ルネサンスを中心に、ゴシックからバロックまでのイタリア絵画を集めてみました。画家の美術史上の分類はCohohの恣意的なものです。また、画家やその作品の選択は、これまたCohoh の好みによります。解説など詳しくは専門の解説書をご覧ください。(何しろ実物を見たのはほんのわずかで、ほとんどは画集などをみての感想ですから^^; 結局これは、いつかもう一度イタリアへ行き、美術館や教会を見て回ろうと思っているCohoh自身のための予習みたいなものです)。
なお、随時増やしていきますのでよろしく。印のないものは只今ページ作成中または作成予定のものです。
Gothic |
12世紀末から15世紀頃の中世ロマネスクに続く様式で、もともとは建築様式のために使われた用語です。イタリア絵画では14世紀にフィレンツエ、シエナなどイタリア中部でその絶頂期を迎えます。一般に優雅な装飾的画風を特徴としています。 |
チマブーエ(CIMABUE)、 ジオット(GIOTTO )、ドゥッチオ(DUCCIO)、マルティーニ(MARTINI)、ピエトロ・ロレンツィテ、アンブロージョ・ロレンツィテ | |
Renaissance 1 |
15世紀フィレンツエのメディチ家の繁栄とともにその庇護を受け、新しい美術が花開きます。ルネサンス(ヴァザーリの言う「リナーシタ(再生」の仏訳)は古代ローマ文化の再興の意味であり、絵画では幾何学的遠近法や陰影による質感を重視し、写実的、自然主義的な傾向が確立します。 |
マザッチオ、フラ・アンジェリコ(ANGELICO, Fra)、ウッチェロ、フィリッポ・リッピ特別G(LIPPI, Fra Filippo)、ピエロ・デッラ・フランチェスカ(PIERO della FRANCESCA)、ヴェネツィアーノ、カスターニョ、ジョヴァンニ・ベッリーニ(BELLINI, Giovanni)、マンテーニャ、ゴッツォリ、シニョレリ、ボッティチェリ(Botticelli) | |
Renaissance |
15世紀末から16世紀初頭にかけて、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロらの巨匠が輩出し、フィレンツエ、ローマを中心にその天才的才能の発揮によりルネサンスの目指す自然主義を理想美にまで高め完成に導きます。一方ヴェネツィアでは色彩を重視する方法で自然写生の描法を完成していきます。 |
レオナルド・ダ・ヴィンチ(LEONARDO da Vinci)、ミケランジェロ(MICHELANGELO)、ラファエロ、ジョルジョーネ(GIORGIONE)、ティツィアーノ、コレッジォ(CORREGGIO) | |
Mannerism |
1520年頃から17世紀にかけて絵画を中心に現れた美術様式です。以前は盛期ルネサンスの様式を模倣し定型化した衰退期の様式と見られていましたが、近年ではルネサンスからバロックにかけての移行期の中で画家の個性を表し、独創性を追求したものと肯定的にとらえられています。 |
ポントルモ(PONTORMO)、ロッソ・フォレンティーノ、パルミジャニーノ(Parmigianino)、ティントレット、ブロンズィーノ、 | |
Baroque |
16世紀末から18世紀の初めまで行われた美術様式です。語源は≪ゆがんだ真珠≫で不規則な奇怪なものを意味していますが、端正なルネサンス美術に対し、非古典的な劇的でダイナミックな様式です。イタリアではローマ教皇の美術保護によりローマを中心にこの新しい様式が生まれました。 |
カラヴァッジョ(CARAVAGGIO)、カラッチ、コルトーナ |
フィリッポ・リッピ(LIPPI, Fra Filippo)特集(その生涯と作品) | |
「受胎告知」トップページのスライドショークイズの解答です |
参考図書; | ||||||
1.イタリア・ルネサンスの巨匠たち 東京書籍 2.西洋美術の歴史 H.T.ジャンソン、アンソニー・F・ジャンソン著 木村藤田訳 創元社 3.大系世界の美術14、15 ルネサンス美術 学習研究社 4.フレスコ画のルネサンス 宮下孝晴著 5.イタリア美術史 田中英道著 岩崎美術社 6.西洋絵画の主題物語 諸川春樹監修 美術出版社 7.世界美術大事典 小学館 |
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