2005年2月の独り言。
日記というほど頻繁には書けないと思いますので。



2005年2月27日(日) 四大陸日記・2+2/5(2月17日 女子ショート第一グループ)
製氷時間になると潮が引くように観客が移動していくが、行き先がトイレでないのが日本の試合と違うところ。学生達はともかく、一般の人でも製氷が始まると帰ってしまって観客の一部分が入れ替わる。
(ぶっちゃけた話入れ替わるような観客層で助かった。あの人数で一斉にトイレに向かわれると確実に地獄を見る。会場の外に仮説トイレもあったのだが)
休憩モードに入っていると、いきなりブラスバンドの音楽が響き渡った。よく見ると客席の一角をブラスバンドが占めている。おそろいの帽子にめいめいの私服。市民バンドのようにも見えるが…
しかし彼らが演奏しているのは演歌のようなゆっくりしたテンポで哀愁を帯びたメロディーの曲。スポーツの試合なのだから、もっとこうマーチとか元気の出るような曲を演奏するのがセオリーだと思うのだが……レパートリーの都合なのか何なのか(^^;)


会場に入ってくる子供達は男の子が多い。女子シングルだからだろうか。
第一グループに韓国の選手が二人いるということで、出てきただけでも大歓声である。

第一滑走はいきなり韓国のYea-Ji Shin。ルッツをすっぽ抜け、2つ目のトウジャンプ(TかFか不明)を大きく転倒して会場に悲鳴が上がる。どうなるか冷や冷やしたのだが、ダブルアクセルをしっかりきめてその後立ち直った。
髪を後ろで一つに束ねたさっぱりとした印象の選手で、衣装がすぐりんの「木星」に似ている。

カークは去年と同じ(?)シカゴできっちりノーミス。やっぱり彼女、うまいわ…。

友加里ちゃんはルッツからのコンビネーションをきめたものの、フリップでステップアウト。イーグルからのダブルアクセルをきっちりきめ、全日本でも思ったが何なんですかこのドーナツスピンの速さは。
……何か微妙な点数だな……。

Ji Eun Choiは名前の表記に見覚えがあるので、彼女が韓国女子一番手なのだろう。3ルッツ+2トウ、3サルコウ、ダブルアクセルとジャンプノーミス!そしてスピンが驚異的。軸がぶれないしポジションがきれいで回転も速く、またビールマンの入り方が独特。演技が終わった後ガッツポーズで会場も大盛り上がり。
韓国女子もGPに出てほしいかも……。

Liang(アメリカ)は衣装の胸がやばくて気が気じゃなかったのだが、後半見直してみるとぎりぎりセーフだった。勢いはあるがルッツのコンビネーションがダブルになってしまう。アジア系らしく無表情なのだが、動きには色がある。
顔で演技ができないのなら体で演技をすればいいのよね。

台湾の顔、Diane Chenは縦ロールの入ったポニーテールはやはり健在。(しつこい)
珍しく露出の高い衣装で、えらく体を絞ってきたような気がする。
ジャンプはダブルアクセルをきめたものの、3ループステップアウト+2トウ、3サルコウを転倒。しかしそれ以外の部分がうまくなったような気がする。
そして演技に「すぐりん」が入っているような気がする。


……おやすみなさい。

2005年2月25日(金) 四大陸日記・2+1/5(2月17日 やっと競技話です…)
オリジナルダンス
しかし今回のアイスダンスの参加組数はすばらしい。17組なんて初めてではないだろうか。グループが4つになるのだから!参加組数が増えたのはオーストラリアとウズベキスタンからの2組目、韓国、そしてメキシコから出ているからだろう。
会場の入りは3−4割といったところ。やっと四大陸を見ている気分になった。(←何かずれている)

