リンクページ設置予告日を過ぎてしまいました。それに関して、「NONSENSEの文句は俺に言え!」という前回更新時の挨拶から、本当に文句を言われるかと内心ビクビクしましたよ(爆)。まあ、斯様なサイトに毎日アクセスされる人がいるとも思えませんけど。
さて、前回更新でも述べた通り、5月もあっという間に過ぎ去っていったように感じるわけですが、この間何をしていたかを思い浮かべてみたところ、漫画ばっかり読んでいた記憶しかないことが発覚しました。しかも最近、漫画雑誌一冊分を一気に読む集中力がなくなってきている感があるので尚更です。
しかし、これは単なる錯覚ではなく、私は5月の間に確実にいつも以上の量の漫画雑誌を読みました。実は、私は昨年から少女誌方面で未読雑誌を抱え込んでおりまして、ちょうどこの時期、その未読雑誌を少しずつ減らしていこうと思い立ったところでした。さらに、以前から5月15日に「コミックバンチ」が創刊されるという情報を入手しており、私としては「本当に面白い漫画しか載せません!」を謳い文句としているこの雑誌を読んでみる必要性を感じていました。それで、サンデーを買うついでに買ったコミックバンチを、結局その後定期購読することになったりして、必然的に読む漫画雑誌の量が増えたというわけです。せっかくなので、ここで私が4月後半から5月にかけて読んだ漫画雑誌の紹介や、一部掲載作品の感想を思い出せる範囲内で述べたいと思います。一部ネタバレも含みますが、そこはご了承下さい。というか、ついてこられない場合は置いていきます。
週刊少年サンデー(25号・26号除く)
この期間内で印象に残っていることと言えば、あだち充氏の連載「いつも美空」の終了ではなく、「タキシード銀」の(私の中では)松浦総彦氏が少し前に前後編読み切りでやった「ライジング・サン」の連載を開始されたことです。この読み切りというのがアレで、『ゴミ捨て場としてしか存在価値を見出せなくなってしまった近代未来の日本において、日本人全員に識別チップを埋め込む法案を打ち出したアメリカ大統領に対して、主人公が最新鋭戦闘機とともにカミカゼアタックを仕掛けて戦闘機とともに玉砕』という、何とも笑えない話だったんですが、劇中、日本の首相が例の法案に反対、アメリカ大統領の『この国に意思を持つ総理大臣は必要ない』というセリフとともに兵士に撃ち殺されるという場面がありました。そこで、当時の首相が自分の孫に「先生」と呼ばせて喜んでいるという噂が立っているアレなお方だったので、必要以上に不安になってみたりしたものです。今回の連載作品は、戦闘機とともに散った読み切り主人公の息子が主人公となって話が展開していくわけですが、やはり松浦氏の絵柄では劇中の世界を表現しきれないと思います。その前に劇中世界の設定にどうも馴染めないと言うか、違和感を感じます。松浦氏については、私の中で「タキシード銀」が印象に残っているように、ちょっぴりエッチをちらつかせたラブコメやってた方が無難だと思います。この作品については、よほどのことがない限りは今後何週で打ち切られるかを楽しみにしたい所存(ヒデェ)。私は基本的にこういう読み方はしない方なんですが、「ライジング・サン」だけは受け入れる気になれないのが今のところです。
話は変わって、先ほど引き合いに出した「いつも美空」ですが、これは結局何がやりたかったのかよくわからなくなってしまった感があります。もともとあだち氏の作品は、『ついてこられない人は置いていくよ』という雰囲気を醸し出しているのですが、「いつも美空」の迷走っぷりはちゃんと話を考えていなかったのではないかというくらい、場当たり的な感じもしました。個人的には、あだち氏は後進に道を譲るべくサンデーから身を引くべきだと以前から思っているのですが、どうせやるならあの独自の作風は変えずに玉砕して頂きたいところです(失礼)。
それ以外に全体を見渡してみると、やはり雷句誠氏の「金色のガッシュ!!」や夏目正徳氏の「トガリ」が特に面白いです。こういった新進気鋭の漫画家が頑張っておられる姿を見ると、サンデーもまだまだ大丈夫だな…と思えます。さらに、個人的には残念ながら打ち切りとなってしまった「タケル道」の大和八重子氏にも期待しています。大和氏には早く復帰して頂きたい所存。
