September 12, 2004

今週の積ん読

+ ダーウィン文化論−−科学としてのミーム / ロバート・アンジェ編

日本語のミーム本はパスできません、はい。訳者のひとりは佐倉氏だし。

+ パーネ・アモーレ−−イタリア語通訳奮闘記 / 田丸公美子

イタリアもの、通訳もの、米原万里解説、とあれば、買わずに本屋を出ることができませんでした。

+ Φは壊れたね / 森博嗣

惰性というか、なんというか。とりあえず買ってしまいました。

+ あなたを護る反論術 / 萩谷雅和

降りかかる火の粉は払わなければ。

- 京都人の舌つづみ / 吉岡幸雄

自分で肥えた舌をもつより、他人の舌で味わったものを読んで楽しむ方がお得なような気がしてきた。

- コンピュータ科学者がめったに語らないこと / ドナルド・E・クヌース

コンピュータサイエンスの神様が神様をハックする。敬虔なルーテル派信者である著者がMITで行なった連続講義(とパネル・ディスカッション)の記録。乱数をテーマにした教科書も書いている著者は聖書のランダム・サンプリングを実行に移す。新約/旧約聖書のすべての3章16節を抽出し徹底的に調べる。さまざまなバージョンの聖書にあたり、ヘブライ語やギリシャ語にまで手を出す。その成果(3: 16 : Bible Texts Illuminated)を出版するにあたり、TeXやMETAFONTの作者である著者は、世界中のカリグラファーに依頼してそれぞれの3章16節のうちの一節をポスターにしてもらい、それを自分でディジタル化する。そんなところばかりおもしろがって読んだが、米国の一流大学の中でも少数派の信仰者が科学と信仰の折り合いをつけている様が垣間見える。

- 猫と写真の時間 /藤田一咲

やっぱり仔猫を使うのは反則技じゃない? 「仔猫マーケティング」と名付けることにしよう。

- 学者の値打ち / 鷲田小彌太

古今のセンセイ方を一刀両断、採点表がこわい。だれか、ぜひとも理系のセンセイ方を採点してください。

- リアルオプションの思考と技術 川口有一郎

オプションはデリバティブだけじゃなかった。

Posted by meta-o at September 12, 2004 02:36 AM | TrackBack
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