2005年3月の独り言。
日記というほど頻繁には書けないと思いますので。



2005年3月31日(木) BBSがつながりません…
teacup、色々いじっているようですね。

さてFSUで読んだだけでSOIのサイトで確認はできていないのですが(SOIのサイトはもともとつながりにくい)、雪ちゃん達は結局5月のSOIカナダツアーもキャンセルしたそうです。
よかったよかった。しっかり養生してほしいものです。

思えば2年前、ワシントン世界選手権で雪ちゃんが大怪我をしたおかげでその後のツアーが全てキャンセルになり、プラスSARSが蔓延したせいで中国勢は北京を離れてあまり環境のよくない場所で練習をしなければいけない時期がありました。後から振り返れば、逆にその練習のできない環境が雪ちゃんのケガの養生という面ではプラスに働いたんじゃないかという気がしています。(実際どうだったのかはもちろん知りません)

まさに災い転じて福となす。今回もそうです、きっと。


2005年3月28日(月) モスクワ世界選手権 雑感
今回モスクワ行きを決めたのはスーパーアウェーで戦う雪ちゃん達の応援をしたいというのもありましたが、「問答無用のスケート王国、ロシア」で一度はスケートを見たかったというのも理由だったりします。
72時間しかいられませんでしたが、行けて本当によかったです。

で、その見たかった観客の印象なのですが。
熱い。

そこは名にし負うスケート王国、他の国の選手の演技にも反応はいいのですが、ロシアの選手が出てきた時の盛り上がりはただ事ではありませんでした。席のあちらこちらでロシア国旗が振られ、向きと組み合わせが微妙に違いますが会場全体がトリコロール状態になります。そして自然に起こる"Ро・ссй・я! Ро・ссй・я!(ロ・シ・ア!ロ・シ・ア!)"のコール。ウォームアップの間ずっとこれが続き、スケートというよりはさしづめサッカー会場のようなのです。
(確かに近くにはサッカーのスタジアムがあり、会場で売っているグッズも手に持って振るのにちょうどいい棒つきの国旗やロゴ入りタオル、ホイッスルでサッカー会場のをそのまま持ってきたんだろうと突っ込んだものですが)

私は視点の一部をカナダに置いてしまっているので、ついカナダを比較対象に出してしまいます。自国の選手が出てきた時のカナディアンの熱さも大概ですが、ロシアンはそれ以上。日本のような中立国の会場の観客席にロシアンとカナディアンを半分ずつ入れてガチで対決させたら、カナディアン絶対負けます。
カナディアンは陽気で明るい空気から熱くなるのですが、ロシアンは氷から一気に沸点に達する勢いなのです。カナダとロシア、緯度は似た所にある国なのですが、観客の印象がここまで違うのは不思議なところでした。


といってもロシアという国が日本とは別世界にある国というわけでもなく。


以前日本の事を「親ロシア圏」と書いたことがありましたが、実際現地に行ってみて日本の観客とロシアの観客はよく似たところがあるように思いました。
まずは観客層。成人女性がほとんどです。それも20−40才台が大半で、お年寄りや男性、家族連れの割合がかなり少なかったです。ロシアコールを聞けば一目瞭然、黄色とまでは行かなくてもかなり女性が主体の声なのです。
そして演技への反応の仕方。フラメンコやタンゴのようなはっきりしたリズムになると、すぐに手拍子が起こるノリがとてもよく似ています。
(演技のノリがいい国でも、リズムに合わせて手拍子で後押しすることはないところもあります)
あと有力選手に対しては一通り平等に盛り上がり、北米とヨーロッパの選手の間で差がなかったというのが個人的にはフェイントでした。初ロシアのジェフリーやゲイブルもちゃんと人気があり、ロシアの試合に出た回数も関係ないようです。
あと、意外に可愛い男の子に弱いところもあるようです。韓国と同様、大ちゃんに黄色い歓声が起こっていましたし、ジョニーちゃんも人気ありましたね。もっともこれはロシアと日本…というよりむしろ万国共通なのかもしれません(笑)


2005年3月25日(金) 約1/15の選択
会社の同僚にモスクワの写真を見てもらいました。24枚綴りのミニアルバムで風景編1冊、演技写真編で1冊。相手はスケートファンでない一般の人達なので、彼女達がなじめるように誰を見てもらおうか、非常に悩みました。
限られた時間で番組を編集しなければいけないメディアの苦労が少しわかった気がします(笑)。