椎名高志先生の「MISTERジパング」ですが、歴史的な背景がよくわからない私はそれはそれとして楽しんでおります。しかし、「GS美神極楽大作戦!!」のファンの中には歴史ものということでとっつきにくいと敬遠される傾向にあったり、歴史ものファンからは極楽を彷彿とさせるその独自の展開に「歴史ものでない」と評されたりと、いかんせん中途半端さがアダになっているような気がします。25号(未読)では「そろそろ連載終了!?」という噂が飛び交うような展開になったらしく、椎名氏ファンとしてはやや心配なところですが、とりあえず今後の展開を見守っていきたいです。週刊少年サンデー超(スーパー)5月25日増刊号
なんか正式名称で書いたらこんなに長いらしいです。まあ、普通に言えば「増刊サンデー5月号」というところでしょう。誤って「月刊」と言ってしまうと、一部のこだわりを持つファンから猛反論を食らうらしいので要注意。
これを購入した理由は、「MISTERジパング」のミニ外伝が掲載されるということで、増刊にどういう漫画が載っているのかを見てみたくもなり、思い切って買ってみたというところです。まあ、本当の目当てはやっぱり「ジパング」のミニ外伝だったんですけどね(結局)。
それで、肝心の内容の方ですが、週刊よりもはるかにアクの強い作品が目白押しというイメージを持ちました。目当てのミニ外伝が量的に期待はずれ(4コマ3本)だったのですが、同じく週刊連載作品「サラダデイズ」「DAN DOH!!Xi」の外伝も量的には大差なかったので、まあこんなものなのかな…と納得した次第です。この辺がいつもは読んでいないというのを如実に表しているのでしょう。それにしても「ダンドー」の外伝については、あまりにアレな展開にはっきり言って読んでて置いていかれました。まあ、増刊掲載だからできるのかな…と後で思いましたが。
さて、増刊の連載作品についてですが、特に印象に残ったのが片山ユキオ氏の「ふわ子呪っちゃう」でした。読んでいてキャラの出し方などが久米田康治氏を彷彿とさせる感がありました。しかし、たまに週刊に新しく出てくるショートギャグ作品が独特の雰囲気を感じさせるのは、この増刊から出てくるからであることがハッキリしました。あとは、丹羽啓介氏の「キャットルーキー」で「背番号『兆』って『番号』ちゃうやん!」とツッコミ入れてみたりとか、とにかく全体を通してなかなか楽しめました。雰囲気に慣れるのにちょっと手間取りましたが。
総括すると、確かに独特の雰囲気を持った作品も多いですが、普通の作品もそれなりにあるので、全体的にはアクの強い作品を普通の作品でうまく中和しつつ読んでいくと読みやすいと感じました。補足しておきますが、「普通」というのは決して悪いことではないです。独特の雰囲気を持った作品よりとっつきやすいという利点もありますし。週刊コミックバンチ(〜3号)
当初はとりあえず1回買ってみようというノリだったので、別に定期購読する気はなかったんですが、実際に読んでみるとこれは定期購読しないとまずいだろうと感じ、結局定期購読するに至った雑誌です。金があるわけでもないのに! 内容的には、あの謳い文句が決して誇張でもなんでもないと思えるほどすごかったです。とにかくスゴイ! 武論尊氏が自ら北斗神拳の封印を解いて描くストーリーに、これまた「北斗の拳」であの熱い男たちを熱筆された原哲夫氏の濃い絵柄が合わさった超大作「蒼天の拳」や、「シティーハンター」の続編となる北条司氏の「Angel Heart」、さらに一度人生に失敗して心臓発作で死亡した主人公が18年前に戻って復活、人生をやりなおそうとする「リプレイJ」(今泉伸二氏)や、一度ヒジを壊して再起不能の烙印を押された投手がメジャーを蹴って日本球界に復帰する熱い魂を持った男の物語「ワイルドリーガー」(渡辺保裕氏)など、まさに怒涛の創刊を感じさせる内容で、この雑誌に出す220円は安いと感じます。
全体的には、編集・創作サイドともに元ジャンプの人が多いので、ノリとしてはやはり往年のジャンプを感じさせるものがあります。といっても、私自身はそんなにジャンプを読んでいた期間は長くないんですけどね。ちゃお(2000年6月号〜11月号)
これが一番のネックでした。とにかく必要ないところまで集中して読み過ぎる性質のため、集中力がとてももたないという状況に陥っていました。これを読み始める前には毎日1冊ずつ読んでも1ヶ月は潰れるという恐ろしい量の未読少女誌を抱えていたもので、少しペースアップしないと夏まで未読分でアップアップしなければならない状況になりそうです。いざ読んでみるとこんなに読めない(=数がこなせない)とは思いませんでした。その代わり、必要以上にじっくりと読んでいるので、各作品の印象としては結構記憶に残っていたりしますが。
