むろう再発見
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水神の碑(西谷)
 滝谷から西谷へ出る道の南の畦に、水神の碑が東面して立っています。右横には新田開拓の記念碑があります。慶応3年より起工した鶴ヶ池の工事が明治3年に完成し、西谷村落の高所へ淙々の響きをたてて流れくる“白い水”に狂喜した村人が、水神に感謝の祈りを込めて建立したといわれています。
龍口白山神社獅子舞(龍口)
 龍口白山神社では、毎年10月21.22日に例祭があり、そこでは龍口獅子舞が奉納されます。これは明治中頃から奉納されていたそうですが、年々地域での過疎化高齢化のため人員不足になり、そのため青年会の方々を中心に龍口獅子舞保存会が結成されたそうです。今では会員も50名を超え、海外公演を含め国内各地で公演されているとのこと。また、この獅子舞の特徴は獅子だけでなく天狗や剽軽者も登場し5題目を舞います。また祭り当日は区内の家全てで「村回し」と呼ばれる獅子舞を舞い、家内安全を祈願されます。公民館では10月初旬から連日熱の入った練習が行われ、次の世紀に向かって村の伝統芸能が伝承されています。
三輪若宮神社(砥取)
砥取の集落から滝谷へ抜ける茶屋峠の道中、三輪神社はそこにあります。。明治に西谷の十二神社と滝谷の三輪神社を合祀されたもので、祭神は太田々根子命で三輪の大神神社から勧請されたといわれています。峠にあるので入口は昼間でも少し暗いですが、境内に入ると3対の狛犬があり、少し参道を歩くと至る所から木洩れ日が差し込みます。また周辺の山中では多くの野鳥の声が聞こえ、素朴な風景なのですがどこか「ほっ」とするゆとりを私たちに与えてくれるような気がします。山を祭神としており、やはり周囲にはそのような霊気が漂っている気さえします。今ではなかなか人目には付きにくい場所にあるのですが、それだけに本当に素朴ながらも貴重な空間を持っている所だと言えます。
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