「Eee PC 4G-X」レビュー
2008年初頭に到来したPC業界の黒船。使用しながらのレポートです。(ちなみにこの文章は仕事帰りにeee PC使って書いています。)
さてこのマシン、公式でMobile Internet Deviceと呼ばれているとおり、ネット利用にかなりの重点を置いています。サイズは小さいものの液晶画面は比較的見やすく、キーボードも標準配列に近いため慣れるのにそれほど手間はいらないかんじ。SSDを採用したがゆえにディスク領域こそ現在の標準的なマシンと比較すると小さくなっていますが、各種オンラインストレージやネットワークHDDの普及した昨今ではそれほど深刻な弱点という印象は受けません。(どうしても持ち歩く必要があるならUSBフラッシュメモリもありますし。)
なお、日本では2008年2月8日現在、Windows XP搭載モデルしか発売されていませんが、個人的にはeeeXubuntuをはじめとした軽量なOSのほうが真価を発揮するのではと思います。
ちなみに当方は先述したeeeXubuntuをインストールしCompiz-Fusionも使用していますが、起動時でのメモリ使用量は200MB程度です。この環境の良いところは、統合デスクトップ環境XFceの軽快さと、Compiz-Fusionのデスクトップエフェクトが組みあわさってeee PCの二大弱点である「ディスクとメモリのサイズ不足」「画面の小ささ」を補ってくれるところ。正直、一度使ってみると「Expo(展開)」と「Scale(スケール)」のない状況は耐えられなくなります。
あとは予備のバッテリとか発売してくれたら本格的に死角がなくなるんですが、そこらへんどうなんでしょうAsus様。
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