What's Old


2008/12/31

 今月に入って、昨年のアメリカサブプライム問題に端を発する金融危機の影響が実体経済にも及んでいる様子がよく報道されています。
 この金融危機は、1929年の世界恐慌以来の規模で100年に一度の深刻な経済危機と言われていますが、迅速かつ具体的な対策を打ち出している諸外国に比べて、日本はそれに逆行する方向に動いているように見えるのが現状です。
 今年は最後の最後で暗い年になってしまいましたが、来年は今年よりもいい年になるように祈ります。

 それでは皆様、よいお年を(今年も遅過ぎ)。


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2008/11/30

 プロ野球は全日程を終了し、日本シリーズでは埼玉西武ライオンズが巨人を4勝3敗で下して4年ぶり13回目の日本一に輝きました。
 第5戦終了時点で西武が2勝3敗と追い込まれる苦しい展開でしたが、東京ドームに乗り込んでの2試合の継投が勝敗を分けたポイントとなりました。このことからも、短期決戦における継投の難しさを感じさせられます。
 また、今月中旬に行われたアジアシリーズでは、初戦を落とした西武が最後は優勝しましたが、その試合内容は天津ライオンズ(中国)戦を含めて苦しいものでした。
 予選リーグにおいて2勝1敗で西武とSKワイバーンズ(韓国)、統一7-ELEVEnライオンズ(台湾)の3チームが並びましたが、総失点数をイニング数で割った失点率の少なかった西武と統一が決勝に進み、決勝戦がサヨナラ試合であったことを考えると、単独チーム間においても日韓台のレベル差がそれほど大きなものではないことを改めて物語っていると感じました。
 なお、決勝に進めなかったSKワイバーンズは昨年に引き続いての出場で、戦前の分析では「世界で一番アジアシリーズを意識したチーム」と言われていたチームですが、西武に勝った後の統一戦での大量失点がネックとなりました。このことからも、国際大会の試合運びの難しさが感じられました。  最後に、今年のアジアシリーズは地上波における中継がなかったので、個人的には実際にプレーを見られなかったことが非常に残念でした。

 さて、来年は第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が開催されます。
 現時点で中日の候補選手たちが全員辞退するなど、北京五輪の後遺症が感じられなくもない代表選考ですが、選ばれた選手たちが同じ目標に向かって戦う姿を期待したいし、WBCの代表チームはそういうチームであってほしいと願います。


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2008/10/31

 メジャーリーグではタンパベイ・レイズの快進撃が話題になり、昨年まで球団創設10年間で最下位が9回、地区4位が1回、昨年はメジャー最低勝率という弱小チームがワールドシリーズまで進出しました。最後はフィラデルフィア・フィリーズの前に屈し、「ミラクル・レイズ」の物語は未完に終わりましたが、今年のレイズ旋風に夢を見た人も多かったのではないかと勝手ながらに思っています。
 今年のレイズはレギュラーシーズン開幕から独走し、ヤンキースやレッドソックスといった潤沢な資金を持つ強豪チームを破って地区優勝を勝ち取りました。当然、調子が落ちて失速しかけた時期もあったわけですが、そういう時に改めてチームが団結する強さがありました。その中心にいたのがメジャー挑戦2年目の岩村明憲選手でした。チームプレイに徹する岩村選手の髪型を真似てソフトモヒカンやモヒカンにする選手が増え、それがファンにまで浸透するという現象を起こしましたが、そういった存在がいるということが今年のレイズの強さの原動力になったのではないかと思います。勝っている時には自然にチームがまとまるものですが、調子が落ちてきた時にどうやって同じ方向を向いてプレーできるかということが重要であって、それがクリアできなければ今年の阪神のように失速が止められなくなると感じました。
 来年のことはわかりませんが、「ミラクル・レイズ」の夢の続きを期待したいと思います。