ちなみに選んだ内訳は、(一応反転しておきます)
男子ショート:大ちゃん、プル(各1枚)、公開練習の雪ちゃん達(2枚)
女子予選:美姫ちゃん(2枚)、ミシェル(1枚)、すぐりん(4枚)、スルツカヤ(1枚)、しーちゃん(2枚)
ペアフリー:メダリスト3組、表彰式各1枚、
オリジナルダンス:木戸さん達、ベルビン組、ナフカ組各1枚、
男子フリー:大ちゃん、ランビエール、表彰式各1枚です。 
ジャンクSportsを見てすぐりんに情が移っている人がいるので彼女を少し増やしたのですが、そのツケが男子フリーに来てしまいました。ちょっと多かったかな…(^_^;)


今日はワールドカップ、テヘランでイラン戦ですね。
モスクワで実感しましたが、応援はアウェーでやってこそなんぼのもんです。
行き先の安全と体調と資金ぐりのバランスをとりつつ、応援がんばれ!


2005年3月24日(木) 更新のお知らせ
公開練習、フリーウォームアップのレポートを写真を追加し、別ページにアップしました。
20日の日記のリンクからご覧ください。

……これで雪ちゃん達がらみでモスクワから持って帰ってきたものは全部形にしたはずです。うん。
あとは投げ物の写真ですし。


2005年3月22日(火) 世界選手権終了後の火曜日
というのは海外でフル観戦をされた方々が日本に帰ってくる日です。あ、選手もか。(←ずれている)
お帰りなさい、お疲れさまでした!

今回は久しぶりの世界選手権観戦ということで、何やら現役復帰をした気分でした。それで実感したことなのですが。
……ワールドはフル観戦に限りますよね……


今回私はモスクワにほぼ72時間いたわけですが、世界選手権の観戦生活でいろいろなことがわかりかけた状態でした。
金銭感覚の修正。現地価格でご飯や水を買える店。
一部のキリル文字の発音。
ホテル近辺、ひとつ先の曲がり角にある風景。
地下鉄の乗り方、乗換えをするのに一番効率のいい乗車位置。
会場の観客層。北米からのツアー客の面々。
現地で滞在する上でのコツらしきものがだんだんわかってきたところで帰らなければいけなかったのは切なかったです。しかも四大陸と違って試合がまだ続いている状態でしたから。会社の同僚に「帰りたくないー」とメールしたぐらいです。


2005年3月21日(月) 続・戦いの軌跡
(いや本当は前のと一緒に一気に作りたかったのですが…写真ができたら別ページにまとめてアップします。)
10日の日記にも書いていますが、現地での練習中のケガで韓国四大陸を棄権した雪ちゃんと宏博兄さんは、ケガの治療と練習を同時進行で行っている状態だったようです。シナスポーツの記事内容が全てわかりはしませんが、ぎりぎりの状態にいるのだろうなと思っていました。試合前の追い込みとは別の意味で。

個人的に「ファンとしてこうありたい」と思っている姿があります。それと同時に、「これは許せない」という姿も。
試合内容に重点を置く選手に、成績を期待すること。
「勝ちたい」と鼓舞している選手に、「試合を楽しむ」ことを願うこと。
ケガ上がりの選手にベストの成績や試合内容を期待すること。
最高順位10位の選手に、メダル獲得を期待すること。
選手が目指しているものと別のものを願うことは、ファンとしてのプライドが許さないのです。かといって、「目指しているものがかないますように」という抽象的な言葉ではすませたくない。自分の言葉で祈りたい。

「今」の雪ちゃん達に何を祈ればいいのか。どう視点を定めればいいのか。
自分自身の姿勢がいまいち定まらない状態のまま、モスクワへ出発するような状態でした。


雪ちゃん達の欠場を覚悟しながらモスクワに行き、実際のところ二人は棄権をしてしまったわけですが、「見られなかった」という思いは全くありません。公開練習とウォームアップを見たのは、本番の演技を見られたことに劣らないほどのものがありました。出場か棄権か、ぎりぎりの状態の一角を見られたのですから。
ウォームアップの終盤で宏博兄さんがコーチと話し込んだ時点で棄権を確信しましたが、それでいい――と思えたのは、それまでの過程を見ていたからでしょう。それと同時に、棄権のニュースだけを聞かされた他の方のショックも思いやられるわけで。

出場する予定だっのにケガで欠場、あるいは棄権をする選手達の裏にはそれぞれに過程があるということなのでしょう。
ある選手はエントリーの時点で取りやめ、控えの選手に場を譲る。
ある選手は試合開始前の公式練習の時点で取りやめる。
ある選手はショート終了後で棄権する。
ある選手はウォームアップの時点で。
どのケースでも「棄権」という言葉でしか歴史には残りませんが、ぎりぎりの状態にいる姿を目にすることができるかどうかで、ショックの大きさや認識が全く違ってくるものなのかもしれません。
今回の観戦はその過程の氷山の一角を見られたことで、二人から何か大きなメッセージをもらったような気がしています。その幸運に感謝するわけです。


