3.お転婆娘


母さん
しかし新しいお家ではお母さん達の夢のマイホームだったっていうのに、イロイロ悪さをやってくれたよね。
小 雪
エッ。そ、そうでした?。全然覚えがないなあ。何かの勘違いでは?。
母さん
もぉ〜。都合が悪くなるとすぐこれなんだから。全く!
小 雪
だって本当に覚えてないんだもん。大体犬は「今を生きる」動物なんですから!エッヘン!
母さん
ナ〜ニいばってんのよ!じゃ、思い出させてあげる。皆さんも一緒に聞いて下さいね。
●まだ仔犬だし、かわいそうだからと玄関ホールに入れてあげてたら、小雪さんの背の届く限りの壁紙やら柱はみ〜んな小雪さんのカジカジ攻撃で見るも無残な姿に!(慌ててダンボールで応急処置!新築なのにまるでボロ家のようでした。クスン。涙……。)
●下駄箱はもう少しで足1本がなくなる所でした。(途中で気付いて補修しましたが、後少し気付くのが遅かったらひっくり返っていたかも……。)
●スリッパはもちろん座布団にいたっては中身がぜ〜んぶ外身。(つまりぜんぶ中身をほじくり出してくれていました。)
●お庭では、父さんが大事に大事に育てたチューリップの花が1日で終わり。(なんと小雪さんが上をひとっ飛び〜!)「チューリップって花が咲くの1日やったかな??」と父さんに言われて「そ、そうなんじゃない。」と思わずとぼけちゃった母さんでした。(この頃庭に植えた花はほぼ全滅状態でした!)
●またまたある日は、父さんがお花に水をやろうとホースの蛇口をひねったらホースのそこらじゅうから噴水のように水が出るわで大騒ぎ。(もちろんホースは小雪さんの歯形だらけ!この調子で何本ダメにしてくれたか。トホホ……)
●お庭中穴ぼこだらけで「こいつは家をひっくり返すつもりか?」と思った程。
とにかくおとなしいなと思って見に行くとグーグー寝てるか、悪さをしてるかで本当に大活躍してくれたよね。(笑)
小 雪
そんなことありましたっけ??ハハハ……。
母さん
あ、そうだ!今思い出したけど、小雪さんをせっかくきれいに洗って乾かしてお庭で自由に遊ばせていてちょっと家に入っている間(ほんの5分位)に顔半分体半分ドロドロ状態で嬉しそうによってこられた時は絶叫もんだったんだから!
小 雪
まぁまぁ、仔犬ですから。なんでも小さい時にイロイロいたずらした仔の方が大きくなって賢くなるっていいますよ。(現在の私を見ていただければお分かりと思いますが……。)
母さん
え〜、ほんと!自分の都合のいいとこだけ覚えてるんじゃないの??。
小 雪
ほんとですよ!いやだなぁー。人間って本当に疑り深いんだから!私達犬族はこんなに純粋なのに!
大体仔犬のいたずらなんか可愛いもんじゃないですか。コミュニケーションの一環ですよ。そうやって犬と人間は分かり合っていくんですから。
母さん
なんか、ごまかされたような気がするんだけど……。
小 雪
まぁまぁ、そんなに深く考え込まないで。この話はそろそろこの位で終わりということで……。ね。
母さん
そうね。ま、いいか。確かに今はいい子だし。
小 雪
そうそう。終わりよければすべて良しということで。(ただし、私の犬生はま〜だまだ続くのですが……。)



戻る 戻る ホームへ 次へ 次へ