山裾のいわくら

生駒山の裾野には巨大な岩壁が少なくありません。昔から人々はそこに神様の姿を見たのでしょうか。

作成
2011-05-28
更新
2011-05-28
執筆
任那伽耶
分類
,

この記事の話題の対象

拝殿の後ろにそびえ立つ岩壁に圧倒される。

名称
重岩神社
場所
34.68757;135.68925
地図

重岩神社は、生駒聖天こと宝山寺に向かう太い車道から少し外れたところにこっそりと建つ神社です。(実は生駒市市民体育館の向かいにあり非常にわかりやすいのですが案外気づきません。)

車道からは少し高台にあり、神社は比較的小さくあっさりしたものです。ただ目をみはるのは神社の背後にある巨大な岩。いやむしろ壁と呼ぶべきでしょうか、巨大な自然石がそびえ立っているため、非常にシンプルながら、思わず拝んでしまう迫力があります。

いつもどおりにご挨拶をしたのち、何気なく正面の戸から中を覗き込んでみると、なんと巨大な岩が本殿の中に鎮座しています。どうやら背後の岩壁に覆い被さるようなかんじで建てられているようです。ご神体が石、とかいうのは磐座信仰的に少なくないと思いますが、こういうかたちになっているのは珍しいかもしれません。

いくつか資料を当たってみましたが残念ながら御祭神や由緒は不明。扁額には旭龍大神とありますが、よくわかりません。おそらく見たまんま、この岩壁、ひいては生駒山そのものを奉っているのではないかと思われます。

知識がなくても楽しめる、隠れた生駒の名所と思いますので、良ければ一度いかがでしょうか?

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任那伽耶の徒然日記 in 2011年

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