 さて、プロ野球はいよいよ日本シリーズを残すのみとなり、巨人と西武が対戦することになりました。いずれも今年を象徴するリーグ優勝チームがクライマックスシリーズを勝ち上がった結果となり、客観的に見ても文句のないところと思われます。
 一方、阪神は結局優勝を逃し、クライマックスシリーズを前に岡田監督が辞意を表明するという異常事態になりました。結局、クライマックスシリーズ第1ステージで敗退しましたが、私は正直なところ0勝2敗を予想していたので、1勝2敗での敗退は健闘した方だと思っています。もっとも、2位チームが1勝して健闘というのは寂しい話ではありますが…。
 私は今年の阪神を見ていて、岡田監督の采配、もしくは岡田体制の行き詰まり感を感じていて、それを変えるには監督が変わるしかないと思っていましたが、まさか岡田監督本人から辞意を表明されることになるとは思いもしませんでした。賛否両論あるとは思いますが、引き際としては岡田前監督の今後にとっても一番よかったのではないかと思います。
 来季、真弓明信新監督の下、シーズンを安定して戦えるチームに生まれ変わることを祈ります。


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2008/ 9/30

 プロ野球はレギュラーシーズンが大詰めを迎え、パ・リーグでは西武が『埼玉西武ライオンズ』に改名していきなり4年ぶりの優勝を果たし、オリックスの2位が確定、クライマックスシリーズ(CS)進出をかけて日本ハムとロッテが激しく争っている状況になっています。
 また、セ・リーグは夏場に調子を落とした阪神と夏場から調子を上げて9月に32年ぶりの12連勝など歴史的な追い上げを見せている巨人が優勝争いを盛り上げ、同時に中日と広島が激しく3位争いを演じています。CS出場権争いについては、個人的にはリーグ優勝から最も遠ざかっていて、かつ本拠地の広島市民球場が今年で最後となる広島に勝ち進んで欲しいところではありますが、最後は地力があるはずの中日が有利な状況になってきたので、複雑なところではあります。

 さて、夏場以降の阪神に関してですが、開幕から3番に入っていた新井貴浩選手が腰の故障で欠場するようになった頃から徐々にチーム状態が落ち始め、オリンピック組が離脱した8月に入ると6月までとは別のチームを見ているように感じられました。3・4月19勝7敗、5月14勝10敗、6月11勝6敗と安定感を見せていたチームが、7月には7連勝の後9勝9敗、8月9勝11敗、9月11勝11敗という数字以上に不安定な戦いを強いられ、その間に巨人が最大13ゲームあった差を9月に入って一時は首位に並ぶところまで詰められました。
 幸運なことに、9月30日時点で首位を譲ったことは一度もなく、マジックナンバー7が点灯しているので、阪神としては残り8試合を大事に戦っていけば、快進撃を続けてきた巨人が今までのように勝ち続けられるかという部分も含めて優勝できる可能性は十分に高いと信じています。ただ、巨人の方が安定した戦いをしていることと、阪神が対巨人6連敗中であること、10月からは甲子園で試合ができないことを考えれば、10月8日の東京ドームでの直接対決までもつれると厳しいかもしれません。
 ともかく阪神ファンとして、CSを含めて10月の阪神に期待したいところです。


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2008/ 8/31

 今月は北京オリンピックが開催されました。
 閉会式でのロゲIOC会長が「大会を通して世界は中国のことを学び、中国は世界のことを学んだ」と述べたように、多少の特殊性やトラブルはありましたが、大きな混乱はなく終わりました。
 日本人選手のメダル獲得数は前回のアテネ大会より減少しましたが、メダルを期待されていた競技で取れなかったり、逆に期待されていなかった競技で取れたりと、オリンピックというものの存在の大きさを感じさせる部分が多々見られたように感じます。無論、メダルと関係なく自分の実力以上の力を発揮できた選手もいれば、オリンピックの雰囲気に呑まれて不完全燃焼で終わった選手もいて、その一つ一つからいろんなことを与えてもらいました。