この頃に掲載されていた主な連載作品を挙げてみると、風水占いを百発百中させる天才少女が「運命の人」を巡って風水の力でバトルを繰り広げる(やや間違い)「Dr.リンにきいてみて!」(あらいきよこ氏・アニメ化されて2001年3月より放映中)はいうまでもありませんが、他にも親父に勝手に見合いを仕組まれて困っていた16歳の少女が、ひょんなことから知り合った少年と偽装結婚、ウソから始まった2人の恋の物語を描いた「1/2シリーズ」の2作目「1/2ウエディング」・3作目「1/2ハネムーン」(宮脇ゆきの氏)や、姉よりかわいい容姿を持つ女装好きの男のコがその魅力を余すことなく発揮しながら騒動を巻き起こしていくアレな感じの展開を見せる「ライバルはキュートBoy」(富所和子氏)、個性豊かな小学生が繰り広げる恋愛あり、友情ありのお騒がせストーリーで連載10周年を迎えた「こっちむいて! みい子」(おのえりこ氏)、封印されていた吸血鬼がひょんなことから復活したはいいが、復活のきっかけを作った少女の血を吸って以来、彼女の奴隷と化していく惨めな姿を綴った(間違い)「ルナ・ルナティック」(飯坂友佳子氏)、とある町内を舞台とした動物たちの日常を描いた「ぷくぷく天然かいらんばん」(竜山さゆり氏)、自殺した姉の真相を解き明かすべく舞台となる女子校に乗り込んできた転校生(実は男)と、過去に男子にいじめられたことから男嫌いになったルームメイトの少女が繰り広げる学園もの推理サスペンス「きらきら☆迷宮(ラビリンス)」(おおばやしみゆき氏)、洋服大好き少女が渋谷で織り成すカリスマストーリー「めーどいん☆みかる」(陣名まい氏)、少女誌向けにアレンジされた女のコのためのポケモンストーリー「ポケットモンスター PiPiPi★アドベンチャー」(月梨野ゆみ氏)といった、なかなか強力なラインアップによって構成されています。個人的にはこういった連載作品は読んでてハズレが少ないと思っています。
そういった作品群ではありますが、この期間で特に私のツボにハマったのは、8月号から10月号に渡って連載された「恋はゲームで!」(篠塚ひろむ氏)でした。話としては、まず片思いの彼に思いを告白した主人公の少女が、彼の作ったゲームをクリアしたら付き合ってやるという条件を出されます。で、ゲームが完成していざ始めようという時になって突然の落雷がPCを襲い、なぜか主人公がゲーム世界の中に取り込まれてしまいます。ゲーム中のライバルキャラとして、彼が精魂込めて無から造り出した自分の理想にジャストフィットな実に都合のいいキャラが登場します。ライバルキャラから「自分に勝たないと元の世界には返さない」と宣告され、ゲーム世界であの手この手で彼(もちろんバッタもん)にアタックする主人公ですが、どうもうまくいきません。そうこうするうちに、些細なことからライバルキャラの怒りを買ってしまいますが、激しい精神バトルの末、最後には闘いに勝利してめでたく両想いdeハッピーエンドという遣り切れない展開を見せるわけです。ここで、何が私のツボに来たかというと、まずは絵柄です。なぜか思わず萌えてしまいました(爆)。ほんわか感を感じさせるその絵柄がストーリーとあいまって私のハートをがっちりキャッチしたらしいです。次に、ストーリーの設定部分でのツッコミどころが満載だった点です。こういったデジタル系の話はどうしても専門的なところまである程度は首を突っ込まないといけないわけですが、高校生の彼が心理学をマスターしていないとできそうにないような次元のゲームを作っているところなどは思わずツッコまざるを得ませんでした。漫画って、ある程度はデタラメな部分があった方が面白いですよね? ね?(同意を求める)
本当は上に挙げた連載作品の中にももっと深く述べたい作品がいくつかありますし、ここで紹介しなかった作品・漫画家についても触れたいんですが、あまり長くなると収拾がつかなくなるので、いい加減このあたりで切り上げることにします(ヘボ)。
とまあ、私はこんな具合に漫画ばっかり読んで過ごしてましたが、皆様におかれましてはいかがお過ごしのことだったでしょうか?(挨拶)
実はこの期間というもの、水曜日発売のサンデーを翌週の火曜日に購入するというギリギリのところで勝負するほど外に出ませんでした(ダメ)。おかげで少女誌も5月号を4月29日に、6月号を5月31日に購入するという滑り込みっぷりを発揮してました。特に6月号は複数の本屋を捜し歩いてようやくゲットしたほど危なかったです。マジでどうしようかと思いましたよ(汗)。
