イネ科
環境: 山地、林、庭、鑑賞用、栽培、多年生竹、群生。
根・茎: 根茎地中を横にはう、根茎先から茎(稈)直立、茎円筒形、茎中空、茎上部でまばらに分枝、茎節から1枝を出す、茎節低い、茎細く強い。
葉: 互生、葉分枝した各枝先に4−7枚掌状につく、葉柄短い、葉洋紙質、葉革質、葉面緑深色滑らか、葉裏白緑色無毛、秋冬に葉縁白色となる、葉卵長形先尖る、あるいは葉楕円長形あるいは葉被針形巾0.4−0.7cm、葉基部円形、葉平行脈。
花: 夏、まれに開花し花序をつくる、花緑紫色、茎に円錐花穂直立、花柄細長い、まばらに分枝し小穂を10数個つける、小穂は数個の花からなる、小穂長0.6cm位、包頴2個小形、護頴大きく先尖る、内頴背肋あり、鱗皮3、花柱3、おしべ6。
果: 頴果楕円長形。
参考: 隈笹の意味、葉縁が枯れて白くなるのを隈(くま)に見立ててこの名、葉は料理、菓子などの装飾用、ヤキバザサ、ヘリトリザサともいう。
遊び方: 舟、 帆掛け舟、ラッパ、亀。 下記参照。
全長: 40- 100 cm
葉長: 13- 24 cm
花径: .2- .6 cm
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遊び方: ヤダケ アズマザサ アズマネザサ メダケ なども同様。
1.舟 @ 葉を、両端から2cm位を内側へ折り、葉脈に沿って、3つに切れ目を入れる
(切れ目は折った両端から1.5cm位、2ヶ所)。
A 切れ目3つの内、外側の2つを内側に曲げ、一方を他方の折れ目に挿し込む。舟の舳先になる。
B 反対側の端も同様に曲げて、挿しこむと舟ができる。
2.帆掛け舟 @ 葉枝を5cmつけたまま、葉をとり、上記@−Bをおこなう。
A 葉枝を舟の真中に立てて帆柱とし、適当な木の葉を葉枝に取付ける。
3.舟その2 スマートな舟
@ 葉と葉枝を切り離し、枝もとっておき、枝に縦に割れ目を入れる。
A 葉の基部(枝のあったほう)を、端から2cm位を内側へ折り、葉脈に沿って、3つに切れ目を入れる
(切れ目は折った両端から1.5cm位、2ヶ所)。
B 切れ目3つの内、外側の2つを内側に曲げ、一方を他方の折れ目に挿し込む。舟の後部になる。
C 葉の先を2−3cm位の所で、主脈と直角に二つ折りにする。
D 2重になった部分を、主脈が折線になるように、折りたたむ。
E 4重になった部分の端下側(三角形)を斜めに折り上げる。(舟の舳先のような形に)
F 舟の先の斜めの部分に、下からとっておいた枝を挿し込む。
G 余分な枝や折葉を切取る。
4.ラッパ @ 葉の主脈を取除き、葉の半分の形を数枚作る。
A 半分の葉を細い方からラッパ状に巻く。
B 1枚を巻き終えたら、別の葉を細い部分から継ぎ足して巻く。
C 20cm以上巻いたら、最後は細い草茎などで縛って留める。
D 吹き口(細い方)を少しつぶして吹く。
5.亀 @ ササの芽(角(つの)のように長く尖っている)を30本位抜いて集める。
A 1本の芽をO形にして、Oのまん中に別の芽を縦に置き、O形の下部(X形に交差させた)と
一緒に3本を、糸で結びつける。(亀の甲の枠となる)
そのとき、縦に置いた芽の太い方は、全体の4分の1程、Oの外に出るようにする。
B O形を縦にもち、上部から下部へ順に、別の芽を水平に刺しこむ(Oと縦の芽の間に)。
C BをO形が甲のようになるまで繰り返す。このとき、水平に置く芽は左右交互に置く。
D Oの先の方の芽を小さいO形に曲げて、先を甲の芽に刺しこむ。(亀の頭とする)
E 亀の甲の縁の芽(余分な芽の部分)を切りそろえると完成。