 今大会をもって正式競技から外される野球とソフトボールについては、明暗がはっきりと分かれる結果となりました。
 まず、ソフトボールでは、予選と決勝トーナメントでアメリカに敗れ、三度アメリカと戦った決勝戦で見事に勝ち、悲願の金メダルを獲得しました。決勝トーナメントでアメリカ戦、オーストラリア戦とそれぞれ延長戦を戦ったことが、チームの結束力をより強固なものにした要因と感じました。こうして得られた、特に決勝トーナメントを一人で投げ抜いた上野投手を中心とした打倒アメリカへの一体感が、決勝戦で勝利の女神を振り向かせた結果となったように感じます。逆に、ここまでしないと勝利の女神は微笑んでくれないとも言えるかもしれません。
 一方、野球においては、故障者や直前に体調を崩した選手を入れ替えることなく挑み、予選リーグを4勝3敗の4位で通過したものの、決勝トーナメントでは勝てずに4位という結果に終わりました。敗因は数多くあると思いますし、いろいろなところで言われているので、敢えてここで列挙することは避けますが、私がひとつだけ挙げるとすれば、決勝トーナメントの段階になっても各選手の気持ちがバラバラの方向を向いていたように感じられた部分です。国際舞台、オリンピックという舞台に対して並々ならぬ思い入れを抱いている選手もいれば、そうでもない選手もいるように見えました。4位というのはシドニー大会と同じ結果ではありますが、当時の方が選手の負けられない気持ちが前面に出ていましたし、勝利のために心をひとつにしてプレーしているように感じられました。今回は残念ながらそういう姿には見受けられませんでした。今大会の選手たちの中には、自分たちがアマチュア選手の出場機会を奪って出場していることを認識していない選手がいるのではないかと思わずにはいられません。直前まで敵として戦っていた選手たちとチームを組み、しかも国を背負って戦わなければならないわけですから、私などの想像を絶する困難があると思いますが、代表として出ている以上はそこを超えていかないといけないはずです。男子サッカーにも通じる部分ですが、ソフトボールや女子サッカーと比べてプレーにハングリーさを感じませんでした。もちろん、選手側の責任だけでなく、むしろそれ以外の部分の方が大きいと思っていますが、代表チームのまとまりのない姿は野球ファンとしてあまりに悲しく、残念なものでした。来春には第2回ワールド・ベースボール・クラシックが開催されるので、優勝とはいかないまでも内容のある試合をしてもらいたいですし、そのために今回のオリンピックを教訓にして野球を盛り上げていってもらいたいと切に願う次第です。


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2008/ 7/31

 北京オリンピックの開催がいよいよ近づいてきました。
 今回は特にいろいろな意味で注目されてきた大会ですが、実際始まってみてどうなるか、これもまたいろいろな意味で注目です。
 メダル云々はともかく、日本選手団の健闘を祈ります。

 さて、プロ野球は前半戦を終了し、セ・リーグは阪神が2位巨人に9.5ゲーム差をつけ独走、パ・リーグは西武が2位日本ハムに4.5ゲーム差と少し抜け出してきました。クライマックスシリーズ(CS)進出ラインに目を向けると、セ・リーグは3位中日から5位広島までが4ゲーム差、パ・リーグは2位日本ハムから5位ロッテまでが4ゲーム差と、ここまでは数字的に十分逆転可能な範囲に収まっています。オリンピック代表が抜ける期間の戦い方いかんではどうなるかまだまだわかりません。
 ところで、最近の阪神ですが、以前の勢いに少し陰りが見え、チーム状態が落ちてきました。後半戦早々にはオリンピック代表の3人が離脱し、戦力的には少し苦しくなりますが、他球団と比べれば控えの選手層が厚いので、CSを睨んでしっかりとした試合運びができるように立て直してもらいたいところです。優勝が決まるまでは優勝を逃す可能性もありますから

 最後に、改めて野球日本代表の健闘を心より祈ります。


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2008/ 6/30

 プロ野球は交流戦を終え、リーグ戦再開の時期となりました。
 今年の交流戦は昨年と同じ24試合制で行われ、最後まで優勝の可能性を残した阪神・日本ハム・巨人との争いを制した福岡ソフトバンクホークスが初優勝を飾りました。最終的にはセ・パとも勝ち越したのは3球団ずつとなりましたが、前半12試合を終えた時点では上位のほとんどをパ・リーグの球団が占めていたことから、今年の交流戦では特にパ球団の強さが目立っていた印象が残っています。

