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     ブルースター -第7話-
作者:鏡裏さん

「お兄ちゃん、お父さんの部屋で何してるの?」
「写真でもないかなぁと思って」
「写真?」
「ほら、和田さんが言ってたこと忘れたのか?」
 父さんに兄弟がいるなんて話、聞いたことないだろ。
 だから、昔の写真でもないかなと思って」
「ふーん、それじゃあ私はお風呂に入るから。
 お兄ちゃんも後で来てね」
「え?」

 それだけ言うと舞はさっさと行ってしまった。

(舞が僕を誘っているのか?)

「お兄ちゃん、待ってたよ。
 私が洗ってあげるから、そこに座って」

 圭が座ると、舞は石鹸を泡立て、圭の背中を洗う。

「前も洗ってくれるよね」
「う、うん…」

 背中を洗い終わると、圭は前を向く。
 腕、胸、腹、そして熱く膨張したモノに舞の手が触れる。

「なんで体を洗ってるだけで、こんなに熱くなってるの……」
「舞に洗ってもらってるからだよ」

 舞の手が触れる度、圭のそこはますます熱くなってゆく。

 泡を洗い流すと圭が言う。

「ねえ、口でしてよ。
 まだちゃんとしてもらったことなかったよね」

 そう言いながら、彼は座っている舞の顔に自身を近づける。

「もう、強引なんだから」

 圭の先端に暖かくねっとりとしたものが触れる。
 舞はそれを口に含むと、舌で裏側を舐めながら、同時に肉棒の部分を指で優しくしごいた。

「お兄ちゃん、私よく分からないんだけど、気持ちいい?」
「…うん、すごく気持ちいい……頭を動かしてみて…」

 舞は圭の言葉に従い、口全体で圭のモノをしごき始める。

「……んっ…んっ…んっ…んっ……」
「舞…もう駄目だ…出る……」

 舞は肉棒をくわえたまま、圭を見上げる。

「う…ううっ……!」

 圭は舞の口の中に迸りを放出する。
 舞は少し迷ってから、その全てを飲み干した。
 そんな舞の様子に圭は髪を指で梳いてやる。

「お兄ちゃん、私も……」

 恥じらいながら、目を潤ませる彼女を、圭はこんなに愛おしい存在だと思ったことはなかった。
 何も言わず、圭は舞の肩を手繰り寄せ、そして唇を重ねる。
 歯の先が僅かに触れる度に、圭は抱きしめる力を込め、そして舞は立つ力を失いすがりつく。
 彼女の小さな舌を味わいながら、圭はゆっくりと指を這わせ、その美しい膨らみを手のひらに収める。
 溶けて消えてしまいそうに柔らかな感触をひとしきり愉しみ、彼は言い聞かせるようにいう。

「舞……ほら…これが欲しかったんだろ…」

 舞に後ろを向かせると、美しい臀部が露わになる。
 圭は彼女を壁に寄りかからせ、そして既に固くなった男性をその谷間に押し込んだ。

「あ……ぁ、お兄ちゃん……そんな……」

 長いキスと、そして優しい愛撫に、舞の秘唇はしっとりと湿り気を帯びていた。
 しかし、それにしても突然の行為には違いなかった。
 圭の熱い先端は彼女のそこを求め、そして一気に肉壷に押し入れられる。

「は…あぁ……や…あぁ…っ!」

 押し殺すような声を上げ、舞はみずからの乳房を掴んで離さない彼の手を握りしめる。
 圭は構わず自身を押し込み、その強い抵抗に逆らうように何度も腰を打ちつける。

「あっ…あっ…やぁ…あっ……あ…あん……お兄…ちゃん……ああ…あ…」

 その動きに合わせ、舞は声にならないうめきをあげ続ける。
 程なく彼女のそこはじっとりとした分泌で、圭の動きを潤滑にしてゆく。
 彼は更に動きを強める。
 舞の漏らす声は、いつしか艶を帯びるようになっていた。

「舞……だめだよ……僕が言ってないのに…あんな事言っちゃ…」
「…あ……あっ……お兄ちゃん……はぁ……ごめんなさい……お兄ちゃん……」

 二人は交わり続けた。
 圭が高まりを迎え、襞の奥に精を放つと、舞はそこをわななかせて応える。
 しかしそれで収まろう筈もなく、二人は離れることなく、また獣のように腰を蠢かし始める。
 圭が突き上げる度に、肉の繋がりからは淫猥な音が漏れ、白濁の残滓と官能の証が混ざり合い、二人の下肢に溢れて伝う。

「いい…いいの……お兄ちゃん……わたし……また……いっちゃう……あぁ…っ!」

 ちぎれんばかりに乳房を揉みしだかれる荒々しさを、壁に寄りかかって堪えながら、舞は絶頂にがくがくと下肢を震わせる。
 止むことのない彼の律動は、やがてまた新たな官能を呼び覚まし、舞は無上の快楽に幾度となく我を忘れ、意味にならない言葉を圭に投げかける。

 いつまでも……このままいつまでも……
 舞は朦朧とした意識の中で、それだけを望み続けた。
 誰でもなく、自分だけを愛する、彼がここにいる……
 欲深い女だと罵られても構わなかった。
 離されたくない……離れたくない……
 何の為に、自分はあるのか……舞の中で、そこに彼の姿があることをはっきりを感じていた。

 圭はまた父親の部屋で探していた。

「お兄ちゃん、まだ探してるの?」
「うん、やっぱり気になるんだ」
「じゃあ、私も探してみようかな」

「ねえ、お兄ちゃん、これって日記かな?」

 圭は舞の持ってきたものを開く。

「そうみたいだな……これってもっと古いのあるかな?」

圭はまとめて置いてある日記の中で最も古いものを開く。

「ねぇ、何が書いてあるの?」
「…え?うん、母さんは実は……」
「えぇ!うそ……」

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