたいところです。
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今月行われたテニスのウィンブルドン選手権ジュニア男子シングルスにおいて、16歳の望月慎太郎選手が優勝し、日本人男子選手として初めてグランドスラムジュニアのシングルスで優勝する快挙を達成しました。
ウィンブルドンに先立って行われたグランドスラムジュニア大会である全仏オープンジュニアにおいて、日本人男子選手初のベスト4に進んでいた望月選手ですが、自身2度目の出場となったグランドスラムジュニア大会で優勝という偉大な足跡を残しました。
これにより、ウィンブルドン終了後のジュニア世界ランキングで日本人男子史上初の1位になりました。錦織圭選手の自己最高位は7位(2006年7月)、これまでの日本人男子最高位は綿貫陽介選手の2位(2016年3月)でした。
今後に大いに期待したいところですが、プロ転向後に順調に伸びていくかは未知数で、今はプロ転向に向けてじっくりと経験を積んでいってもらいたいところです。
ちなみに、綿貫陽介選手は現在(2019年7月29日付)の世界ランキングは220位、自己最高位は171位(2019年3月18日付)ですが、綿貫選手がジュニア世界ランキング2位だった時に1位にいたミオミル・ケツマノビッチ選手(セルビア)は現在の世界ランキング61位で自己最高位を記録しています。ケツマノビッチ選手のようにある程度順調にランキングを上げていけるかどうかは今後に懸かっているので、所属先のIMGアカデミーで力を蓄えていってもらいたいです。なお、IMGアカデミーは錦織選手やケツマノビッチ選手も拠点としているので、ノウハウは十分に持っているところです。
望月選手のウィンブルドンジュニアの決勝戦を見たのですが、怯むことなくどんどん攻めていて強さを感じました。いつかまた彼のそういうテニスが見たいと思います。
プロ野球はオールスター戦を終え、後半戦に突入しています。
セ・リーグは首位巨人が後半戦に入って失速気味なのに対し、2位DeNAと3位広島は後半戦に入って好調を維持しており、優勝争いが面白くなってきました。ただ、広島は大型連勝もしますが今季は大型連敗も多く、結果として勝率5割前後に落ち着いてしまっていて、リーグ4連覇を考えた時に今後は大型連敗をしないことが大前提となります。
一方、パ・リーグはソフトバンク、日本ハム、西武が3ゲーム差に収まっており、さらぶ1.5ゲーム差で楽天が貯金1で食らいついていて、セ・リーグよりも混戦となっています。どこがいち早く上昇気流に乗るかがポイントでしょう。阪神は前半戦を39勝41敗4分けの2位と勝率5割ラインが見えるところで折り返しましたが、この時点で首位巨人と9.5ゲーム差つけられており、優勝争いに加わるには勝率5割ラインにできるだけ早く到達し、そこから1つでも多く貯金を作ることが条件でした。ところが、後半戦に入ると好調のDeNAや広島がそれを達成する一方、阪神は最初の中日3連戦を3試合とも接戦に持ち込みながら落とし、完全に失速してしまいました。
後半戦から新外国人のソラーテ選手が加入し、その明るいキャラクターと勝負どころで放つホームラン、そして内野全ポジションに加えてレフトもできるというユーティリティープレイヤーという触れ込みながらショートでミスを連発する姿で阪神ファンの心を瞬く間につかみました。不調のドリス投手が降格となりリリーフ投手陣に負担がかかることになりましたが、ソラーテ選手が入ることによりマルテ選手との相乗効果も期待できます。
外国人野手2人制で打線に好影響が出ればいいですが、得点力の底上げと引き換えにソラーテ選手をショートやセカンドで起用するなど、今季絶対的な課題となってきた守備力を犠牲にすることになります。守備力の犠牲以上に得点できるかどうかがこの戦略の分かれ目になります。
とにかく、ここからがシーズン本番と言っても過言ではないので、まずは勝率5割を目指して目の前の試合を取りにいってほしいです。無論、場合によっては捨て試合を作ることも大事ですが、捨て試合にしないといけない展開にならないようにはしてもらいたいです。
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- 「自己紹介」において、一部項目を更新しました。
現在、サッカー日本代表が招待されていたCONMEBOLコパ・アメリカ2019が開催されていますが、グループCに入った日本はグループステージ敗退となりました。
私自身は試合を見ていないため、日本代表チームの戦いぶりや印象などについては言及できませんが、やはり南米の地で本気の南米のチームを相手にするのは予想以上に難しかったものと想像します。今回の日本代表はベストメンバーを組むことができず、オリンピック代表世代の選手を多く選出していたので尚更です。