オーストラリア2番手、Bourne&Pavlov組は体格差はそれほど大きくないが、常に男性が女性の動きを注意している印象。なんでもPavlovはアプトの義理のお兄さんだとか?
Yu&Wang組(中国)はいい感じで滑っていたのだが、後半の"Sing sing sing"で疲れが出たのが残念。Wang&Meng組(中国)はラストのリフトがすごかった。中国アイスダンス勢、男の子はあんなに細いのに…。
Akinova&Shakalov組(ウズベキスタン)はこれぞODという正統派の演技。それぞれの外見が、ナフカとスタビスキーに似ている。

第2グループが始まる頃に学生がぞろぞろ入ってくる。が、韓国の組が紹介された時に対する盛り上がりが予想以上にすごい。この彼らの反応とスケーター達のスピードが上がったことで、ウォームアップでようやく競技特有の空気になってきた。
一組だけリフトや滑りのレベルが違う組がいる。消去法でいくと…この二人がメキシコの組!?


Buck&Nelson-Bond組(オーストラリア)は長野世界選手権でコンパルソリーのゴールデンワルツで2回転倒してしまい、最後まで滑りきれるかどうか心配させた組。しかし今回の彼女達は立派に「競技」の演技。ツイズルで少しずれた程度。
……みなみちゃん達はオーストラリアの2番手といい勝負かもしれない。

ここでPさんがご到着。おお、早い!お疲れさまです〜!

Kim&Kim組(韓国)は小柄で童顔で、一組だけジュニアが混じっている印象。悠子ちゃんと織田君が組んで滑っている所を想像していただくと、近いイメージを描けると思う(←写真アップしろよ)。しかし小さいからといってなめてはいけない。すいすい滑ってストレートラインステップではアピールもするし、男の子が小さくてもリフトをしっかりこなした。よくできました、よくできました!もちろん会場も大盛り上がり。
韓国のアイスダンスといえば、Yang&Lee組。解散してしまったのを残念に思っていたのだが、その後を継げそうな存在が出てきた。大事に育てていってほしい。
この組の印象が強すぎて、次のDuenas&Sarkulov組(ウズベキスタン)の記憶がない……(^^;)

正直メキシコのアイスダンサーと聞いてコンパルソリーを滑りきれるのか心配していたのだが、とんでもなかった。滑り方や表現はメキシコというよりむしろ北米選手の印象。
どこにこんな秘密兵器隠していたんだ、メキシコ!!


第3グループからは上位9組のランダムな滑走順。ベルビン組がいるのだが、ウォームアップから既に世界が違う。

楊芳ちゃん達(Yang&Gao組)はステップもがんばって踏んでいたと思う。が、より上を目指すなら曲の切り替えに伴った演技の切り替えがもう少しほしいところ。
ベルビン組は別世界という以外に言葉の書きようがない。


第4グループに日本勢が2組入っているのが何とやら。
ウォームアップでの木戸さん達はスケーティングというか…合わせていく勢いは周りの選手に負けていない。確かにこの試合でメダルを狙える存在であることを認識する。

木戸さん達のODは5シーズンにフリーで使った"Girl, girl, girl"なのだが、その時と別人なのは言わずもがな。スピード感が前のグループの北米勢と全く違う。スピードも落ちずにずっと飛ばしていっていたのだが、最後の最後のリフトで乱れが。惜しい!
話がずれるが、渡辺さんの「ぴっ」という感じの上げ方が好きだったりする。

都築さんのODで心配なところといえばセパレートでのストレートラインステップ。全日本では思いきりずれて頭を抱えたが、今回はぴったり合っていた。都築さんが前半のお茶目なパートに大分なじんできたと思う。

