マウンテンバイクに乗って野山をあちこち走っていると、いろいろなものに出会います。今回は、そんな中で出会った生き物たちについて書いてみました。
まず、「狐」です。これは、「お勧めコース」の中の「上梅谷・浄瑠璃寺コース」で書いています。上梅谷(かみうめたに)というところから浄瑠璃寺に向かう途中の西小(にしお)に出るまでに「新池」という池があるのですが、そこを過ぎるとちょっとした山中に入ります。そこで狐に出会いました。私の自転車の5mほど前に右手から急に飛び出してきて、道に沿って3秒ほど私の自転車の前を走り、すぐに反対側の山中に消えました。体が小さかったから、まだ子供だったのかもしれません。狐が、こんな人里に近いところでも、たくましく生きていることに感心しました。
次に、見たものは「キジ」です。2000年の4月16日、春爛漫の時です。場所は加茂町(京都府相楽郡)にある山城国分寺跡に近い畑の中でした。自転車で走っていると、恭仁京(くにきょう)大極殿跡にたくさんの桜が美しく咲いており、これを撮影した後、ふと付近の畑に目をやると、菜の花がいっぱい咲いている光景が目に入ってきました。『これは撮影せねば』と自転車を走らせ、いざカメラを構えると、目の前に見なれぬものが。。。 キジでした。
田舎とはいえ、あちこちに民家が建ち並んでいるところに、なんでキジがいるのか不思議ですが、本当にいたのです。うそと思われる方は【証拠写真】を見てください。どう見ても鶏ではないですよね。
さて、次なる生き物は「亀」です。2000年の7月9日の早朝、加茂町にある泉川中学の横の土手道を走っていたときのことです。自転車の行く手に何やら道路の上でうごめいているものがいます。何と、体長30cm弱の亀でした。『こんなところをのこのこ歩いていると、車に轢かれるかもしれない』と思っていると、後ろから車が走ってくる音が。。。 これはやばいというわけで、急いで亀を道端に移し、難をのがれました。どうやら田んぼのある方から出てきて、土手の道を横切り、川の方に移動する途中だったようです。
亀を道端に移してから、亀に『もう、こんな道を歩くなよ。車に轢かれるぞ。』と言ってやると、眠そうな、迷惑そうな目でぼくの方をちらりと見て、ゆっくりと川の方へ歩いて行きました。ご覧になりたい方は【証拠写真】をどうぞ。
最後に、自転車に乗っていたときとは関係ないのですが、「虫」の話です。あなたは、虫がうんちをするシーンを見たことがありますか? ぼくはあります。それは去年(1999年)の春のことですが、娘と一緒に家の近くの畑の中の道を散歩していたときのことです。道を青虫のような、いや青虫よりもちょっと小さくて細い虫が這っているのを見つけました。体全体が緑色です。ぼくらは立ち止まり、何の気なしに見ていたのですが、何と途中で動きを止めるや否や、腰(?)を軽く持ち上げ、プッと何やら緑色の丸い玉状のものを排出したのです。虫のうんちでした。でも、それは大変きれいな緑色をしていて、輝いてさえいました。証拠写真は。。。 ありません (^^; このときはカメラを持っていませんでした。残念。
でも、世界広しといえども、虫がうんちをするシーンを目の当たりにした人間はかなり珍しいのではないでしょうか。