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は じ め に   .......2001.3.2(Vol.180)
 
第 1 編   .......2001.3.10(Vol.182)
第 2 編   .......2001.3.26(Vol.187)
第 3 編   .......2001.4.10(Vol.193)
第 4 編   .......2001.4.30(Vol.198)
第 5 編   .......2001.5.3(Vol.199)
第 6 編   .......2001.5.20(Vol.203)
 
ご  感  想
編集・発行者からの御礼


第7〜9編は、 “第2部”

第10〜14編は、 “第3部”

第15〜19編は、 “第4部”

第20〜23編は、 “第5部”

第24〜26編は、 “第6部”

第27〜31編は、 “第7部”

第32編以降は、 “第8部” をご参照のこと。





2001.3.2(Vol.180) 初出___Cont.No.pon00    第1編へ 目次へトップへ

  このHPへ投稿される多くの方々のご意見を拝見してい ますと、長〜〜〜〜〜い髪への熱い想いが十分過ぎるほど伝 わってきます。私自身も小学生の頃に長い黒髪の美しさに心を 奪われ、女性への憧れ、とりわけクセのない真っ直ぐに伸びた 艶やかな長〜〜〜〜〜い黒髪への強烈な憧れは、以来数十年 の歳月を経た現在もなお、全く衰えることを知りません。それど ころか、益々その想いを強くする今日この頃です。ところが街を 闊歩する女性たちを見るにつけ、彼女たちのヘアースタイルに 幻滅し、失望感を抱かざるを得ない貴兄も多いことと思います。
わざわざ髪を変な色に染め、クセをつけ、飽きたらその髪を平 気な顔をして切り刻んでしまう所業は、私たちの理解をはるか に超えています。神が創り給うた大自然と共に、この世で最も 美しい日本女性の長い黒髪は、古来より男性たちを虜にして しまうほどの魅力を持っていたはずです。生まれながらに持ち あわせた究極の美を、これほどまでに痛めつけることは、神へ の冒涜にも等しい行為だと思います。髪々の悲鳴がこだまする 日本において、黒髪の美しさを真に理解して、自らの意志で髪を 長〜〜〜〜〜く伸ばし続けている数少ない女性たちに、心から の賛辞を呈したいと思います。


  しかしながら現実は厳しく、私たちの想いは残念ながら届か ぬままです。そこでバーチャルだからこそ描くことができる世界に 身を置きながら、一人でも多くの女性たちに本当の女性美に気 づいてもらい、私たちの心の中にある強い願望を実現させるた めに、微力ながら私も何かできることはないだろうかと考えました。
そこで、以前思いの丈ぶっちゃけコーナーへ投稿させて頂いた
「髪長私学」の構 想を再度練り直し、私が理想とする教育機関をここに発表させて 頂こうと思った次第です。一度にすべてを発表することはできま せんので、これから数回に分けて発表するつもりです。
その際に私の自己主張をそのまま述べるのではなく、 ある教育関係の雑誌記者が取材した内容を、こと細かにリポートするという形式で すすめようと思います。したがって文面は表面上、客観的な装い ですが、中身は極めて主観的なものになります。これはあくまで 理想形のたたき台のつもりですので、このサイトをご覧の優れた 論客の皆様方のご指導並びにご鞭撻を受けながら、素晴らしい 教育機関を作り上げていきたいと思っております。2002年の 教育改革を目前に控え、「理想の女性教育」とは何かを真剣に、 またユーモラスに考えていきたいと思います。


  最後になりましたが、このような企画を考えるに至りましたの は、HSさんの「髪長オリンピック」アールジェタンさんの「大和撫子養成学校」の投稿 (いずれも思いの丈ぶっちゃけコーナー)にいたく感動したからです。 そして本HPを 主催なさっているスネークハートさんの数々のご意見を大いに参 考にさせて頂きました。この場をお借りして、お三方に厚く御礼 申し上げます。今後とも数多くの髪長ファンの皆様方のご支援を 頂きますよう、重ねてお願い申し上げます。


編集・発行者からの御礼









  この物語は、一人のジャーナリストを通して 現代教育の諸問題を浮き彫りにしながら、
理想の女性を育てる教育とは どのようなものなのかを考えていこうとするものである。






2001.3.10(Vol.182) 初出___Cont.No.pon01    第2編へ 目次へトップへ

  雑誌『私学教育』の中に、毎回特色ある教育を行っている 私学を紹介するコーナーがある。今回は中村記者による取材 ルポというかたちで、今最も注目されている私学の魅力をお 伝えしよう。取材には学校関係者や地域の人々をはじめ、現 役の学生や卒業生、更に産業界において学生を採用する立場 の方々まで、幅広く意見を聞き、その全体像を明らかにしたつ もりである。

 今回私が取材に訪れたのは、「学校法人 京都女学院であ る。簡単にこの私学の概要をご紹介しよう。平安建都1200年 にあたる1994年に京都の南部に位置する伏見の地に設立さ れ、今年で7年目を迎える比較的新しい私学である。幼稚舎、 初等部、中等部、高等部、大学と、幼児から成年まで一貫して 女性の教育を行っている。少子化で学生を確保するために躍起 になっている私学が多いなか、京都女学院の志願者は年々増加 している。今年初めて大学から卒業生を送り出したが、この不況 下においても就職率は100%である。どこにその魅力があるのか、 また何故これほどまでに産業界から高い評価を受けているのか。 その実情を探るべく、私はまだ少し寒い京都へと向かった。

 女学院の学長である澤田氏との約束は午前9時からだったが、 生徒たちの登校風景を見ようと思い、少し早く学校に到着した。 JRの伏見駅から徒歩10分というところに学校がある。小高い 丘陵地にあるため、生徒たちは少し急な上り坂を歩いて登校す る。電車が到着するたびに、女子学生たちが大きな集団を作っ て坂道を登ってくる。その頃になると、教職員たちが校門に立って 「フロント業務」を行う。これは初等部から高等部までの先生たち 6名が、元気な声で挨拶をして生徒たちを迎えるのである。中年 の男がウロウロしていると怪しまれると思い、先生たちに来校の 目的を告げると、一緒に「フロント」をするように勧められた。そこ で私も校門のそばに立って生徒たちを迎えることにした。


しばらくすると生徒たちの集団が近づいて来た。みんなお揃いの制服を 着ての登校である。先生と共に「おはよう」と元気に声をかけた。 生徒たちも明るい笑顔で「おはようございます」と礼儀正しく挨拶 をして校舎の中へ消えていく。さすがによく指導されている。なか には眠そうな顔をした生徒もいるが、みんなきっちりと挨拶をし て通り過ぎる。
私は挨拶をすることに夢中で気づかなかったの であるが、彼女たちの後姿を見て驚いた。何と背中一面を覆う ほどの長〜〜〜〜〜い髪。しかもその長さが普通ではないのだ。

初等部から高等部の生徒たちが一斉に登校してくるので、身長は まちまちである。しかしほとんどの生徒の髪は、膝上7cmのスカー ト丈よりも長いのである。
制服と同じように、髪の長さも膝の裏側を くすぐるほどの長さに揃えたかのようである。中にはふくらはぎまで 達している子や、足首が見えないくらいの長さまで伸ばしている子 もいた。
挨拶をする時にお辞儀をすると、肩から背中の後ろへ流し ていた前髪が滝のように一気に前方に流れ落ち、忽ちのうちに 漆黒の黒髪が顔を覆い隠してしまうのである。手で髪を押さえるこ ともせず、自然に任せているその仕草は、まるで自らの長い黒髪の しなやかさを私たちに見せつけているかのようである。毛先が地面 についてしまうほどの長〜〜〜〜〜い髪の生徒には、そんなにお 辞儀をしなくてもいいよ、と思わず言ってしまうほどである。

友達同志 で長い髪を触り合いながら登校してくる生徒や、フロントの先生に 「今日の髪、どう?」と言ってしなやかさを確かめてもらったり、髪の 長さを誇らしげに見せにくる生徒もいた。普通の女子校であれば、 これほどまでに長い髪の生徒はいないだろう。逆に髪にパーマを かけたり茶髪にしている生徒がいても不思議ではないのだが、 京都女学院生たちは一切そのようなことをせず、クセのない真っ直ぐに 流れ落ちる素直な黒髪をしているのだ。しかも髪の傷みがほとんど なく、艶々でしなやかな黒髪が朝日を浴びて一層きらめきを増し、 その美しさが目に眩しいばかりの輝きを放っているのである。


よく観察してみると、長い髪を三つ編みにしている生徒がいないばか りか、ヘアピンを用いたりゴムで結んだりしている生徒も一人とし ていない。髪にクセがつかないようにしているのだろうか。これも 彼女たちの全くクセのない、しなやかで長い黒髪への強いこだわり なのかもしれない。いずれにしても、このような光景を今まで見たこ とがなかった私は、ますます『京都女学院』への関心を強くしたのであ る。あとで聞いた話であるが、地元の人たちは学校までの上り坂を 「髪長坂」と言うそうである。

毎朝、初等部から高等部までのおよそ 1200名の生徒たちが、地面を這おうかというほどの長〜〜〜〜 〜い黒髪をなびかせながらこの坂を登って行く。春一番が吹き抜 ける頃には、生徒同志の長い髪が強い風でからみあい、もつれた 髪を解くのにひと苦労するといった信じられないような話もある。
そのような光景は、言葉で言い表すことなど到底できない。まさに 別世界の人間絵巻である。まるで一千年前の平安時代にタイム スリップしたかのような錯覚にとらわれてしまう。
生徒たちの大きな 波が一段落すると、先生たちも授業の準備のために、急いで校舎 に消えて行った。私もそのあとにしたがった。すると向こうから親しげ な笑顔で迎えてくれる紳士がいた。学長の澤田氏である。


編集・発行者からの御礼







2001.3.26(Vol.187) 初出___Cont.No.pon02    第3編へ 目次へトップへ

ここからは、二人の会話を交えてご紹介しよう。

  学長「おはようございます。ようこそお越し下さいました」 
  中村「はじめまして、中村です。いやー、しかし驚きましたよ。 あの生徒たちの長い黒髪には」
  学長「皆さん、まずそのようにおっしゃいます。 でもね、あの姿こそが私どもの教育理念を表しているんですよ」
  中村「そうなんですか。今日はよろしくお願い致します。 お伺いしたいことが山ほどありますので」

学長は笑みを浮かべながら私を学長室へ案内しようとした。
その時、8時30分の始業間近に一人の女子生徒が駆け込んで来た。
 「おはようございます」息を切らせながら私たちの前を走り抜けて行く。 昔は学生と言えば皮革製のかばんを持っていたものだが、 今では大きなリュックサックのようなかばんを背負うのが流行っているそうだ。
そんなリュックのかばんを背負った彼女の後姿を見て、一瞬「あれっ」と思った。 すぐに学長にそのことを尋ねてみた。

  中村「学長、この学校はものすごく髪の長い生徒ばかりだと思っていましたけど、
       あの子のように髪を短くしている生徒もいるんですね」

私の問いかけに学長は、ただ笑みを浮かべるだけで質問に答えることなく、 その女子生徒の方に目をやった。何のことかわからずに私も彼女の方を見た。
私たちが注目しているのも意に介さず、彼女は校舎の入り口で靴を脱いで 上履きに履きかえ、大きな鏡の前にしゃがみこんで背負っていたかばんを床に置いた。 それからかばんを少し開けたかと思うと、両手でスルスルと黒い布のようなものを 引っ張り出している。まるで奇術師が、筒の中から何枚にも結ばれたハンカチを 取り出すような手慣れた手つきである。

しばらくして、またもやその信じられない光景に 我が目を疑った。彼女がかばんの中から引っ張り出していたものは布ではなく、
  何と彼女自身の長〜〜〜い黒髪だったのである。
私は口をポカンと開けたまま学長を見た。 学長は「ねっ!」と目で合図をして、笑みを浮かべるだけである。
また彼女に視線を向けると、今度はその場で立ちあがり、両手を首の後ろへ持っていって、 長〜〜〜い黒髪を両手の甲で数回持ち上げている。
その度に髪はフワッと空中を舞い、彼女の動作が波となって髪の先まで伝わっていった。 窮屈なかばんの中に押しこめられていた長い黒髪をいたわるように解き放ち、 新鮮な空気をたっぷりと吸わせているかのようである。
そしてその髪の先はというと、