今シーズン初めて組んだPatenaude&Denis組(カナダ)。男性のデニスはPicheとの演技を以前に何度か見たことがある。Pさんによると彼がかなり変わったということなのだが……。
出だしの表情でぶっ飛んだ。はじけているのを通り越した、野獣系の表情。デニスー!?!?
アップテンポの曲だから弾けてくれていいのだが、その弾けっぷりが演技を通り越している。こんな彼は今まで見たことがないぞ!!そしてパートナーのPatenaudeもデニスのテンションに負けていない。一見細身だが力強さも感じさせるのは年齢あってのことかもしれない。身長のバランスもいいし、組んだばかりなのに前のパートナーよりよっぽど息が合っている。
デニスは前のパートナーのPicheと20年近くカップルを組んでいたが、いまいち個性の見えないカップルだった。解散した時は年齢的(28歳)にも経済的にもスケートを続けるかどうかの瀬戸際だったのではないだろうか。
そんな状況で新しいパートナーにめぐり合い、再び国際大会に出場している。滑ることが楽しくて仕方がないような、新たな境地にいるように見える。いいパートナーにめぐり合えてよかったよ…(泣)ということで誰かこの二人にインタビューしてください。
最終滑走でいいものを見た。あんた達なら都築さん達抜かれても許すよ!と思っていたら、この組は都築さん達の下だった。あらら(^^;)


それにしてもこのOD、順位の近いアジア勢と北米勢の解釈が見事に分かれていたのがおもしろかった。軽快なリズムに合わせてがんばってステップを入れるタイプと、ゆったり綺麗にスケーティングを見せるタイプ。どういう点をどう評価されたのか、解説が楽しみ…というか、どう見たらいいのか教えてください。はい(^^;)。
フリーはいったいどうなるんだろう!?


2005年2月24日(木) 四大陸日記・2(2月17日 ごはん一つにもネタがある)
泊まっている部屋は見た目洋室で円形のダブルベッドがある。(回転はしない)しかし床はしっかり石製のオンドルパン(部屋)で、暖房をつけていなくても暖かい。というかセーターを着ていると暑い。夜中にのどが渇いて目が覚めてしまったぐらいだ。


ゆうべごはんを食べた食堂とは別の場所に食堂が3軒並んでいるが、どの店にも人はいなさそう。オフシーズンの平日、雨が余計に物寂しい。おばあちゃんがドアを開けて様子をうかがっていたので、真ん中の食堂に入ることにした。
今回のメニューはソルロンタン。牛肉と卵と長ネギのスープ…って、カルビタンと同じやん。骨付き肉とそうでないかの違いか。腰も曲がりかけたおばあちゃんが大きなお盆につけあわせを5、6種類乗せて持ってきてくれる。大丈夫ですか〜?ああここのキムチと酢の物もおいしいわ。
私の分を用意した後、店番をしているおじいちゃんと一緒に自分達の朝ごはん。

ここの食堂は紙コップに入ったインスタントコーヒーのおまけ付き。ミルクと砂糖たっぷりの甘いコーヒーを飲んでいると、おじいちゃんがきれいな日本語で話しかけてきた。おばあちゃんは韓国語で人懐っこく話しかけてくれ、おじいちゃんに通訳してもらいながら話をする状態。そのうち近所の人らしきおじさんが入ってきておじいちゃんと雑談。「雨が雪になってきたよ〜」との言葉に外を見ると、ぼたん雪が降っている。

見た目70才代の韓国人に日本語で話をさせるのは内心引きつる物があるのだが、「日本語ありがとう」とお礼を言っておくことにする。「昔日本へ卸売りをしていましたから」なるほど、昔取った杵柄のご披露だったのね。お金を払うとみかんをいただいてしまった。ハルモニ、ありがとう!
外へ出ると雨になっていた。雪が降ったのはほんの一瞬だったらしい。

しかし昨日の晩ごはんといい、今回の観戦は「食堂で見つけた人情〜アボジ、オモニとのふれあいの旅〜」と化しているような(^^;)
観光地はオフシーズンに行った方が人情にふれられて逆にいいのかもしれない。
D.C.マートで会場で食べるものを少し買い、タクシーを捕まえて会場へ。


VIP用の入り口を挟んで左右に大きな垂れ幕が下がっている。片方はユナちゃん(Yu-Na Kim、ジュニアグランプリファイナル2位)のものだろうか?とすると、もう片方はシニアの一番手なのだろう。韓国も女子選手を推しているのね。
さすがに平日の昼間はすいている。今日はジャッジ側の2階席に座ることができた。



2005年2月23日(水) 四大陸日記・1+2/3(まだ2月16日 やっと会場入りです…)
会場に着いたのは開会式直前の7時前。車があちらこちらに路上駐車している。これはひょっとして、地元の人達の車?入り口は人でごった返していたが、予想通りに入場料は無料。単独行動が幸いし、ジャッジ側の3階席に滑り込む。
反対側にバナーがあるのは確認したが、こんな人ごみの中で日本人を探し出すのは絶対に無理。わーん、帰りどうしようー(泣)!!


