私の愛車はブリヂストンのランドマスターDXです。1999年3月28日に購入しました。標準価格が64,800円ですので、金額面から言えば、入門的なクラスのMTBかと思います。
しかし、スペック的には単なるMTBライクな街乗り用の自転車とはちがって、あきらかにちゃんとしたMTBです。カタログのスペックを見てもわかるし、実際に荒れた山道をもう1年近く乗った経験からも、それは言えます。何よりも丈夫です。用水路に落ちても、びくともしなかったのには驚きました。
MTBを購入する前に、MTBをやっている2〜3人の知人に聞いてみました。すると、声をそろえて「少なくても10数万円するものを選んでおかないと、後で後悔するよ」と言われました。安いものは、フレームやギヤがすぐだめになるとのこと。でも、私には本格的なMTBを購入できるだけの予算はなかったし、それに、このランドマスターDXは、入門モデルにしてはちゃんとしているなという印象でしたから、これに決めました。
ランドマスターDXは、次のような特長を備えています。 (ブリヂストンサイクル株式会社の1999年カタログから)
フレーム | アルミ・メガソードフレームを採用。ダウンチューブがかなり太くなっており、フレーム剛性が一段とアップしているとのこと。 |
前フォーク | フロントサスペンションが装備されています(SRサンツアーSF-7500)。 |
駆動系 | フロントディレーラ=SHIMANOアリビオFD-MC18、リヤディレーラ=SHIMANOアリビオRD-MC18、シフトレバー=スラムSRT600グリップシフト8段、フリーホイール=SHIMANO HG50-81(IG対応)8段。 シフト段数は24段です。 |
ブレーキ | Vブレーキが採用されています。 |
重量 | 13.6kg (フレームサイズ=430mmの場合) |
このランドマスターDXにこれまで1年近く(ほぼ毎週)乗った印象ですが、ファンライドという目的には適していました。カタログには「MTBのレーシング志向から登場したメガソードフレームは、ファンライドにも最適。タフな走りを約束する形だ。」とありましたが、そのとおりでした。購入して良かったと思います。
ただ、一度だけトラブルに見舞われたことがあります。それは、購入してからしばらくの間は何ともなかったのですが、山の中に入って行き、荒れた道を走るようになってから、リヤディレーラの調子がおかしくなってきたのです。ロー側1〜2速に入れると外れやすいという症状が起きるようになりました。MTBのメンテナンスの本を買ってきて、自分で調整しようとしたのですが、どうしても直らず、しかたなく購入した自転車店に持って行って相談しましたところ、見事に直りました。さすがに「餅は餅屋」ですね。しかも、無料でした。それ以来、快調にシフトができています。
ところで、2000年になってからブリヂストンサイクルのホームページを見ても、ランドマスターは掲載されていません。このモデルはなくなったのでしょうか。代わりに、「スラッガー」なるモデルが紹介されています。このスラッガーは、ランドマスターよりは上のクラスとして、MTBとして本格的なスペックのモデルになっているようです。