  「ええ〜〜っ、ひ、ひ、引きずってるー!」私は思わず声を裏返しながら学長に言った。


編集・発行者からの御礼







2001.4.10(Vol.193) 初出___Cont.No.pon03    第4編へ 目次へトップへ

  学長「見ての通りですよ」
私はまたもや言葉を失ってしまった。彼女はそんなこ とにもお構いなしに、膝あたりの髪を左手で持ち上げ、右手に持ったブラシで髪 の先のほつれを整え、縦2m 横1mの大きな鏡に後姿を映しながら髪の状態を チェックしている。学長が「早く行かないと遅刻するぞ」と彼女を促すと、「は 〜いっ」と言って照れくさそうにお辞儀をした。そして長〜〜〜い黒髪を床に這 わせながら急いで教室へと走り去っていったのである。しばし無言で突っ立って いる私に向かって学長は、
  「彼女は高等部の2年生で17歳なんですよ。3歳の 時から髪を伸ばし始めたそうで、
      それ以来一度も髪にハサミを入れたことがないんです」
  「先月の測定会でも2m8cmありましてねえ。 高等部では彼女が髪長No.1ですよ」

私の頭はいよいよ混乱してきた。測定会とは何のことか。それに高等部では、と はどういう意味なのか。
  中村「学長、高等部では…」  学長は途中で私の言葉をさえぎった。
  学長「ええ、大学にはもっとスゴイ子がいますヨ」  また例の笑みを浮かべながら 言った。もっとスゴイということは、2m8cm以上ということか...。もう この時点で私の想像力をはるかに超えていた。
あれほどまでに長い髪だと、そのままでは外を歩くことはできない。だから通学 するときには長い髪をかばんに押しこんでおくのか。朝からすごいカルチャー ショックを受け、とても平常心でいられない自分が不安になってきた。まともに 取材できるだろうか...。生徒たちの長い髪に翻弄されっぱなしである。

学長室へ向かう途中、澤田氏はさきほどの女子生徒が立っていたところでしゃがみこ み、何かを拾っている。髪だ。先ほどの女子生徒が髪を梳かしたときに抜け落ち たものであろう。その何本かの髪を大事そうに拾い上げた学長は、それを静かに 手のひらにかけて再び歩きだした。その髪をどうするのか私は気になったが、そ れを聞く間もなく、向こうから来た長身の女性を学長が紹介してくれた。彼女が 今日一日、私を案内してくれるそうである。今度大学4回生になる女性で、秘書 検定1級を目指す彼女は、この春期休暇を利用して学長室で実習中とのことで あった。
  「今は私の臨時秘書ですよ」と微笑みながら学長は言った。大きな目を した明るい雰囲気の女性である。前髪は眉が見えるくらいに綺麗に切り揃えられ ている。学生ならまだしも、社会に出て仕事をするようになると、さすがにあん な長い髪をしているとテキパキと動けないからなあ。もっともらしい解釈で自分 を納得させて臨時秘書の女性のあとをついていこうとした。
彼女が私に優しそう な笑顔を見せながら「桜葉理愛(サクラバ リエ)と申します。どうぞよろしく お願い致します」と言って軽く一礼をした。そして振り返って私を先導するよう に歩き出した。

その時である。彼女の背中を見た途端、またもや私はあまりの驚 きに大声を上げてしまったのである。


P.S.
『中年ロングヘアー』創刊2周年、おめでとうございます!!
これからも貴HPの更なるご発展を、ファンの一人として心 よりお祈り致します。

編集・発行者からの御礼







2001.4.30(Vol.198) 初出___Cont.No.pon04    第5編へ 目次へトップへ

  「ええっ、こ、これはまさか?!」

背中から足元まですべて髪の毛!! 髪のコートを羽織っているとでも形容できよう か。しかし生徒たちの長い黒髪とは少しばかり違う。
よく見ると、頭上から流れ落ちた黒髪を足首のあたりで折り返し、 さらに後頭部にまで持ち上げ、可愛いピンクのパレッタで固定している。
もう私は驚くことに疲れてしまった。理愛さんは私と同じく らいの背丈なので、おそらく170cmくらいだろうか。そうすると、身長のおよそ 2倍の長さになるから...。この時点で既に、私の思考は全くの機能停止状態に 陥っていた。想像を絶するほどの長さ。とても人間業とは思えない。目の前の真実を 自分に理解させるために少しばかりの時間が必要だった。

彼女が歩くと、その振動に合わせて二つ折りの恐ろしく長い黒髪が ゆらりゆらりと左右に揺れる。そしてほのかにシャンプーの香りが私の嗅覚を 心地よくくすぐるのであった。
髪を長く伸ばしていると、枝毛や切れ毛が増えたり、髪が痛んでパサついたりして、 なかなか綺麗に伸ばすことが難しいと思うのだ。 しかし理愛さんの驚異的な長〜〜〜〜〜い黒髪は、全く パサついたりすることはなく、そして髪が絡み合うこともなく真っ直ぐに伸びきって いる。みごとなまでに艶やかで、目にまばゆいばかりの輝きを放っている。みずみず しいばかりの健康そのものといった髪である。
その艶めかしいゆらぎに目を奪われな がら学長室へ向かった。京都女学院の取材で訪れた私であるが、生徒たちの長い黒髪 の魅力に引き込まれていくようである。
これまでの私は、女性の肉体的魅力と言えば 大きな胸や脚線美だという思いこみがあった。そして自然に女性への視線も自ずとそ ちらに向いていた。しかし、この取材を進めていくにつれ、長い黒髪という女性美に 魅了されていく自分に気づき始め、ジャーナリストとして、この長い黒髪をテーマに 取り上げてみようという心境になってきた。とりわけ私の一日ガイドをしてくれる桜 葉理愛さんの、とてつもなく長〜〜〜〜〜い黒髪の秘密に迫ってみようと決心した。 あの人間の奇蹟とも思える現実を目の当たりにした瞬間から、仕事を抜きにしても取 り組んでみたいテーマであると考えるようになった。


学長室の応接フロアは広くてゆったりとくつろげる空間である。今まで数多くのエグ ゼクティブたちとのインタビューをしてきたが、組織のトップが仕事をする部屋とし ては誠に異質であった。壁に仕切られた密室の空間ではなく、学院の事務室と透明の パテーションで仕切られただけである。いわゆるガラス張りの空間になっており、外 からも学長の様子が見通せるようになっているのだ。どうしてこのような空間を作っ たのかは後ほどお話しするが、部屋に入ったときには圧迫感がまったくなく、一種の 開放感と清々しさを感じた。
学長と私はソファーに深く腰を下ろした。理愛さんが コーヒーを運んできて、少し身をかがめながら私たちの前にカップを静かに置いてく れた。先ほどの衝撃がまだおさまらない私は、どうしても理愛さんの長い黒髪の行方 が気になってしまう。コーヒーカップをテーブルに置くときには、やはり髪の先は床 を這っていた。
学内すべての施設は土足厳禁で上履きを使用するのであるが、その床 の表面は特殊な加工が施され、髪を引きずる摩擦を極限まで減らしているという。ま た髪には大敵の静電気も発生しないように数々の工夫がなされている。
私たちがコーヒーを飲んでいる間にも、彼女は女学院の資料を用意してくれていた。 さすがに手際がよい。学長は、先ほど拾った数本の長い黒髪をそっと彼女に手渡した。

  学長「朝から少しばかり驚かせたようですね」
  中村「私もマスコミに携わる一人として、長い髪の女性を取材した雑誌や番組などは 知っていましたが、
      これほど長い髪の女性を目の当たりにすると、さすがに言葉にな りませんね」
  学長「さっき中村さんに、大学にはスゴイ子がいると言いましたよね」
  中村「ええ」「ということは、ひょっとして彼女が...」
  学長「そうなんですよ、実はそのスゴイ子というのは桜葉くんのことなんです」
  中村「でもすごい長さですよねえ、あの髪。しかもあんなヘアースタイルは見たこと がありませんよ」
      「普段はどうしているのですか、あの髪を解いたらどれくらいの長 さになるんですか」
  学長「まあ今日一日、学内を案内してくれますから、中村さんご自身で取材なさって みて下さい」

再び私たちのところに理愛さんが来て、「これが女学院の資料です」と言いながら私 の前に少し分厚い書類を置いてくれた。どうしても、資料より彼女の髪の先に視線を やってしまう。先ほどから私の落ち着かない様子に気づいていたのか、彼女は「私の 髪について取材なさっても構いませんよ」と、茶目っ気たっぷりに微笑みながら言っ た。


  中村「ところで学長、さっき拾った髪を彼女にお渡しになりましたよねえ。あれはど うなさるのですか」
  学長「ああ、あれですか。抜けた髪は大切に保管しておきましてね」
  中村「ええ、それでその後どうなさるのですか」
  学長「実はかつら業者に引き取ってもらうことになっています」
      「業者の方から引き取らせてほしいと言ってきたものですから」
      「そしてわずかではありますが、その収 益を長い髪を傷めることのないように、
        学院で様々な施設の整備をする費用に当てているんです」

  中村「なるほど、かつらを作る場合、ほとんど中国から毛髪を輸入しているそうです ね」
      「何でも日本人の黒髪は傷めつけられて使いものにならないという話を聞いたこ とがありますよ」
  学長「そうなんです。それで女学院生の長い黒髪なら、手入れも行き届いていて、ほ とんど傷みもないということでしてね」
      「全部で1200名余りの学生がいますか ら、いや大学生を合わせるともう少し多くなりますが、
      だいたい一日に3000本か ら5000本ほどの長い黒髪が集まるんですよ
  中村「ええーーーっ、ご、ご、五千本ですかぁ」
  学長「誰でも一日で何本かは髪が抜け落ちますよね。勿論学生たちも同じです」
      「彼女たちは長い黒髪を美しく保つために、地肌の血行をよくするためのブラッシングを 入念に行います」
      「時間割にもヘアケアタイムというものがありまして、そこでブ ラッシングをしたときに抜け落ちた髪を
        当番の生徒が集めて持ってくるんですよ」
      「生徒たちは自宅で抜け落ちた髪も大切に保管しておいて、学校に持ってきてくれま すしね」

  中村「ところで資料を拝見しますと、学内で色々な行事があるんですねえ。」
  学長「ええ。今日から一週間にわたって中村さんから取材を受けるわけですが、
      私もたびたび所用で席を外すことになります。
      その時には私の臨時秘書くんに代わりをし てもらいますよ。彼女と一緒に様々な行事にも参加してみて下さい」
  桜葉「学長、今日の測定会はどうなさいますか」
  学長「今日は午後から商工会議所で公演会の予定が入ってしまってねえ。
      ああそうだ。中村さんに参加してもらったらどうかね」
  中村「測定会って何のことですか。そのことをお聞きしようと思っていたのですが」
  学長「まあ、あとのお楽しみにしておきましょう」
いつも変わらぬ笑顔で対応して下さる学長のそばで、理愛さんも「期待していて下さ いね」と言ってくれた。


あとのお楽しみと言われても、やはり早く聞きたいのが人情である。午後からの準備 で学長が席をはずしたあと、理愛さんと二人きりになったので少し尋ねてみることに した。さすがに彼女は学長の椅子には腰掛けることはなく、来客用のソファー、つま り私の隣に腰をおろした。
座る前に、二つ折りの超ロングヘアーを両手で持ち上げ、 座るときにも髪をお尻の下にこないように気をつけながらソファーに身を沈めた。
それから髪をそっと膝の上に置いた。すべて膝の上にのらないので、足に絡まないよう に静かに床に這わせた。その一連の仕草を見ていると、いかに理愛さんが自分の髪を 愛しているかが伝わってきた。

