右に直角に折れ、沢を離れる。5分も歩かないうちに雑木林に囲まれ広々とした新道峠に出た。
右手20メートルほどのところに石仏があり、そのまま稜線を西に辿ると高見山。南に下りれば飯高町月出の里である。
三峰山にはいつも北側からしか登ったことがないが、一度南側の福本や月出の里から登ってみたいと思っている。
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新道峠 |
峠からは雑木林の中ゆるやかな稜線を歩く。
ヒメシャラの大木や、ツツジ類、カエデ類が目に付く。株立ちの馬酔木の大木もたくさんある。芽吹きの頃や紅葉の時期は素晴らしいプロムナードとなることだろう。
三畝峠まで三つほどのコブを越えていく。三つ目のコブが登り尾峰。
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なだらかな稜線を歩く |
登り尾峰の登りはまるで神社の参道のような感じ。走り根の階段状になったゆるやかな道が一直線に続く。
ちなみに、この「走り根」という言葉、最近知った言葉である。俳句をしている人から教わった。何とも響きがいい。
手前にトリカブトが数株咲いていた。
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登り尾峰への道 |
いったん下ってまたゆるやかに登り返すと三畝峠に出た。新道峠とは対照的。狭く、休憩する場所もない。ここで登り尾からの道と一緒になる。
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