むろう再発見
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飯降薬師(向渕)
 向渕バス停から約1km程北に上ったところ、周囲を山と丘に囲まれた凹地が現れてきます。その中央は昔、沼であったそうで、その北岸に飯降薬師が祀られています。この石仏は、北岸にそびえ立つ岩壁に彫刻された薬師如来で、現在は残念ながら磨滅していますが、12体の仏の姿がうかがえ、徳川時代の中頃にはすでに各地に知られていたと言われています。また、薬師は大正時代に建てられた覆堂の中に祀られていますが、以前は弘法大師が開基した大きな寺の本尊があったとも言われています。いつかの時代に覆堂が焼失したため、石面の剥離が著しく、焼損していますが、文化的価値は非常に高いと言われています。彫線からは奈良時代の様式をよくあらわしていると言われています。
水晶山(向渕)
 向渕にある水晶山は、安山岩の柱状節理により絶壁をなしてそびえています。この名の由来は、活断層のズレによって地肌が見え、その部分が水晶に似ているところからきたといわれています。この水晶山の風景は地域のシンボルといわれ、昔より「姿 気高く・・・」と校歌、応援歌として区民に慕われてきたそうです。実際には垂直な岩肌が水晶の柱のように俊立し、誰も寄せつけ難く、また気高くも感じます。新緑、紅葉、雪景色と春夏秋冬その季節感を豊かで、そしてすばらしい表情で伝えてくれます。今でも時折カメラマンの良い被写体となって、その美しい景色は多くの人に知られています。
竜王ヶ渕(向渕)
 向渕の集落のはずれ、ちょうど榛原町との境に青々と静まっている大きな淵。名前にもあるように、ここには竜王の伝説があると言われており、昔から日焼け年には松明を持って「雨たんぶりたんぶり」と周囲を巡ると必ず雨が降るといわれてきました。この淵はあまり人目に付かず、ひっそりとしているため少し不気味に感じられるかもしれませんが、とても美しい風景で、今となっては非常に貴重な自然景観で、なるほど竜王伝説のある場所という独特の雰囲気があります。
穴薬師石仏(向渕)
 向渕バス停から北西に徒歩約5分、県道から少し離れた所に小さなお堂があります。その中には、三体の地蔵が石に彫られています。この石仏は、キリを奉納すると聞こえにくい人に、また、手拭いを奉納すると母乳の出にくい母親に、それぞれ御利益があるといわれ、今なお多くの参拝者がここを訪れます。石材は石棺の蓋石を利用したもので、鎌倉中期頃の石仏研究上貴重な遺物で、建長6年(1254年)在銘の地蔵石仏として県下で知られている三つのうちの一つです。
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