アズマザサ
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イネ科

環境:川岸、海辺の丘陵、関東以西、多年生竹、常緑笹、群生。

根・茎: 根茎地中を横にはう、根茎先から茎直立、茎円筒形、茎中空、茎径1−3cm位細長い、節間15cm位、節低い、茎緑色滑らか、上部で密に分枝、各茎節から5−7枝を出す。筍5月頃、筍皮緑暗色のち皮白黄色、茎(稈)を固く巻き落ちない。

葉: 互生、葉柄短い、葉掌状に枝先に3ー7枚ずつ斜めに開く、葉鞘無毛、葉鋸歯細かい、葉無毛、冬にやや葉縁白っぽくなる、葉被針形、あるいは葉卵長形先尖る、葉先尾状に尖る、葉基部円形、葉平行脈。

花: 春、5月頃、花緑淡色、紫を帯びる、茎(稈)に花柄側生し、先に3−5個の小穂をつける、小穂線形扁平長3−10cm、小穂は5−11個の花からなる、花皮針形長1.5cm位、包頴2枚小形、護頴大きく先尖る、内頴2竜骨り、鱗皮3、花柱3、おしべ3、ときどき開花すると後に枯れる。

果: 頴果楕円長形尖る、果長1.4cm。

参考: 女竹、マダケの男竹に比べて小型のためこの名。ヤダケ、アズマザサ、 メダケ 、クマザサなどとあわせて「ササ」と総称。厳密には成長後も筍皮が落ちないのを笹(ササ)という。万葉集「はなはだも夜深けてな行き道の辺の斎小竹(ゆざさ)が上に霜の降る夜を」(巻10−2336)。

遊び方: 舟、 帆掛け舟、ラッパ、亀。   クマザサのページ  参照。

 
全長: 300- 600 cm
葉長: 10- 30 cm
花径: .3- 1.5 cm


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