 さて、阪神の交流戦成績ですが、優勝したソフトバンクと同じ15勝9敗という結果で、昨年の交流戦順位が低かったため惜しくも優勝を逃しました(勝率・勝数ともに並んだ場合は前年の交流戦順位が上のチームを上位とする規則による)。
   昨年の交流戦では2連戦が続く日程に対応できず、初戦を落として連敗する悪循環に陥り9勝14敗1分の10位に沈みましたが、今年は前半12試合をカード初戦に1勝5敗、2戦目に全勝して7勝5敗で切り抜けると、その勢いのまま後半12試合で8勝4敗として一気に交流戦優勝争いに踊り出ました。特に前半での初戦を落としても次の試合で確実に勝ってくるチームの姿は本当に強いと感じました。
 ここまで快調に進んでいると、いつチーム状態が落ちてくるのか非常に不安な部分はありますが、何とかこのままリーグ優勝に向けて突っ走ってもらいたいところです。


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2008/ 5/30

 本日、当サイトは開設9周年を迎えました。

 これからも変わらずサイト運営を続けていく所存ですので、今後とも当サイトをよろしくお願い申し上げます。


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2008/ 5/ 5

 絶対可憐、だから負けない!(挨拶)

 ということで、4月から『絶対可憐チルドレン』のアニメが放送開始されました。
 これまで5話まで進んでおり、アニメの出来としては充分な面白さが維持されていると感じていますが、一方でOP曲がリアル女子小学生3人組ユニットだったりするところに、このアニメの微妙な立ち位置が窺えて不安になったりもしています。原作自体がいつ打ち切られるかわからない状況で続いてきたことを考えると、アニメの売り込み戦略が失敗すれば2クール打ち切りなどという事態になりかねないのではないか、という後ろ向きな考えがどうにも頭から離れません。

 ともかく、私としては「絶チル」アニメを4クール見続けたいと切に願っております。


 とまあ、ネガティブな話は置いといて、今回のアニメ化に際し、遅れ馳せながら当ページでも記念企画をやろうと思います。
 『GS美神極楽大作戦!!』が連載されていた時期にC-WWWで数回行われた期間限定コンテンツ『連続突撃フェスティバル』を「絶チル」のキャラで行うというもので、C-WWWと管理人・fukazawa氏に対するリスペクトを篭めてお送り致します。
 実際にどの程度の書き込みがあるかなど、心配な面もありますが、公序良俗に反しない範囲内で言葉の限りを尽くして楽しんで頂ければ幸いです。


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2008/ 4/30

 北京五輪まであと100日となりました。
 五輪本番が近づくにつれて、各競技種目における代表選手も続々と決定してきていますが、一方では、各地で行われている聖火リレーにおいて、3月に起こったチベット問題に対する中国への抗議行動が繰り広げられ、北京五輪を支持する中国人たちとの間でトラブルになっている様子が報道されています。この問題は政治的にも影響を及ぼしており、平和の祭典とは程遠い状況になっているように感じられます。
 こういった問題を抱えながら北京五輪がどうなっていくのか、別の意味で注目されることとなりそうです。


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2008/ 3/31

 今年もプロ野球開幕の時期がやってきました。
 先に開幕したパ・リーグは各8〜9試合を消化して首位から最下位まで2.5ゲーム差、4チームが貯金1から借金1の間の成績であり、混戦が予想される出足となりました。
 一方、遅れて開幕したセ・リーグは各3試合を消化して勝ちのないチームと負けのないチームが3チームずつ並ぶという、明暗の分かれた結果になっています。
 各チームの形が見えてくるまでにどのような成績が残っているのか、今年も目が離せません。

 さて、阪神は3連勝スタートとなりましたが、今年は昨年の反省から先発投手の投球イニングを延ばすことと、1つでも先の塁を狙う積極的な走塁が継続できるかが鍵と思われます。
 その点、開幕3連戦ではいい形が見られていたので、それをどれだけ続けられるかに着目したいと思います。