江陵市の市長、韓国スケ連のたぶん会長、ISUに入っている韓国人の人もいました。臙脂色を貴重にデコレーションされた一角は舞台のように見えるが、後でキス&クライに変わるのだろう。なかなか豪華。
なみはやドームクラスのなかなか大きい会場だが、9割がた席が埋まっている。いや、9割がた埋まっているというのは私が入った直後の話で、開会式を控えてどんどん人が増えてくる。階段に座るわ立ち見の人で通路が完全にふさがってしまっているのだ。
開会式は江陵市の市長と韓国スケート連盟会長のオリンピック招致を絡めたスピーチ、そしてISU副会長のDavid Doreの開会宣言。あいさつの一言ぐらい韓国語で言うぐらいのサービスをしてもいいんじゃないか、David Dore。(北京四大陸に来ていた女性役員の「ニィハオ」は観客に通じて拍手をもらっていた。)

で、この人達がペアショート第一グループのウォームアップをどう見るかというと。

おお〜!(すっげー、足あげて滑ってるー!)←スパイラルシークエンスの一部
おお〜!(すっげー、回ってるー!)←つれづれモードのソロスピン
おお〜!(すっげー、跳んでるー!)←注:シングルジャンプ
おお〜!(すっげー、持ち上げてるー!)←リフト
おお―――!!!(投げてるよ――!!)
↑注:確認するようなスロージャンプ(シングル)

何なんだノリのよさを通り越したこのテンションは――!
雪ちゃん達が来ていたら、どうなっていたんだろう。

観客のあまりのノリに押されて、この日のペアショートは競技としての印象がほとんどない。いや、ノリはいいのだがまったりしていて、競技とは思えない空気なのだ。「競技」を見ている私、そのテンションの差に気疲れもしている。
彼らの目にはフィギュアスケートは競技でなく、ある意味曲芸の要素をもつ舞台のように映っているのかもしれない。ただ上位4組の演技に対しては「跳んでる!投げてる!」から一歩進んだ、演技のすごさに対する反応もあったのは間違いない。
ノーミス対決で丹ちゃん達がパンちゃん達を抜いたのが少し意外だったが、パンちゃん達は精彩がなかったのでソロジャンプのサルコウとトウループが結果を分けたのだろう。
韓国選手が演技をする時の会場の反応のすごさは明日知ることになる。


さて。
自家用車でどんどん帰っていくので辺りがどんどん寂しくなっていく。市内バスは通っているのだが、鏡浦へは行かない。あちらこちら歩き回り、運動の汗が冷や汗に変わりかけたところで奇跡的にタクシーをゲット。
乗り込んでハングルを見せて目的地をわかってもらい、車を進めるなり運転手のおっちゃんが「ホンジャ?」と訊いてくる。が、何のことかわからない。
タクシーの運転手によくいる話し好きなタイプで、こちらが日本人で韓国語がほとんどわからないのを知りつつもいろいろ話しかけてくる。「きょんぎじゃん、ぴきょすけいとぅ(競技場、フィギュアスケート)」ということはわかってもらえたが、それ以外のことはお互い全くわからず苦笑い。ハングル続けてたらよかったなあ。おっちゃん、ごめんよ〜。


