September 26, 2004

ちょっと溜め込んでしまったが

+ 仕事中だけ「うつ」になる人たち−−ストレス社会で生き残る働き方とは / 小杉正太郎、川上真史

あ、わたしのことかも。

+ 2010年の有望技術・市場 / 日経産業新聞編

たまにはこんなのも読んでおかないと。

+ IT常識力−−「今、知っておくべきこと」が全部わかる! / 高木晴夫監修

まあ、この分野の常識はあるはずなんだけど、念のため。

+ 経済物理学(エコノフィジックス)の発見 /高安秀樹

エコノフィジックスの分野の開拓者がその概要を解説する。これは押えておかなければ。

+ 京都料亭の味わい方 / 村田吉弘

自分じゃ行くことはなかろうが、お呼ばれしたときに恥を掻かないために。

+ 新ジャズ西遊記 /山下洋輔著、相倉久人編

(好きな音楽はと訊かれて)「最近ジャズを聴くようになったんだ」「You are getting old」と言われたのはもう12年も前の話。

+ 詐欺の心理学—騙す側、騙さされる側のココロの法則 / 富田たかし

俺は騙されないぞ、という自信を維持するために。

+ 理系のためのMacで始める研究生活--レポート作成から学会発表まで / 多田眞作

この年になっては理系も文系もあんまり関係ないのだけど、ちょっと本気でMac使いに戻ろうとしているので。

- 経済物理学(エコノフィジックス)の発見 /高安秀樹

物理学者が経済学にアプローチ。経済学者はどう迎え撃つのか?

- 中華料理四千年文春新書 /譚ろ(王路)美

今夜は中華料理にしよう。

-パーネ・アモーレ−−イタリア語通訳奮闘記 / 田丸公美子

翻訳はできても通訳はとてもまねができる気がしない。マイノリティのイタリア語通訳の第一人者が語る裏話の数々ともあれば、通訳の対象はローマ法王以下、各界の要人たちもすくなくなく、一筋縄ではいかない相手やシチュエーションばかり。通訳の「凌ぎ」の技を垣間見させてもらった気がする。豊富なギャグも「シモネッタ」姫の名に恥じないが、下品にならないところはさすが。


- 安心のファシズム−−支配されたがる人びと / 斎藤貴男

人質バッシングから自動改札、監視カメラに至るまで、ファシズムの足音を聞きつけて警鐘を鳴らす。一方、そういうファッショ社会が望ましいと考えている人たちがいるわけだ。

- φは壊れたね / 森博嗣

そろそろこの著者の作品からは卒業することにするかな。

- <数理を愉しむ>シリーズ−−数学はインドのロープ魔術を解く−−楽しさ本位の数学世界ガイド / デイヴィッド・アチソン

高校時代にこういう本に出会えていたならば...

- 新宗教と巨大建築 / 五十嵐太郎

宗教建築を通じて天理教や金光教の実態を学ぶことができた。それにしても、次々と巨大建築を建て続ける宗教の集金能力には感心する。

- 「ほんもの」のアンティーク家具 / 塩見和彦

アンティークは付け焼き刃の勉強をした素人がどうこうできる世界ではない。信用できるプロをみつけて、素直にまかせることにしよう。


Posted by meta-o at 02:41 AM | Comments (0) | TrackBack

September 12, 2004

今週の積ん読

+ ダーウィン文化論−−科学としてのミーム / ロバート・アンジェ編

日本語のミーム本はパスできません、はい。訳者のひとりは佐倉氏だし。

+ パーネ・アモーレ−−イタリア語通訳奮闘記 / 田丸公美子

イタリアもの、通訳もの、米原万里解説、とあれば、買わずに本屋を出ることができませんでした。

+ Φは壊れたね / 森博嗣

惰性というか、なんというか。とりあえず買ってしまいました。

+ あなたを護る反論術 / 萩谷雅和

降りかかる火の粉は払わなければ。

- 京都人の舌つづみ / 吉岡幸雄

自分で肥えた舌をもつより、他人の舌で味わったものを読んで楽しむ方がお得なような気がしてきた。

- コンピュータ科学者がめったに語らないこと / ドナルド・E・クヌース

コンピュータサイエンスの神様が神様をハックする。敬虔なルーテル派信者である著者がMITで行なった連続講義(とパネル・ディスカッション)の記録。乱数をテーマにした教科書も書いている著者は聖書のランダム・サンプリングを実行に移す。新約/旧約聖書のすべての3章16節を抽出し徹底的に調べる。さまざまなバージョンの聖書にあたり、ヘブライ語やギリシャ語にまで手を出す。その成果(3: 16 : Bible Texts Illuminated)を出版するにあたり、TeXやMETAFONTの作者である著者は、世界中のカリグラファーに依頼してそれぞれの3章16節のうちの一節をポスターにしてもらい、それを自分でディジタル化する。そんなところばかりおもしろがって読んだが、米国の一流大学の中でも少数派の信仰者が科学と信仰の折り合いをつけている様が垣間見える。

- 猫と写真の時間 /藤田一咲

やっぱり仔猫を使うのは反則技じゃない? 「仔猫マーケティング」と名付けることにしよう。

- 学者の値打ち / 鷲田小彌太

古今のセンセイ方を一刀両断、採点表がこわい。だれか、ぜひとも理系のセンセイ方を採点してください。

- リアルオプションの思考と技術 川口有一郎

オプションはデリバティブだけじゃなかった。

Posted by meta-o at 02:36 AM | Comments (0) | TrackBack

September 07, 2004

控え目な積ん読

今週はちょっと手抜きで失礼。

+ メトロセクシャル / マイケル・フロッカー

「メトロセクシャル」はネット上の流行語(?)のランキング・サイト(wordspy)で上位にランクされていて気になる言葉。本になっていたので買ってみた。

+ 人脈づくりの科学—「人と人との関係」に隠された力を探る / 安田雪

スモール・ワールド仮説や、アルバート=ラズロ・バラバシの「新ネットワーク思考——世界のしくみを読み解く

の延長上の本のようなので。

- 図書館に訊け! / 井上真琴

本を借りて読むだけが図書館の利用法ではなかった。「灰色文献」、目録、レファレンス・ブック、レファレンス・サービス、相互利用サービスなど、図書館の機能の「しゃぶり尽くしかた」が紹介されている。わたしが新刊書店やインターネットばかり利用して図書館にあまり足が向かないのは、他人よりすこしでも新しい情報を早く手に入れたいという気持が強く、歴史的な資料の調査まで手がまわっていないからだ。でも図書館には学術雑誌もあるし、図書館再入門してみようかなという気にもなったが、本屋で買う本だけでも読みきれないのにこれ以上どうしたらいいんだろう?

- オープン・ソリューション社会の構想 / 国領二郎



- 逃亡作法 TURD ON THE RUN / 東山彰良



Posted by meta-o at 12:07 AM | Comments (0) | TrackBack