近畿地方は、6月9日、梅雨入り宣言がなされました。そういえば、このところ日曜日は午前中雨の日が多いです。午前中雨が降っていたり、どんよりとした曇り空だったりするのですが、不思議と午後になると晴れてきて、あきらめていたサイクリングができたりしています。
今日(6月11日)もそうでした。午前中は雨が降り、天気予報も一日雨のマーク。完全にあきらめていたのですが、午後遅くになって何と陽が差し始めました。「これはしめた!」というわけで、いつもの山の中を走ってきました。
当尾の里の田んぼはすっかり田植えが済んでいました。ぼくは田植えの済んだあとの田んぼを見ると、妙に安心します。ぼく自身はサラリーマンの息子として育ちましたが、親父、お袋の実家は農家でしたので、幾分かは農家の血を引いているせいでしょうか。それとも、子供のころ山里で育ったので、その記憶が蘇っているのでしょうか。
西小(にしお)の田植えの終わった田んぼ雨はあまり好きなほうではありません。もの悲しい気分がするからです。でも、場合によっては、雨にも情緒をかもし出す効果があります。紫陽花です。本当に紫陽花は雨にぴったり合いますね。紫陽花の花のあの微妙な色は、雨のもの悲しさをいっそう強調するかと思えば、一方ではむしろ雨の持つ暗さを背景にして、見る者の気分を明るい方向に変え、何だか希望さえ抱かせるという不思議な花です。
いつのころからか、登り坂をしんどいと思わなくなりました。最初のころは、登坂にさしかかると、苦しさが先にたって、「ああ、早く下り坂になって欲しい」と願ったものです。それが、今は登坂は当たり前、何の抵抗もなくペダルをこいでいます。山道の起伏に富んだ道が、当然のものとなってきたのでしょう。
登るときはひたすら登るだけ。たしかに、きつい登坂が続くと苦しいものですが、その苦しさが「苦」ではなくなっているのです。単にしんどいだけという割り切った感じになっています。それに、登りながら(走りながら)休むことも覚えたようです。
黙々と こぐ 長い坂道では ただ 黙々と こぐ
考えてみれば、ずっと坂道であるはずがない。出発点(家)に帰る以上、登りがあれば、必ず下りがあるはずです。登坂は苦しくとも、下り坂を駆け下りるときのあの爽快感は何物にも替え難いですね。
5月連休に鷲峰山林道を走りましたが、そのとき感じた左ひざの痛みがまだなおりません。あれから1ヶ月以上も経っているのに。。。普段の生活ではほとんど痛みを感じないのですが、自転車に乗ると、少し痛みを感じます。湿布をしても効き目がありません。痛いからといって、足に力が出ないかというとそうではなく、いつもどおりペダルをこぐことができます。
年齢を考えずに無理をしたせいでしょうか。いや、そうではないと信じています。これに懲りず、次の夏休みには、また林道に挑戦したいと考えています。
今年の夏のボーナスは思った以上に少なく、がっくりです。見通しが甘かった。景気回復の兆しはまだまだのようですね。先行きは厳しいものがあります。
まあ、リストラに遭うより、まだボーナスをもらえるだけでも幸せと思って自分を慰めてはいるものの、これまで少しずつ小遣いを貯めていた資金にボーナスを加えて新しいマウンテンバイクの購入を考えていただけに、ボーナス額の少なさは、ぼくのMTB生活のグレードアップという大きな目標を遠くに押しやってしまいました。新しいバイクの購入はしばらく先になります。今乗っているランドマスターは、タイヤの山が磨り減ってしまったものの、まだまだ元気なのだし、もう少しの間ランドマスターを相棒に野山を駆けようと思います。
これまで購入対象として候補にあげていたものは、ブリヂストン製のものとスペシャライズド製のバイクです。皆さんが乗っているようなウン十万のバイクなど予算的に到底無理です。しばらくはカタログを眺めて、どれにするかもう一度じっくり考えようと思います。いいフレームにいいコンポーネントのついたバイクはとても高いので、予算を削るために、フレームを優先させるか、コンポーネントを優先させるかが悩ましいところです。自分の走りに合ったバイクはどれか、そんなことを検討するのも、それはそれでまた楽しいですね。