モーテルに帰り着いた時はもう10時前だったのだが、近くにある食堂はまだ空いていた。カルビタンを注文。ごはんといっしょに出てくる付けあわせはキムチが2種類、酢の物が2種類とあと干物をコチュジャンであえたような物。久しぶりの韓国キムチ、カルビタンに厚めの小口切りの長ネギがたっぷり入っているのがうれしい。
ご夫婦でテレビを見ながらのまったりモードだったのだが、おばちゃんが話好きだった。日本の温泉地に友達がいることや、3万ウォンは日本円で何円とか、「ヨン様」ネタで妙にコミュニケーションが取れてしまう。シンガポールでも韓流ドラマがブレイクし、おばさん達がツアーで韓国に来ているそうだ。
ちなみにこの時お二人が見ていたテレビは大河ドラマのような歴史物ドラマ。チェ・ジウも出ていた。


2005年2月22日(火) 四大陸日記・1+1/3(2月16日 これは出会いのうちに入るのか?)
江南バスターミナルの配置はガイドブックにも載っているが、どうもそれがわかりにくい。野生の勘(?)で人の行く方向についていくとチケット売り場にたどり着いた。デラックスバスで17200ウォン(約1700円)。発車5分前なので焦ったが、幸い行き先には漢字表記もあり、17番の発車ゲートに滑り込む。

高速バスは座席指定で切符に番号が書いてある。「えーとななじゃなくてチ、チ…」とべたべたな独り言を言っていたおかげで、横の席の人がぺらぺらの日本語で話しかけてきた。
彼は横浜の大学で都市工学の博士課程を修得中。古代(朝鮮半島が新羅と百済と高句麗に分かれていた時代)の状況からひらがな、ハングル、漢字の関係について展開していくというかなりのインテリ。みょ〜に言語学的な濃い話を1時間。おもしろいのだが、すみません私胃が気持ち悪いんで寝たいんです。
江陵四大陸の話を振ると、見に行く人がいるのかどうか怪訝な様子。なんでも韓国人はスポーツをあまり見ないらしい。見るよりやる方が好きとのこと。
じゃあワールドカップの盛り上がりっぷりは?
「韓国ではサッカー人気ないですよ。ワールドカップは韓国の選手だから応援していたんです」
へえ〜。

途中で一度トイレ休憩。日本のドライブインにあるものよりきれいなトイレだった。食堂(シクタン)もカフェもあって食べ物も充実している。が、胃が気持ち悪いので買ったのはカフェオレとお茶。


高速バスターミナルに着き、建物を出るとさっそく四大陸選手権の大きな横断幕がかかっている。彼と別れてさくっと観光案内所に行こうと思いきや(観光案内所は日本語が通じる)、「泊まるホテルどこですか?」
いや、私観光案内所で相談して手配してもらうつもりなんですけど…と言うとえらく驚かれてしまった。会場のHPの地図を見せ、江陵駅近辺の旅館(ヨグァン)に泊まるつもりだと言うと、彼の浮かぬ顔度合いが倍増する。
「この地図間違ってますよ。」なに!?

HPの地図では会場は江陵駅から南の川を渡ったところにあるのだが、実際には江陵駅の北にあるらしい。江陵駅近辺から歩いて通える距離ではなく、むしろ少し北にある海水浴スポット、鏡浦(キョポ)と距離が変わらないのだそう。江陵駅近辺はお勧めできないし、鏡浦に宿がとった方がいい…と彼と地元のタクシーの運転手のおっちゃんとの間で話がどんどん進んでいく。
「なんで宿とるの?韓国流に家に泊めてあげたらいいのに。」とはタクシーのおっちゃんの弁。
いやちょっとそれは困るから!!

タクシーで一度会場の場所を確認したあと鏡浦のモーテルに直行。彼がモーテルのおっちゃんに交渉し、あっという間に話が決まってしまった。4泊で10万ウォン。宿代を払い、部屋の鍵をもらったところで彼は実家に帰っていく。
日本の家庭で年越しを過ごすことができたのがうれしかったので、何か機会があったら日本人に親切にしたいのだと言っていた彼。ありがたかったのだが…………いやそのごにょごにょと。

……っていうか、このモーテルの名前わからないんですけど。

部屋は広くてオンドルが効いていて暖かくて大きなテレビも化粧台もあるが、ルームサービスはもちろんフロントへの電話番号案内もない。トイレの便器に巻いてある「消毒済」の紙をフロントのおっちゃんに見せてモーテルの名前を確認し、タクシーを呼んでもらって会場へ。

