タイトル | : 放置作品の削除対象基準について |
投稿日 | : 2004/06/23(Wed) 01:10 |
投稿者 | : 溶解ほたりぃHG <saturnus@kcn.ne.jp> |
参照先 | : http://www1.kcn.ne.jp/~saturnus/cgi-bin/sousaku/top.cgi |
溶解ほたりぃHGです。
まず最初に、個人的には「放置しているという理由だけで削除対象にすることに対しては気が引ける」と思っています。そこに他の理由が付随した場合には別ですが、そうでなければ投稿者のモチベーションを左右しかねないことなので、「一定期間放置したから貴方の作品を削除します」とは言えません。
私がこれまで放置投稿に対して何の措置も採らなかったのは、書き手側にも各々の都合があるだろうから、管理人と言えどもそれほど強く投稿を迫るような真似はできないとの考えがあったからです。ただ、読み手側に立つと、あまり長い間放置されると作品の内容を忘れてしまうし、続きが投稿されるかどうかも不安になるのも当然だと思います。
書き手側には書き手側の、読み手側には読み手側の考えがあり、それをすり合わせて決まりごとを設けるのが管理人である私の役割だと思っています。今回の件については、これまで書き手側の裁量に委ねてきた投稿期間に関して、安易に放置投稿を生み出さないようにするのと、読み手側に対する最低限の礼儀として投稿作品を完結させる意識を持ってもらうことを目的として、「一定期間放置されている作品については削除することもある」という方針を打ち出しましたが、そのことで書き手側に過剰なプレッシャーを与えることになっているかもしれないことは、管理人として本意ではありません。
長期間の放置という読み手側に対する“甘え”を払拭するという意味では、今回の方針は必要なことだと思っていますが、それを理由に読み手側が書き手側の事情も考慮せずに作品投稿を迫るというのは、読み手側の書き手側に対する“甘え”ではないかとも感じます。“甘え”という表現は大変厳しいものですが、相手のことを考えない一方的な要求や言動については、相手に対して“甘えている”と言われてもしかたがないと私は思っています。もちろん、管理側による“甘え”の存在も否定しませんし、私自身も参加者に“甘える”レベルのルールは設けていないつもりですが、それ自体が“甘え”なのかもしれません。ただ、「長期間放置は即削除」というのは書き手側への“甘え”であると認識しているので、放置だけを理由に当該作品を削除するという行為は私にはできかねる部分があります。
上で『書き手側の事情』について触れましたが、中にはある日突然いなくなって連絡もつかなくなる人がおられます。個人的には、いなくなる前に一言でもその旨お伝え願いたいところなんですが、実生活やその他の理由でそれができない場合も考えられます。現にそういう方の投稿作品も存在しており、投稿の意思も確認できないまま削除に踏み切るのは忍びないものがあります。その類の放置作品の扱いも難しいところです。
「管理者として甘い」と言われるかもしれませんが、ご了承いただきたく思います。
とりとめもなく、伝わりにくい文章になったと思いますが、以上をもって私の見解とさせていただきます。