昔から広く用いられて来た最もオーソドックスなシルクスクリーンの製版技法です。 技法が簡単で、初めての方にもやさしくきれいにできます。 切り抜き技法特有のシャープな図柄が印刷できます。 *各種原紙(紙製)を用いた版は水に弱いため、水性・インクでの大量印刷には適しません。 |
切り抜きスクリーン・版の作り方 | |
使う材料 グランド原紙 スクリーン枠(シルク100#) グランドワックス カッティングナイフ アイロン | |
下絵を描き、ワックスを下絵の上に塗る。 | 原紙を下絵に密着して貼りつける。 |
下絵のわくの内寸より小さめに描き、グランドワックスを均一に塗る。 | 原紙の光沢面を上にして下絵の上に重ね、スプーンやスキージーで軽くこすって密着させる。 |
原紙を切り抜く。 | 原紙をスクリーンに接着。 |
下絵にそってカットし、刷りたい部分の原紙を剥ぎ取る。 | 切り抜いた原紙の上にスクリーン枠を重ね、アイロンを当てて接着する。 |
ポイント | 下絵の用紙は、厚紙を使用するとカットする時に下絵を切りおとさなくてすみます。 アイロンでグランド原紙を熱接着する際、アイロンを滑らさずポイントづつ押さえるように当てるようにしましょう。 |
切り抜きスクリーンセット |
グランド原紙 | グランドワックス |
印刷サイズ・ハガキ・ハガキ倍版・4倍版 スクリーン枠(絹100#) グランド原紙・プラスチックスキージー グランドワックス3g・解説書 |
サイズ・480×750mm 下絵の上に貼り付けて切り抜き、スクリーンにアイロンで接着して製版します。 |
3g・30g 下絵とグランド原紙を仮接着する為に使用します。 |
カッティングナイフ | 自動アイロン | グランド原紙補強液 |
並製・上製 グランド原紙をカットするナイフです。 |
14.5×7.5p 100V 200W サーモスタット付(0〜180℃) 0〜180℃の範囲で一定の温度が保持できるダイヤル式自動アイロンです。グランド原紙を接着する為の重量、しかも角型ですので、すみの接着も容易にでき、スピーディーに版を作れます。 |
500ml グランド原紙使用の製版スクリーンを水性インクにも耐えられる様、補強する液剤です。スクリーンの上から液を満遍なく塗布し、乾燥後図柄部分を変性アルコールで拭き取ります。補強後の版の再生はできません。 |
再生液(原紙剥離液) | ||
500ml スクリーンに接着されたグランド原紙を剥がし、版を再生するために用います。 |
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