みなさん、クソゲーはお好きでしょうか?
おそらく、ほとんどの人がこの質問に「NO!」と答えるかと思います。 しかし、ゆきの経験上、ほとんどの人がクソゲーをプレイしたり、クソゲーについて話したりしてるとき、楽しそうな顔をしています。 いやよいやよも好きのうち、口では嫌がっていても体は正直といったところでしょうか。
いつのまにか、ゲームはクリアできて当然のものになってしまいました。 それこそ、クリアできないようなゲームは、即座にクソゲーの烙印を押されて晒し者決定です。 しかし、昔はクリアできなくて当然というゲームが平気で溢れていました。 当時はそんなゲームばかりだったので、子供の間では勝手な噂がいいように広まります。
例えば「ドラゴンボール 神龍の謎」は、後半になるとピッコロが登場するという無茶苦茶な話を聞きました。 たしか、これが発売したときは天津飯さえ登場してなかったと思います。 もし本当にピッコロが登場するなら、このゲームを作った人は予知能力者です。 もしくは、鳥山先生がパクったか。
また、他にもマリオブラザーズで100面まで行くとサーベルタイガーが出現するという、頭のどの部分で考えるとそんな発想が出てくるのかわからないような噂までたっていました。 もちろん、誰一人として信じてませんでしたけど(笑
そういうわけで、子供達にとってクソゲーもまたひとつの文化でした。 子供達はスペランカーにはまり、いっきで熱くなり、カラテカで盛りあがっていたのです。
そう。みんな、なんだかんだいいつつもクソゲーを愛していました。 程度の差はあるけど、これは誰でもだと思います。
けれど、誰もがそれをどこかで忘れてしまいます。 スーパーマリオの面白さを知ったとき。ドラクエをプレイしたとき。 もっとマシなゲームがあることを知ったとき――――
99,9999999……ぐらいの人達は、自らすすんでクソゲーを買ったりしません。
けれど。
ほんの一握り……………… 他にいいゲームがあっても、あまりのクソゲーっぷりにイヤになってきても、 決してクソゲーをプレイすることをやめない人がいます。
――バカバカしいけど。
そんなバカゲーマー達の祭典、第4回クソゲー竜王戦の開催が決定です。
(200111)
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