7月1日(木)

今朝の日経朝刊に“震災で自宅全壊、公園に小屋 土地明け渡し命じる”という神戸地裁の記事が載っていました。
阪神大震災で自宅が全壊した男性が家族と共に神戸市内の公園に小屋を立てて暮らしていて、市側から立ち退きを求められ裁判でそれが認められたというものです。
市側から仮設住宅や公営住宅への斡旋が再三あったそうですが「自分で民間住宅を見つけたい」ということで今までこられたみたいです。
ここまで読んで「仕事場から遠いとかいろいろあるのかなぁ。それにしてもいまだに公園で生活している方がいるとは(認識不足!)」と思いながら読んでいたのですが、次のコメントで愕然としてしまいました。
「飼い犬と暮らせる住宅が見つからなかった。現在は改めて市からの斡旋を受けており、1日も早く公園から出たい」というものです。

飼い犬と一緒に暮らしたい!こんな当たり前とも思える事が今の日本では中々実現できないのです。
犬を飼っていらっしゃらない、もしくは犬嫌いの方にとっては「何だそんな事で」と思われるかもしれませんが、犬を家族として暮らしている人にとっては、飼い犬と暮らせる住宅がない→犬を預かってくれる人(所)を探す→もしもなければ処分という最悪の構図が描ける訳で、それは本当に本当に身を引き裂かれるようにつらいのです。

現に阪神大震災の時、避難所に犬を連れていけず又は、連れて行っても廻りからの苦情でやむなく飼い犬を安楽死させた人達が何人もいたのです。
安楽死させられた犬は勿論それをしなければならなかった飼い主さんの気持ちはどんなだったでしょう。
きっと一生心の中で飼い犬に詫びながら生きるのではないでしょうか。

もしも私だったら……となんだか他人事ではなく、今日のこの方が1日も早く犬と暮らせる住宅を見つけられて飼い犬と一緒に引っ越され、安住の地を見つけられる事を心から祈りたいとます。

戻る 戻る ホームへ 次へ 次へ