|
「ひろちゃ〜ん、もう朝だよ〜」 由美は弘の部屋に入った。 「ねえ、起きてよ」 弘は全然反応しない。 「ひろちゃんっ」 由美は弘の上に乗った。
「起きないとちゅうしちゃうぞ☆」 そう言って、ゆっくりと顔を近づけていく。 「本気だからね…」 顔にかかる髪を片手で押さえ、由美の唇が弘の唇に触れる。
「朝からハイテンションだな」 「キャッ……」 弘の突然の言葉に驚き、由美は後ずさった。 「顔赤いぞ」 「起きてるなら、い、言ってよ」 「上に人が乗ってるのに起きない筈がないだろ…」 「それはそうだけど………ん?」 「なんだ?」
「えっと…さっきから私のお尻に当たってるのって…」 「朝だからな」 「ひろちゃんのH!」 由美は弘の顔にクッションを投げつける。 「ブッ!…痛ェ…」 弘はゆっくりと上半身を起こした。
「な、なに…」 「Hっていうのはこういうのを言うんだよ!」 弘は由美の背中に手を回して抱き寄せると そのまま倒れるに任せて引き倒す。 「ちょっ…」 由美が弘に覆い被さるような格好になる。
弘は由美の耳にキスをした。 「!」 そのまま耳たぶを唇でくわえる。 「…ゃ」 軽く歯を立て、舌を這わせた。 「…ひゃっ」
「変な声上げるなよ」 「だ、だってぇ〜」 弘は由美の髪の毛を撫でてやる。 そして、由美の首にかかった髪を押さえて首に唇をあてた。 「…ぁ」 「いい匂いがする」 「さっきお風呂に入ったから…」 唇から舌を少し出して、由美の首の上を滑らせる。 「……ハァ」 耳まで朱に染まっている由美。 弘は鎖骨に沿って唇を這わせていった。 「ハァ…ぁ…」
「キスしよっか?」 「あ…うん…」 軽く唇を合わせる。 「舌出して」 「…う、うん」
弘は由美の舌に自分の絡ませた。 「ぅん…」 交じり合った唾液があごを伝って流れ落ちる。 「うぅん…」 弘の舌は少しずつ由美の口内に入りこんでいった。
唇を合わせながらも弘の手は由美の白い太腿を触っている。 その手も少しずつ上に上がっていき、やがて弾力ある臀部に触れた。 そのままスカートの中に手を入れて、下着の上からゆっくりと揉む。
「あむ…ぁ…」 弾力のある膨らみを揉むと、下着が段々と谷間へくいこんでいった。 その下着を引っ張ると由美は微かな喘ぎ声を上げる。 「…あぁ…ん…」
弘が唇を離すと、細く光るものが名残惜しそうに糸を引いた。 「……ぁぁ」 弘は再び首筋に口付ける。 そして、脚の付け根から手を下着の中に入れた。 「あっ……」 恥ずかしさで由美の顔がより一層紅くなる。
少し汗ばんだ肌が吸いつくような感触を弘の手に与えた。 弘は首筋に軽く歯を立てる。 そんな行為も高まった由美に快感を与えた。 「ひろちゃんの唇…温かい…」
弘は突然由美から離れる。 「ほら、こういうのをHって言うんだ。わかったか?」 「うん…」 「分かったら起きるか」 「え…」
「ん?」 「ちゃんと責任取ってよね…」 「ああ…そうだな」 弘は由美に向かって微笑んだ。
END
|
| |