  理愛「驚かれましたか、この長い髪」
  中村「ええ。すごいですねーホントに」
      「今まで数え切れないほど聞かれたと思いま すけど、何年くらい伸ばしているんですか」
  理愛「実は3歳の時からなんです。ですからもう20年間伸ばしていることになりま すね」
      「父も母も女の子が生まれたら、髪を伸ばしてやろうと決めていたようです」
      「小さい頃から『髪は女の命、真っ直ぐに伸びた長い黒髪が一番美しいんだよ』と常に 言い聞かされて育ちました」
  中村「そうなんですか。理愛さんの長い髪を愛している気持ちが、先ほどからの仕草 でよくわかりましたよ」
      「ご両親もこの長い黒髪は誇りに思っていらっしゃるでしょ うね」
  理愛「ええ。特に父は私の長い髪をこよなく愛してくれました。でも残念ながら私が 17の時に亡くなりました。
      その最愛の父の遺言でもありますので、この髪は一生涯 切るつもりはありません

穏やかな話し方の理愛さんだが、この時ばかりはハッキリとした口調で強い決意をに じませていた。
そのあとしばらくは、女学院の設立から現在に至るまでの説明を資料をもとにして彼 女から聞いた。その間も、理愛さんの長い髪のほのかな香りが、私の体中の血液を泡 立たせるかのように挑発し続けるのであった。気になっていた「測定会」について理 愛さんに聞いてみた。

  中村「あの先ほど話にあった『測定会』というのは何ですか。どうも気になっ て...」
  理愛「ああ、あれですか。午後から中村さんにもお手伝いして頂こうと思っているん ですけどね」
      「測定会は3ヶ月に1回行います。生徒の髪の長さを測るのですが、長ければいいと いうものでもなく、
        綺麗に伸ばし、なお且つそれを美しく保つことがベストとされて います」
      「ですから測定会では、髪の長さ・水分量・色艶・触感といった要素を審査 します」
  中村「なるほど、それを生徒たちが競い合うわけですね」
  理愛「そうです。髪が長くてもパサついていたりしてはダメですし、触感で手触りが よくないと上位には入りません」
      「これで髪長クイーンになると学内でも有名になる し、学院通信という機関誌の表紙を飾ることにもなります。
        ですからお互いに自分の 髪をより長く、そしてより美しくするために日夜努力しているんですよ

測定会に賭ける生徒たちの意気込みたるやすさまじいものがあるようだ。美しき女の 闘いといったところだろうか。ますます午後からが楽しみになってきた。その模様は 改めてお話しすることにしよう。


編集・発行者からの御礼







2001.5.3(Vol.199) 初出___Cont.No.pon05    第6編へ 目次へトップへ

学長や理愛さんから取材したことは、折りに触れてご紹介するとしよう。
読者諸氏と ともに私も女学院生の長い黒髪に興味が出てきた。と言うよりも、長い黒髪の魅力に 取りつかれてしまったようだ。どうしてあれほどまでに髪を長くしているのだろう か。そして目の前にいる案内役の理愛さんの桁外れに長い黒髪についても、じっくり と取材してみたいと思う。

学長室で澤田氏から学校の概要を取材した後、理愛さんの案内で授業風景を見学させ てもらうことにした。
 最初に訪れた校舎は中等部。3年生の授業である。教室に入る と30名の生徒がいた。机の間隔を少し広くとっている。教室の後ろのドアから私と 理愛さんが静かに入っていくと、みんな一斉に私たちの方を向いた。顔を向ける速さ に長い黒髪が追いつかず、少し遅れて前髪が顔に垂れ下がってくる。片方の目を長い 黒髪が覆い隠し、片目だけで見られているというのは何だか不思議な気分である。そ れが1人ではなくて30人の生徒たちが全員そのような状態なのだから。

生徒たちから少しばかりのどよめきがおこった。男性の私がいきなり入ってきたこと が原因なのだろうかと思ったのだが、そうではないらしい。彼女たちのお目当てはど うやら理愛さんのようだ。理愛さんは彼女たちにとって憧れの女性であり、彼女の髪 の長さは、今や女学院の伝説になろうとしている。教祖的存在と言うと何だか近寄り がたい印象を受けるが、後輩たちの相談にのったり、学内の行事にも積極的に参加し ているため、後輩たちからは親しみやすいお姉さんとして慕われている。

教室の後ろから見ると、黒々とした長い髪が頭上から椅子の背もたれを覆って更に床 に向かって流れ落ちている。机の間隔をすこしあけて配置している意味がようやくわ かった。前に座っている生徒の髪を、後ろの生徒が踏んづけないための配慮だったの である。なかには髪の先が床についている生徒もいる。このような光景を見ることが できるのも、世界広しと言えど京都女学院だけであろう。
1クラス30名編成という 生徒数は、基礎学力を徹底的に指導して理解させるためには適切なものと言えるだろ う。中等部は1学年3クラス編成である。
髪を長く伸ばしていると、毛先に近づくほ ど傷みが目立ってくるものである。しかし、見渡す限り、そのような髪の生徒は一人 もいない。シャンプーのCMに出てくるような艶々で潤いのある健康な髪ばかりであ る。若さというのは本当に素晴らしい。
このクラスにも、生まれてから一度も髪を 切ったことがない生徒が数名いるそうである。初等部から学んでいる生徒は、その頃 から髪を伸ばし始めているが、中等部から入学した生徒は、まだそれほど髪が長くな い。髪の先が腰からお尻のあたりまで達するくらいである。これでも世間では髪が長 いほうであるが、ここではまだまだ「初心者」扱いである。すごい世界があるものだ と改めて思った。

この教室内も当然の如く髪に優しい配慮がなされている。
床の静電気防止加工のほか に、こんな工夫がある。椅子の後ろに布製の袋のようなものがついている。理愛さん の説明によると、髪の長い生徒の場合は自分で髪を踏んでしまったり、後ろの生徒に 髪を踏まれないように、長い黒髪を入れておくためのものであるという。しかし、実 際に袋の中に自分の長い黒髪を入れている生徒はいないようだ。面倒なのかもしれな い。学年が上になっていくにつれて、髪の長い生徒も多くなるので、高等部では 「髪袋」を重宝している生徒が増えるらしい。
そしてもう一つ、細心の注意が払われてい るのが空調設備である。空気が乾燥することも髪にはよくない。いつも最適な湿度を 維持するようになっている。また、常に新鮮な外気を取り入れて、汚れた空気を排出 している。
これにはちょっと面白い話があって、停電で空調設備がストップしたこと があったようだ。そうなると、当然教室内の空気は排気されなくなってしまう。する とどうなるか。シャンプーやリンス、はたまたトリートメントなどの香りが教室中に 充満して、気分が悪くなったり頭痛を訴える生徒が続出したそうである。それほどま でに生徒たちが長〜〜〜〜〜い黒髪を入念に手入れしているということだろう。ほの かに香る程度が一番いいのだが、香りも濃くなると悪臭になってしまう。また、夏場 はこれほど長い髪をしていると暑さも大変だと思うが、全館冷房完備で過ごしやすい ということだ。



中等部の授業見学を終えたあたりで、ちょうどお昼になった。そこで理愛さんととも に学生食堂へと向かった。
バイキング方式のお洒落なレストランである。既に食事を している学生たちもいた。そんな中に混じって私も大好物のチャーハンの大盛りと ラーメンをトレーにのせてテーブルに置いた。理愛さんはパンとサラダ、それにフ ルーツを少々と、私と対照的である。「炭水化物が満載ですね」と理愛さんが私の食 事を見て笑った。最近お腹のまわりの脂肪が気になってきたのであるが、どうも好物 のものはやめられそうにない。
ここでも私は周りの学生たちの食事風景を観察させて もらった。食事をするときは、大切な長い黒髪が食べ物に触れないように、ポケット からゴムやリボンを取り出し、髪を後ろで束ねている生徒が多い。中には左手で前髪 を押さえながら麺類をすすっている生徒もいる。長い黒髪を維持するのも苦労がある ようだ。
理愛さんは二つ折りの長い黒髪を更に二つに折って膝の上にそっとのせてい た。食堂のメニューのことや高等部の頃の思い出などを聞かせてもらいながら楽しく 食事をした。ラーメンやうどん、そしてそばなどの麺類が人気のようで、生徒たちは ツルツルと音を立て、長い髪を気遣いながら食べていた。

そんな様子を見て私は
  「あの長い前髪が流れ落ちないようにするのも大変ですね」と言うと、理愛さんも
  「ええ、でもみんな自分の長い黒髪を愛していますから、少々のことくらいは何とも 思ってないでしょうね」と彼女たちの気持ちを代弁した。更に私は
  「でも理愛さんは前髪が短いから、そんな気遣いはいりませんね」と言うと、
  「ええ...」と言ったあと、しばらく黙り込んでしまった。そしてみるみるうちに 大きな瞳から大粒の涙がこぼれ落ちた。彼女はすばやくハンカチを取り出し、目と鼻 をおさえてうつむいてしまった。

  「理愛さん、どうしたんですか。何か気に障ることでも言いましたか」
あまりに突然の出来事に、私は狼狽してしまった。しばらくして、彼女は上を向いて 涙がこぼれるのをこらえ、心が落ちつくのを待った。
  「ごめんなさい。ちょっと取り乱してしまって」大きな瞳はまだ涙で潤んでいたが、 元来明るい性格の彼女は
  「さあ、お昼からは高等部の見学に行きましょうか」「お楽しみの測定会もあるし」 と、先ほどの表情を打ち消そうとして、努めて元気に振舞っていた。しかしあの大粒 の涙の意味は何だったのだろうか。私は測定会よりも彼女の涙が気になって仕方がな かった。



食事を終えた生徒たちは、長〜〜〜〜〜い黒髪を束ねていたゴムをはずし、髪の乱れ を整えるためのブラッシングを行う。
すわったまま髪を梳かす生徒、その場で立ち上 がってする生徒、また友達同志で髪を梳かす生徒などまちまちである。この時ばかり はレストラン全体がブラッシングタイムとなる。数十名の生徒たちが一斉に髪を梳か すシーンはまさに圧巻である。しかも彼女たちの髪の長さは半端ではない。食事をす るよりも多くの時間をブラッシングに費やしているようである。
食事を終えてからも、先ほどの彼女の涙が私の心に引っかかっていた。トレーを返却 して二人で歩き出したが、お互いに少し気まずい雰囲気が残っていた。しかし、そん な気分も理愛さんの明るさが吹き飛ばしてくれた。

  理愛「中村さん、これが『学院通信』なんですよ」うず高く積まれた冊子を手にとっ て私に見せてくれた。
  中村「これは定期的に発行されているのですか」
  理愛「ええ。髪女の話題がぎっしり詰まっていますよ」「これがなかなかのプレミア ものなんです」
彼女はニコニコしながら私に言った。中を見ると初等部から高等部、そして大学まで の女学院生が写真入りで登場している。勿論長〜〜〜〜〜い黒髪の話題が満載であ る。“門外不出”の「学院通信」を手に入れたいというファンの間では、かなり高値 で取引されているという噂もあるほどだ。
理愛さんが思わず口にした「髪女」という のは、この学院の通称らしい。京都女学院を単に女学院と呼ぶ人たちもいるが、今で は「髪長女学院」更に縮めて「髪女(かみじょ)」と呼ぶそうである。この「学院通 信」とともに入学案内のパンフレットも髪女ファンにはたまらないグッズなのだそう である。その冊子に載ることが、生徒たちの目標になっているようだ。お土産に5冊 ほど頂くことにした。

午後から高等部の授業を見学することになり、理愛さんと校舎へ向かっていた。
通路 を歩いていると、あちらこちらでブラッシングタイムの光景を目にする。髪を梳かし ながらも出会う生徒はみんな私に挨拶をしてくれる。せっかく髪を綺麗に整えたばか りなのに、お辞儀をするとまた髪が乱れてしまう。お辞儀はいいよと思いながらも、 内心では長〜〜〜〜〜い黒髪が床をめがけてサラサラと流れ落ちることを期待してい た。いつも思うのだが、来校者の方への挨拶が徹底されていて実に気持ちがよい。
し ばらく歩いていると、一人の生徒が私たちのところに近づいて来た。