一部の国の代表監督が「コパ・アメリカを南米の国々のための大会にすべき」という意味合いで「アジアの国(日本・カタール)が参加しているのはおかしい」とか「参加国は南米と北中米の国で構成されるべき」といったことを発言していたこともあり、私としては第3戦のエクアドルに勝って決勝トーナメントに進出してもらいたかったのですが、勝ち切れず引き分けとなり残念でした。大会の(招待国の)あり方については後日議論されるべきだとは思います。
来年の東京オリンピックに向けてその世代の選手たちが貴重な経験を積んだことでしょうし、強豪国ウルグアイに引き分けたことをいい意味で自信にしてもらいたいと思います。
さて、プロ野球は交流戦を終え、リーグ戦が再開されています。
交流戦はソフトバンクが最高勝率(優勝)となり、広島が最下位となりました。セ・リーグのチームで勝ち越したのは巨人とDeNAで、巨人はリーグ首位に立っています。阪神は12連戦で貯金生活に入り、そのまま好調を維持して5月を15勝9敗1分けで終えました。その勢いを交流戦に持ち込みたいところでしたが、勝てる試合を勝ち切れずチーム状態を落としていきました。第1週こそ3勝3敗と五分で終えましたがその後は流れを掴み損ねて交流戦18試合を6勝10敗2分けの10位と低迷してしまいました。
今季の阪神の特徴としてミスが多いことが挙げられます。エラーの数は12球団ワーストで、これ以外にも記録に表れない守備のミスが多く、好調時でも指摘されていたことが不調になるとより一層クローズアップされています。技術的な問題であれば一朝一夕に修正することは難しいですが、意識や気の持ちようで変えられることがあればそれが急務です。内野手に若い選手が多いことも一因でしょうが、彼らの成長を促しつつ守備力の安定に取り組んでもらいたいです。
交流戦を挟んだ3連敗で6月を終えて借金1となりましたが、チーム状態が上向くまで5割ラインから大きく外れないようになんとか踏みとどまって、後の反攻に繋げていってほしいと思います。
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- 「NONSENSE LINK」(リンクページ)の一部コメント更新作業を行いました。
当サイトは本日で開設20周年を迎えました。
当サイトはインターネット黎明期に流行した個人サイトのひとつです。技術的には当時と変わらないレベルで続けてきており、個人サイトが流行した時代の残滓です。
今の時代、個人ブログサービスも先細りしていく傾向にあり、SNSがますます隆盛を極める時代になっているように思われます。様々なSNSが存在する今、生存証明をするならTwitterが手っ取り早いのでしょうが、外から見ていてTwitter(あるいはSNS全般)特有の煩わしさも感じます。私には月末に追い立てられるように更新する今のスタイルが性格的に合っていると思っています。
将来的にSNSを始めることになってもこのサイトは持ち続けたいと思いますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。
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- 「自己紹介」において、一部項目を更新しました。
『平成』の時代が今日で終わりを告げ、明日からは『令和』の時代が幕を開けます。
令和がどのような時代になるかはわかりませんが、願わくば平和で穏やかな時代であってもらいたいものです。
プロ野球は開幕から1ヶ月が過ぎました。
セ・リーグは開幕から好調で首位を走る巨人に対してヤクルトがぴったり追走、残る4チームは調子の上がらない時期があり開幕ダッシュとはいきませんでした。開幕から広島が5カード連続負け越しで過去のデータでは優勝確率0%といわれる借金を抱えましたが、最大8あった借金を11日間で完済するなど力を見せて何とか踏みとどまり、今後優勝争いに割り込めるか注目です。
パ・リーグはソフトバンクが独走し、オリックスが置いていかれる展開となっています。ソフトバンクは外野手登録の選手が不在になるなど故障者続出の苦しい状況でしたが、厚い選手層とチーム力でカバーしながら首位に立っています。一方、オリックスは開幕からなかなか勝てなかったことが響き、最下位に沈んでいます。ただ、首位から5ゲーム差はセ・リーグと比べて小さいので大型連勝があれば上位争いに食い込めます。さて、阪神は巨人戦で6戦全敗と振るわず、巨人の開幕からの快走を許す原因になってしまいました。
