投資として成立させるために

利益をあげること

利益をあげるためには馬券を的中させることから始めなければならないのは当然ですが、
的中させることだけを考えるのではなく、きちんと利益の出る方法で馬券購入を行わなければなりません。

例えば１２頭立てのレースで単勝を１番～１２番まで全て購入すると必ず的中しますが、
この方法では利益を確保し続けることが不可能なのはご理解頂けると思います。
利益をあげるということは適度な投資方法で的中させることが重要です。

利益確保の継続性

競馬において一時的に利益を確保することは、それほど困難なことではありません。
例えば馬券を常に１００円ずつ１０点購入している人（Ａさん）が２００倍の万馬券を的中させたとしましょう。

Ａさんは一時的に多大な利益を得たことになりますが、この利益確保の継続性については疑問が残ります。

次に利益確保の継続性についてですが、このＡさんが２０レースに一度２００倍の馬券を必ず的中させていたと仮定します。

Ａさんは毎回１０点の馬券を１００円ずつ買っているので２０レースで２００点の馬券を購入、
２万円の投資をして、２万円の払戻しを受けているので回収率は１００％です。

また、同様に毎回１点の本命馬券を１００円ずつ購入するＢさんは２レースに１度２倍の馬券を的中させています。Ｂさんも回収率は１００％であることがわかります。

ＡさんもＢさんも回収率が１００％ですが、あなたならどちらのタイプが利益確保の継続性が高いと考えられるでしょうか？

答えはＢさんです。
 

ここで的中率の考え方が出てくるのですが、
Ａさんの的中率は１÷２０で５％、Ｂさんは１÷２で５０％です。

これは非常に単純で意味の無い数字なのですが、本題はここからです。
実は逆にこの確率からハズレ続ける可能性を割り出すのです。

Ａさんは２０レース以上ハズレ続けると利益がマイナスになります。
Ａさんが２０レース連続でハズレ続ける確率は、
　　（１－０．０５）の２０乗　=　３５．８％
となります。

また、Ｂさんは２レース以上ハズレ続けると利益がマイナスになります。
Ｂさんが２レース連続ハズレ続ける確率は、
　　（１－０．５）の２乗　=　２５．０％
となります。

よって、結果的に同じ期待率なら本命サイドでより多く的中させるほうが利益確保の継続性が高いと裏付けられます。
※あくまでも的中する馬券と的中率が一定であると仮定しての結果です。

リスクの回避

投資を成立させるためには予想が完璧である必要がありますが、１００％的中する予想は存在しません。

そこで、投資を成立させるため、不的中時の損失（リスク）を如何に少なくして、取り戻すかという考え方が必要となります。

一般的に不的中時の取り戻しは机上の空論などと言われ、現実的ではないとされていますが、不可能かと言うとそうではありません。

【投資競馬に最適な】競馬ソフト『競馬無双(keibamusou)』では予想の的中率と投資方法のバランスに重点を置き、さまざまなシーンに適合するよう投資方法を選択できるよう設計されています。

累損回収方式と均等方式

累損回収方式とは不的中時の損失を的中時に全て回収して利益を確保する方式です。
均等方式は常に指定した馬券を均等に購入する方式です。

均等方式についても様々な利用法が考えられますが、
ここでは累損回収方式について詳しく説明します。

まず、例としてルーレットの必勝法と言われた「マーチンゲール法」を用いてご説明します。

このマーチンゲール法は単純で机上の空論といわれており、投資が破綻するモデルのように言われます。
 

マーチンゲール法は２倍の払戻しのあるゲームに利用します。

まず、１００円の掛け金で掛けます。当たった場合は２００円の払戻しがあるので１００円の利益がでます。不的中の場合は次に倍の２００円を掛けます。

的中すると４００円の払戻しがあるので、最初に負けた１００円と今掛けた２００円を差し引いても１００円が利益になります。このように、不的中が続けば倍、倍、倍と掛けていき、的中した段階で最初に掛けた金額分利益を確保できると言う仕組みになっています。

これがなぜ机上の空論と呼ばれるようになったかと言うと、２つ大きな問題点があります。
１つは、掛け金の増加量が著しい事。もう一つは通常ＭＡＸベットを超える掛け金を掛けることができない事です。

競馬への応用

競馬へ応用した場合、競馬には掛け金の上限が無いので、ＭＡＸベットの問題は発生しないように思いますがそうではありません。

競馬の払戻額はオッズで表現され、大金を投じることによりオッズが変化するということが問題です。もちろん中央競馬が対象ですので、オッズが変化するほど大金を投じる事は困難でありますが、これは実質的にＭＡＸベットが存在するということになります。

よって、この問題を解決するためには次のいずれかが重要になります。
 

　・ＭＡＸベットに到達するまでに的中させる。

　・ＭＡＸベットに到達しないような金額で投資を開始する。

　・ＭＡＸベットに到達しないように資金増加を抑える。

　さらに競馬への応用で新たな問題点は２つあります。

　・オッズが一定でないことと複数点の馬券を購入すること。

　・オッズが時々刻々と変化すること。

【投資競馬に最適な】競馬ソフト『競馬無双(keibamusou)』ではこれらの全ての問題を解決できる機能を搭載しています。

 

期待率

マーチンゲール法で言う払戻しが２倍という点に相当する数値で、期待率で表現すると２００％となります。

馬券を１点しか購入しないのであれば、３．５倍は３５０％、１．５倍は１５０％と言う表現になりますが、馬券を複数点購入しますのでこれらを総合して回収率がいくらになるのかを表現するのが期待率ということになります。

また、逆に言うと複数点の馬券を指定して期待率が２００％になった場合、
２倍の馬券を１点購入したのと同様になるということです。

これにより、オッズが一定でない複数点の馬券を一点としてみなすことができるのです。

オッズ調整率

オッズが時々刻々と変化することは、投資にとって非常に脅威となります。

なぜなら投資金額を計算した時点ではその投資金額で損失金額を回収し、
利益を確保できる予定ですが、実際に確定した段階でオッズが予定より下がっていれば利益が少ないどころか、マイナス収支になることも考えられるからです。

そこで【投資競馬に最適な】競馬ソフト『競馬無双(keibamusou)』では、できる限り安全に投資できるようにオッズ調整率でオッズを調整することができます。

例えば、馬連馬券であれば、確定時に１割程度の下落率までは利益がでるよう、３倍の馬券を２．７倍に調整して期待率を算出できます。

これにより、より安全な投資となるのです。