  生徒「こんにちは、」
笑顔で元気よく挨拶をした彼女に向かって理愛さんも応じるように話しかけた。
  理愛「あらっ、美咲ちゃん、随分と短くしたのねえ」
  美咲「ちょっとやりすぎたかなあ」
      「その時はそんなに短いと思わなかったんですけ ど、学校に来てから友だちに言われて...」
私はその会話の意味がよくわからなかった。どこが短いんだ? その生徒の髪は膝よ りも少し長く伸びていた。
  中村「すごく長い髪だと思うんだけど、それで短くしたの?」
  美咲「いいえ、違うんです。髪じゃなくて、その...スカートが...」
彼女は恥ずかしそうにスカートの裾を両手で押さえながら私に答えてくれた。 なるほど、そういえば他の生徒よりも短めのスカートから白く細い脚が伸びていた。 健康的なお色気を漂わせている。私のほうが恥ずかしくなり、目のやり場に困ってし まった。

  理愛「どれくらい?」
  美咲「膝上17cm位かなあ」
  理愛「それじゃ階段を上るとき、(下着が)見えるんじゃない?」
私も内心そう思った。確かスカート丈は膝上7cmが標準だったはずだが。しかし意 外にも彼女は私たちの心配を見事に打ち消してくれた。
  美咲「いいえ、ほらっ、この通り!」
そう言って、彼女はクルッと回転して私たちに背を向けた。彼女の体が回ってから少 し遅れて、 膝下丈の長〜〜〜〜〜い黒髪がウエストから細い脚に巻きついたかと思うと、その後 サラサラと流れ落ち、彼女の見事な脚線美を覆い尽くしてしまった。その毛先は綺麗 に長さが揃っており、膝の裏側を隠してなお5cmほど下に伸びていた。
  理愛「なるほどね」スカートが短くても、長〜〜〜〜〜い黒髪が隠してくれるので心 配ご無用なのである。
  理愛「でも綺麗な脚してるね。髪で隠されたんじゃ、ちょっともったいない気もする けど」
  美咲「いいえ、先輩にはかないませんよ」
彼女が言うように、理愛さんのスタイルは抜群である。さぞかし素晴らしい脚線美の 持ち主であろうことは容易に想像できる。しかし残念ながら今日はパンツルックのた め、それを拝むことはできない。



  美咲「先輩、今度はK認定大丈夫ですよね」
  理愛「そうねえ、これなら認定取れるんじゃない。髪も綺麗に手入れされているし」 理愛さんは後輩の長い髪を手に取って感触を確かめた。
  美咲「先輩に誉められたら自信つきますよー」
  理愛「午後からでしょ、測定会は」
  美咲「ええ」
  理愛「こちらの中村さんにも参加して頂くことにしているの」
  美咲「あっ、そうなんですか。どうぞよろしくお願いしまーす」

またまた聞きなれない言葉が飛び出してきた。「K認定」というのは何のことだろう か。早速理愛さんに聞いてみた。
理愛さんの話によると、「髪女」にも一般に校則と 呼ばれるものがあるのだが、それを『髪長憲法』と言うそうである。
読者諸氏もご存 知のように、日本国憲法には三大原則という大きな三つの柱がある。言うまでもな く、
  「国民主権・基本的人権の尊重・平和主義」この三つである。 それになぞらえて 『髪長憲法』も三つの原則から成り立っている。

    曰く、「黒髪主権 ・ 基本的直毛の尊重 ・ 膝下主義」

つまり究極の女性美は黒髪であり、しかも真っ直ぐに伸びたクセのな い髪を育て、膝を超える長さをもって至高の美しさとするということである。 先ほど の「K認定」なるものは髪の長さの基準認定制度である。つまり京都女学院生たるも の、膝を超えるストレートロングヘアーをして一人前であると認められるのである。

しかし入学時にそれほど長い髪の生徒は多くない。したがって一つの目標がスカート 丈である。
すべての生徒はまず、スカート丈を目指すことになるのであるが、規定で はスカート丈は膝上7cmである。しかし入学してから本格的に髪を伸ばし始めた生 徒や、膝上7cmに達していない生徒にとって第一目標をクリアするために、故意に スカート丈を短くして、毛先がそれと同じ長さになるようにするのである。一日でも 早く髪女生として認められたいという乙女心を、学院側も大目に見ているようであ る。そのため初等部や中等部には、特にスカートの短い生徒が多い。もっとも美咲さ んの場合は、単にオシャレでスカート丈を短くしただけであったのだが。

その次に目標となるのが膝丈である。つまり「knee length」。
測定会で髪の長さが膝 まで達していることが確認されれば膝(knee)のKを取ってK認定というわけである。何 故彼女たちがこの認定にこだわるかと言うと、K認定が女学院生としての一つのステ イタスであるとともに、この認定を受けると、髪長奨励金として月当たり5,000円が支 給されるという特典があるからなのである。年間にすると60,000円になるため、 ちょっとしたお小遣いにもなる。3ヶ月毎の測定会で認定を受け続けないといけない ため、膝丈を維持するために彼女たちは並々ならぬ努力をするわけである。
ついでに 他の認定をご紹介しておくと、「コンマ・ナイン」「FL」「SL」といったものが ある。
「コンマ・ナイン」は身長の0.9倍の長さになると受けられる認定である。 つまり身長160cmの生徒だと、その0.9倍の144cmの長さになると認定さ れるというわけである。これはちょうどふくらはぎくらいの長さになるだろうか。
「FL」はfloor length、つまり床に着地する長さになると受けられる認定、更に「S L」はsuper long、まさに髪長女性の鏡のような存在になるが、これは180cm以上 になると受けられる認定である。奨励金も「コンマ・ナイン」は月当たり7,500円、 「FL」は同10,000円、そして「SL」は同20,000円という具合である。

こうなると学費半額免除にも等しい待遇であるが、このような長い黒髪をこよなく愛 する生徒たちに対して、ヘアケアの負担を少しでも軽減し、一人でも多くの生徒たち に髪を長く伸ばして欲しいという期待を込めて考えられた制度である。京都の政財界 の協力によって設立された「髪長育英会」の基金から拠出されている。もっとも「育 英会」と言うよりは「育毛会」あるいは「育伸会」と言ったほうがよさそうではある が。
この制度は中等部以上の生徒に適用されるため、初等部から髪を一生懸命に伸ば す生徒がいることもうなづけるし、親たちも奨励金を目当てに、わが娘の髪を長く伸 ばすために努力を惜しまないのである。



 午後からは高等部の授業見学である。2年生のクラスに入った。科目は英語である。
理愛さんは私をいきなり生徒たちの前に出して、英語で紹介してくれた。実を言うと 私も新聞社の海外特派員くずれであるため、英語には少しばかり自信があった。そこ で自己紹介と京都女学院の印象、そして彼女たちの
Looooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooong Hairの比類なき素晴らしさ を絶賛した。
終わった後、教室には満場の拍手が渦巻き、クラス全員が私を歓迎して くれた。驚いたことに、生徒たちは英語が理解できるのであった。案の定、授業はす べて英語である。
始めは挨拶から。全員起立する時には、長〜〜〜〜〜い黒髪を気遣 いながら立つ。髪を手で持ち、自分の足で踏まないように注意深く立ちあがる。さす がに中等部の生徒よりも全体的に髪が長い。このクラスは中等部から学んでいる生徒 が多く、ほとんどの生徒はK認定をもらっている。
お辞儀をして着席する時には、自 分の髪を手に持って乱れないようにしている。椅子に座ってから長〜〜〜〜〜い黒髪 を両手で整え、後ろの髪袋に入れる生徒もいた。
前から見ると、ほとんどの生徒は髪 が床に着地している。30名中、K認定が17名、コンマ・ナインが5名、FL認定 が3名、そしてSL認定が2名である。SLと言うと180cm以上もの髪の長さが 必要な認定である。他の認定は各生徒の身長に合わせた認定であるが、SLは実際に その長さがないと認められない。それだけにステイタスバリューは大きい。そんな生 徒が2名もいるとは驚きである。

私は自己紹介を終えて、生徒の机間を縫って教室の後ろへ移動しようとした。床には 生徒たちの長〜〜〜〜〜い黒髪が一面に広がり、それを踏まないように注意深く歩い た。ふと目をやると、一番後ろに座っている生徒が私に向かって小さく手を振ってい る。よく見ると、今朝、遅刻寸前に学校へ駆け込んで来た生徒であった (
第2編参照)。 彼女なら余裕でSL認定だろう。
月20,000円か。サラリーマンの小遣い並だなあなどと考えてい たら、理愛さんに
  「中村さん、このクラスの測定会のお手伝いをお願いしますね」と言われた。実は先 月にも仮の測定会をしたそうであるが、今回が正式なものらしい。先ほどの美咲さん もこのクラスである。
もう私はすっかり長い黒髪の虜になっていたので、測定会がま すます楽しみになってきた。


ご 感 想編集・発行者からの御礼







2001.5.20(Vol.203) 初出___Cont.No.pon06     目次へトップへ

英語の授業が終わった。さあ、お楽しみの測定会である。ここで測定会について再 度詳しくご説明しよう。
  「この期に及んで、まだじらすのか!」
  「そんな説明はもういいから、早く先を読ませろ!!」
という読者諸氏の声が聞こえてきそうだ。しかし、もうしばらくお待ち頂きたい。

「測定会」は3ヶ月に1回行われることは既に述べた。開催月は3・6・9・12 月の計4回である。まずはクラスごとに予選が行われる。その後本選へと進み、中 等部と高等部でそれぞれ5名の髪長クイーンを選び、更にその中から、中等部のベ ストクイーンと高等部のベストクイーンを決定するのである。
ちなみに初等部は認 定制度がないために、髪の長さと水分量のみを測定して終了する。この期間は、髪 の成長記録を作成することを目的に行われるのである。

それでは実際に、このクラスの測定会の模様を進行にあわせてお話することにしよ う。
30名の生徒たち全員は、会場となる小ホールへと向かった。移動中にも彼女 たちは、自分のブラシで長〜〜〜〜〜い黒髪を梳かすことに余念がない。ホールの 中へ入った生徒たちは、髪を気にしながら順々に椅子に腰掛けていく。次の認定を 取ろうと意気込んでいる子、髪のコンディションが気になっている子、みんなそれ ぞれ期待と不安を抱きながら席についた。
会場は小さなコンサートを開くことがで きるほどの規模になっており、50席ほどの客席と30cmほど高くなっているス テージがある。そのステージに生徒が一人ずつ上がり、4つの測定部門をクリアし ていくことになる。
この運営を支えるスタッフとして測定係と記録係、それに生徒 たちの誘導係が既に会場内で準備をしている。スタッフには高等部以外の教職員が 配置されている。何故ならば、普段からよく知っている生徒だと、情が入ったり、 測定に手心を加えたりといったことが起こるかも知れないからである。あくまでも 厳正に実施するための措置である。
そして教職員とともに中等部から数名の生徒が 加わる。彼女たちは、自分たち以上に長く美しい先輩たちの黒髪に触れることで、 更に上を目指して髪を伸ばそうと思うようになり、しかも目上の人に接することに よって、言葉づかいや礼儀作法を身につけるのである。
これが中等部の測定会とな ると、初等部の生徒がスタッフに加わることになる。このように同級生の横のつな がりのみならず、学年を越えた縦のつながりをもつことによって、人間関係を円滑 にする術を学ぶことができる配慮がなされているのである。