……本人達にはある意味失礼な話ですが、かけ離れた世界で勝手に盛り上がるのがファンというものということでご了承を。すみませんね独り占めしちゃって>他の雪ちゃん達ファンの皆様



……まあ、4年前と似たような心境になるとは思いませんでしたが。

ソルトレークシティーオリンピックのシーズンに「バンクーバーワールドのエルビスを生で見たエルヴィストに怖いものなどそうそうないわ!」と高笑いしたものでしたが、今回の場合「モスクワワールドに行ってきた申趙(しぇんつぁお)ファンに怖いものなどないわ!」という気分です。

棄権した選手のファンの皆様、ファンはファンなりにがんばりましょうね。これを乗り越えれば、怖いものはそうそうありません。


2005年3月20日(日) 戦いの軌跡
というわけで、隠れ家(エルミタージュ)に美術品を溜め込んでいる国に行ってきました。
まずは見にくかった現地からの書き込みを変換しなおし、少し書き足します。

公開練習

フリー ウォームアップ


2005年3月10日(木) カウントダウン
四大陸日記を書いているうちに世界選手権も来週になりました。来週の水曜日はペアフリーの日です。中国チームや大ちゃん(おはよう朝日です見ました)をはじめ、多くの選手がモスクワへ今日出発しているのでしょう。

さて四大陸以来状態が心配な雪ちゃん&宏博兄さんですが、世界選手権を控えてあれこれ記事も出てきています。
練習を再開する前、雪ちゃんはもっぱら宏博兄さんの治療につきそっていたとか(こちら)、取材中の記者がフラッシュをたいたせいで雪ちゃんが転倒し、病院に行く騒ぎになったとか(こちら)(その記者、解雇ものですね…カメラの技能面でも能力が疑われるところです)、そのせいで取材規制(?)がしかれる中二人の練習光景を見ることができた人の記事とか(こちら)
宏博兄さんの左足の具合はかなり悪いようで、2003年の雪ちゃんの状態を引き合いに出されるぐらい。もともと左足に爆弾をかかえていたようでもあります。

ファンとしては何を祈ればいいのか整理がつかないところですが、とにかく事態が二人にとっていい方向に進みますように。
あ、そうだ。今度はあったかい部屋用意してよ!>ロシア連盟
(注:03年ロシア開催のファイナルで泊まった部屋は暖房のききが悪く、雪ちゃんは風邪をひいてしまったそうです)


2005年3月6日(日) 四大陸日記・2+5/7(2月17日 女子ショート第5グループ)
第4グループの余韻を引きずっているのか、第5グループで演技をする選手達の写真を撮っていても演技の印象が頭に残らない。Orozco(メキシコ)、独特のパッションが密かに気に入っている選手なのだが…それも印象に残っていない。(2Aおてつき、2サルコウステップアウト+1トウ、3トウ両足)

Michelle Cantu(メキシコ)は第4グループで滑ったAna Cecillia Cantuの妹で、ドルトムント世界選手権で予選を通ったのを見てぶっ飛び、初めて存在を知った選手。「メキシカンが予選通った!」とFSUでも話題になっていた。
姉が失敗した3ルッツ+2トウをあっさりきめる。フリップを転んでしまったが、見事なかっ飛ばしっぷり…もとい、スケーティングのスピードが今まで見たメキシコ選手とは違う。ステップでバランスを崩したりもしたが、そりゃジャンプきめたら予選も通るわ……。
リカルド先生から始まって色々なメキシコ勢を密かに注意して見てきたが、アイスダンスの組といい、メキシコにも新しい時代が来ているのかもしれない。そういえばジュニアグランプリが毎年開催されている国なのだ。


気がつけば第5グループ終了、最終順位の表示。
Joanne Carter(オーストラリア)とカナダの選手(Vucky Boissonneault)がフリー最終グループ!?
確かに二人共いい演技だったが、これにはかなり驚いた。しかしメモを見ていくと4位以下の選手達は何らかのミスをしており、点数的にはかなりの接戦。アイスダンス以上にフリー次第でどうにでもなりそうだ。
これは新採点ならではのことだろう。


Aさんによると、会場の近くに1軒だけ食堂があるらしい。朝からほとんど何も食べていないPさんと一緒に向かう。
焼肉がメインの店のようだが、今は鍋が食べたいのよ〜。メニューを見ると、チゲはある。あるものの、キムチチゲや豆腐チゲなどの定番チゲがなくて「※◇チゲ」のオンパレード。うわーわからんー!
ダメもとでガイドブックを見せて豆腐チゲはないのかおばちゃんに訊いてみる。豆腐チゲはなく、「ヘムル(海産物?)〜○×、ドゥブ(豆腐)〜△▼」と言っていることから海産物と豆腐半々のチゲならある…らしい?よくわからないが、わからないなら食ってまえ。ということで「じゃあその鍋ください」と二人分注文する。
…勢いに任せて注文してしまったが、Pさん辛いもの大丈夫だったっけ……?