……帰りどうしよう。まあ、Aさんと合流してタクシー相乗りすれば何とかなるか。


2005年2月21日(月) 四大陸日記・1(2月16日 仁川空港案内?)
朝10時の飛行機に乗るために地元駅6時発の電車に乗り、セオリー通り8時過ぎにチェックイン。早々に出国手続きを済ませたところで、旅行会社のサービスで関西空港のラウンジ使用チケットがついていることを思い出す。ラッキー、コーヒー飲もう…と思いきや、このラウンジは2階の国内線出発ゲート。ぬかった。
搭乗ゲートで先に現地入りしているAさんのメールを確認すると、江陵は雪混じりの豪雨らしい。私防寒優先でロングブーツはいてるのに!冬季オリンピック招致を目指している江陵なのに、雪のことを考えていなかったのは迂闊だった。ぬかった…とりあえず売店で折り畳み傘を買う。

今回の飛行機はアシアナ航空で、10時のフライトだと軽食が出てくる。そばとロールパンにはさんだサンドイッチとフルーツだが……。ぶっちゃけた話まずかった。私にまずいと言わせるのだから相当なもの。
まあアシアナ航空だし。この安さでそこまで求めるのは酷というものだろう。

入国審査を待っている間に聞こえた携帯電話の呼び出し音は、中島美嘉「雪の華」のカバーバージョン。

ソウルから江陵までは高速バスでの移動が一番早い。空港から江南バスターミナル(高速バスターミナルと書いている場合も)へのバスが出ているのだが、案内板に「バスターミナル」の表記がない。内心焦ったが、チケット売り場で聞いてみると「江南」方面がそれにあたるのだそう。6番出口を出ると荷物整理のおっちゃんが「オディガセヨ?」と待ち構えていたので、「かんなむこそっくぽすとぅみなる(ひらがな変換するとこんな感じ)」と言うと600番の表記がある停留所までキャリーを運んでくれた。ほぼ同時にバスが来たので運転手の真後ろの席に乗り込む。

仁川(インチョン)空港はソウル市内から少し離れた海に近いところにある。右手に海とゴルフ場、左手に平地を見ながらひたすらぶっ飛ばしていく。ゴルフ場を抜けると田んぼが広がっていたりする。ソウル地下鉄の沿線上にある金舗(キポ)空港から仁川空港への国際線の切り替えは、羽田から成田へのそれと似たようなことに思えていたのだが…何も風景まで似ることないじゃんか。
金舗空港までは高速道路をぶっ飛ばし、金舗空港を過ぎると街中に入る。ソウルの街は渋滞がひどいと聞いていたのだが、とくにつっかえることなくガイドブックどおり2時間弱で江南バスターミナルにたどりついた。


2005年2月20日(日) 四大陸日記・0
ということで、16日から今日まで四大陸選手権を見に行っていました。

江陵四大陸選手権ですが、韓国と近い国なのに、行くまでの手配が今までになく大変でした。ソウルからいきなり江陵に変わったことや、日程がずれたこともそうなのですが、具体的な難関を挙げると

(1)「江陵」という場所はわかっても、リンクの存在および場所がわからない
(2)「江陵市」に滞在し、行動をとるための情報がなかなか見つからない

語学がわかれば簡単にクリアできそうな問題なのですが、いかんせん相手は韓国。そう簡単にはいきません。それぞれの理由は違っていますが、「2005年四大陸選手権を生で見たい」という強い想いをもった人達が集まり、ネットワークができあがったからこそできたことだと思います。

具体的に名前を挙げることはしませんが、情報を下さった方、そして現地でお会いできた方。いろいろとありがとうございました。
これからもよろしくお願いしますね!

