2009/04/01 更新
撮影:北海道 2002/09/20
'98年、この年に初めて一眼レフのカメラを購入したと思います。野生動物の写真を撮ってみたいと思うのが事の始まりでして。
そして同じ年の秋に、2週間ほどの休みをもらい初めて北海道へ。.....もう10年も前になるんですね。テントを担ぎ、根室、知床、置戸と回りました。初めての北海道は見るもの全てが新鮮で、また多くの人との出会いもありました。知床で、晩に立ち寄った居酒屋で会った漁師さんに鮭漁船に乗せてもらい、帰りに大きな鮭をもらったり。また、置戸の地ではヒグマがいるからと、休みを私のために費やしてくれ一緒に山に登ってくれたネーチャーセンターの方。ガレ場の頂で色々な話をしたのを昨日の事のように思い出します。楽しい旅でしたね.....。
ナキウサギ、この時は姿は見ることは出来なかったのですが、置戸の地でこの小さなウサギの甲高い声を聞くことが。
結局、この時の思いが続いて翌年からしばらくこの動物を求め北へと足を向けることになるんですが。古い日記を見ると、この写真を撮ったときは5度目の北海道になっていました。
9月、北海道の山はすでに秋の色に染まります。ナキウサギも長い冬への準備なのか明け方から忙しく動き回っておりました。岩の隙間から、ちょこんと顔を出す仕草がとても愛らしい小さな動物。
誰もいない山でこのナキウサギと過ごした時間は私にとってとても素敵な一時でした。
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