本格的なシルクスクリーン製作の ポイント ヒントのご案内 |
本格的なシルクスクリーンの作品を制作したいのですが、さて どの製法を使って製作したらいいんだろうかという疑問をお持ちの方もおられるのではないでしょうか 切り抜き法タック切抜き法ニュー切抜き法(一版多色法)感光法アイセロ感光法どの製法を使ってもそれぞれの特徴を生かした作品を制作する事はできます。 しかし、一般的には感光法(写真製版)を使って製作されています。そこで、ここではその感光法に関する製法のポイントやヒントアドバイスを掲載いたします。 |
感光法(写真製版)のポジフィルム製作について |
感光法では、ポジフィルムを使って製版します。そのポジフィルムの製作の仕方によってさまざまな表現の作品印刷ができます。 紫外線を遮光する素材でしたらどんなものでもポジフィルムのかわりに使用できます。たとえば、ケント紙のようなものでもかまいません。 通常、切リ抜き法のようにカッティングナイフを使用して製作したい場合は、遮光用マスキングフィルムをカットして製作します。またこの遮光用マスキングフィルムはベタ印刷(塗りつぶし印刷)にも大変便利です。印刷したい所だけのこしてカットしていらない所をとりのぞいて製作します。 手書きでポジフィルム製作したい場合は、マットフィルムにオペークインクやオペークペンを使って描画して製作します。 また、コピー機を使ってのポジフィルムを製作する事もできます。まず、コピーする原稿を用意します。その原稿が、写真のようなものであれば、コピーしたものをまたコピーというように、なんどか繰り返し原稿の解像度をおとしてから第二原図用紙にコピーして製作します。スクリーン版のメッシュによってこれらの解像度を調整します。 パソコンのOHPフィルム出力印刷(インクジェットプリンター)でもポジフィルムを製作する事もできます。この場合同じOHPフィルムを黒印刷出力して使用します。濃度をある程度まであげて印刷して下さい。*OHPフィルムの印刷方法と推奨プリンターは、下記をご覧下さい。 パソコン内のソフトを使って図柄や文字などを編集してポジフィルムを製作したり、スキャナーを使って図柄やデザインを読み込んでポジフィルムを作成することが出来るインクジェットプリンター出力専用OHPフィルムです。 (スキャナーを使って図案を読み込む時、コントラストをおとして読込み、印刷する前に再びコントラストを50%ほどあげてからプリンター印刷すると、濃度のある影のないポジフィルムが作成できます。) このようないろいろなポジフィルム(複数の製法で製作したフィルム)を使って製作する事ができます。基本的には一色、一版ずつ製版しますので、それぞれ一色ずつのポジフィルムの製作が必要です。 |
フィルム製作の種類 | ||
遮光用マスキングフィルムでカッティング | ||
オペークインクやオペークペンでマットフィルムに手書き | ||
第二原図用紙コピー | ||
パソコンでインクジェットプリンターやレーザープリンターを使ってOHPフィルム出力 |
ポジフィルム製作のポイント |
感光焼き付け機(太陽光)を使って紫外線を照射するので、印刷したい所の部分の濃度が必要になってきます。 スクリーンのメッシュの影響があるので、線の太さ・点の大きさは、ある程度必要になってきます。 一色目から順番に印刷しますので、その順序や構成を考えた上でフィルム作りをおこないましょう。 |
OHPフィルムの印刷方法と推奨プリンター |
推奨プリンター/エプソン製・解像度720dpi以上 (注:顔料インクタイプのプリンターでのOHPフィルムの製作は、不可) 印刷方法:印刷→プロパティ→基本設定→用紙種類/PM写真用紙または光沢紙→カラー/黒→@・Aを選択 @推奨設定→高精細→OK→OK→OK A詳細設定→設定変更→印刷品質/スーパーフォト→ガンマ/2、2→OK→OK→OK ポイント:綺麗に濃く仕上げる工夫が大切です。 *上記に関しましては、あくまでも当社での推奨/印刷方法です。 |
感光焼き付け(紫外線・露光)のポイント | |
ポジフィルムをスクリーン版の膜面に完全密着させて露光しましょう。 (完全密着させていないと紫外線が入り込み水現像しても抜けなくなります。) |
|
露光タイムは、スクリーンのメッシュやポジフィルムの条件によってかわってくるので、できれば、テスト露光を行いましょう。 |
|
||||||||
当社E-Mail はこちら!! | |||
いろいろなご意見や感想/価格お問い合わせなど メールしてください。 | |||
製品明細・製品価格・販売問い合わせ・各種質問・ご意見・感想・どんな内容でも お気軽にメール下さい。 スタッフ一同お待ち申し上げております。 |
(C)Copyright 2000 Tachikawakyouzai Corporation. All rights reserved.