途中、3月からの月またぎも含めて4連敗が2回あり、連勝できずに連敗を繰り返すなど調子の上がらない時期が続きましたが、選手の状態が上向いてからはいい内容の試合が増え、3~4月を13勝14敗1分けの4位でまとめました。
10連敗のあったDeNAも含め、負けの込んでいる時期は色々と言われがちですが、勝てるようになればそういった雑音は消えるので、勝てない時期はまずいい内容の試合ができているかどうかを見た方がいいと思います。矢野監督は1年目で采配だけでなく監督として試行錯誤している段階でしょうから、まずは温かい目で見守るべきでしょう。現在12連戦の真っ最中ですが、令和になってこの大型連戦を終えた時にどういう成績になっているか、まずはそれを楽しみにしたいと思います。
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日本プロ野球(NPB)の開幕に先立ちメジャーリーグ(MLB)の開幕シリーズが東京ドームで行われ、マリナーズのイチロー選手がこの開幕シリーズ2試合をもって現役を引退しました。
昨年5月に選手登録から外れたことを考えると、現実的にイチロー選手が今後も長く現役生活を続けるには今年の春季キャンプから結果を出し続け、チームから今後も必要な戦力と認めさせるしかない状況だったと思いますが、キャンプからオープン戦にかけてその結果が伴いませんでした。今回の選手復帰自体が異例のことであり、またオープン戦で結果を残せなかった選手を戦力として日本に帯同させ、引退の花道を作ったことも異例のことです。このことについて様々な意見があり、中にはSNSで炎上する有名人などもいましたが、それがスーパースターに対するMLBの敬意の払い方であるという報道があり、イチロー選手がMLBでもそのような配慮や敬意を受けるに値するスーパースターであることを強く印象づけました。
イチロー選手の引退会見では、本来のイチロー選手の剽軽な性格を覗かせつつ、質問に対して飄々と、時に質問や質問者にダメ出ししたり、はたまた深い質問に対しては自分の考えを整理し言葉を選びながら答えるなど、駆け付けた記者たちと誠実に向き合う姿がそこにありました。個人的に印象に残る内容がいくつもあり、「これぞイチローの引退会見」という内容だったと感じています。現時点で引退会見の全文が掲載された記事などがありますが、今後も残っていればたまに読み返したいと思う引退会見でした。
こんなネットの片隅のよくわからない個人サイトという場所ではありますが、球史に偉大な足跡を残したイチロー選手に敬意を表します。
さて、NPBも開幕を迎えました。
セ・リーグでは巨人、パ・リーグでは楽天の前評判が高いようですが、広島やソフトバンクなど力のあるチームとともに優勝争いにどう絡んでくるのか楽しみです。
まずは各チームの今季の戦力、特に新戦力を追いつつ試合を見ていきたいと思います。阪神は開幕3連戦を2勝1敗としていますが、2連勝した試合も負けた試合もなかなか得点できず、得点力の低さという課題をどう克服するかが問題です。前評判通り「打てない」のでは上位進出は厳しそうです。
矢野燿大新監督になって明らかに変わったところは試合中に笑顔が出るところです。選手が活躍した時には矢野監督が笑顔になり、それを見た選手が笑顔になるという場面を何度か見ました。ベンチの雰囲気が明るく、選手が委縮せずに思い切って力を発揮できる環境を矢野監督が作っているように見受けられます。それがいつまで続けられるかというところにも着目したいところです。
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サッカーAFCアジアカップUAE 2019はカタール代表が日本代表を3-1で下し、初優勝を飾りました。
日本代表は準決勝のイラン戦をいい形で勝利しましたが、決勝に関しては相手に対してプレスがかからずカタールの攻撃陣の圧力を受け続ける展開になりました。これまでも押し込まれる展開はありましたが、カタールはそれまでの相手より決定力があったことが勝敗を分けました。前半のうちに2点先行されてはさすがに苦しく、後半に1点を返したもののPKを与えてダメ押し点を許しました。
前回更新時の私の素人並みの感想はともかく、「油断せずにしっかり戦ってもらいたい」という点については残念ながらできていなかったと思います。アジア最強と言われたイランに勝って選手に慢心はなかったか、戦術的な問題はなかったかといえば、結果を見ればあったのではないかと思います。前者については選手個人やチームとしての認識に委ねるとして、後者については5バックの相手に苦労してきた課題が戦術的に解消できていなかったことを示す結果となりました。森保一監督の交代カードを切るタイミングが遅いという指摘もありますし、戦術的な課題については今後も出てくると思われます。