2005年2月15日(火) 「か?」ではなくてなぜか「よね?」
某所でしばらく麻袋をかぶって釜の中で蒸し焼きにされるので、しばらくオフラインになります。

……嘘です。
別方向から日本海を眺めてきます。

2005年2月10日(木) 2006年への準備
サッカーワールドカップアジア最終予選が始まりました。初戦の北朝鮮戦、勝ってまずはよかったです。
しかし8試合のうちの一つを勝っただけなのに、ワールドカップ出場が決まったかのようなこの盛り上がりはいったい何なのでしょう。以前の日記でも書きましたが、ワールドカップ出場権に関する一つの試合の勝ち負けの大きさを過剰に言っているような気がしてなりません。
サッカーの実況はどうも年々言葉の使い方が大げさになっていくような気がします。まあメディアというものは盛り上げてなんぼの面があり、報道される側もその効果をあてにしている面もあるでしょうから…このあたりのギャップはディープなサッカーファンの方ならよくご存知なのでしょう。


そしてトリノオリンピックへもいよいよあと1年になりました。もうあと1年なのか、あれから3年たってしまったのかと正直慌てています。
長野オリンピックからの3年間より、ソルトレークシティーオリンピックからの3年間の方が短く感じるのは……年を取ったからでしょうかねえ……(笑)(←30台後半以上の方、殴って結構です)

さて20000ヒットまであと少しです。ヒットされた方、お知らせくださいませ!

2005年2月5日(土) パソコンの前で感想を叫ぶ!
というわけで、今日は四大陸のエントリーにテンションが上がりつつプリンスアイスワールド京都公演を見に行ってきました。
……壊れ…までは行かないか、ひび入ってますこの人。一人で見たから余計に。

いえその今回のプリンスチームがよりスケートを見せる演出になって独特の寒さが少なくなっていてよかったとか男性陣が結構増えていないかとか亜紀ちゃんが本当に楽しそうで滑るたびにうまくなっていく時期なんだろうなあとか(息継ぎ)、レオノワさん達が定番の技を微妙に入り方とか変えているなとかアプト君の一つ目のプログラムが体でおしゃべりしているようだったとかせっかくの美形なのに髪の毛で顔が隠れてもったいないから切るか固めるかしてくれとか(息継ぎ)、普通に感想を言える部分もあるのですが。


田村君ですよ、田村君。座頭市。

いえ第一部のメロドラマでルッツを跳んだ時の会場の空気の入れ替わりぶりも感想を書くのに外せないところですが、何と言っても座頭市。かっこいいんです。どう書けばいいのやら。「本気でかっこいい」という言葉は岸本君に使ってしまったので、使う言葉が見つからないのです。早まったわ。
傘を持ちながらのイーグルのバリエーションもいいのですが、何といっても見所はステップ。本格的なタップに入ってからのストレートラインステップがたまりません。切れはあるわスピードあるわそしてあの音に華も添えてしまう。いよっ、ご本家!!
終盤でリンクサイドにちょっとアピールしてから一通りタップを踏むように後ろへ滑っていく部分があるのですが、その時の田村君がものすごい笑顔。あれはファン殺し物です。

スケート観賞慣れしていないプリンスの観客ですが、この演技のあとに起こった拍手は本物。「かっこいい〜」の声もちらほら聞こえました。田村君本人もたっぷりアピールしていましたので、名前をコールしてしまいましたよ(笑)
縮小サイズのリンクで滑るのがもったいない、MOI逃がした魚は大きかった……(注:誤用です)

2005年2月1日(火) 四大陸へカウントダウン。
というわけで今月の表紙は四大陸健闘を祈願して渡辺&木戸組です。渡辺さんのイメージで灰色がかったピンクというのを作りたかったのですが、ビルダーで色を作る時にピンクの彩度を下げると紫になってしまうんですね。

カナダ連盟のアサインが出ました!
やってくれましたねえ……。ダンスなんてパートナーを換えたDenisしか知りません。
まあシングル選手に関しては日本も中国も既に国内戦中位の選手を出していることですから、カナダだけ責めるのは酷というものでしょう。ふふふふふふふ。

こうなったらこちらも性格悪く(?)行きますか。
渡辺さん&木戸さん。狙いましょう、表彰台!

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