スズダケ
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イネ科

環境: 山地、林、多年生竹、群生。

根・茎: 根茎地中を横にはう、根茎先から粗毛のある皮をもつ茎「筍」直立、筍緑紫色、茎円筒形中空、茎径0.5−0.8cm、各茎節から1枝を出し分枝、茎節隆起しない、枝は葉鞘に包まれる。

葉: 互生、葉分枝した各枝に2−3枚相接してつく、葉基部鞘となり枝を包む、葉裏白緑色?、葉卵長細形先尖るあるいは葉被針形巾2.5−6.5cm、葉平行脈、葉柄紫色長2−3.5cm、のちに葉柄無毛となる。

花: 夏、花紫色、小枝先に円錐花序直立、小柄の先に小穂1−3ずつかたまって互生、小穂は約10個の花からなる、小穂紡錘形(楕円長形両先尖る)、花皮針形長0.7−1cm、包頴2枚、護頴卵形、内頴背肋2本、鱗皮2枚、おしべ6柱頭3個。

果: 頴果卵長形、果褐暗色、果長0.6−0.8cm。

参考: 鈴竹(?)、スズ、ミスズともいう、スズは篠(しの)と同じ、シノダケ(篠竹)はスズダケ、アズマネザサなど細い竹や笹の俗称、篠笛はこれらの竹茎から作る、茎を稈(かん)という。古名「薦、スズ」。万葉集「み薦(すず)刈る信濃の真弓わが引かば貴人(うまびと)さびていなと言はむかも」久米禅師(巻2−96)。


全長: 100- 300 cm
葉長: 16- 30 cm
花径: .3- 1 cm



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