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男山山頂の小屋の前で中高年の10人ぐらいのパーティが休憩していた。
頂上の祠の側では、何と、ジーンズにスニーカーの若いカップルが食事をしていた。こんな天候ですぐに服も濡れてしまうだろうに、慌てる風でもなく食べている。
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男山山頂の祠 |
男山頂上からは稜線の東斜面を巻いていく。
天気さえ良ければ、広大な氷見二千石原を隔てて向こうに石鎚山が聳えているのだろう。
ところどころ鮮やかに色づいた木々が目を楽しませてくれる。
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西斜面を回り込む |
15分余りで瓶ガ森(女山山頂1896m)に着く。ドーム状のだだっ広い山頂である。霰は止んだが霧のため展望は全くなし。
石鎚大権現を祀る小さな祠とケルンが二つ霧に濡れている。石鎚山が女人禁制だった頃、女性にとってここが石鎚山遥拝の地だったらしい。大草原のスロープの向こうに聳える石鎚山はさぞや神々しい姿だったに違いない。
標高は100m足らずしか差はないが、荒々しく男性的な石鎚山とは対照的な山頂を持つ山である。
頂上には誰もいない。
記念撮影だけして早々に山頂を後にする。
瓶ガ森ヒュッテへの道標が見当たらなかったので、磁石で方角を確認して降り口を探す。
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瓶ガ森山頂にて一応記念撮影 |
山頂のケルン |