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12/30(日)
『琵琶のささ浪』
発注してあった酒が昨日、蔵元から届いた。
麻原酒造の琵琶のささ浪、手詰め中取り純米生原酒……の新酒。今夜のお楽しみですよ、うふふふふ。
12/19(水)
『映画日記』
アイ・アム・レジェンド
ゾンビウィルスの蔓延により廃墟と貸したマンハッタンで、愛犬を相棒に、たった一人で治療法の研究に挑み続ける主人公のサバイバル劇。夜が訪れる度、かつてはヒトであった感染者たちの群れに脅えつつ……なバイオハザード系映画。
予備知識を極力カットして臨んだので、途中ビルの中で感染者に出くわすまでの展開は非常にドキドキして楽しめました。冒頭の水没した道路とか、雑草の生えまくったアスファルトなんかのビジュアルはかなり衝撃的。状況をドンと観客に突きつけておいて、そこに至った状況やここまでの主人公の生活を想像させる見せ方は良かった。
しかし、鹿をハンティングしようとしてライオンに横取りされるシーンの演出で、いささか不安に。演出が丸っきりサプライズ型ホラー。まぁこの時点ではよくある驚かせ方だしなと自分を納得させたのだけど、最初にも云った感染者たちの登場シーンで再び『えー?』と。サバイバル映画がゾンビ映画に。
まぁタイプの違うバイオハザード映画だと思えばと、気持ちを切り替えて鑑賞継続。
そうこうしているウチに他の生存者登場……はいいんだけど、これが『神の声が』とか言い出す始末。この辺りで自分の中ではかなりガッカリモードに。しかもラストは血清を託して主人公自爆。安直過ぎる展開にさらにガックリ。せっかくゾンビリーダーに知性の片鱗を見せているんだから、最後は対話でなんとかした方が良かったんじゃないかと、無性に悔しく思った。ゾンビリーダーが主人公ネビルに対して執着しているのもレディゾンビを奪われたからみたいに観客には伝わってたと思うから、彼女に対して血清が効いたことを身振りででも伝えようとするとか、やりようはあったと思うんだけどなあ。結果的にネビルが命を落としたとしても。
あと、ぢゃきおさんが『"I AM LEGEND"じゃなく"HE
IS LEGEND"じゃね?』と突っ込んでましたが、多分あの"AM"はラジオの"AM"とか午前の"AM"なんですよ、きっと。
12/16(日)
『鼻血の季節』
昨夜仕事中、久々に鼻血決壊。いつもの左でなく、右から。宴会シーズンはどうしてもなぁ……鼻孔も乾燥してるし、切れやすい。今年は結構連続して宴会入ってるから、まだまだ体力温存で気を付けないと。
12/15(土)
『DSテレビ』
昨日届いたDSテレビ。ビルの一階店舗内でも普通に受信可能。アンテナの向きによっては圏外になるけど、基本的にNHKを主としたニュースぐらいしか見ないので無問題。
家電ではなくゲーム屋として出すAV機器として、実に正しい作りてすな。ビジュアル的なインターフェイスはマニュアル要らず。TVやんも地味に愉快。ツボTVも便利。下痢に効くツボなんてテレビ関係ないし(笑) 細かな設定が利くのもヨシ。ちょっと音量の上限が低すぎな気もするけど。録画機能のオミットは、外部メモリを標準では装備していないDSではやむなしだろう。ただ、スクリーンショット機能があれば、メモ機能との併用で利便性もかなり上がったかなとは思った。映像の一時停止はできるんだけどなぁ。
あと、G&Wは“LION”でした。これ、どないして増やすんやろう……?
で……早速佐世保の事件のニュース視聴に役立つDSテレビ。NHKとKBS京都は電波強いなぁ。
12/13(水)
『第102回京料理展示会』
今日は朝からみやこめっせ。毎年恒例の京料理展示会。つっても基本的に料理も毎年のことで正直見飽きてるので、物販で寿司カレンダーを買って、イートインで料亭の点心をいただくのが主な目的だけど。このイートイン、毎年展示の閲覧に時間を食って売り切れで食い損ねてたので、今年は一番に食券売り場へ。木乃婦を選んだのだけど、これが痛恨のミス。木乃婦、出店遅れで会場入りが11時。朝から食べてなかったので、かなり辛かった。途中、何度も鰊蕎麦食うたろかと誘惑にかられたヨ……。
で、食べ終わったら早々に撤退。まだ風邪でゆらゆらしてるし、仕込みもあるし。今朝も咳が酷くてあんまり眠れなかったしなぁ……。
12/05(水)
『映画日記』
椿三十郎
なんだかついこの間公開になったばかりなのに、上映回数少なくね? と、まぁそんなこんなで椿三十郎へ。
いやー、単純に面白かったですよ。上映中、館内のあちこちでクスクス笑い声もあがってました。黒澤版の脚本をそのまま使用ってことでしたが、マジでそのまんまの脚本なのに、現代でも違和感なく通用するってのは余程の完成度を持ってた脚本だったのだなぁと、改めて感心。
役者陣の演技に関しても文句ナシ。アチコチのインタビューでも語られていることだけど、三船版三十郎がキヨハラだとすると織田版三十郎はイチロー。同じ脚本、同じセリフでも、演じ方が違うだけでガラリとキャラクターの印象が変わるのだな。織田裕二の、無理に野太さを出そうとしている演技も最初は違和感あったけど、スグに慣れたし。それに個人的にはこちらの”間”の方がしっくりきた感じ。黒澤版は若干早回しな印象なんだけど、森田版は全体的に割と余裕がある感じ?
あと、カメラワークも好印象。三悪人がこもる茶室の使い方なんかは黒澤版より巧いんじゃないかと思った。にじり口の見せ方は黒澤版を踏襲していたけど、貴人口に一枚壁を設け、画面密度を上げることで、狭い茶室に悪人どもが額を寄せて何やら悪巧みをしてます感を強く印象付けていたと思う。黒澤版は貴人口の引き戸が丸見えなので、あまり”隠れてます”的印象が感じられなかったんだよね。他にも16:9の画面を一杯に使って巧みに役者を動かしているので、画的な座りもどっしりとしているし。
他にも、有名な21人斬りのシーンなんかもかなり印象が変わっていて、無敵感強い三船三十郎と違い、織田三十郎は斬っている側であるはずなのにどこか痛々しい、生身感が溢れている。より、身近な存在としての三十郎……イチロー的と称される意味がよく解るシーンだった。
まぁラストの決着のつけ方には好き好きあるだろうけれど、個人的には森田版も”アリ”だと思う。黒澤版は確かに強烈な印象を残す、屈指の名シーンだと思うけど、森田版もこれはこれで、室戸と自分を重ねて『俺と同じだ』と云った三十郎のセリフに矛盾なく”合う”演出だったと評価したい。
他にも“押入れ侍”の佐々木蔵之助も良かった。ややオリジナルよりコミカルさを強くした印象だったけど、若侍たちに埋没することなく、キャラとしてのコントラストがよく効いてました。ただ、藤田まことと風間杜夫に関しては、必殺やサムライフィクションのイメージが払拭しきれず、個人的に難儀(苦笑) あと……音楽は妙に黒澤映画っぽく作ってあって、評価は二分しそう。個人的には受け入れ方向で。でも実際には黒澤版の音楽は妙に突拍子もない曲調の時があるので、むしろ脳内補正されてたモノが再現されたのだと思えば(笑)