さあ、間もなく測定会が始まる。会場は緊張感に包まれていた。
まず最初は「長さ」の部門。スタッフはステージの上でスタンバイOKである。

  理愛「それでは只今から測定会を始めます。生徒の皆さんは順にステージに上がっ て下さい」

理愛さんの合図で測定会が始まった。生徒たちは自分の髪を最後まで丁寧に梳かし ながらステージに上がっていく。最初に身長を測る。ここは中等部の生徒が受け持 つ。一人が身長を測り、もう一人がそれを記録していく。
その後、髪の測定スタッフのところへと進む。ここは教職員の担当である。 3人1組になって測定にあたる ことになっている。巻尺を頭上で押さえる者、髪の長さを測る者、そしてそれを記 録する者。頭上で押さえる役目は中等部の女子生徒である。そして髪の長さを測る のは男性、そして記録するのは女性の教職員という役割分担になっている。合計3 組の測定スタッフが手際よく作業を進めていく。女子生徒は踏み台の上に立って巻 尺を押さえている。そして測定する男子教職員はというと...。

ここは少し詳しく実況してみよう。まずは両手で生徒の首のあたりの髪を握り締 め、手前に引き寄せる。そして左手で長〜〜〜〜〜い黒髪の束を持つ。
次に右手で 髪の束を軽く握りしめて、静かに手の中を滑らせて毛先まで撫でていく。生徒たち の髪があまりにも長いので、途中で左手の位置を移動させてから、改めて右手を動 かさざるを得ない。その際に抜けた髪は、そばに置いてあるボックスの中に入れ る。そのような光景を見ているだけで、私はゾクゾクしてきた。
これだけで終わら ず、更にブラシを使って長〜〜〜〜〜い黒髪を丁寧に梳かしていく。梳かすときに は必ず毛先のほうから行う。頭上から梳かすと、途中で絡みあっている髪に余計な 力が加わり、せっかくの綺麗な黒髪が切れてしまったり、髪を傷めてしまうことに なるのである。そのために細心の注意を払ってブラッシングを行う。そのあたりは スタッフたちもよく心得ている。生徒たちが予めブラッシングで髪を何度も梳かし ていたため、気持ちよさそうに長い髪がブラシを通り抜けていく。
最後に頭上から 毛先まで両手で髪を撫でながら整える。これで測定準備完了である。髪全体が落ち 着いたところで、巻尺を毛先付近にまで伸ばして髪の長さを測る。

ここで最も長く伸びた髪を測るのであるが、その長さが認定制度に適用されるので はないのだ。つまりこういうことである。
例えば、K認定を与える場合について考 えてみよう。これは既に述べたように、髪の長さが膝丈になれば認定される。しか し大部分の髪が腰までの長さしかなく、1本だけ膝の長さに達している場合があっ たとしよう。極端な例であるが、この場合にはK認定はもらえるのだろうか。正解 は否である。認定制度の場合は、髪全体が膝丈の長さでなければK認定はもらえな いのである。したがって毛先を揃えて綺麗に伸ばさなければならないことになる。
ただしSL認定の場合のみ、毛先が指定の長さに達していれば認められる。


  「1番 138 K」「2番 175 L」「3番 152 ナイン」.....
測定会では生徒を名前で呼ばず、すべて番号を用いる。しかも誰がどの番号になる かは、測定会直前に決められるのである。これは測定スタッフに生徒を特定させな いためなのである。

次々に測定の結果と認定基準が読み上げられ、それが順に記録されていく。あんな 若い女子生徒たちの艶々で美しく伸びた長〜〜〜〜〜い黒髪を大胆に触ることがで きるなんて、何という幸せな男たちなのであろうか。普段なら、このようなことな ど絶対に出来ない。仮にしたならば、痴漢行為で訴えられるのが関の山である。こ の時ばかりは、さすがに私も彼らを心の底から羨ましく思ってしまった。

  理愛「中村さん。どうですか、測定会は」
  中村「いいですよねえー」
  理愛「ええ? 何がですか?」
  中村「何がって、その...あの...」「いやー、あんなに大胆に生徒たちの長い髪を触って...」
  理愛「何だか羨ましそうですね」
  中村「ええ」
  理愛「でもね、男性の教職員の人たちには厳しい決まりがあるんですよ」
  中村「と言うと...」
  理愛「普段から女子生徒の髪には絶対に触れてはならないという規則があるんです」
      「勿論一人を除いては...ですけどね」
  中村「一人とは澤田学長ですか?」
  理愛「ええ、そうです」
  中村「でもどうして触ってはいけないのですか?」
  理愛「生徒との信頼関係を保つためでしょうね」
  中村「信頼関係?」
  理愛「そうです。つまり男性と女性の関係を疑われないようにするためなんです」
  中村「へーえ、そうなんですか」
      「それで普段我慢している分だけ、この時には思う存分楽しめるというわけですね」
  理愛「我慢しているというと、何だか不純な印象を受けますけど、そうじゃなくて、
      先生も生徒から誤解を受けたくないし、生徒たちも他の生徒と馴れ合いになっ た先生を信頼しませんからね」
  中村「なるほどねえ」「思う存分なんて、変なこと考えてしまいましたねえ」「これは失礼しました」
  理愛「次の部門から中村さんにもお手伝い願いますね」
  中村「はっ、ハイッ!!」

思わず返事にも力が入ってしまった。まるで子どものよ うな私を見て、理愛さんはクスクスと笑っていた。そうなのか。先生と生徒のけじ めはハッキリさせておく。それで彼女たちも男性の教職員に大切な長〜〜〜〜〜い 黒髪を信頼して委ねられるわけか。普段から生徒との接し方には十分な配慮が必要 であるということだ。やはり誰しも自分に優しくして欲しい、認めて欲しいという 気持ちを持っている。しかし、特定の生徒と親密になってしまうと、その他大勢の 生徒たちは、その教師に対して不信感を抱いてしまう。そして結局は指示にも従わ なくなるということだ。生徒との関係も難しいものだ。



髪の長さを測定する部門は一通り終わった。次は「水分量」を測定する部門に移る。
私と理愛さんの二人で即席の測定チームを結成して、スタッフに加わることにし た。水分量の測定には専用の計器を使う。測定個所は肩のあたりと毛先、そしてそ の真中あたりの3箇所である。そしてそれらの平均値が記録されるのである。頭部 は健康で潤いのある髪でも、毛先に近くなるほどパサついてしまうことが多い。そ うなると全体的に綺麗な髪とは言えない。長ければ長いほど健康な髪を維持するの が大変である。健康な髪の水分量は12%と言われている。果たして彼女たちの髪 の水分量はどれほどであろうか。

初めは他の測定スタッフのやり方を見ながら作業の進め方を覚えることにした。そ していよいよ計器を持って実際に測定をした。理愛さんが生徒の長〜〜〜〜〜い黒 髪を持ってくれたので、私は言われた通りに3箇所の水分量を測定して記録係に報 告していった。測定スタッフが1組増えたために、先程よりもスムーズに作業が進 んでいった。

そして最後に「色艶と触感」である。
前の2つの部門は客観的な測定であるのに対し て、この2つの部門は極めて主観的な測定である。ここが測定会の面白いところな のであるが、必ずしも一番長い髪の生徒がクイーンになるとは限らない。色艶と触 感は人それぞれで評価が違う。そのため、毎回誰がクイーンに選ばれるか予想がつ かない。言ってみれば誰にでもチャンスがあるということなのである。測定スタッ フとして加わる教職員や中等部の生徒も審査をする。また、そのメンバーも毎回異 なる。したがって連続してクイーンに選ばれることなど極めて稀なケースと言え る。

この測定では、生徒たちは全員後ろを向き、測定スタッフに顔を見せないようにす る。測定する者は誰の髪なのかわからないし、彼女たちも誰が審査しているのか知 る由もない。ステージ上に横一列に並んだ生徒たちの長〜〜〜〜〜い黒髪を次々に 測定しながら移動していくというやり方である。審査結果はカードに書いて生徒の 足元に置いていく。
最初の15名が横一列に並んだ。素晴らしい光景である。一概 に長い髪と言っても印象は千差万別である。髪の太さや量によっても違う。また、 色にしても、漆黒の黒から茶色っぽいソフトな黒まである。審査する人の好みもあ るので評価が分かれるところである。

私と理愛さんも測定スタッフに続いて一人ひとり髪を測定していく。 色艶と触感は 10段階で評価していく。これも最初は測定するスタッフを見ていた。
ほとんどの スタッフは、まず生徒の長〜〜〜〜〜い黒髪の前に立ち、全体を眺めて色艶を審査 する。次に髪を手でもちながら感触を評価する。みんな独自のやり方で髪の感触を 調べている。長〜〜〜〜〜い黒髪を何度も何度も手で撫ぜる人もいれば、髪のひと 房を手にとり、頬に当てたり首に巻いたりしながら感触を確かめる人もいた。ま た、ブラシを手に持って、実際に髪を梳かして、その櫛通りを判断の基準にしてい る教職員もいた。審査をしているというよりも、彼女たちの長〜〜〜〜〜い艶やか な黒髪をもてあそんでいるようにしか見えなかった。でも審査するスタッフたちは 真剣そのものである。

いよいよ私に順番が回ってきた。心臓が口から飛び出しそうなほど胸がドキドキし ている。
両手でそっと生徒の髪に触れた。その瞬間、体全身にビビビッと電流が 走ったように感じた。こんな感触は生まれて初めてだ。ジャーナリストの私でさ え、この感触を表現する言葉が見つからない。どう言えばいいのか。柔らかい。ヒ ヤッとするような冷たさなのに、包み込むような温かさがある。これが女性なの か。女性の優しさの集大成なのか。どれほど時間が経過したのかわからないが、し ばらく柔らかい髪を両手で握り締めたまま、言葉にならない心地よさを味わってい た。
理愛さんに促されたこともあって、自分では信じられないくらい大胆になり始 めた。手に取った長〜〜〜〜〜い黒髪で頬を撫でながらシャンプーの香りを楽しん だあと、手櫛で何度も首筋のあたりから毛先まで往復させていた。
次の生徒から は、髪を首に巻いてマフラーにしてみた。すると一瞬にして鳥肌が立ち、全身に震 えが伝わっていった。普段は絶対に味わえない快感である。
最後の生徒の前に立っ た。艶々とした本当に綺麗な髪である。毛先まで最適な水分量を維持しているよう である。膝のあたりに両手を差し出して、髪全体をゆっくりと持ち上げた。すると 綺麗な脚が現れ、短めのスカートから見事なまでの脚線美を見せつけている。
「あっ、これは美咲さんだ」と思った。彼女の髪は細くて素直だ。手の中でしっと りと馴染む。ボリュームもあって圧倒的に量が多い。髪を持ち上げた手を放すと、 みるみるうちに髪が床に向かって流れ落ちる。
両手で髪を左右に持ち上げ、顔を彼 女の背中に近づけて髪を握っていた手を放した。次の瞬間、ふんわりとした柔らか さのある素直な黒髪が滝のように流れ落ち、私の頭をすっぽりと覆い隠してしまっ た。私は彼女の長〜〜〜〜〜い黒髪に顔を埋めた恰好になり、髪のほのかな香り と、えも言えぬ感触に酔っていた。
彼女のしっとりしてサラサラの髪に、私は迷わず10点満点をつけた。

最初の15名の審査が終わり、残りの15名がステージに上がった。このグループ には、SL認定者2名が含まれている。
やはり髪の長さでは群を抜いて目立ってい る。髪の先は床を這い、ステージから客席へこぼれ落ちている。私は特にこの二人 の審査をするときに、持っていたブラシで何度も何度も髪を梳かしながら超ロング ヘアーの素晴らしさを堪能した。さすがSuper Long Hairである。身の丈余る黒髪は まさに圧巻。しかも毛先のほうまで髪の量も減っていない。これほどの長さにして 傷みがほとんどないという黒髪は、世界中を捜しても恐らくないだろう。極上の黒 髪というべき素晴らしさである。


