4.初めてのドライブ&お泊り


母さん
初めて母さんの実家に行った時の事覚えてる?
小 雪
え〜と、あんまり覚えてないんですが……、何か変なことしたんでしたっけ?。
母さん
いや、何にもしてないんだけどね。とゆうか、仔犬のくせに愛想はないし泣きもしないので、おばあちゃんは口には出さなかったけど「この仔、声が出えへんのと違うやろか?」って半ば本気で心配してたみたいよ。
だって小雪さんたら1泊して帰る直前までウンともスンともワンともいわないでずーっとおとなしく自分の毛布の上で寝てるんだもん。知らない人が見たらなんか病気の犬かなぁって思ったと思うよ。(まぁ、クンクン泣き通されるっていうのも困りますが……。)
それでいざ帰る段になって私達が車に荷物を入れだしたら、置いていかれるって思ったみたいで一声大きく「ワン!」って吠えたでしょ。
おばあちゃんがビックリしながらも「よかった!ちゃんと声が出るんやねぇ」って妙に安心した声出すから一瞬「えっ?」って思いながらも意味が分かって皆で大笑いだったのよ。
小 雪
だって「置いていかれたら大変!」って心配だったんですもん。
母さん
小雪さんを置いて帰るわけがないでしょうが。
小 雪
そういわれても荷物ぜ〜んぶ先に積んでしまうだもん。私の事忘れてるのと違うかなって心配だったんだもん。
母さん
小雪さんを忘れて帰ったらおじいちゃんとおばあちゃんはいい迷惑よ。(笑)
小 雪
迷惑?そうかなぁ、私こんなに可愛いいのに?
母さん
あ〜、自分でそこまでいえるとはたいした自信!
小 雪
ははは。誰も言ってくれないのでちょっと言ってみただけです。
母さん
まぁいいけどね。でも、問題はその後に起こったのよ。
小 雪
えっ、なんです?私又何かしましたか?
母さん
うん、してくれた。行きの車では大人しく寝てたから帰りも大丈夫だと思っていたら大間違い!
帰りはゲーゲー吐くし、おもらしはしちゃうし、涎はひっきりなしにだらだら出るわ(食事中の方ゴメンナサイ!)で、もう車の中はパニック!
途中何度か休みながら何とか帰ったんだけれど、小雪さんも辛かったでしょうけど母さん達も家に着く頃にはもうぐったり。
これに懲りて以降車の猛特訓?!
小 雪
どうしたんたっけ?あんまりよく覚えてないんだけど……。
母さん
あのね、初め動かない車に乗せて中で遊んで、次は5分位車を走らせて着いたら降ろして遊んでって言う風にしてだんだん時間を伸ばして行ったのよ。
そして最終的にはおじいちゃん達の所まで行って(1時間位)少し遊んで又帰って来る事が出来るようにしたの。
そうしたら初めは車に乗っただけでも涎が出てたのが段々平気になってきて反対に車が好きになっちゃたよね。
だって今じゃどんなに熟睡してても「ブーブー(車の事です)乗って行く?」って聞いたら飛び起きて「行く行く!」って返事するものね。(本当に目と態度で返事してくれるんですよ。)
小 雪
いや、あれは車が好きって言うよりただ単に「置いていかれたくない!」っていう気持ちの方が強くてつい「行きます!」って返事しちゃうんですよね。(勿論今では車が苦手ということはなくなりましたが……。)
でも特訓してくれて有り難う!おかげで私は父さんや母さん達と何処へでも一緒に行けるようになったよ。
母さん
いえいえ、どういたしまして。だって小雪さんのためだもん。母さんなんでもしちやう。
小 雪
うれしいな!ありがとう!
(と……いいつつも、本当は車が汚れるのが嫌なだけだったんじゃないのかなっとつい疑ってしまう小雪さんなのでした。)

(でへへ。小雪さん、鋭い!ちょっと(相当?)はそういう部分もあったかも?←by母さん)



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