〜〜〜〜〜!(注:口から火を噴いています。)
長ネギと思ってたら青唐(青唐辛子)だった――(泣)!

いや正確に言うと、緑色の具のすぐそばのスープを飲んで、辛さのあまりに口から火を噴いてしまったのだ。直接食べていないのに、辛味成分が周りに濃くしみでているとは恐るべし青唐辛子。ニンニクや唐辛子の辛さが好きな人にとっては韓国料理は至福の料理。しかし青唐辛子だけはご用心。
鍋を食べてあったまったが、口から火を噴いて水を結構飲んでしまったので結局体感温度はプラスマイナスゼロ。会場が暖かいので、まあいいでしょう。

そんなこんなで会場へ。
貴賓席の周りに係員がついていて通れなくなっている。3階席まで遠回りをしている途中で到着したばかりのmさんとばったり。さあ、ペアフリーだ。


2005年3月4日(木) 四大陸日記・2+4/7(2月17日 女子ショート第4グループ)
第四グループには美栄ちゃんとすぐりんがいる。この二人が出てきたことで、やっと試合を見ている実感が得られた。出場選手の中で力がとび抜けているこの二人のウォームアップが周りの観客にどう映っているのか、観察する余裕はない。
美栄ちゃんのダブルアクセルの高いこと!それからもルッツやフリップをバンバン跳んでいく。ここ何回かの試合で見ている彼女のウォームアップは緊張感というか閉塞感が漂っていて、久々にかっ飛ばす勢いのジャンプを見たような気がする。大丈夫大丈夫、すっかり左うちわ状態。
すぐりんは飛ばしてはいないものの確実に跳んでいて、全日本のショートの時に似た印象。目つきが少しきついのが気になるが、三角にはなっていない。まとめてくれるだろう。


美栄ちゃんはミスをしないとわかっていたものの、きめてくれると盛り上がる。フリップの後のお茶目なポーズに笑顔。全日本と違って持続していて、最後の方は曲のテンポまで飛ばしそうなノリっぷり。これが見たかったのだ!これだけノリノリの演技を見ると、最後のスピンで乱れたのもご愛嬌の域と思えてしまう。
フィニッシュの後に小さくガッツポーズ。どう、見た?見た?観客にも彼女のキャラクターは伝わったと思う。確かにこの曲は美栄ちゃんにしかできません。

Na Hou(中国)は140cm前半に見える身長で、ジュニアを通り越した子供体型。あなた年いくつよ!?(後日確認:16才)オープニングにダブルアクセル、ルッツをオーバーターンしてセカンドジャンプがシングルになったが、フリップはきめた。体の割にジャンプはそれほど低くなく、回転不足の印象もない。そして何より飛距離がすごい。体の柔らかいジュニア選手らしく、技から技へのオンパレード。スピンもすごかった。

群集のどよめきしか聞こえていなかった会場に個人的なグループ応援の声が初めて響く。声の主はメキシコ男子選手達、Ana Cecilia Cantuの滑走。
北京四大陸で見ているのだが、ルッツに挑戦するような選手だったっけ!?思いきりよくジャンプを踏み切ったが、オーバーターンしてセカンドジャンプがシングル。フリップもほとんど転倒。ジャンプのミスが続くと演技そのものも沈んでしまいがちだが、後半への盛り上がりをうまく演じていた。

Lesley Hawker(カナダ)はルッツのコンビネーションをこらえたが、ソロジャンプでほとんど転倒。
いやその…いい表情をしているといえばそうなのだが、笑顔が貼り付いているといった方が近い表現かも……(^^;)
彼女のショートの曲名は"smile"。演技中テーマにそった表情を保ち続けることは、フィギュアスケートにおいてとても大切なことです、はい。