測定会の結果はすべて点数化されて、上位5名が本選に進むことになる。結果は数 日後に発表されるのであるが、認定を受けた生徒は即日認定証を発行してもらえ る。生徒たちはホール内に落ちた抜け毛を拾ってボックスに入れ、再び教室へ戻っ ていった。
数人の生徒が理愛さんのところに集まり、髪談義が始まった。生徒たち は理愛さんの髪を触らせてもらっていた。口々に理愛さんの髪を絶賛する声が聞こ える。しばらくして、生徒たちが理愛さんの髪を審査させて欲しいと言い出したの である。さすがに困った彼女は、長い髪を解いてしまうと再びまとめるのが大変だ から、と言って断っていた。私もこの目で理愛さんの桁外れに長い黒髪を見てみた かったので、少し残念であった。

  理愛「お疲れ様でした」
  中村「いやー、素晴らしかった。究極の女性美を体験させてもらいましたよ」
  理愛「中村さんも今日一日で髪長ファンになったんじゃありませんか」
  中村「ええ、その通りです」
      「女性の長い黒髪が、あれほどまでに柔らかくて優し い感触だとは思いませんでしたよ」
  理愛「これでまた、長い黒髪の女性に対する理解者が増えたわけですよね」
  中村「欲を言えば、さっきの生徒たちと同じ気持ちなんですけどね」
  理愛「えっ?同じ気持ちといいますと...」
  中村「理愛さんの長〜〜〜〜〜い黒髪を測定するところを見たかったなあ」
  理愛「それはちょっと...」
  中村「いえいえ、それほど長い髪だと大変なのはよーくわかってますから」
  理愛「ご期待に添えなくてすみません。でも機会があれば...」

最後の理愛さんの言葉が少し気になったが、単なる社交辞令だとその時は思ってい た。


事務室へ戻り、理愛さんに明日の予定を確認した。その後、私は今日の取材を終え て京都女学院を後にしようとした。校門を出ようとすると、美咲さんがいた。

  美咲「中村さん、もう今日の取材は終わりですか?」
  中村「ああ、そうだけど」「美咲さん、だったよね?」
  美咲「はい。ああ、自己紹介まだでしたよね。私、神崎美咲と言います。よろしく お願いします」
  中村「中村です。こちらこそよろしく」「美咲さんて呼んでもいいかな」
  美咲「ええ、いいですよ」
  中村「美咲さんはどちらまで帰るの?」
  美咲「滋賀です」
  中村「ということは、琵琶湖のほうかな?」
  美咲「そうですね。でも滋賀って、どこに行っても琵琶湖って感じですけどね (笑)」
      「中村さんはどちらに?」
  中村「京都駅近くのホテルに泊まっているんですよ」
  美咲「それなら途中まで一緒に帰りましょうよ」
  中村「えーっ、こんなオジサンとかい?」
  美咲「オジサンってそんな。一人だと声をかけられたりして、いろいろイヤなこと もあるし」
      「だからいつもは友達と一緒に帰るんです」
  中村「そうなの。じゃあ一緒に帰ろうか」「髪女の生徒さんからも取材したいし ね」
  美咲「何かマスコミ関係って、カッコいいですよね」「ちょっと憧れてしまいま す」
  中村「いやいや、外から見ているほどカッコいい仕事でもないよ」
      「そうだ、取材のお礼とK認定のお祝いに何かご馳走しようか」
  美咲「ええっ、本当ですか? やったー! それじゃあ、ちょっと待って下さい ね」

美咲さんはカバンから携帯電話を取りだし、誰かに電話をしている。ひょっとした ら...。
やはり思った通りだった。私がご馳走すると言ったものだから、早速仲間に連絡を していたのである。最近の女子高生はチャッカリしている。
髪長坂を下ってJR伏 見駅まで二人で歩いた。前を歩いている生徒たちの長い黒髪が、正面から受ける夕 日に輝いていた。駅に着いてみると、美咲さんから連絡を受けた友人二人が待って いた。そして美咲さんが私を紹介してくれた。

  美咲「こちらが、今日から髪女の取材に来られている中村さんです」
それから彼女の友人を私に紹介してくれた。
  美咲「どちらも私の親友で、こちらが吉岡優子。コンマ・ナインです」
      「そしてこちらが逢坂ゆかり。FL認定です。すっごいでしょう」
  優子「よろしくお願いします」
  ゆかり「取材にはバッチリ協力させてもらいますね」
  中村「いやー、心強いね。こちらこそよろしく」「ところでいいお店知っているか な?」
  美咲「みんな、あそこに行こうよ。あのケーキ屋さん」
  優子・ゆかり「賛成!、行こう、行こう」

そんなわけで、三人の現役髪女生の取材をさせてもらうことになったが、ケーキを ご馳走する羽目になってしまった。取材費だと考えれば、これも仕方ないかと思っ た。
  美咲さんはこれまで度々登場したので、読者諸氏もよくご存知のことだろう。今日 の測定会でK認定を受けたばかり。
        身長は164cmで髪は膝丈プラス5cm。
  優子さんは158cmで髪の長さは144cm。
  ゆかりさんは少し小柄な153cmのFL認定。

校内にいるときは髪を解いて床を引きずっているが、外に出るとそうはいかない。 ちょうど理愛さんと同じように、髪を二つ折りにしている。

彼女たちから、京都女学院のことや長い黒髪の手入れ、また学長や理愛さんのこと なども聞いてみようと思っている。本音のところを聞けると思い、私自身も楽しみ になってきた。
早速私たちは駅のホームへと向かった。JR伏見駅は地下駅になっ ており、改札を通って階段を降りて行った。ホームには下校する髪女生であふれて いる。
しばらくして電車がホームに入ってきた。地下鉄でよく経験することだが、 電車が到着する直前にかなり強い風が吹き抜ける。この伏見駅でもそうだった。 強い風が吹くと、生徒たちの長〜〜〜〜〜い黒髪が足元からふわっとまき上げられ る。彼女たちは慌てて髪を押さえて乱れを防ごうとする。いつものことと諦めて、 風に任せて髪がまき上げられるのを気にしない生徒もいる。
私は三人に囲まれるよ うな位置に立っていたため、強い風に乗って舞いあがった彼女たちの長〜〜〜〜〜 い黒髪が首から肩にかけて絡みついてしまった。先ほど経験したばかりの、あの鳥 肌が立つような感触を再び味わう幸運に恵まれたのである。
  美咲「あっ、すいません」 優子「あれーっ、絡まっちやった」 ゆかり「私の髪 も...」
三人そろって私の体にかかった長い黒髪をそっと取ろうとしている。私も彼女たち の髪を傷めないように、そして更にもつれ合わないように注意深く髪を解こうとし た。四人揃って、絡んだ髪を元に戻しながら電車に乗りこんだ。


つ づ く



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長編連載小説「髪長私学」(ご感想)パート
アールジェタン さん  2001.5.5(Vol.200) 初出___Cont.No.R001    
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 いや〜それにしても、ぽんさんの髪長私学の連載は、絶 好調という感じですね。
 毎回楽しみにしているのですが、第4編第5偏は本当に超大作ですね。
 私の投稿に、いくらか影響されて書かれたそうで、とて も嬉しく思います。

 しかしながら、現実社会では、相変わらず、茶髪化傾向 が、ますます進んでいるようで、若年層やタレントの間で は、まるで右にならえとばかりに、日本人としての美しさ を放棄する人が多いようです。
 かつて、デーブスペクター氏がこんなことを言っていま した。
「日本人は、人より目立とうとして、結局みんな同じこと をしている。」
 まったくその通りですね。  国民全体がアホなのは、しょうがないとしても、有名人 の中で、せめてアナウンサーぐらいは、まともであってほ しいと思います。

長編連載小説「髪長私学」(ご感想)パート
アールジェタン さん  2001.5.26(Vol.205) 初出___Cont.No.R002    
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「私も髪女の教師になりた〜〜〜〜〜〜い」

 先ずは、独立コーナー化となりまして、本当におめでと うございます。
 それから、私の投稿の中で、ぽんさんに無断で、卒業生 をアナウンサーにしたり、勝手に本学院のCMを作ったり してしまいましたが、結構喜んで下さっているようで、ぽ んさんの心の広さに、感謝いたします。

 前回の投稿の冒頭で、感想っぽいものを少し書かせて頂 きましたが、元々、本連載には、共感できる部分が、非常 に多いので、第1偏から順に自分なりのテーマ毎にレスし ようと思っていました。
 しかしながら、今回の第6偏は、あまりにも素晴らし過 ぎて、とても後回しにすることなど出来ません。
 そこで、当初の予定を変更しまして、今回は、第6編の みの感想とさせて頂きます。

 遂に、測定会の時がやってきましたねー。
 前々から、楽しみにはしていたのですが、まさかここま で凄いとは、恐れ入りました。
 手伝うといっても、せいぜい髪の長さを測る程度のこと だろうと思っていました。
 ところが、そんなものでは、なかったんですね。


   首のあたりで、両手で髪を握り締め・・・

 ヒェ〜〜〜〜なんていうことでなんでしょうか、こんな ことしていいなんて・・・。
 相手は、スーパーロングな女子高生ですよ。
 もう、この情景を想像しただけで、おかしくなってしま いそうです。
 肩よりも、前に掛かっているサイドの髪を後ろに持って いくのなんて、どんな気分なんでしょうかねー。
 アゴのあたりから、そーっとサイドの髪に触れ、指を滑 らせながら、ゆーっくりと後ろの方に持っていき、背中一 面を覆い尽くした美し〜〜〜〜い後ろ髪と一体化させ、今 度は大胆にもそのすべてを自分のものにしたかのように、 握ってしまう。
 この瞬間、私が最も幸福に感じる時なのかもしない。
 もう、これが出来るだけで、「生きてて良かったー。」 って感じでしょーね。
 そういえば、昔、家に幼い従兄弟の女の子が、遊びに来 た時、親が見ていないことをいいことに、あまりにも髪が 綺麗だったので、我慢出来ずに、これと似たようなことを してしまったことがありました。
 この頃は、何故自分がそんなことをしたのか、よく分か らなかったんですが、今思えば、あの頃から既に目覚めて たんですね。


 次に、美し〜〜〜〜〜い髪の束を、手の中に滑らせて、 毛先の方まで撫でていく。

 この時、改めて黒髪の美しさと、それを長く伸ばすこと の素晴らしさを実感してしまうのでしょう。
   「俺は、日本人で良かったーーーーーー。」と。


 そして、なんと、その美しくて長〜〜〜〜〜〜〜い髪を 丁寧にブラッシングして整える。

 この日のために、サラサラの艶艶にしてきた現役女子高 生の長〜〜〜〜〜〜〜〜〜い髪をブラッシング出来るんで すよ。
 私は、そんなこと、リカちゃん人形(ティモテ)でしか やったことないですよ。(悲)
 ブラッシングで思い出したんですが、大車輪仮面こと森 末慎二氏は、酒に酔うと近くにいる長い髪の女性を椅子に 座らせて、ブラッシングする癖があるそうです。
 ある時、当時は髪の長かった中井美穂さんも同席してい て、あのミポリンの美し〜〜〜〜い髪をブラッシングする ことに成功したそうです。
 この時ほど「金メダル取っといて、良かったー。」と思 った瞬間もなかったでしょうね。
 当時のミポリンもいいですが、ここは天下の髪女。 
 元々、彼女達は、念入りにブラッシングしてあるでしょ うから、私ならつげ櫛で、すいてあげたいですねー。
 個人的には、櫛を使う方が好きなんですよ。
 魔法の櫛は、理事長しか持っていないですけど。(笑)
 それにしても、本当にここまで出来たら、「我が人生に 悔い無し!」ですね。


   最後に髪全体を両手で撫でるように整える。

 これで、ようやく準備完了なわけですが、ここまでの作 業はある意味、自分の好みの髪に仕上げて、最後にじーー っくりと観察するという感じでしょうか。
 一人一人仕上げる度に、その美しさに感動し、この生徒 の髪の長さは、何センチだろうと楽しみにしながら、巻尺 をあてにいくのでしょうね。
 私だったら、三つ編みやポニーテールのゴムを外すとこ ろからじっくりやってみたいですね。
 癖がとれて、本当に真っ直ぐになるまでは、測定しては いけないことにすれば、何度も何度も思う存分ブラッシン グ出来ちゃいますね。
 実際に測定する時は、どんな気持ちなんでしょうかね。
 1メートルを越えてもまだ、余りが多い時など思はず、  「うぉーーーー。」と声を上げてしまいそうです。