話は少し変わりますが、その辺の本屋で少女誌を買う時に、レジのおっさんが妙にあわてて勘定間違ったり、レジのにーちゃんの応対が必要以上に丁寧だったりするのを見ていると、なんだか面白くなってしまいました。ずっと大学で定期購読していたので、何だか新鮮です(笑)。
更新情報
- 2日遅れになりましたが「NONSENSE LINK」を設置。リンク先には特に断りを入れてませんが、リンクに制限のあるところはないはず。今のところはジャンルがごちゃ混ぜですが、そのうちに分けます。相互リンクも受け付けておりますので、もしご希望ならご一報頂けると幸いです。バナーは後日作成することにします。
NONSENSEの文句は俺に言え!(挨拶)
この1年で2回目の更新というのがなんとも情けない限りですが、サイト開設記念日ということで、ここに厚く御礼申し上げます。
というか、2周年とはいうものの、ほとんどの期間を更新作業もせずに放置していたという、素直に喜べない状況にあったわけで、私の中では満足感よりも空虚感の方が圧倒的に大きいです。
確かに、この1年間を振り返ってみると、精神的にかなり大変だったことはあるのですが、それでももう少しうまく立ち回らないとこれからの人生ずっとこんな感じになってしまいそうな気がして非常に怖いです。まあ、この辺は前回更新でも書いた通りです。で、肝心の更新の方ですが、今こうしてこの文章を書いていること自体がまったくの予定外です(爆)。というか、そもそも先月中にリンクページを作ろうと思っていたのですが、気づけばいつのまにか4月は過ぎ去り、そして5月も終わろうとしている有様…。現在の私を物語ってあまりある出来事です。
本当なら今日の更新はリンクページの設置はもちろんのこと、ここで書くことのネタもいくつか考えていました。それもすべて自分の怠惰のせいで脆くも崩れ去り、今こうしてそれをネタにここの文章を書いているわけです。まったくもってダメ人間ですな!(ドクロ)と、ここで終わってしまってはこれまでと変わらないので、更新予告をすることで自分にプレッシャーをかけておこうと思います。
実は今回、トップページ最下部の「Sorry,this web site is written by only Japanese.」という文章を削除したんですが、そんな細かくてどうでもいい部分は更新したとは言いません(笑)。まあ、そんなことは言わなくてもいいんですけどね。
次回更新予告
- 6月1日にリンクページを設置。バナーは作るかどうか未定。
よろしく、21世紀♪(100日以上遅い挨拶)
21世紀に対して「よろしく」もクソもないんですが、とにかくお約束的に言ってみました。ごめんなさい…(爆)
昨年は大学の最終学年をやっており、多くの方々のお世話になりながら普通の人より4日遅く卒業することができました。この1年を振り返ると、来る時々その瞬間で確かに忙しかったのですが、卒論〆切間際の忙しさに比べると夏休み前の忙しさなど屁でもないことを実感しました。改めてサイト更新の時間を作らなかった自分のダメさ加減を痛感しています。
さらに私のダメさ加減を実証する状況として、いろいろあって未だに大学卒業後の進路が決まっていないことが挙げられます(爆)。私もいつまでも遊んでいる気はないのでとっとと就職を決めたいです。その割に気が入らない自分がそこにいたりするんですが…(汗)
近況と致しましてはこんなものです。立派にダメ人間やってます(をゐ)。とりあえず自業自得で先も見えない状態ですが、このサイトについてはトップページにも書きました通り、月1回は更新していきたいと思っています。そう言いつつも前科多数なので何か定期的に更新できるコンテンツでも設置しようかとも考えていますが、今のところは予定なしです(爆)。
とまあ、こんな感じで考えているので、期待せずに見守って頂ければ幸いです。
更新情報
- トップページで「月イチ更新」宣言(笑)。実際に行われるかは謎。
- 新年度に入ったことに伴い「自己紹介」を更新しました。実は今回の更新はこれが最大の理由だったりします(爆)。学生でなくなったのに即更新せずに半月以上も放っておくところがいかにも私らしいです(ダメ)。
更新予定情報(自分宛て)
- できれば今月中にリンクページ設置