すぐりんもウォームアップの印象どおり、確実にジャンプをきめていく。全日本といい、何かジャンプの質が変わったような気がする。
色々楽しいピンクパンサーだが、中盤で何かに追いかけられて逃げていくような時の表情が笑えた。実はこのプログラムをジャッジ側から見るのは初めて。こんな顔してたのか…というか、あのすぐりんがこんな表情をするとは!それからもちょこちょこと仕掛けが出てくる。このプログラム、本気でおもしろい。
この時点で1位につけたが、美栄ちゃんとの点差は3.4。実質的には二人が1位タイというところだろう。カークもきっちりノーミスできているので、フリー次第でいくらでも状況が変わる。一番いい試合展開になってくれた。

そしてすぐりんの点数発表とほぼ同時にメディア席の人達がまたもやぞろぞろ上がっていく。
お〜〜〜〜〜い(^^;)


2005年3月3日(木) 四大陸日記・2+3/7(2月17日 女子ショート第2、3グループ)
台湾の顔、Diane Chenは縦ロールの入ったポニーテールはやはり健在。(しつこい)珍しく露出の高い衣装で、えらく体を絞ってきたような気がする。そして珍しくシャープな曲。
ジャンプはダブルアクセルをきめたものの、3ループステップアウト+2トウ、3サルコウを転倒。しかしそれ以外の部分がうまくなったような気がする。
そして演技に「すぐりん」が入っているような気がする。
(注:第一グループと思っていた彼女は実は第二グループだったので再録しました)

中国女子の一番手になりそうな勢いのYan Liuちゃん。オープニングのループをオーバーターンしてしまったが、フリップからのコンビネーションをきっちりきめた。長身でスタイルがいいのは2年前に北京で見た姿そのまま。カルメンを優雅に演じるところは舞ちゃんに似ている。

方丹ちゃんは少し体つきが丸くなって雰囲気が大分変わった。最近調子を落としているようなのだが、関係があるのだろうか?トレードマークのルッツを勢い余って派手に転んでしまったが、フリップをとっさにコンビネーションにして笑顔が出る。それからも彼女らしい演技でキス&クライでも明るい表情だった。

南アフリカの顔、Shirene Human!3トウで手をつきながらも2トウをつけ、フリップに挑戦してきたのはあっぱれ。(転倒)しかし曲が"Kissin' You"(ディカプリオ主演「ロミオ+ジュリエット」のサントラ)。タイタニック、ウィンターと何気にメジャーな曲好きなのだろうか、彼女は…(笑)

実は私、オーストラリア国旗も持っていたりする。
使うつもりだった人はいつの間にか消えてしまったが…ここで使わないと使う機会がないのだ。

マンザノ(オーストラリア)はルッツをステップアウトして2トウをつけたが、フリップがシングルになってしまう。嘘でしょう〜(泣)きれいなピアノ曲をベテランらしく滑ってきたが、ここまでミスをしてはどうしようもない。アジアの若い選手達に大方抜かれる37.64。


第2グループが終わって製氷になり、学生の団体が帰ってしまって会場が少し寂しくなった。
第3グループは彩華ちゃんがいて、濱田先生がリンクサイドについている。私は初めて見るが、全日本ジュニア20位の選手らしい。在日ということでどう迎えられるのか気になっていたが、他の2選手と同じように人数分のフル歓声で迎えられた。
初の大舞台ということで内心心配していたのだが、思いきりのいい滑りで硬くなっている様子はない。3トウ+2トウ、3サルコウともっているエレメンツをきっちりきめたところで大歓声。身のこなしはやはり濱田先生の生徒というのがうかがえる。マンザノを抜き、韓国一番手のChoiの次につける40.45…韓国女子どうなってるのよ!?
彼女の演技が終わったところで隣のメディア席の人達がどんどん引き上げていった。おーい?

メンバーが固定されている感のある四大陸に新顔がやってきた。Nadezhda Paretskaia、ふわふわの髪型がいかにも旧ソビエト圏という印象のカザフスタンの選手。今回カザフスタンからの選手派遣は彼女だけである。ユーリ・リトビノフ以来かも。
ダブルアクセルはきめ、3トウをこらえて2トウをつけ、ダブルサルコウは両足でがんばってタンゴを滑りきった。本人にとっては悪くないできだろうと思うが、スケーティングやエレメンツの質は他の選手と明らかにランクが違う。最下位でのショート落ちは免れないだろう。
プロフィールの確認はしていないが、これほどの国際舞台に出たのは初めてなのではないだろうか。
韓国だから比較的近くて出られたのかもしれない。また、おいでね。

コーウィン(アメリカ)はショートで売りになっている3トウ+3トウのセカンドジャンプがダブルになってしまう。ルッツはきめたものの、アクセルをすっぽ抜けてしまう痛恨の2ミス。それでも"Sing sing sing"のオープニングでの音のとり方や踊りっぷりがすばらしい。そんなあなたが好きだ、アンバー。


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