 続いて、水分量測定ですね。
 中村記者は、ここから初めて、測定に参加出来るわけで すが、髪女生の生髪のファーストタッチは、どうだったん でしょうか。
 気分は、黄門様じゃなくて、石坂浩二なんでしょうか。

 最後は、色艶と触感の審査ですね。
 ここ迄来たら、もう何も言うことはありません。
 長さの測定の準備のところで既に夢心地なのに、ここで はそれ以上のことが出来てしまうんですね。
 本当にこんなことしてたら、もう2人目の審査の頃に失 神して倒れてしまいそうです。
 それにしても、こんなにも都合の良いシチュエーション が他にあるでしょうか。
 相手は、髪を綺麗に伸ばすことを、毎日学んでいるスー パーロングヘアーの若い女の子ですよ。
 しかも、彼女達は、触られることに全く無抵抗で、良い 評価を得たいがためにむしろ、もっと触ってほしいとさえ 思っている。
 中村記者のように、偶然にも知り合いの生徒であると分 かってしまうこともあるんでしょうが、もしも、その生徒 が、自分の恋い焦がれていた生徒だったりしたら・・・。

 果たして、この世に髪女の男性教師ほど、素晴らしい職 業が存在するでしょうか。
 例え、測定会以外の日が全部、教師も参加のマラソン大 会だったとしても、私はこの学院を辞めないでしょう。
 私が本学院に採用されたら、中等部の教師になって、 「あの子の髪に触りたいなー。」と、3年間思い続けた後 に、その子の高等部の時の測定会で堂々と触らせてもらい ます。
 我ながら、いい考えですねー。

 この測定会だけでも、死ぬほど羨ましいのに、先ほどK 認定をもらったばかりの美咲嬢に誘われてしまうなんて、 中村さんは、本当に幸せなやつですねー。
 膝下5センチの美咲さん、コンマ9の優子さん、FLの ゆかりさん。
 3人とも、長い髪が似合いそうな名前ですねー。
 私なら、是非とも、3人にはラーメンを召し上がっても らいたいです。
 理由は、後の投稿で明らかにします。
 それにしても、最寄りの駅が、地下鉄でだったのも幸運 でしたね。
 もしかして、ゆかり嬢の髪を止めたパレッタが外れて、 ひらひら〜と髪が舞う様子も見えたりなんかしたんでしょ うか。
 こんな美髪少女達の超〜〜〜〜〜〜〜〜ロングヘアに巻 き付かれたら、私はそのまま死んでもいいですけどね。

 そんなわけで、次回は美咲嬢をはじめ、この美髪少女達 とのドラマが展開されるんでしょうね。
 とても、楽しみにしています。
 これからも、頑張ってください。


<編集・発行者からの御礼>
アールジェタンさん、ご投稿まことにありがとうございました。
いやーーー、今回のアールジェタンさんのご感想だけでも、1つの物語になりそうです(^_^;)。
>大車輪仮面こと森末慎二氏は、酒に酔うと近くにいる長い髪の女性を椅子に座らせて、 ブラッシングする癖があるそうです。 ある時、当時は髪の長かった中井美穂さんも同席していて、あのミポリンの美し〜〜〜〜い髪を ブラッシングすることに成功したそうです .... へえーーー、そうなんですか。確か森末君は私とほぼ同年代かと思いますし同じ特撮マニアでも あるのですが、そーーですか、髪フェチなのも私と共通だったんですネ。ただ違う点は、 私は超運動オンチなことです(嘆)。もし私が体育会系だったらなァ〜〜〜。
>美し〜〜〜〜〜い髪の束を、手の中に滑らせて、毛先の方まで撫でていく。 この時、改めて黒髪の美しさと、それを長く伸ばすことの素晴らしさを実感してしまうのでしょう。 「俺は、日本人で良かったーーーーーー。」と。 .... そーーーなんです。実は私もこういう経験はあるのです(場所と相手はここでは言えません ^_^;)。 私は外人女の金髪には触った事は無いのですが、でも多分 “日本女性の黒髪ほど触り心地の良いものは 他に無い” でしょうねーーー。だから本来、日本男児は幸せであったハズなのです。
>こんな美髪少女達の超〜〜〜〜〜〜〜〜ロングヘアに巻き付かれたら、私はそのまま 死んでもいいですけどね。 .... それはもうアールジェタンさんだけじゃなくって、私も含めたロングヘアーLOVERたちみんなの 願いでしょうネ。例えば、「死ぬ前に1度でも良いから、戴月琴嬢の長〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い髪に巻き付かれたい!」 とか。
本当に丁寧なご感想ありがとうございました。
長編連載小説「髪長私学」(ご感想)パート
ぽん さん  2001.6.6(Vol.207) 初出___Cont.No.pon001    
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アールジェタンさん。「髪長私学」へのご感想をお寄せ頂き まして、誠にありがとうございました。

拝見しまして、こちらま で嬉しくなってきました。アールジェタンさんをはじめ、数多く の髪長をこよなく愛する皆様方の願望を、このフィクションの 中に出来うる限り実現させていきたいと思っております。
これまでに桜葉理愛や神崎美咲など、数名のキャラクターを 登場させましたが、お好みのタイプがいましたでしょうか?
また、学長の澤田や記者の中村、更には髪女の教職員を、 登場人物の気持ちになってお楽しみ頂いていることと思います。

まだ物語りは、記者の中村が髪女を訪問した初日であるにも かかわらず、既に第6編を費やしてしまいました。これから色々 な場面展開を考えていますし、新たなキャラクターも登場します。
どこまで続くかわかりませんが、今後ともご意見・ご感想をお寄せ 頂ければ幸いです。京都女学院の卒業生をアナウンサーに採用 するというお話も、想像するだけでゾクゾクしてきました。
アールジェタンさんのご投稿の内容も、「髪長私学」の参考にさせて 頂いております。卒業生たちの活躍についても、これから描いてい くつもりですので、どうぞご期待下さいませ。

最後に、「髪長私学」に対して、スネークハートさんの毎回にわたる 素晴らしいコメントも、私にとりまして、大変大きな励みになっております。この場 をお借りして御礼申し上げます。


<編集・発行者からの御礼>
ぽんさん、ご投稿まことにありがとうございました。こうしてお互いにレスを返し合って 下さいますと本当にHPも温かくて血の通ったものとなりまして、私も嬉しいところでございます。
> スネークハートさんの毎回にわたる 素晴らしいコメントも、私にとりまして、大変大きな励みになっております。 .... いえいえ、そんな....編集発行者として当然の事をしているまででございまして、 なるべく早く更新しようとしてますのであまり気のきいたコメントが出来ませんで 申し訳ないくらいでございます。
> アールジェタンさんのご投稿の内容も、「髪長私学」の参考にさせて頂いております .... 私も今製作中の「由香さん」にアールジェタンさんのご投稿や「髪流私学」を参考にさせて 頂いておりますよ。
> 卒業生たちの活躍についても、これから描いていくつもりですので、どうぞご期待下さいませ。 .... 更に面白くなりそうですね。期待させていただきます。勿論ぽんさんもこれがご本職では ありませんので、どうかご無理はなさらずに楽しまれながらお作りいただければ幸いです。
ご投稿、本当にありがとうございました。




 編集・発行者からの御礼 


<編集・発行者からの御礼>−−まえがき
ぽんさん、ご投稿まことにありがとうございました。
近々ご発表を予定されている壮大な「教育改革案」の予告編とも言うべき今回の ご投稿、いやーーー、本番が楽しみでございます。
>わざわざ髪を変な色に染め・・・・ 私たちの理解をはるかに超えています。 ....最近、理解しがたい思考の若い人のことをよく“宇宙人”とか言いますけど、 茶髪ギャルって私にはとても同じ天体に住んでいる同種の人間とは思えない所がありますね。
あと私は普段から、“日本人ってすごく、自分達の持っている良さに気付くのがヘタな国民だ” と思ってるんです(このことについて書きたい事があるのですが、今、この前由香さんを発表したときに 使い果たしたエネルギーを充電している最中でして....^_^ )。
それと“全てアメリカ中心”という物の考え方にも問題があると思いますね(例えば最近、 日本の野球選手がやたらと大リーグに行きますけど、大リーグの中に “もっと自分達の国の野球を発展させるべきだ”と苦言を呈している人も居るそうですね)。 国際化社会の弊害もそろそろ考える時期かと思いますね、私は。
>黒髪の美しさを真に理解して、自らの意志で髪を長〜〜〜〜〜く 伸ばし続けている数少ない女性たちに、心からの賛辞を呈したいと思います ....そうですね、今年に入って早々にロングヘアーを断髪する番組ばっかり 続けざまに放送され、かつての「髪長美女大会」や「ワイワイサタデー」のような番組は根絶やしにされて 、あたかも全ての女性達に“髪を切れ”と命令しているかのような偏ったTV番組がはびこっている 昨今の日本において、それらの心無い誘惑に惑わされずに“真の美しさ”を理解し 守っておられる女性達(平たく言えば黒髪ロングヘアーの女性達です)には、応援に加えて 感謝の気持ちも送りたい心境です。と同時にマスコミへの憤りも強く感じます。
ご投稿ありがとうございました。本番の「教育改革案」、たいへん楽しみにしております。


<編集・発行者からの御礼>−−第1編
ぽんさん、ご投稿まことにありがとうございました。
いやーーー先日来少しずつお話くださってましたけど、ついにベールを 脱ぎましたねーー(^_^ )。大作小説「髪長私学」!。 本当に長〜〜〜〜い黒髪の大行列が目に浮かぶようです。
人物の名前も含め 周りの環境の設定描写も細かいですねーー。私も由香さんで経験がありますけど、 物語をリアルにするためにはこういう周囲の描写も大切ですもんねーー。
そして一通りの環境設定の説明が済んで、ついにベールを脱いだこの学校の実態 ....先ずは(女)生徒達の通学風景!....いやーーまさしく私の期待と希望を 叶えてくれる世にも麗しき光景が展開されていきます。
>毛先が地面についてしまうほどの長〜〜〜〜〜い髪の生徒には、 そんなにお辞儀をしなくてもいいよ、と思わず言ってしまうほどである。 ....まさしくごもっとも、ですが....やはり挨拶して欲しい(笑)。そして何と言っても
>春一番が吹き抜ける頃には、生徒同志の長い髪が強い風でからみあい、 もつれた髪を解くのにひと苦労する.... が圧巻です。よく考え付かれるなぁと思いました。そんな光景を見てしまうと 私なら失神してしまうでしょう。ぜひその行列の中に入って髪に絡みつかれたい!!。
ディスプレイの向こうからシャンプーしたての(何tもの大量の) 美しいさらさらの黒髪の麗しき香りが漂ってきてもう倒れてしまいそうです。 まさしくこの地域だけ1200年間時間が止まっている(良い意味での) ロストワールドですねーー。
いやーーー、これからの展開がますます楽しみです。 先ずは第1編のご発表、本当にありがとうございました。


