ブナ科
環境: 山地、野原、落葉樹。
根・茎: 幹直立分枝、新枝毛あり、樹皮黒褐色を帯びる、樹皮裂目白縦にあり、雌雄同株。
葉: 互生、葉柄1cm、葉裏白灰色を帯びる、若葉白緑傘状下垂、若葉毛、葉卵長倒形、葉卵倒形中部ふくれる、鋸歯粗い。
花: 春、5月頃、花黄褐色、新枝下部から尾状花序下垂、雄花を密生、花片5−8(がく)、おしべ4−8、新枝上部葉腋に短い柄の雌花数個つける、雌花総包に包まれる、花柱3。
果: 堅果楕円形(どんぐり)、果下部殻斗皿形(かくと、包葉癒合して椀形あるいは毬形で果をつつむ、栗のいがの類)、殻斗鱗片密生、果長1.5−2cm。
参考: 楢、ホオソ、ハハソ、ナラともいう、材は器具・薪炭などに利用、樹皮は染料、ミズナラとの違いは葉柄目立つことと葉毛なし。万葉集「下毛野(しもつけの)美可母(みかも)の山の小楢のす ま麗(ぐは)し児ろは誰(た)か笥(け)か持たむ」(巻14−3424)。「山科の石田(いはた)の小野の柞(ははそ)原見つつか君が山道(やまじ)越ゆらむ」藤原宇合(巻9−1730)。
遊び方: こま、笛、人形など。 アカガシのページ
参照。
全長: 400- 1700 cm
葉長: 6- 15 cm
花径: .3- .7 cm
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