6月には招待されているコパ・アメリカ2019(南米選手権)に参加する日本代表ですが、本気の南米勢に対してどこまでやれるのか楽しみにしたいと思います。その前にA代表の拘束権がないため、どれくらいのメンバーが集められるかも重要ですが、招集できたメンバーでやるしかないのでそこも楽しみにしたいところです。
さて、プロ野球はキャンプを終え、オープン戦へと向かう時期に入りました。
阪神のキャンプについては、阪神OBの藪恵壹氏が「鳥谷の元気さが際立っていて他の選手はいつも通り」「最下位になったチームとしては変化に乏しく物足りない」という評論をしている記事を見掛けつつ、連日報道で名を轟かせている選手もいないように見受けられますが、出てきてほしい若手選手はたくさんいるので、彼らのうちの1人でも2人でもオープン戦で目に見えるアピールをする選手が出てきてもらいたいと思います。
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全豪オープンテニス女子シングルスにおいて、大坂なおみ選手が日本人選手として初めて優勝し、同時に女子シングルスで世界ランキング1位になりました。
つい4か月前に全豪オープンテニスでの初優勝に言及したばかりですが、グランドスラム(俗に言う四大大会)女子シングルスの優勝者がここ2年間ではすべて別の選手であったことを考えれば、今回のグランドスラム2大会連続優勝はちょっとした偉業であるとともに、「大坂なおみ時代」の幕開けかと注目されています。
全豪での大坂選手は試合の中で精神面の浮き沈みこそありましたが、試合の中で修正して勝負どころでの強さを発揮していました。大会前に大坂選手本人が「精神的に3歳くらい」とジョークを飛ばしたように、自ら挙げている精神面の課題を上手く克服していました。グランドスラムなどの大きな大会では相手も強い選手なので、苦しい場面での忍耐力が要求されます。大坂選手の場合は地力はどの選手にも負けないものを持っており、試合の流れが自分に向くまで辛抱できるか否かが勝敗を左右する要因になります。今大会はその部分が特に上手くできていたように思います。
今後に向けては全仏オープンに向けて大坂選手本人が「苦手」と口にするクレーコートやグラスコート(芝)への対応とともに、精神面のコントロールも引き続き課題になってくると思いますが、まだまだ発展途上の大坂選手が今後どのくらい活躍できるのか楽しみです。
現在、サッカーAFCアジアカップUAE 2019が開催されており、日本代表は決勝でカタール代表と対戦することになっています。
今大会の日本代表はグループリーグで低調な試合に終始し先行きを心配されていましたが、決勝トーナメント1回戦のサウジアラビア戦、準々決勝のベトナム戦においても本来の力を発揮しているとは言い難い試合運びで、ここまですべて1点差での勝利という苦しい勝ち上がりとなっていました。一方、準々決勝で対戦したイランは完成度の高いチームで優勝候補筆頭と言われ、5試合で12得点無失点とその力を存分に発揮して勝ち上がっていました。低調なパフォーマンスに終始していた日本代表がFIFAランキングアジア最上位のイランにどう立ち向かうか注目されていましたが、蓋を開けてみればそれまでとは見違えるほどパフォーマンスの上がった日本代表がイランを3-0で破り、決勝進出を決めました。イランはこれまでがうまくいきすぎていて、逆境を跳ね返す力がありませんでした。
過去の日本代表を見ても、苦しい勝ち上がり方をしてきた大会の方が優勝できていて、今大会はその流れに乗っているように見えます。カタールの準決勝を見た感じではイランより強いようには見えませんでしたが(素人並みの感想)、決勝まで上がってきたチームなので油断せずにしっかり戦ってもらいたいところです。
さて、プロ野球はいよいよキャンプインの時期を迎えました。
今年の阪神は矢野燿大新監督となって初めての春のキャンプで、まずはお手並み拝見といった見方をしたいと思いますが、昨季最下位のチームですからどれだけ上に上がれるか期待はしています。
理論派に見えますが実は精神論者でもある矢野監督がどういう舵取りをするか、まずは楽しみにしたいと思います。
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新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
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