生駒の風景を探索するぶらり旅。今回はマンションに囲まれたお社。
さて、モリというのはどうもマンションに挟まれる(というか開発の波の中、モリを残そうとした結果そうなる)傾向にあるらしく、今回お参りしたモリも、家とマンションに挟まれるかたちで残っていました。
例によって「生駒谷の七森信仰」を引くと、「的場の森」あるいは「スコデンの森」という名前で呼ばれています。社には「白龍大神」という額があり、紋も三つ鱗。名称にも使われているこのあたりの小字「スコデン」とは(「透こ田」とでも書いたら良いのでしょうか)水もちの悪い田のこと。おそらくは、そのあたりの切実な事情から水神様として祀ったのでしょう。今でもこのあたりは田畑が多く、この森を訪ねた時には立派な稲穂の絨毯を見ることができました。
実際、訪ねたときには手入れのため? の道具がお社の横にあるのが景観的にちょっとアレでしたが(註:雰囲気を出すため写真は頑張ってトリミングしてあります)、お奉り自体は丁寧にされているらしく、綺麗に手入れされているようです。
なお、この社のすぐ近くにある長福寺の裏山周辺はかつて龍が舞い上がったことから「金竜」と呼ばれていたそうです(小字としても残る)。両者の関係のほどは不明ですが、何やら意味深です。
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