<編集・発行者からの御礼>−−第2編
ぽんさん、「髪長私学」の続編の作成とご投稿まことにありがとうございました。
いやーーー、やはり偶然ではなかったんですねェ!。 長〜〜〜い黒髪女子の大名行列は....(判っていながら白々しい私 ^_^ )
やはり、この学園の教育方針だったんですねーーー。それにしても >教育理念 というのが面白いです。髪を長〜〜〜〜〜〜〜〜く伸ばす事がどういう風に 女性の教育にプラスなのか、これから興味津々ですネ。
>「あの子のように髪を短くしている生徒もいるんですね」.... の所では、『本当にこの学園にはショートの女の子もいるのかな?』 と(中村記者と同じく)私も一瞬思ってしまいましたが、そこは流石ぽんさん、 1人たりともそんな異端児は許さないわけですネーーー(笑)
またその女の子がよりによって最長の髪を誇る女の子だったとは。 >スルスルと黒い布のようなものを引っ張り出している。まるで奇術師が・・・ の所では何だか「オリーブの首飾り」のメロディーにでも乗って 髪の毛を引っ張り出す光景が目に浮かぶようでした。そして....
>「ええ〜〜っ、ひ、ひ、引きずってるー!」.... 中村記者の驚きが手に取るように判ります。この女の子は学園の中でも 特に髪質に恵まれた(伸びるのが早い、本数が多い、抜ける本数が少ない...etc.) 女の子なんでしょうねーー?。
ひきずりヘアーの処理方法としてリュックの中に隠すという発想が斬新でした。 お団子にしてたら超巨大お団子でしょうから、ある程度察しがついてしまいます もんね。一瞬ショートかと思わせておいて更なる大きな驚きを呼び起こす 演出方法....うーーーんっ、なかなかニクイですねーーー(^_^ )。
いやーーー、次回の展開がまたまた楽しみでございます。 第2編のご発表、本当にありがとうございました。


<編集・発行者からの御礼>−−第3編
ぽんさん、「髪長私学」の第3弾の作成とご投稿まことにありがとうございました。
それにしても、この中村記者さん....別にカメを助けた訳でもないのに、 いきなり龍宮城にテレポーテーションされた浦島太郎という感じですねーー (^_^ )。 私ならば「夢なら覚めるなーーー!」と間違っても頬をつねったりしませんヨ。 この中村記者さんは私と同じロングへアーラバーなのでしょうか???? ....(でもないような感じですねーー)
それにしても凄い官能小説ですネーー。今まで読んだこと無いですよ、ホント。 中村記者にも澤田学長にも感情移入が出来て、この摩訶不思議な世界に 入り込んで、そこの住人になった気分になれます。これもぽんさんの表現力・ 文章力の豊かさゆえでしょうね。
>長〜〜〜い黒髪を床に這わせながら急いで教室へと 走り去っていった.... もう、この引きずり感・ずるずる感を想像しただけでブルっと身震いがします。
学長が2m8cmと一桁台まで長さを正確に覚えていると言うのが ケッサクです。千人以上の生徒がいると言うのにネーーー。 いかにこの学長が正確な長さにまでこだわる、超ロングヘアーラバーかと言うこと の証明ですよね。
2m8cm(ジャイアント馬場の身長とほぼ同じ)というのは、 日本人の17歳の(公の)記録としてはこれまでで最長ではないでしょうか????。 まだ卒業までに5年以上あるわけですよね。卒業時にはどのくらいの長さになっている ことでしょう??。澤田学長にとってもヒジョーに気になる生徒なんでしょうネ。
また学長ともあろうエライお方が、セコセコと髪の毛を拾いあさっている姿が またまたケッサクです。 でも判りますねーー、この学長の気持ち。私、電車の中で落ちている髪の毛の 固まりを見ると、 『長い髪の毛混ざってるかなぁーーー。だったら拾いたいんやけどなぁーーー。』 と拾いたい気持ちはやまやまながら、長さが疑わしいので動作を起こす気が なくなるんですが、この学校の廊下ならば落ちている髪の毛は絶対に 超長〜〜〜〜いこと間違いないですもんね。 この澤田学長の仕草にもロングへアーラバーの生態が的確に描かれていますね。
でも、この生徒さんのように髪の毛を引きずって歩く生徒がいるんなら、 この学校の廊下は常に念入りに磨いていないといけませんよネ。
ラスト....いやーーー凄い終わり方をしましたネーー、 果たして桜葉理愛さんの髪の実態は.....??????。 想像と期待を膨らませながら、次回を待たせていただきたいと思います。
第3編のご発表、本当にありがとうございました。
それから、創刊2周年に際しましての温かいお祝辞をくださいまして、 本当にありがとうございます。 いつの間にか2年経っちゃったって感じですね。ぽんさんは3番目に投稿 くださった方なんです。 いったいこれまで何人が投稿くださったか判らない状態ですが、 このことはハッキリ覚えてます。 2年と言う年月もさることながら193回も更新できたと言うのは、ぽんさんのように 本HPを特別にお引き立てくださった方々のおかげです。 まだしばらくは続けるつもりですので(^_^ )、これからもよろしくお願いします。


<編集・発行者からの御礼>−−第4編
ぽんさん、「まってました!」の「髪長私学」第4弾、まことにありがとうございました。
今回は凄い大作でしたねーーー。いやーーー恐るべしや....桜葉理愛嬢。 足首のあたりで2つ折りですか!....
....身長が約170cmと言うことは....170x2=○m○○cm!!!!。 だとすると近代における日本女性の最長記録となるのでは....!?
しかも>この髪は一生涯切るつもりはありません ....いやーーーまだ23歳で○m○○cmならば、例えば40歳になったときには いったいぜんたい....?。 しかも今回はアバウトな長さの描写にとどめたというのがニクイですねーーー。 大体は(長さは)想像がつきそうなのですが、もしや更に....?。 いやはやまたまた次回に期待がつながりますねーー。
前回学長さんがセコセコと拾っていた髪の処遇はかつらだったんですねーー。 私はてっきり学長さんのコレクションになるのだと思ってました。
>一日に3000本から5000本ほどの長い黒髪が集まる .... なるほど1200人以上の学内ならば、これはけっして無理の無い数字ですネ。ならば約1ヶ月で 完全な超ロングかつらが出来上がりますよね。
>その床の表面は特殊な加工が施され、髪を引きずる摩擦を極限まで減らしているという。 また髪には大敵の静電気も発生しないように数々の工夫がなされている。 ....なーーーるほど、前回のコメントで “この生徒さんのように髪の毛を引きずって歩く生徒がいるんなら、 この学校の廊下は常に念入りに磨いていないといけませんよネ” と書かせていただきましたが、 ちゃんと考えられていたんですねーー。
“全ては美しい長〜〜〜〜い黒髪のため”という1点の 目的のために細部にまでこだわって設計されたわけですねーーー、この学園は....いやはや脱帽!。
ラスト....今回は測定会の話題で締めくくられましたねーーー。
果たして次回は、その測定会の実態が描かれるのだろうか....???
それとも桜葉理愛さんの髪の本当の実態が明らかにされるのだろうか.....???
いやーーーいかようにも想像と期待を膨らませることができますねーー。 首を長くして次回を待たせていただきたいと思います。
超大作の第4編のご発表、本当にありがとうございました。


<編集・発行者からの御礼>−−第5編
ぽんさん、「髪長私学」第4弾の興奮も冷めやらぬ中、矢次早の第5弾のご発表、 まことにありがとうございました。
いやーーーー前回にも増して物凄い内容でしたねーーー。 中村記者に感情移入して自分もこの女学院の中に入り込んだつもりの私は、 読み終わった後、 グダーーーっと畳の上に伸びきってしばらく動く気力が起きませんでした。 それほどまでに凄い!....いやーーーこれほどの文章を書かれるのは (しかもこれだけの大作でありながら文章に矛盾をきたしていないのが素晴らしいです、 きっと書かれた後で読み返されてチェックされてるんでしょうね???)、 たいへんなご労力でしたでしょうねーー。まったく頭が下がりますし、 それだけの作品を本HPにお送り下さいまして本当に感謝の一言です。
それにしても色んな面白いアイディアを考え出されましたねーーー。 特に傑作なのは、先ずは何と言っても
> 『髪長憲法』・・・「黒髪主権 ・ 基本的直毛の尊重 ・ 膝下主義」 .... ですねーー。何となくぽんさんが本日(5月3日)に合わせて、この第5編をお送りくださった 意味が判ったような気がしました(^_^ )。それから
> K認定 .... 語呂の良さもありますが、いやーーーーまったくそれらしい表現です。他にも
>髪袋とか >空調設備がストップしたことがあった・・・・ シャンプーやリンス、トリートメントなどの香りが教室中に充満して 等、ごく日常的な出来事(空調の故障)とかごく日常的な物の同音異語(ここでは紙袋)が、 この世界ではとてつもない意味をなすんですネーーー。それから
> Looooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooong Hair .... というのは、戴月琴嬢のサイトでよく使われている表現ですよね。
次回もまたまた凄い内容になること間違い無しと言う感じですよね。 ところで、やはり気になるのは、前髪の話題が出たときの桜葉理愛嬢の涙ですね ....何となく『もしかしたら、こういう理由じゃないかなーー???』 なんて想像も出来ますが.....それはまた次回以降の楽しみにさせていただこうと思います。
これだけの超大作へのコメントとしてはまことに貧弱ではありますが、 一刻も早く発表したいと思いますので、申し訳ございませんがこのあたりとさせて頂きますね。
本日はGW中にもかかわらず、超超長大作の第5編をご発表くださいまして、 本当にありがとうございました。


<編集・発行者からの御礼>−−第6編
ぽんさん、またまた超大作の「髪長私学」第6弾のご発表、 まことにありがとうございました。 桜葉理愛嬢の中村記者さんへの言葉と同じく「本当に、お疲れ様でした」
また、今回よりこの「髪長私学」をこれまでの(思いの丈ぶっちゃけコーナー)から、 1コーナーとして独立させていただきました。
それにしましても、これまでの5編では、中村記者さんも目で見、耳で聞く段階 (第2種接近でしょうか?)に留めていましたが、今回の第6編ではついに、 手で触れ、頬で撫で、首に巻きつけるという直接行動に到ってしまいましたね (第3種接近でしょうか?)。
いやーーーこれまで中村記者さんに感情移入して興奮されてこられた 読者のみなさんも、今回の第6編で、その興奮がピークに達したのではないでしょうか。 それほどまでに、今回の “髪の長さを測定するシーン” 及び “髪の触感を確かめるシーン” はまさに、読ませて頂きました私自身が髪女生たちの 美しいしなやかでさらさらつやつやの長〜〜〜〜い髪に触れてそしてその髪と一体になっているかの ような臨場感を感じました。 従いましてこの2つのシーンは特別に青文字にさせていただきました
きっとこの2つのシーンは特に、ぽんさん自らが中村記者さんになりきって、 目の前に髪女生たちの姿及び彼女達の 美しい長〜〜〜〜い髪を思い浮かべて、その髪に触れる様子を想像しながら両手を動かされて、 そして一瞬たりとも記録漏れすまいと集中してキーボードを打たれたんでしょうね (勝手に想像してすみませんです)。
なにか、ぽんさんの気迫が伝わってくるようでした。
最後もまた、>強い風に乗って舞いあがった彼女たちの 長〜〜〜〜〜い黒髪が首から肩にかけて絡みついてしまった.... のだめ押しで締めくくりましたネ(^_^ )
「測定会」という1つの大きなピークを超えたような気もするこの第6編ですが、まだまだ このあと2山、3山とありそうですね。なにしろ桜葉嬢の髪の実態が未だですしネ。
本日は日曜日にもかかわらず、超超超超長長長大作の第6編を製作及びご発表くださいまして、 本当にありがとうございました。







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  2. 下図を参考に、メールをお作り下さい(OUTLOOK EXPRESSの例)。

    @(必須).... “宛先” 欄に、bh4su59g0@kcn.ne.jpb と 半角英数字で手入力してください。
               (↑ ウイルス・SPAM防止のために、これは全角英数字です)
    ただし実はこの前と後の2つのbの文字はニセ文字ですので、
    後で送信の直前に消す事になります(→ ステップ V)。
    A.... “件名” は適当で結構ですが、「○○への投稿」という件名だけはしないでください。 (紛らわしくなりますので)
    B(必須).... 当然、本文は“必須” になりますヨネ(笑)


  3. 上の@で 宛先欄に入力した bh4su59g0@kcn.ne.jpb から 前と後の2つのbの文字を消してください
                      (↑ つまり、2つのbで囲まれた h4・・・jp が本当のメルアドなのです)

  4. そして、送信してください。

1日も早く、ウイルス・迷惑(SPAM)メールが絶滅しますように!(激怒)