 ところで、今年はメジャーリーグの開幕戦が日本で開催されましたが、時期的にパ・リーグ開幕後であったために、日本球界にとってはデメリットの方が大きいもののように感じられました。
 メジャーリーグ(MLB)で活躍する日本人選手が増えてきた昨今にあって、MLBの公式戦を日本で開催すること自体は不思議なことではありません。しかし、日本プロ野球(NPB)の公式戦の裏で開催されることに関しては、MLBにとってメリットはあってもNPBにはデメリットしかもたらさないのではないでしょうか?
 ここ数年、セ・リーグとパ・リーグの開幕時期にズレが生じており、今回のMLB開幕戦はセ・リーグ開幕前に行われたことを考えると、セ・リーグ側の一部の思惑が働いている可能性も否定できないように思われます。そもそも、今年はセパ同時開幕が決まっていた気がするんですが、結局分離開幕になったことからすると、今度はパ・リーグ側の思惑も影響しているかもしれません。いずれにせよ、分離開幕によってNPBは、自分たちの注目度をMLB開幕シリーズ開催によって貶めたという意味で、自らの首を締める結果となったことは間違いないでしょう。
 個人的には同時開幕が本来の姿であると思っており、分離開幕が続いている近年の状況には違和感を覚えています。各リーグの事情もあるでしょうが、隔たりを超えて同時開幕という方向に進むことを願います。


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2008/ 2/29

 今日は4年に一度の2月29日!(挨拶)

 4年前の2月29日にも本サイトを更新しているのですが、その時にここで何を書いていたか見てみると、当時はアメリカ産牛肉のBSE問題の真っ只中だったようです。
 今も当時も食の安全性について考えさせられているわけだなぁ…と思いました。


 さて、プロ野球界では1月にジェレミー・パウエル投手の二重契約問題が発覚し、外国人との契約に関する在り方について一石を投じる結果となりました。
 この問題は、昨年在籍した巨人を解雇されたパウエル投手がオリックスと契約合意しておきながら、後日ソフトバンクとの契約合意が発表されたものです。詳しい経緯は省きますが、この背景にはパウエル側の代理人のの問題や、球界の慣例に則った球団側の契約の進め方など、いくつか原因となることがあったと思います。
 日本野球機構(NPB)の最終決定から、パウエル投手はソフトバンクへの入団と開幕からの選手登録が濃厚となりましたが、個人的にはパウエル投手の無期限もしくは一定期間の資格停止処分が必要なのではないかと考えます。これは、たとえ本人に落ち度がなかったとしても、代理人の行為は選手本人の行為と解釈されるのが一般的であり、今回の騒動を引き起こした原因がすべて代理人にあったとしても、その代理人と契約している選手本人の責は免れないし、厳しい処分を科すことで変な代理人を排斥する効果もあるのではないかと思うからです。
 2004年のプロ野球再編問題でリーダーシップを発揮できなかった根来泰周コミッショナー代行の下、どの程度の成果が挙げられるかは疑問ですが、再発防止のためのルール作りをしっかりやってもらいたい、と一野球ファンとして切に願う次第です。


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2008/ 1/31

 昨年末から『中東の笛』問題で騒がれていたハンドボールの北京五輪アジア予選再試合が先日、男女とも日本と韓国の一騎討ちの形で行われました。
 結果としては実力で上回る韓国が男女とも勝ち、日本は世界最終予選に回ることになりましたが、勝ち負けとは別に公正な判定の下、今までとは比較にならない観客を前に試合ができたことは、選手たちにとっては非常に有意義なことだったと思います。
 さてこの問題、アジアハンドボール連盟(AHF)をクウェートの王族が牛耳っていることから、あからさまに中東諸国に有利な判定を下される不公平な状況が10年以上も続いているとのことです。中東寄りの判定をする審判を起用したり、公正に判定を下している審判を会長自らコートに下りてきて交代させるなどの横暴がまかり通っているのが現状で、日本や韓国はその不公平な判定に幾度となく泣かされてきたそうです。
 先日の再試合は国際ハンドボール連盟(IHF)のお墨付きで行われたものですが、これを認めていないAHFとの騒動はしばらく収まりそうにない様相を呈しています。
 中立の審判の下に試合を行うという至極当然のことを貫くのに、これほどの苦労を伴うというのは明らかに異常ですので、一刻も早く正常化されることを祈りたいと思います。


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2008/ 1/ 3

 新年あけましておめでとうございます。
 本年もよろしくお願い申し上げます。

 正月の時期にサイト上で新年の挨拶をした記憶がなかったので、今年くらいは…と思いました。すみません。


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