「Compiz-Fusion」レビュー
かつてコマンド入力だった時代は既に遠く、今や一般向けのPCはどこもかしこもグラフィカルなインターフェースを備えているのが常です。いやはや良い時代になったものですが、しかしさらに先に、一歩進んだインターフェースというのはないものでしょうか。
ということで本日はLinuxの未来的な一品、Compiz-Fusionです。
これがどういうものかというと、3Dデスクトップやアニメーション機能、その他沢山のユーティリティを兼ね備えた凄い環境を提供してくれるソフトウェアといったところでしょうか。
正直なところ、3Dデスクトップだのアニメーションだのというのは客寄せのパンダという印象があったのですが、大いなる偏見でした。実際に使ってみると、視覚エフェクトっていうのは直感的なインターフェース作りに大いに貢献してくれるので、とても便利。Linuxのウィンドウマネージャにはワークスペース切替機能があるのが一般的ですが、これをデスクトップキューブという形で可視化してくれているのがおもな例ですね。この操作感覚に慣れるともう帰ってこれない感じがします。気に食わなければカスタマイズすれば良いだけだし、ここらへんのさじ加減がありがたい。
なお、当方は確認しておりませんが、これだけガリガリ動かしても意外とスペックを食わないようで、そこらへんも素晴らしい。(まあこれだけいろいろできるならグラフィックボードをグレードアップするのも悪くない話ですが。)
まだ開発中のものなので不安定なところもありますが、非常に夢のあるプロジェクトです。ささやかながら利用し続けることで応援してみようかという次第。
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